伊号式潜水艦。

ゆみすけ

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ワイヤー作戦しかないかも?

ハッチは、ダメだ。

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 「あれかっ!」と、小森艇長がつぶやく。
水中ライトに部分的に照らされている船体が見える。
 「よし、生きてるかな?」と、リモコン腕で、船体を叩いてみる・・・
すこしして、「カン、カン、カン。」と、反応が・・・
 「うむ、間に合ったようだな。」と、ほっとした顔の面々だ。
「ハッチをさがすぞ。」「あ、あ。」
 水中ライトで探る。
「これか。」と、ハッチらしきものが・・・
 「ダメだ、これは・・・」と、情けない言葉だ。
「手すりが、あるんか。」と、残念そうだ。
 そうなのだ、潜水艇にはホーランド型潜水艇にはハッチの横に手すりが・・・あったんだ。
「リモコン腕では、手すりは壊せないな。」と、鉄パイプの手すりを・・・頑丈そうだ。
 「どうします。」と、機関員が・・・
「うむ。」「よし、母船へ聞いてみるよ。」

 「こちら、救助艇、聞こえるか。」「あ、あ。」
「事故潜水艇はハッチに手すりがあり、無理だ。」「他の手はないか、聞くんだが。」と、小森艇長が聞いた。
 「しばらく待て。」と、返事だ。
「艇長。」「ん、なんだ。」「この手すりに、ワイヤーを架けて引き揚げれば。」と、機関員が参考意見だ。
 「ふむ、それもできそうだな。」「よし、一度浮上するぞ。」
救助艇はモーターを廻して水平舵を上へ・・・
 母船の脇に浮かび上がった。
「わいやーを架けて引き揚げれば・・・」と、艇長が無線を飛ばす。
 「よし、ワイヤーをクレーンで降ろすから。」と、母船の係員だ。
救助艇を吊り上げるクレーンからワイヤーが・・・
 「米軍が潜水艇で、ある意味はよかったな。」と、こぼしながら・・・ワイヤーを引く救助艇だ。
2本のリモコン腕が役にたったのだ。
 まさか、そんなことに使うなんて・・・思ってなかったんだが・・・
「しかし、これはハッチから救助するより、かなり危険度が減るな。」と、艇長が感想意見だ。
 「そうですね、相手が潜水艇ならですけど。」と、機関員だ。
「潜水艦では、母船のクレーンでも無理かもだな。」と、艇長がいう。
 海底からモノを引き揚げるには、それなりのクレーンと安定したフネが必要なのだ。
ホーランド型潜水艇は救助潜水艇の倍くらいの大きさだ。
 だから、ワイヤーで引き揚げられるのだ。

 やがて、ホーランド型潜水艇は海上へ・・・
事故潜水艇の米海軍の隊員らは助かったようだ。
 「おもったより、カンタンだったな。」と、意見を述べる艇長の小森少尉だった。
「しかし、いくところ事故ばかりのような・・・」と、艇長になって4回目の救助活動だからか・・・
 「まあ、我が国の潜水艦の事故での出動じゃないから、まあいいんだが。」と、変な感想だ。
「そうですね、他国の件ばかりなような。」と、機関員がつぶやく。
 マツモト艦長が、「いいことじゃないか。」「ヒト助けだぞ。」と、なだめる・・・
「そうだ、ヒト助けだ。」「軍人として、喜ばしいことだな。」と、感想が出る。
 本来は、軍隊は国防である。
他国の軍隊から自国を守るためが目的なのだ。
 もちろん、覇権を唱えて進軍もあるが・・・現在は、無いのだ。
「今のところ、紛争止まりだからな。」と、戦争まで発展してない国際情勢なのである。
 「うむ、火種はあるんだが・・・。」と、心配顔のマツモト君である。

 やがて、英海軍のマーガレット2号艦がマイアミの海軍基地へ・・・
お迎えのようだ。
 なかなか、救助活動が終わっても帰らないからかな・・・
救助された、ホーランド型米海軍潜水艇と、マーガレット2号艦と並んだ。
 どう見ても、ホーランド型はショボイのだ。
大英帝国の威信が・・・盛り上がるのだ。
 翌日の米国新聞の第1面に、その写真が・・・・
大英帝国の海軍の潜水艦の見本市みたいだな・・・
 ある意味、余計なお世話だったかな・・・まあ、隊員は救助できたから、よかったんだが・・・
これは、ある意味で日英同盟の見せびらかしのような・・・
 米国としては、面白くないからね・・・
それに、潜水母艦は軍艦ではなくて、救助潜水艇を運んだり、整備をしたり、燃料や食事の・・・つまり、単なる貨客船といってもいいのである。
 それで、潜水母艦が目立つことがなかったからでもある。
艦尾に日の丸が掲揚してあるだけなのだ。
 ところが、マーガレット2号艦はユニオンジャックが艦橋に、でかいヤツが掲揚してるのだ。
イヤでも、目立つのである。
 鼻が高いアランの鼻がさらに高くなったのだ。

 そこで、どうしても潜水艦なるモノが米国も欲しくなるのは当然なのである。
まあ、ガキと同じの国家だからね。
 日本や英国ほど歴史が米国は無いのだから・・・
まあ、英海軍は思いっきりの上から目線で・・・
 アランが、「軍事機密だが・・・それほどまでに・・・」と、もったいをつけて・・・
技術移転に・・・金貨の袋が・・・増えるのだ。
 ちなみに、日本の英国への技術移転は軍事同盟があるから・・・ロハだったんだが・・・
「そうですな、日本の同意をとらないと・・・」と、更に袋を要求するアラン君だ。
 なかなかの、商売人だな・・・とてもマツモト某では、ここまでの要求は無理なようだ。
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