伊号式潜水艦。

ゆみすけ

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艦長の金髪妻の里帰り。

和服と金髪も、悪くないな・・・

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 そして、メイド士官の最大の難関が・・・そう、マツモト君のご両親への顔見せだ。
普段の英国調メイド服では・・・まるで、銀座の喫茶店のメイドさんだからだ。
 まあ、日本の喫茶店がパクったのだが・・・
それで、貸衣裳屋で和服の振袖は未婚の・・・それで、留袖である。
 貸衣裳屋いわく、「ほう、金髪も和服に合いますな。」だ。
和服の色は朱色に金糸の鶴模様だ。
 金糸と金髪が映えて・・・なかなかの、モノなのである。
在日英国大使がマーガレット王女と会談を・・・その空いた時間に時間を造り・・・
 呉の鎮守府無いの喫茶部でご対面である。
マツモト君の両親は普通の家庭だ。
 華族(日本の貴族)では、無い。
大会社の役員でもないし、成金でもない。
 普通の、どこでもある家庭である。

 「紹介します、我が妻です。」と、カテリーナ・クラリスを・・・
「うむ、その、なんだ、ワタシが・・・チチオヤノ・・・」と、英語風の日本語だ。
 そこを、マツモト君が英語通訳してカテリーナへ伝える。
「ワタシハ、潜水艦隊司令の、カテリーナと、申します。」「以後、お見知り置きを・・・」と、定番の挨拶だ。
 カテリーナは、日本語は全く使えないのだ。
マツモト君が英語で下手な会話なのである。
 なぜかって?  マツモト君がサドなのだ。
いじられることが快感なのだ。
 カテリーナはサドなのだ。 つまり、いじめて快感なのだ。
ちなみに、マツモト君の両親はサドでもマゾでもないようだ。
 カテリーナの両親もサドでもマゾでも無いのだ。
マツモト君とカテリーナの相性がよかったんだろうね?
 ところで、マツモト君には兄貴がいて・・・次男でもあり、国際結婚に反対する両親では無かったのだ。
相手は、貴族のお嬢さんであり。
 家柄や人格も問題なかったからだ。
マツモト君の実家も、土地家などの財産もあり、借財は無いそうだ。
 他人へ自慢できるほどの父親ではないが・・・普通の父親ということである。

 両親への妻の顔見せも無事、お開きで・・・マーガレット王女様からの依頼の下話をするために・・・
海軍飛行艇開発部へアポを取る。
 河西航空機が製造している、二式大型飛行艇は大量生産の機種ではない。
現在、12機が海軍に配備されている。
 そのうちの2機を英国まで飛ばして、2機分をエンジン交換して・・・
1機を日本海軍へ変換して・・・帰還する1機に4発用の3連排気タービンエンジンと部品などを載せることとなった。
 そして、1機は英国で潜水救助艇の専用機としての研究機体とすることなど、軍事同盟のトレードが成立したのである。(エンジンは大きな意味があるのだ。)
 実際に英国製の星形18気筒エンジンと3連排気タービンが、どれほど使えるかは・・・見て感じてみないと、日本人技師にはわからないからが。
 しかし、潜水母艦の救助潜水艇は7名の救助者を乗せることができるが・・・
飛行艇で運ぶとなると、重量制限が飛行艇にあるから、どれほどになるのかは・・・わからないようだ。
 「それで、英国までの航空路だが・・・」と、二式大型飛行艇の機長が・・・
初めての,外洋航路にビビリまくりだ。
 なんせ、英国王女様という、やんごとなき美幼女が御同乗遊ばされるからだ。
事故なんて、あったら日本海軍の恥では済まない。
 最悪は日英戦争にもなりかねないからだ。

 「遠路、英国までの航空路に自信が持てないんですよ。」と、巣月機長がいう。
「途中で1回は給油をしなければならないし。」「それも、セイロンですからな。」
 セイロンはインドの横にある島だ。
英国の植民地だが・・・イマイチ政情が不安定なのである。
 まあ、本国から遠方だしね・・・
マーガレット王女も、訪れた事は無いのだ。
 「それでは、今からなら駆逐艦をセイロン港へ派遣しますから。」と、7日で、セイロン港へ駆逐艦を派遣することで王女は納得してくれたのだ。
 もちろん、英海軍のヤツだ。
日本海軍には、そんな余剰金なぞ無い。
 そこは、天下の3割近くを植民地へ・・・の大英帝国なのだ。
まあ、このセイロンへの駆逐艦派遣は内乱鎮圧も兼ねてると思われる・・・
 そして、セイロンへ英海軍が・・・そして、二式大型飛行艇は王女様用に居住空間が整備されたのだ。
つまり、女性用のトイレなどだ。
 この手の機体はトイレは分かれていないからだ。
それに、海軍機だ。 トイレのドアなんて・・・無い・・・(目隠しのカーテンだけなのだ。)
 やんごとなき王女様の放尿をドアがないトイレで、できはしないからだ。
まして、ウンチなら・・・もう、日英戦争がはじまりそうなのだ。

 二式大型飛行艇は機銃などが・・・それは、すべて取り払われたのだ。
なぜって、救助潜水艇を吊り下げるのだ。
 武器なんか、余分な錘だからである。
その分を潜水艇へ廻さねばならない。
 救助潜水艇は重いからである。
「で、機体のどこへ?」と、諸君は思うだろう・・・
 それは、飛行艇のフネの部分だ。
それを、切り離して、その間は飛行艇は海上で待ってるのだ。
 そして、救助潜水艇が飛行艇のフネとして合体して・・・飛びあがるのだ。
そう、合体兵器は日本人技師の夢なのである。
 さすれば、事故でケガを負った隊員も即、治療ができる機関へ運ぶことができる。
まるで、サンダーバード2号以上と同等の仕組みなのである。
 さすがに、ジェツトエンジンまでは・・・附いてないのだが・・・
まあ、これはあくまで予定であり、未定でもあるのだが・・・
 さあ、呉海軍の水上機基地より・・・二式大型飛行艇が・・・王女様のご一行を乗せて・・・
つまり、マーガレット王女と、メイド士官、マツモト君らを乗せて・・・予備に1機と、計2機編隊が飛び立ったのである。
 
 



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