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ボルドー沖へ飛行艇は到着する。
睨みあう、フランス軍とドイツ軍・・・
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「おや、船が2隻いるぞ。」と、スツキ機長だ。
「なんだよ、もういるじゃないかフランスの駆逐艦とドイツだ。」と、飛行艇から見下ろす。
フランス軍もバカではないようだ。
それなりの偵察隊は巡回してるようだ。
つまり、ドイツの駆逐艦がボルドー沖に領海ギリで停泊してれば・・・ボルドーの軍港からフランス海軍が出てくるのは当然なのである。
そして、胴体へ赤十字マークを貼ってる救助飛行艇を見たフランス海軍だ。
当然、無線が入る。
国際法で定まってる周波数で聞いてくるフランス海軍だ。
「駆逐艦シャトレーゼの艦長のボルボネーゼだ。」「貴殿の来訪はなにか?」
「こちらは、救助飛行艇4号だ。」「目的は、国際法の範囲内だ。」
「それは、ドイツ軍にかかわることかな。」「それは、言えない。」
まあ。潜水艦の事故の発表はドイツの判断任せだからだ。
「フランス軍へ関わることはないと約束しよう、以上だ。」と、スツキ機長が結論だ。
「フランス軍として、了解した。」と、ボルボネーゼ艦長が回答した。
「こちらドイツ駆逐艦ホイストだ。」「要請に応じてに感謝する。」
「こちら、救助飛行艇4号だ。」「詳細な場所を示してくれ。」
「ランチがいる場所だ。」と、駆逐艦から無線だ。
「あ、あ、あそこか。」と、眼下にランチが見える。
「マツモト艇長、そばに着水しますよ。」「了解だ。」
「油圧は?」「問題ありません。」「フラップ?」「警告灯はクリアーです。」
「エンジン回転を1500まで下げるぞ。」「アイサー。」
2重反転プロペラが回転数を落とす。
そして、着水のコースへ飛行艇を誘導するスツキ機長だ。
ランチ(ポンポン舟)に横づけできるコースを描く。
「高度、30,25,20、15.」「ペラのピツチ反転。」「反転しました。」
2段フラップ下げ角最大。」「アイサー。」
ガクンと速度が落ちる。
時速50キロほどで着水する。
「エンブレ(エンジンブレーキ)を掛ける。」と、ピッチが逆でエンジンを廻す。
つまり、エンジンの風圧は逆へ働くのだ。
そして、ランチの側へ停止する飛行艇だ。
「さすが、ですね。」と、マツモト君が誉める。
「いいや、それほどでも。」と、ドヤ顔のスツキ機長だ。
「では、まずは潜水艦を見てきます。」と、救助艇へ乗り込んだマツモト中尉だ。
「内部は、前の4号と変わりはないようだな。」と、座席へ座る。
「おや、前部窓が4個に増えたな。」「サーチライトも4個あるようだ。」
艇内を検査するマツモト艇長だ。
操縦士と機関員が座席へ着いた。
潜水艦のクリステーナでの顔なじみだ。
「よし、アクデブ・ソナーは、どうだ。」「異常ありません。」
やがて、反射音が帰ってくる。
「英仏海峡だ、いくら深くても200あるかないかだな。」と、マツモト君だ。
「なら、水圧で潰れることはないでしょうね。」「そうだな。」
「蓄電池点検終わりです。」「よし、いくかっ。」「アイサー。」
「では、接続を切るぞ。」と、飛行艇から通信が入る。
「グワン。」と、留め金具が外れた音だ。
「よし、離れるぞ。」「潜航開始だ。」「了解です。」
「救助艇4号は静かなモーター音を奏でて、事故現場を目指す。
「サートライト全灯。」「パチン、パチン。」と、切り替える音だ。
海中をスノーフラワーが舞っている。(水中プランクトン)
「深度100,110,120,」「あれだ。」と、操縦士が叫んだ。
サーチライトに金属の胴体が見える。
「なかなか、大きいぞ。」「内(英海軍)より、大きくないか。」
「それより、叩いて反応があるかどうかだ。」と、マツモト君が機械の腕を廻して・・・
潜水艦の胴体の司令室があるあたりを叩く。
すると、しばらくして・・・「カン、カン。」と、反応がある。
「どうやら、まだ空気はあるようだな。」
「こちら、4号艇。」「4号どうぞ。」と、飛行艇からだ。
「反応があるぞ、生きてるぞ。」アクデブ・ソナーの音声通信が届いた。
「了解だ、どうだ救助できそうか。」
「いまから、救助ハッチをさがす。」
4号救助艇は潜水艦のハッチをさがす。
「国際条約では、このあたりなんだが・・・」と、甲板に沿ってさがす。
「あったぞ。」「いかんぞ、形状が合わないぞ。」
どうみても、大きさが合わない感じなのである。
救助艇の救助用のスカートより、潜水艦のハッチが大きければ使えないのだ。
救助艇は幅が飛行艇の胴体の制約を受けるから・・・スカートの大きさも決まってくるのだ。
「仕方がない、他をさがすぞ。」と、救助艇は別のハッチをさがす。
「あまり、時間をかけると蓄電池がもたないぞ。」と、機関員が苦言を・・・
「仕方がない、出直すか。」と、マツモト艇長だ。
飛行艇には予備の蓄電池があるからだ。
救助艇はジーゼル発電機が無いから、飛行艇で発電しての充電である。
「ワイヤーを引っかけておきますか。」「そうだな。」
救助艇のワイヤーを潜水艦へ引っかける。
ワイヤーには黄色い色が付いているからだ。
事故潜水艦の艦橋へ繋いで・・・ワイヤーを浮上がてら引く救助艇だ。
ワイヤーの先を浮遊ブイへ・・・そして、蓄電池を交換する潜水艇だ。
交換には30分ほどかかるが、満充電する時間が8時間ほどだから・・・充電するよりは活動時間が多くなるのだ。
「よし、交換終了だ。」「蓄電池の数値は?」「ほぼ、100パーセント充電OKだ。」
「よし、では潜るぞ。」「アイサー。」
4号救助艇は、再度の潜航を開始した。
「なんだよ、もういるじゃないかフランスの駆逐艦とドイツだ。」と、飛行艇から見下ろす。
フランス軍もバカではないようだ。
それなりの偵察隊は巡回してるようだ。
つまり、ドイツの駆逐艦がボルドー沖に領海ギリで停泊してれば・・・ボルドーの軍港からフランス海軍が出てくるのは当然なのである。
そして、胴体へ赤十字マークを貼ってる救助飛行艇を見たフランス海軍だ。
当然、無線が入る。
国際法で定まってる周波数で聞いてくるフランス海軍だ。
「駆逐艦シャトレーゼの艦長のボルボネーゼだ。」「貴殿の来訪はなにか?」
「こちらは、救助飛行艇4号だ。」「目的は、国際法の範囲内だ。」
「それは、ドイツ軍にかかわることかな。」「それは、言えない。」
まあ。潜水艦の事故の発表はドイツの判断任せだからだ。
「フランス軍へ関わることはないと約束しよう、以上だ。」と、スツキ機長が結論だ。
「フランス軍として、了解した。」と、ボルボネーゼ艦長が回答した。
「こちらドイツ駆逐艦ホイストだ。」「要請に応じてに感謝する。」
「こちら、救助飛行艇4号だ。」「詳細な場所を示してくれ。」
「ランチがいる場所だ。」と、駆逐艦から無線だ。
「あ、あ、あそこか。」と、眼下にランチが見える。
「マツモト艇長、そばに着水しますよ。」「了解だ。」
「油圧は?」「問題ありません。」「フラップ?」「警告灯はクリアーです。」
「エンジン回転を1500まで下げるぞ。」「アイサー。」
2重反転プロペラが回転数を落とす。
そして、着水のコースへ飛行艇を誘導するスツキ機長だ。
ランチ(ポンポン舟)に横づけできるコースを描く。
「高度、30,25,20、15.」「ペラのピツチ反転。」「反転しました。」
2段フラップ下げ角最大。」「アイサー。」
ガクンと速度が落ちる。
時速50キロほどで着水する。
「エンブレ(エンジンブレーキ)を掛ける。」と、ピッチが逆でエンジンを廻す。
つまり、エンジンの風圧は逆へ働くのだ。
そして、ランチの側へ停止する飛行艇だ。
「さすが、ですね。」と、マツモト君が誉める。
「いいや、それほどでも。」と、ドヤ顔のスツキ機長だ。
「では、まずは潜水艦を見てきます。」と、救助艇へ乗り込んだマツモト中尉だ。
「内部は、前の4号と変わりはないようだな。」と、座席へ座る。
「おや、前部窓が4個に増えたな。」「サーチライトも4個あるようだ。」
艇内を検査するマツモト艇長だ。
操縦士と機関員が座席へ着いた。
潜水艦のクリステーナでの顔なじみだ。
「よし、アクデブ・ソナーは、どうだ。」「異常ありません。」
やがて、反射音が帰ってくる。
「英仏海峡だ、いくら深くても200あるかないかだな。」と、マツモト君だ。
「なら、水圧で潰れることはないでしょうね。」「そうだな。」
「蓄電池点検終わりです。」「よし、いくかっ。」「アイサー。」
「では、接続を切るぞ。」と、飛行艇から通信が入る。
「グワン。」と、留め金具が外れた音だ。
「よし、離れるぞ。」「潜航開始だ。」「了解です。」
「救助艇4号は静かなモーター音を奏でて、事故現場を目指す。
「サートライト全灯。」「パチン、パチン。」と、切り替える音だ。
海中をスノーフラワーが舞っている。(水中プランクトン)
「深度100,110,120,」「あれだ。」と、操縦士が叫んだ。
サーチライトに金属の胴体が見える。
「なかなか、大きいぞ。」「内(英海軍)より、大きくないか。」
「それより、叩いて反応があるかどうかだ。」と、マツモト君が機械の腕を廻して・・・
潜水艦の胴体の司令室があるあたりを叩く。
すると、しばらくして・・・「カン、カン。」と、反応がある。
「どうやら、まだ空気はあるようだな。」
「こちら、4号艇。」「4号どうぞ。」と、飛行艇からだ。
「反応があるぞ、生きてるぞ。」アクデブ・ソナーの音声通信が届いた。
「了解だ、どうだ救助できそうか。」
「いまから、救助ハッチをさがす。」
4号救助艇は潜水艦のハッチをさがす。
「国際条約では、このあたりなんだが・・・」と、甲板に沿ってさがす。
「あったぞ。」「いかんぞ、形状が合わないぞ。」
どうみても、大きさが合わない感じなのである。
救助艇の救助用のスカートより、潜水艦のハッチが大きければ使えないのだ。
救助艇は幅が飛行艇の胴体の制約を受けるから・・・スカートの大きさも決まってくるのだ。
「仕方がない、他をさがすぞ。」と、救助艇は別のハッチをさがす。
「あまり、時間をかけると蓄電池がもたないぞ。」と、機関員が苦言を・・・
「仕方がない、出直すか。」と、マツモト艇長だ。
飛行艇には予備の蓄電池があるからだ。
救助艇はジーゼル発電機が無いから、飛行艇で発電しての充電である。
「ワイヤーを引っかけておきますか。」「そうだな。」
救助艇のワイヤーを潜水艦へ引っかける。
ワイヤーには黄色い色が付いているからだ。
事故潜水艦の艦橋へ繋いで・・・ワイヤーを浮上がてら引く救助艇だ。
ワイヤーの先を浮遊ブイへ・・・そして、蓄電池を交換する潜水艇だ。
交換には30分ほどかかるが、満充電する時間が8時間ほどだから・・・充電するよりは活動時間が多くなるのだ。
「よし、交換終了だ。」「蓄電池の数値は?」「ほぼ、100パーセント充電OKだ。」
「よし、では潜るぞ。」「アイサー。」
4号救助艇は、再度の潜航を開始した。
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