伊号式潜水艦。

ゆみすけ

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ガスマスクと蓄電池。

カナリヤの鳥かご・・・

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 ドイツ海軍の潜水艦5号が4号艦奪還への船出である。
「おい、ちゃんとカナリヤの鳥カゴは積んだな。」と、副官が・・・
 「3羽、積みました。」「うむ。」
「ガスマスクは人数分あるな。」「空気ボンベが、まだ足りません。」
 「おい、至急に追加しろ。」「ヤツらの時間に間に合わないぞ。」
副官が焦る。
 ドイツ海軍は蓄電池から発生する水素の始末が十分でなくて、4号潜水艦が事故ったと踏んだようだ。
潜水艦の蓄電池室は艦底にあるのだ。
 鉛蓄電池は重いからバラストと兼用に使っている。
それで、艦底なのだが・・・水素は軽いガスだ。
 それで、どうしても上へ漏れてくるのだ。
日本の蓄電池は充電しないかぎり、水素は発生しないのだ。
 ところが、ドイツは充電が終わっても・・・しばらくは水素が発生するのが止まらないのだ。
それで、蓄電池室を密閉するのだが・・・点検や交換などで、全くの密閉は無理なのだ。
 どうして、日本が蓄電池を充電してるか・・・ドイツの技師には謎なのだ。
日本の蓄電池は・・・ドイツの化学者にとっても謎であるのだ。
 日本は明治時代からの電池の研究の蓄積があるからだが・・・
なぜか、日本の化学者と蓄電池は相性がイイのである。
 まあ、国民性なのかもしれないが・・・

 「ガスマスク、だけでは、ダメだぞ。」「しかし、空気ボンベが・・・」
「酸素ボンベは危険だからな。」
 ドイツ側は最初は酸素ボンベを・・・しかし、酸素ボンベは危険が大きい。
つまり、電気火花でも爆発の危険があるからだ。
 潜水艦の内部で爆発なんて・・・予想もしたくないのだ。
リスクが大きい、それで空気ボンベなのである。
 「艦長。」「ん、なんだ。」
「4号艦は出てくるのでしょうか。」
 「だいじょうぶだ、確かな情報があるのだ。」と、聞いた話をする艦長のゲッペルン少佐だ。
もちろん、アランの妻からのヨタ話からとは・・・知らないのだが・・・
 「では、作戦を説明する。」と、ゲッペルン艦長が部下達へ説明をはじめた。
「まず、作戦名は誘き出し作戦だ。」
 「英海軍に盗られた4号艦が出てきたら、いかにも事故で漂う風を装うのだ。」
「そのための、ガスマスクだからな。」
 「それで、英海軍のやつらが乗りこんで来たら・・・ガスで倒れるから・・・」
まあ、なんとも卑怯な作戦なのである。
 「そこで、潜水艦を乗り換えるんですね。」
「よく、わかってるじゃないか。」と、ゲッペルス艦長だ。
 なんとも、しょうもない作戦だが・・・戦時ではないから・・・そうなるのかな?
「しかし、艦長。」「なんだ。」
 「そんな、単純な作戦が上手くいくんでしょうか。」
「いや、単純だからだぞ。」「いいか、複雑な作戦は失敗が多いのだ。」 
 「単純な作戦こそが成功のカギなのだ。」
なんとも、言いくるめられた部下達である。

 作戦を成功させるのは、単純な作戦が・・・は、なかなかの方法なのだ。
複雑な犯罪ほど成功しないし、後で解決されやすいのだ。
 単純な犯罪ほど、解決は難解なのである。
計画殺人は即、検挙されるが・・・証拠が少ない単純な犯罪は、なかなか解決されないものだ。
 事故潜水艦を装うドイツ側の作戦は、武器を使用しないから紛争へ発展しない作戦でもあるのだ。
まあ、そんなに考えるほど・・・うまく行くとは思えないのだが・・・
 「さあ、名づけて乗り換え作戦だ。」と、ドイツ側は意気込むのだった。
そうとは、全く気が付かない、こちらはアラン艦長である。
 妻のアンネリーゼを乗船させての・・・アンネリーゼ号の試験航行である。
妻を乗船させてるからか・・・潜航なんて、しないアラン君だ。
 そう、アランは妻の安全第一主義だからである。
それほど、アンネリーゼ印のおマンコに夢中のアラン君なのである。
 それほどの名器なのである。(おマンコが名器なのだ。)
おマンコの三段絞めはアンネリーゼの特技なのだ。
 アランの息子(チンポ)は、以来・・・浮気がなくなるほどなのだ。
それほどの名器なのである。

 「アラン艦長、前方に不審船です。」「なに?」
副官から双眼鏡を受け取り・・・
 「なに、あれはドイツの潜水艦だぞ。」「そのようですね。」
「それが、さきほどから呼んでるのですが・・・」「応答が、ありませんです。」
 「なんだって、それは、また事故かよ。」
「あなた、ここは救助を・・・」「そうだな。」
 アンネリーゼに言われるまでも無く・・・救助へ・・・
ヒト気の無い、ドイツ製の潜水艦へ渡り板を渡して・・・乗り込む、英海軍の軍人らである。
 救助用のハッチ(外部から開けられるのだ。)を開く。
「誰か、いないかっ!」と、ハッチから呼びかけるが・・・返事はないようだ。
 「ガスは発生してないよな。」「ここでは、わからんからな。」
ガスは艦内へ入らないと・・・
 アンネリーゼへ、カッコイイところを見せようと・・・アランは率先して・・・事故潜水艦へ乗り込んでいく。
10名ほどが事故潜水艦へ乗り込んだが・・・なかなか、出てこないようだ。
 「心配だわ。」と、アンネリーゼがいう。
副官が、「では、捜索員を追加しましょう。」と、また10名ほど・・・
 また、なかなか出てこない・・・
「どうしたんだ。」と、副官も見かねて捜索へ・・・
 とうとう、アンネリーゼだけがアンネリーゼ号へ取り残されてしまった。
それで、不安になるアンネリーゼだ。
 「あなた、どこへ行ったのよ。」と、事故潜水艦へ・・・

 
 


 
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