伊号式潜水艦。

ゆみすけ

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アラン、マツモト君を頼る。

キミしか、いないんだ!

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 副官が、「アラン艦長、どうします。」と、当然に聞いてくる。
なんせ、いま乗ってるのは・・・ドイツ製の5号潜水艦であり、マーガレット4号ではないのだから・・・
 まあ、外観が同じだからか入港した際には不審に思われなかったのだ。
しかし、しかし、潜航したときに、ドイツ側の潜水艦では問題があるのだ。
 蓄電池が別物だからだ。
そう、電池は日本製に限るのだ。
 アランには、本来のマーガレット4号艦があるから・・・作戦に支障はないのだが・・・
蓄電池の秘密がドイツ側にバレてしまうのだ。
 これの、原因がアラン艦長では・・・反逆罪とも言われかねないのだ。
「うむ、マツモト艦長へ相談してみるよ。」「そうですね、それならなんとかなりそうですね。」と、副官が安心した。
 そうなのだ。 何かの時のマツモト君なのである。
たとえ、どんなことでも彼なら、なんとかしてくれるのではないか・・・そういう雰囲気が潜水艦隊にあってのである。
 「時間が無い、今からだ。」と、潜水艦桟橋へドイツの5号潜水艦を浮かべて・・・「あとは、オレが来るまで誰も入れてはならんぞ。」と、厳命を・・・
 そして、マツモト夫婦の宿舎へ・・・もちろん、アポ無しである。

 「トン、トン。」と、玄関ドアをノックする。
なかなか、返事が無い、まさか不在なのかっ!
 「おい、頼むよ、居てくれ。」と、
そこへ、あわてて服を着て・・・マツモト君が、「どうしたんだ、こんな時間に。」と、応答してくれたのだ。
 そりゃあ、深夜の2時だ。 
本来なら非常招集以外はありえない。
 「大変なんだ。」「オレの最大の危機なんだ。」と、アランが・・・
「わかった、とにかく入れよ。」
 居間には、ムチやらアイヌの熊の子コケシやら・・・浣腸の使ったヤツが・・・散乱していたが・・・
あわててマツモト君がソフィアーの下へ・・・
 まあ、いつものサド・マゾのプレイはアランにはバレてるから・・・
カテリーナは、女王様の黒タイツを着替えに・・・これは、内緒だ。
 「よかったよ居てくれて。」と、アランが椅子へ座った。
かなり、まいっているようだ。
 「どうしたんだよ、君らしくない。」
「じつは、ドイツに嵌められて・・・潜水艦を知らない内に交換されてたようなんだ。」と、事情を説明する。

 「そうか、それは災難だな。」「どうするかだな。」と、マツモト君は解決策を探るのだ。
アランは英国王室の貴族だ。
 もし、ドイツに嵌められてとなれば、恥である。
恥以上に・・・メンツが丸つぶれなのである。
 「大叔母も黙ってはいないだろうよ。」と、アランが・・・
そう、なのだ。
 アランにとり、ドイツは怖くないのだ・・・大叔母が恐ろしいのだ。
「まさか、首チョンパは無いだろう。」と、マツモト君が慰めるが・・・
 「いいや、大叔母だから・・・なんとも・・・」と、アランが青い顔だ。
「なら、朝が来る前に奪還するんだ。」と、マツモト君だ。
 「まずは、どうしてなったのか理由を説明してくれ。」
「うむ、ドイツの潜水艦が漂っていたんだよ。」
 「それで、調べるために乗り移ったんだよ。」「うむ。」
「気が付いたら、入れ替わっていたんだ。」
 「なるほど敵も、なかなかの策士だな。」
「単純な作戦ほど成功するんだよ。」「複雑だと、失敗が多いんだ。」
 「まさか、アンネリーゼまでもが、騙されるなんて。」と、アラン君だ。
「つまり、君の妻はスパイじゃなかったという証拠じゃないか。」
 「そうだ、やはりアンネリーゼはオレの妻なんだ。」と、安心するアラン君だ。

 「では、作戦はこうだ。」と、アラン君へ説明するマツモト君である。
「作戦は単純だ。」「うん。」
 「いいか、そのドイツ潜水艦5号とやらでキール軍港へ乗り込むんだ。」
「もちろん、ドイツ海軍のフネだ、問題は無い。」「うむ。」
 「とうぜん、マーガレット4号艦は敵の兵が警備してることだろう。」「そうだな。」
「そこでだ。」「うん。」
 「暗闇に紛れて・・・マーガレット4号艦の隣へ横づけするんだ。」
「操船が難しいからオレがやるからな。」と、マツモト君だ。
 「そして、潜水機雷があったろう。」「あ、あ、あの艦尾から流して使うヤツだな。」
「それを、流して・・・軍港内の付近で爆発されるんだ。」
 「大騒動になるな。」「そうだ、そのスキに奪還すればいいのさ。」
「なるほど、しかしうまく行くかな。」「それは、やってみなければ、わからんが・・・」
 「やらないで後悔するより、やって失敗して後悔するほうがオレはいいぞ。」と、マツモト君が持論だ。
「確かに、そうだな。」
 「では、今から出港だ。」「あ、あ、頼むよ。」
「任されよ。」と、マツモト君が太鼓判だ。

 ドイツ潜水艦で待機していた隊員へ作戦を説明するマツモト君だ。
「諸君、ドイツ野郎へ一泡ふかせようじゃないか。」と、士気を鼓舞するマツモト君だ。
 「浮遊機雷を準備するのを忘れるなよ。」「あ、あ、点火スイッチも点検しておくよ。」
「朝が来る前にキール軍港へ・・・」「いざ、行かん。」
 こうして、ドイツ5号潜水艦は英海軍の精鋭を乗せて・・・キール軍港へマーガレット4号艦の奪還へ・・・
「いいか、潜航はダメだぞ。」「蓄電池からの水素の発生が止まらない可能性があるからな。」
 「機関室の換気を十分にするのいだ。」
マツモト君はドイツ製潜水艦の欠点を知ってるようである。
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