伊号式潜水艦。

ゆみすけ

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エリザベート嬢を救いだした4号だ。

ここまで、飛行艇が進歩してるなんて!

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 「艇長。」「ん。」「ハッチの接続、確認しました。」
「よし。」 救出ハッチを開いて、フランス軍の潜水艇のハッチを確認する。
 「よし、水漏れは無いな。」
「カン、カン。」と、ハッチを叩いて反応をみる。
 即、「カン、カン、カン。」と、返事がある。
そして、フランス軍の潜水艇のハッチが開いた。
 「ボンジュール。」と、エリザベートが挨拶だ。
そして、最初にエリザベートが救助艇へ運び込まれたのである。
 フランス軍の潜水艇は乗員が艇長以下7名だ。
それで、2回に分けて救助することとする。
 飛行艇で運ぶ救助用潜水艇は、どうしても大きさが限られるのだ。
それで、最大4名まで救助できるのである。
 救助潜水艇の乗組員は2名が最低でも必要だからである。

 それで、1回目の救助した4名が飛行艇まで運ばれた・・・
そして、エリザベート嬢はマーガレット4号機へ乗り込んだのである。
 「まあ、これは・・・」と、飛行艇の客室に驚くエリザベートだ。
まるで、客船の部屋のようだからだ。
 豪華ではない、しかし落ち着ける部屋なのだからである。
救助されたヒトは死の一歩手前の環境だったかもしれない。
 それで、とんでもない行動へ出ることも多々あるのだ。
それで、それを避けるように落ち着ける環境なのである。
 カンタンではあるが、座り心地が良い椅子やら、木目を出した内装やら・・・
そして、心を落ち着かせる音楽の調べまで・・・
 なんやら、別世界への旅のような・・・
やがて、2回目の救助活動が終わり・・・フランス軍の7名とエリザベート嬢の全員が救出されたのである。
 
 シトロエン艇長が感謝をマツモト艇長へ送る。
エリザベート嬢も、同様だ。
 「では、ポーツマス軍港へ帰還します。」
「貴殿らは、フランス大使へ連絡を取りますので。」
 「それは、感謝に耐えません。」と、お礼を述べるシトロエン艇長である。
エリザベート嬢はフランス語をしゃべってるので、ドイツ軍人の娘とは・・・思われていないようだ。
 シトロエン艇長は、内心で安心したのである。
そこは、軍人の娘のエリザベート嬢なのである。
 マツモト艇長は、なんら疑問を抱かなかったのである。
まあ、最低でもドイツから逃げるフランス邦人か・・・程度であった。
 まさか、胸のオッパイの間にマジノ要塞のドイツ側の情報なんて・・・あるとは夢にもおもっていなかったのである。
 この1枚の紙切れが・・・後のフランスVSドイツ帝国の紛争の引き金になるとは・・・
そして、その紛争に、英国が巻き込まれるとは・・・夢にも思っていないマツモト艇長らであるのだ。
 タバコの吸い殻のカケラが・・・山火事の引き金になると同じなのである。
国際紛争は・・・思いもよらないところからの・・・
 風が吹けば桶屋が儲かると同じ論理だ。

 マーガレット4号機はエリザベート嬢らを乗せて、無事にポーツマス軍港の飛行艇桟橋へ・・・
そして、スロープを上がり・・・駐機場へ到着した。
 現地には、すでにフランス大使が・・・オーギュスタン少尉の姿まで・・・
こうして、エリザベート嬢はオーギュスタン少尉と結ばれたのであった。
 めでたし、めだたし・・・
これで、潜水艦物語は・・・
 いや、これで終わるほど、世の中は甘くないのだ。
当然、フランス大使へエリザベート嬢は例のメモを渡しているのである。
 そして、そのメモは・・・フランス軍のマジノ要塞作戦本部へと・・・

 「このメモが、例のヤツか。」「そうだ。」
「ふむ、どうやらゲルマミュウム男爵の直筆のようだな。」
 「あ、あ、ここに訳したモノがあるぞ。」
「うむ、これは、なんとも、早急にマジノ要塞を改築せねばならんようだ。」
 「ここまで、ドイツ野郎が解析しているとは・・・」
「空からの航空写真で位置を特定してから、下見にきてるようだな。」
 「いくら、隠しても・・・上からは丸見えだったということだ。」
「これは、いかんぞ。」「どうする?」
 「ドイツ陸軍は侮れんな。」「なにを、今更・・・」
「我が、フランス軍も無双だぞ。」「そうは、言っても・・・」
 「どうするんだ。」
「ここは、ドイツ軍の侵攻する予定地域へ集中するしかないだろう。」
 「このメモでは、機甲師団とあるが、これは戦車のことかな。」
「戦車で一気に攻め入る作戦のようだ。」
 「なら、戦車が来ると予想される橋や街道を重点的に防護するしかないな。」
「さすが、国境全体をカバーはできないからな。」
 フランス軍はマジノ要塞を対戦車戦と決めつけて・・・防護を固めていく。
これには、重大な欠点があるのだ。
 機甲師団は戦車だけではないのだ。
特に、ドイツ機甲師団は工兵や修理部隊、給食部隊までもが・・・
 ドイツ軍の戦車は性能はピカイチだが・・・それは、あくまで点検や整備を怠らなくやる上でのことなのだ。
ティーガー重戦車など、付属の整備部隊だけでも、かなりの技師が同行しているのだ。
 なんせ、転輪1枚の交換も、他の転輪を外して・・・自家用車のタイヤ交換ではないのだ。
鉄道輸送するときの専用の履帯まであるのだ。
 つまり、鉄道でティーガーを運搬するときは履帯を幅が短いヤツに交換しなければならない。
つまり、ドイツ戦車は手間がかかるのだ。
 美人ほど、化粧に金がかかるのと同じだ。
ブー姉ちゃんはエコなのである。
 諸君、自身がオタクの趣味がやりたいのなら、ブーな女がイイのだ。
なぜなら女に、余分なお金が掛からないからだ。
 
 
 
 
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