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ドイツ帝国が鹵獲した潜水艇だ。
どこから蓄電池の情報が漏れたのか・・・
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「ところで、ロケット推進魚雷ではない電気推進魚雷がポーツマス軍港に沈んでることになるぞ。」と、アランが言い出した。
「そうだな、オレ達のロケット魚雷は爆発はしていなくて、バラバラの壊れたからね。」
「つまり、偶然が重なったということなんだな。」と、アランがいう。
「そういうこともあるのだな。」と、マツモト君が・・・
「なら、ポーツマス軍港の底にはドイツ軍の最新兵器が沈んでるということだぞ。」
「それに、爆発してないから危険だぞ。」
「偶然にでも爆発したときに、上を航行してたら・・・」
「いかん、引き揚げなければ・・・」と、慌てるアランだ。
「まあ、待て。」
「オレに考えがあるのだ。」と、マツモト君だ。
「マーガレツト4号の救助潜水艇を使うんだ。」
「あれには、機械の腕もあるし、照明灯も附いてるからな。」
「なるほど。」と、感心するアラン君だ。
「で、勝手に使えんだろう。」
「いや、演習だ。」「救助訓練ということにすれば。」
「そうだな、モノはいいようだな。」
こうして、ポーツマス軍港内での救助訓練が決行されたのだ。
救助訓練はポーツマス軍港内だけでおこなうから、小規模である。
そう、これはアランとマツモト君両名の秘密作戦だからである。
参加者は、アランやマツモト君の息のかかった者だけなのだ。
そして、救助潜水艇4号は・・・飛行艇桟橋から・・・静かに潜航していったのだ。
なお、訓練の届け出だけは、万が一の事故に備えて出してあるのだ。
そう、ドイツ帝国の電気推進魚雷が爆発してときのタメだ。
そうなれば、マツモト君もアランも海の藻屑なのだ。
探照灯でカンタンにドイツ帝国の魚雷は発見できたのだが・・・
引き揚げるのが問題なのである。
魚雷の先の雷管へショックがあれば爆発しかねないからだ。
まだ、アクアラングなんて気の利いた潜水具なんて無い。
あるのは、フネからポンプで空気を送る潜水夫のヘルメットくらいである。
しかし、その潜水夫では・・・魚雷の回収なんて危険すぎて無理である。
死んでこいって言ってるようなものである。
救助潜水艇な、ら万が一の魚雷の爆発にも耐えることができると・・・マツモト君は確信していたのだ。
なんせ、1000メートルまで耐えられる船殻なのだから・・・
10センチのスェーデン鋼の船殻だ。
粘りがあって硬いのだ。(スェーデン鋼を何層にも重ねた特殊な隔壁なのだ。)
そして、船体の窓には、防弾ガラスが(これは、日本製だ。)はめ込められてるのである。
なんと、30ミリ機関砲の弾丸を防ぐほどのヤツだ。
アクリルガラスの20センチ厚のヤツなのだ。(二式大型飛行艇の窓と同じ防弾ガラスだ。)
探照灯の中にドイツ帝国の電気推進魚雷が・・・
「よし。」と、機械の腕を操作して、網で魚雷を絡めるのだ。
そして、潜水艇の機械の腕で持ちあげる。
「よし、うまく行ったぞ。」と、潜水艦桟橋へ・・・
兵器工廠から爆弾処理の専門家を呼んであるのだ。
「この魚雷の信管を抜いて欲しいんですが。」と、アランがいう。
爆弾処理のサイモン技官が、「これは、ドイツのヤツですね。」と、一発で見抜く。
「そうだ、君の愛国心は確かだと思ってるよ。」と、アラン君が脅す。
万が一漏らしたら・・・王族のアランが言うのだ。
タダで済むわけ無いのだ。
サイモン技官は冷や汗をかいて・・・最新の注意を払って信管を分解するのだった。
なんせ、ドイツ帝国の信管は癖があって、諸外国の爆弾処理班も苦労してるとか・・・
「これは、ネジも逆なのですよ。」
「それを、知らないで廻すと、ドカンですからね。」
つまり、普通のネジは左へ廻すと緩むのだが・・・これは、逆ネジなのだ。
そして、配線もプラスとマイナスが逆なのだ。
少しの油断が命取りなのである。
3時間ほどかかって、なんとか信管は外すことができた。
サイモン技官は3キロほど痩せたようである。
さすがに、マツモト君が特別の手当てを進言したほどなのだ。
「これが、ドイツ帝国の電気推進魚雷ですか。」と、潜水艦研究所の技師連中が周りを囲む。
「そうだ、苦労して手に入れたのだ。」と、アランが大風呂敷をひろげるのだ。
「おや、この蓄電池は・・・」と、技師の一人が内部を開けて・・・
「くそっ、フランスへ輸出した潜水艇の蓄電池と同じ型式ですよ。」
「なんだって。」と、アランが叫ぶ。
「まさか、フランスへの潜水艇からなのかっ。」
「そのようですね、これは同じヤツですよ。」と、魚雷の蓄電池を示す。
そこには、日本製との文字が・・・(漢字で書いてあるのだ。)
日本から英国が輸入して、それを潜水艇に組み込んで、フランス海軍へ・・・
「どこで、潜水艇がドイツ海軍へ渡ったのだ。」と、危惧するが・・・
「これは、フランス大使へ・・・」と、アランが慌てて・・・
「魚雷へ蓄電池を仕込むのは、日本製のヤツしか無理ですからね。」と、研究所の技師がいうのだ。
「これが、普通の潜水艦へは、約1000個使ってるんですよ。」と、蓄電池をしめす。
「この、魚雷には2個しかつかっていませんがね。」
1個、約2ボルトだ。 つまり、4ボルトでモータが廻るのだ。
「では、かなりの数の蓄電池がドイツ帝国へ・・・」
「これは、作戦を考えなおさねばならないな。」と、マツモト中尉は危惧するのだった。
「そうだな、オレ達のロケット魚雷は爆発はしていなくて、バラバラの壊れたからね。」
「つまり、偶然が重なったということなんだな。」と、アランがいう。
「そういうこともあるのだな。」と、マツモト君が・・・
「なら、ポーツマス軍港の底にはドイツ軍の最新兵器が沈んでるということだぞ。」
「それに、爆発してないから危険だぞ。」
「偶然にでも爆発したときに、上を航行してたら・・・」
「いかん、引き揚げなければ・・・」と、慌てるアランだ。
「まあ、待て。」
「オレに考えがあるのだ。」と、マツモト君だ。
「マーガレツト4号の救助潜水艇を使うんだ。」
「あれには、機械の腕もあるし、照明灯も附いてるからな。」
「なるほど。」と、感心するアラン君だ。
「で、勝手に使えんだろう。」
「いや、演習だ。」「救助訓練ということにすれば。」
「そうだな、モノはいいようだな。」
こうして、ポーツマス軍港内での救助訓練が決行されたのだ。
救助訓練はポーツマス軍港内だけでおこなうから、小規模である。
そう、これはアランとマツモト君両名の秘密作戦だからである。
参加者は、アランやマツモト君の息のかかった者だけなのだ。
そして、救助潜水艇4号は・・・飛行艇桟橋から・・・静かに潜航していったのだ。
なお、訓練の届け出だけは、万が一の事故に備えて出してあるのだ。
そう、ドイツ帝国の電気推進魚雷が爆発してときのタメだ。
そうなれば、マツモト君もアランも海の藻屑なのだ。
探照灯でカンタンにドイツ帝国の魚雷は発見できたのだが・・・
引き揚げるのが問題なのである。
魚雷の先の雷管へショックがあれば爆発しかねないからだ。
まだ、アクアラングなんて気の利いた潜水具なんて無い。
あるのは、フネからポンプで空気を送る潜水夫のヘルメットくらいである。
しかし、その潜水夫では・・・魚雷の回収なんて危険すぎて無理である。
死んでこいって言ってるようなものである。
救助潜水艇な、ら万が一の魚雷の爆発にも耐えることができると・・・マツモト君は確信していたのだ。
なんせ、1000メートルまで耐えられる船殻なのだから・・・
10センチのスェーデン鋼の船殻だ。
粘りがあって硬いのだ。(スェーデン鋼を何層にも重ねた特殊な隔壁なのだ。)
そして、船体の窓には、防弾ガラスが(これは、日本製だ。)はめ込められてるのである。
なんと、30ミリ機関砲の弾丸を防ぐほどのヤツだ。
アクリルガラスの20センチ厚のヤツなのだ。(二式大型飛行艇の窓と同じ防弾ガラスだ。)
探照灯の中にドイツ帝国の電気推進魚雷が・・・
「よし。」と、機械の腕を操作して、網で魚雷を絡めるのだ。
そして、潜水艇の機械の腕で持ちあげる。
「よし、うまく行ったぞ。」と、潜水艦桟橋へ・・・
兵器工廠から爆弾処理の専門家を呼んであるのだ。
「この魚雷の信管を抜いて欲しいんですが。」と、アランがいう。
爆弾処理のサイモン技官が、「これは、ドイツのヤツですね。」と、一発で見抜く。
「そうだ、君の愛国心は確かだと思ってるよ。」と、アラン君が脅す。
万が一漏らしたら・・・王族のアランが言うのだ。
タダで済むわけ無いのだ。
サイモン技官は冷や汗をかいて・・・最新の注意を払って信管を分解するのだった。
なんせ、ドイツ帝国の信管は癖があって、諸外国の爆弾処理班も苦労してるとか・・・
「これは、ネジも逆なのですよ。」
「それを、知らないで廻すと、ドカンですからね。」
つまり、普通のネジは左へ廻すと緩むのだが・・・これは、逆ネジなのだ。
そして、配線もプラスとマイナスが逆なのだ。
少しの油断が命取りなのである。
3時間ほどかかって、なんとか信管は外すことができた。
サイモン技官は3キロほど痩せたようである。
さすがに、マツモト君が特別の手当てを進言したほどなのだ。
「これが、ドイツ帝国の電気推進魚雷ですか。」と、潜水艦研究所の技師連中が周りを囲む。
「そうだ、苦労して手に入れたのだ。」と、アランが大風呂敷をひろげるのだ。
「おや、この蓄電池は・・・」と、技師の一人が内部を開けて・・・
「くそっ、フランスへ輸出した潜水艇の蓄電池と同じ型式ですよ。」
「なんだって。」と、アランが叫ぶ。
「まさか、フランスへの潜水艇からなのかっ。」
「そのようですね、これは同じヤツですよ。」と、魚雷の蓄電池を示す。
そこには、日本製との文字が・・・(漢字で書いてあるのだ。)
日本から英国が輸入して、それを潜水艇に組み込んで、フランス海軍へ・・・
「どこで、潜水艇がドイツ海軍へ渡ったのだ。」と、危惧するが・・・
「これは、フランス大使へ・・・」と、アランが慌てて・・・
「魚雷へ蓄電池を仕込むのは、日本製のヤツしか無理ですからね。」と、研究所の技師がいうのだ。
「これが、普通の潜水艦へは、約1000個使ってるんですよ。」と、蓄電池をしめす。
「この、魚雷には2個しかつかっていませんがね。」
1個、約2ボルトだ。 つまり、4ボルトでモータが廻るのだ。
「では、かなりの数の蓄電池がドイツ帝国へ・・・」
「これは、作戦を考えなおさねばならないな。」と、マツモト中尉は危惧するのだった。
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