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これが、新造イ号潜水艦なのかっ!
地球半周も、可能だなんて・・・
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「これが、新造イ号ですか。」と、マツモト艦長とスツキ機長が・・・
呉鎮守府の潜水艦桟橋で新造イ号潜水艦を観る・・・
「ゴムの被膜なんですね。」「そうだ。」
「イルカやクジラの皮膚を真似たんだ。」「速度は、かなり出るぞ。」
「どれほどですか。」と、マツモト艦長が聞く。
「君なら、マジな話をしてもいいだろう。」「海中で20ノット(約38キロ毎時)だ。」
「いままでは、8ノットがギリだったのですよ。」「そうだな。」
「新型蓄電池が、たたき出したんだよ。」と、日下部主任がいう。
「もちろん、電動機も新造なんだがね。」と、軍事機密を・・・
「いままでのモーターは電極(ブラシ)があったんだが。」
「それが、新型モーターは無いんだよ。」(ブラシレスモーター)
「効率がいいんだ。」「そして、蓄電池も液体ではないんだ。」
「固形蓄電池なんだよ。」
「いままでの希硫酸バッテリーではないんだ。」
「無線機用に開発したんだが、それを潜水艦用に改造したんだ。」
「テストも良好だ。」
「最大で7日間も潜航してられるのだ。」
「空気はタンクへ溜めねばならないが・・・」
「いままでの希硫酸バッテリーだと、管理が大変だったが・・・」
「この、新型電池はメンテナンスがいらないのだ。」
「過充電に注意する必要があるが。」
「過充電で、火災の危険があるんだ。」と、すごいことを言う日下部主任技師殿だ。
「えーーーーーーっ。」「そんなもの、使えないですよ。」
と、驚くスツキとマツモトだ。
「まあ、そう驚くな。」「そんな場合もあるかも・・・だ。」
「そうですか、なら・・いいですが?」
「いや、かなり過充電すると爆発した事例があったんだ。」と、明かす主任だ。
「でも、いままでの蓄電池のように希硫酸の濃度の管理はいらないのだ。」と、加える。
「マジ、ですか。」と、驚くマツモト君だ。
なぜなら、希硫酸は劇薬だ。
水素も発生するし、扱いは慎重なのだ。
「それが、充電時間を見てればいいんだ。」「あとは、数年に1回ほど交換すればいいだけなんだよ。」
「それは、すばらしいではないですか。」と、顔が輝くマツモト君だ。
潜水艦乗りとして、蓄電池には苦労したからだ。
潜水艦は電池で決まるのだ。(まだ、原子力潜水艦なぞ夢の、また夢の時代だ。)
潜航時間が潜水艦の性能といっても、いいのだ。
「いままでは、海底に鎮座しても・・・3日がギリだったですからね。」と、マツモト君がいう。
もちろん、ブラックな環境なら5日ほど伸びるが・・・二酸化炭素濃度が・・・
二酸化炭素吸入缶を開けても・・・気休めなのだ。
爆雷攻撃で駆逐艦が海上を・・・その間、潜水艦は息をひそめてなければならない。
それが、通じて7日も運用できるとなると・・・
「そして、最大の秘密がこれだ。」と、日下部主任だ。
「スクリューが変ってるだろう。」と、図面を見せる。
「えっ、これは変な形ですね。」と、マツモト・スツキ両人が驚いたのだ。
「いままで、泡がでてスクリューの音がソナーで探知されていただろう。」と、主任だ。
「え、え、まあ、しゃあないなと・・・」と、マツモト艦長だ。
「これは、そのスクリュー音が小さいのだよ。」
「いままでは、ミンミン蝉だったとしてら・・・蚊の飛ぶ音だ。」と、大ぶろしきを・・・
「まさか。」と、まったく信用しない艦長だ。
「モーターをカバーで覆って機関音は出なくなりましたが。」
「スクリューだけは、無理だと・・・」
「まあ、実際に乗って体験してみろ。」と、主任がいうのだ。
マーガレツト王女様が海軍省からの援軍の確約を取り付けるまでは、数日かかるだろう。
軍を派遣することは、参戦したと・・・そうなるからだ。
それに、どんな潜水艦が応援にきてくれるかも・・・気になるのだ。
「では、お言葉に甘えて・・・」と、期待が膨らむのだった。
「これが、新造艦・・・」と、図面で観るのとは・・・印象が違うものだが・・・
「なんか、こう、なんといえばいいのか。」と、言葉にならないのだ。
「とう、とう、ここまで進歩したのですね。」と、声が出る。
「いままでの潜水艦は舳先が波を切る形でしたが・・・」
「これは、クジラに艦橋が生えたような。」と、印象を述べる。
「まあ、いままでは敵が来たら潜航するという、潜ることができるフネだったんだすが。」と、主任がいう。
「これからは、運用している時間の半分ほどは潜航していても問題ありませんからね。」と、加えるのだ。
マジの潜水艦ということのようだ。
いままでは、可潜艦という海へ潜れるフネだったのが・・・潜るためのフネになったのである。
「蓄電池を替えると、全く別の潜水艦と言うことなんですね。」と、マツモト艦長だ。
「いままでは、ゲル状の希硫酸蓄電池でしたが、まったく別の原理の電池ですからね。」
「地上で数年実験して、使えるというところまで、いゃあ苦労しましたよ。」
と、感慨深い日下部主任技師殿である。
形は代われど、彼も技術という畑で戦っているのだ。
マツモト艦長やスツキ機長が、戦場で戦うのと同じなのだ。
「おや、日下部主任。」と、新造イ号潜水艦の艦橋から声だ。
見ると、艦長らしき人物が手を振ってる。
「おう、連れてきたぞ。」と、答える主任だ。
「待ってましたよ。」「いつ、英国へ?」
どうやら、彼が英国派遣軍のイチ員らしい・・・
呉鎮守府の潜水艦桟橋で新造イ号潜水艦を観る・・・
「ゴムの被膜なんですね。」「そうだ。」
「イルカやクジラの皮膚を真似たんだ。」「速度は、かなり出るぞ。」
「どれほどですか。」と、マツモト艦長が聞く。
「君なら、マジな話をしてもいいだろう。」「海中で20ノット(約38キロ毎時)だ。」
「いままでは、8ノットがギリだったのですよ。」「そうだな。」
「新型蓄電池が、たたき出したんだよ。」と、日下部主任がいう。
「もちろん、電動機も新造なんだがね。」と、軍事機密を・・・
「いままでのモーターは電極(ブラシ)があったんだが。」
「それが、新型モーターは無いんだよ。」(ブラシレスモーター)
「効率がいいんだ。」「そして、蓄電池も液体ではないんだ。」
「固形蓄電池なんだよ。」
「いままでの希硫酸バッテリーではないんだ。」
「無線機用に開発したんだが、それを潜水艦用に改造したんだ。」
「テストも良好だ。」
「最大で7日間も潜航してられるのだ。」
「空気はタンクへ溜めねばならないが・・・」
「いままでの希硫酸バッテリーだと、管理が大変だったが・・・」
「この、新型電池はメンテナンスがいらないのだ。」
「過充電に注意する必要があるが。」
「過充電で、火災の危険があるんだ。」と、すごいことを言う日下部主任技師殿だ。
「えーーーーーーっ。」「そんなもの、使えないですよ。」
と、驚くスツキとマツモトだ。
「まあ、そう驚くな。」「そんな場合もあるかも・・・だ。」
「そうですか、なら・・いいですが?」
「いや、かなり過充電すると爆発した事例があったんだ。」と、明かす主任だ。
「でも、いままでの蓄電池のように希硫酸の濃度の管理はいらないのだ。」と、加える。
「マジ、ですか。」と、驚くマツモト君だ。
なぜなら、希硫酸は劇薬だ。
水素も発生するし、扱いは慎重なのだ。
「それが、充電時間を見てればいいんだ。」「あとは、数年に1回ほど交換すればいいだけなんだよ。」
「それは、すばらしいではないですか。」と、顔が輝くマツモト君だ。
潜水艦乗りとして、蓄電池には苦労したからだ。
潜水艦は電池で決まるのだ。(まだ、原子力潜水艦なぞ夢の、また夢の時代だ。)
潜航時間が潜水艦の性能といっても、いいのだ。
「いままでは、海底に鎮座しても・・・3日がギリだったですからね。」と、マツモト君がいう。
もちろん、ブラックな環境なら5日ほど伸びるが・・・二酸化炭素濃度が・・・
二酸化炭素吸入缶を開けても・・・気休めなのだ。
爆雷攻撃で駆逐艦が海上を・・・その間、潜水艦は息をひそめてなければならない。
それが、通じて7日も運用できるとなると・・・
「そして、最大の秘密がこれだ。」と、日下部主任だ。
「スクリューが変ってるだろう。」と、図面を見せる。
「えっ、これは変な形ですね。」と、マツモト・スツキ両人が驚いたのだ。
「いままで、泡がでてスクリューの音がソナーで探知されていただろう。」と、主任だ。
「え、え、まあ、しゃあないなと・・・」と、マツモト艦長だ。
「これは、そのスクリュー音が小さいのだよ。」
「いままでは、ミンミン蝉だったとしてら・・・蚊の飛ぶ音だ。」と、大ぶろしきを・・・
「まさか。」と、まったく信用しない艦長だ。
「モーターをカバーで覆って機関音は出なくなりましたが。」
「スクリューだけは、無理だと・・・」
「まあ、実際に乗って体験してみろ。」と、主任がいうのだ。
マーガレツト王女様が海軍省からの援軍の確約を取り付けるまでは、数日かかるだろう。
軍を派遣することは、参戦したと・・・そうなるからだ。
それに、どんな潜水艦が応援にきてくれるかも・・・気になるのだ。
「では、お言葉に甘えて・・・」と、期待が膨らむのだった。
「これが、新造艦・・・」と、図面で観るのとは・・・印象が違うものだが・・・
「なんか、こう、なんといえばいいのか。」と、言葉にならないのだ。
「とう、とう、ここまで進歩したのですね。」と、声が出る。
「いままでの潜水艦は舳先が波を切る形でしたが・・・」
「これは、クジラに艦橋が生えたような。」と、印象を述べる。
「まあ、いままでは敵が来たら潜航するという、潜ることができるフネだったんだすが。」と、主任がいう。
「これからは、運用している時間の半分ほどは潜航していても問題ありませんからね。」と、加えるのだ。
マジの潜水艦ということのようだ。
いままでは、可潜艦という海へ潜れるフネだったのが・・・潜るためのフネになったのである。
「蓄電池を替えると、全く別の潜水艦と言うことなんですね。」と、マツモト艦長だ。
「いままでは、ゲル状の希硫酸蓄電池でしたが、まったく別の原理の電池ですからね。」
「地上で数年実験して、使えるというところまで、いゃあ苦労しましたよ。」
と、感慨深い日下部主任技師殿である。
形は代われど、彼も技術という畑で戦っているのだ。
マツモト艦長やスツキ機長が、戦場で戦うのと同じなのだ。
「おや、日下部主任。」と、新造イ号潜水艦の艦橋から声だ。
見ると、艦長らしき人物が手を振ってる。
「おう、連れてきたぞ。」と、答える主任だ。
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