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海底戦車VS水上戦車
その場、その場の適応性だな・・・
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検討会(反省会)は続く。
英国は世界で最初に議会政治を開始した国だ。
そう、話し合いは日本ばかりが十八番ではないのだ。
まあ、我が国は神武建国以来の話し合いの国だ。
英国も議会という話し合いの場が出来て、我が日本と同等なようだ。
なぜなら、検討会という話し合いの場が多いからだ。
「では、今回の紛争は相手の戦車が1両だったからだと。」「そうです。」
「これが、20両30両が相手なら、ドーバーは抜かれていたと思います。」と、マツモト君だ。
「いまごろ、ドイツ軍の橋頭堡が出来ていたかもしれんぞ。」と、統括官がいう。
「・・・・・・」と、皆が危機感満載だ。
「いいですか、今回は敵の砲身を狂わせて、なんとか勝てたのです。」
「それも、1両だけの海底戦車へ10両の水上戦車で囲んでですぞ。」
「まあ、それで相手が降参して、敵戦車を鹵獲できたんだが。」と、加える統括官だ。
「装甲は厚いし、主砲はⅣ号戦車の長砲身の45ミリだ。」
「反転が、鈍重だとの欠点があるが。」
そう、鈴木技官が指摘した点だ。
履帯が2連(4本)の戦車は旋回が困難なのだ。
履帯は1組(2本)だから超真地旋回ができるのだ。(その場で、旋回すること。)
長い船体の潜水艇に無限軌道を付けたからだが・・・ドーバー越だけなら、反転しなくてもOKだからだ。
「おそらく、反転できない欠点は改修して、くるかと。」と、マツモト君が危機感を煽る。
「グルップ重工なら、改修はカンタンかと。」
「どうするんだろう。」と、アランが予想する・・・
「そうだな、たぶん無限軌道を鉄道のボギー台車のようにするんじゃあ。」と、鈴木技官だ。
「なるほど、なぜ最初からそうしなかったんかな。」と、アランが再度いう。
「そこまでは、わからないがオレなら無限軌道は台車形式で反転ができるように設計するぞ。」と、鈴木技官だ。
「まあ、それも模型を造って検討してからだが。」と、加えた。
「なんだと、1両が行方不明だと。」と、ドイツ海軍のキール軍港の司令部だ。
39両の海底戦車を、なんとか回収して・・・いた軍港関係者がいう。
「やはり、相互の通信は必要ということですかな。」
「まさか、隊長が行方不明とは・・・」
「まさか、ドーバーへ1両で突撃したんか。」
「それは、ないだろう。」「1両で突撃しても、バカ丸出しだからな。」
戦車は数両が連携して戦う兵器なのだ。
1両の戦車では・・・敵に囲まれて終わりだ。
「それに、英国からは、なんら紛争の話は無しのつぶてだぞ。」
もし、1両でもドーバー越をしたのなら、英国で紛争があってもいいはずだ。
ドイツ帝国の英国大使館は沈黙なのである。
普通は、猛烈な抗議やは下手すると・・・宣戦布告もあるやもしれないのだ。
だが、英国は沈黙というか、なんら雰囲気が変わらないのだ。
それが、かえって不気味なんだが・・・
「それで、海底戦車の露呈した欠点は、どうするんだ。」
「あ、あ、グルップの技師が改修する手筈だ。」
39両の海底戦車は2連装の無限軌道が欠点だと、判明して・・・
カレー市から鉄道でグルップ重工へ送り返されている最中なのだ。
鉄道なら、海底戦車をカバーで覆い、機密保持ができるからだ。
1両が英国に鹵獲されてるなんて、夢にも思わないドイツ帝国だ。
「サイモン博士、改修はできるんでしょうな。」と、軍司令だ。
「あ、あ、海底戦車が反転が困難だ、という改修なら。」と、博士はいう。
「しかし、軍の指示はドーバー越だけだったんだぞ。」と、博士が食い下がる。
「34キロの海底を直進できる戦車ということだったんだが。」と、繰り返すのだ。
「それは、当方(陸軍)の落ち度だと言ってるだろうが。」と、軍司令だ。
「では、グルップ重工へはペナルテイはありませんな。」と、博士だ。
改修費をグルップ重工が負担しろと・・・言われかねないからだ。
「潜水艇の無限軌道を台車へ付けるだけですので。」(鉄道のボギー台車方式)
「工期は30日もあれば・・・」と、博士がいう。
「まあ、しょうがないな。」
「でも、出来る限り早くしてくれ。」
「わかりましたです。」と、博士が答える。
「ところで、行方不明の隊長車は?」
「あ、あ、ディート・フリート軍曹の戦車か。」と、軍司令だ。
「そうです、まさか英国側へ渡ってはいないとは思いますが。」
「いまだに見つかってはおらん。」「鋭意捜索しておるからな。」
「英国へは、海底戦車は秘匿せねばならんですからな。」と、博士だ。
「あ、あ、それは承知している。」と、軍司令が答える。
「まあ、改修した新型海底戦車なら、ドーバー越なぞカンタンですぞ。」
「期待しておるぞ。」
こうして、グルップ重工で海底戦車は改修されて、反転がたやすくなるのである。
ドイツ帝国陸軍は行方不明のディート・フリート軍曹の穴埋めに・・・新たに、バインケル少尉を任命する。
ドイツ陸軍の貴族士官の猛者である。
マジノ要塞の攻略には参戦しなかったのだが・・・ダンケルク追撃戦に参戦していたからだ。
同じく、Ⅳ号戦車の指揮には手慣れている軍人である。
グルップ重工で改修された海底戦車は陸軍へ渡されていく。
そして、カレー市の海岸で演習だ。
「おお、こんどは旋回も難なくこなすぞ。」と、海底戦車の隊員らには好評であったのだ。
「これなら、ドーバー越は成功したも同然だぞ。」
「わが、ドイツ陸軍は海底でも無双だぞ。」
と、海底戦車隊員らは必勝を確信するのだったのだ。
海底戦車の情報をつかんでる英国は・・・はたして、ドイツ陸軍のドーバー越を防げるのかっっっ!
英国は世界で最初に議会政治を開始した国だ。
そう、話し合いは日本ばかりが十八番ではないのだ。
まあ、我が国は神武建国以来の話し合いの国だ。
英国も議会という話し合いの場が出来て、我が日本と同等なようだ。
なぜなら、検討会という話し合いの場が多いからだ。
「では、今回の紛争は相手の戦車が1両だったからだと。」「そうです。」
「これが、20両30両が相手なら、ドーバーは抜かれていたと思います。」と、マツモト君だ。
「いまごろ、ドイツ軍の橋頭堡が出来ていたかもしれんぞ。」と、統括官がいう。
「・・・・・・」と、皆が危機感満載だ。
「いいですか、今回は敵の砲身を狂わせて、なんとか勝てたのです。」
「それも、1両だけの海底戦車へ10両の水上戦車で囲んでですぞ。」
「まあ、それで相手が降参して、敵戦車を鹵獲できたんだが。」と、加える統括官だ。
「装甲は厚いし、主砲はⅣ号戦車の長砲身の45ミリだ。」
「反転が、鈍重だとの欠点があるが。」
そう、鈴木技官が指摘した点だ。
履帯が2連(4本)の戦車は旋回が困難なのだ。
履帯は1組(2本)だから超真地旋回ができるのだ。(その場で、旋回すること。)
長い船体の潜水艇に無限軌道を付けたからだが・・・ドーバー越だけなら、反転しなくてもOKだからだ。
「おそらく、反転できない欠点は改修して、くるかと。」と、マツモト君が危機感を煽る。
「グルップ重工なら、改修はカンタンかと。」
「どうするんだろう。」と、アランが予想する・・・
「そうだな、たぶん無限軌道を鉄道のボギー台車のようにするんじゃあ。」と、鈴木技官だ。
「なるほど、なぜ最初からそうしなかったんかな。」と、アランが再度いう。
「そこまでは、わからないがオレなら無限軌道は台車形式で反転ができるように設計するぞ。」と、鈴木技官だ。
「まあ、それも模型を造って検討してからだが。」と、加えた。
「なんだと、1両が行方不明だと。」と、ドイツ海軍のキール軍港の司令部だ。
39両の海底戦車を、なんとか回収して・・・いた軍港関係者がいう。
「やはり、相互の通信は必要ということですかな。」
「まさか、隊長が行方不明とは・・・」
「まさか、ドーバーへ1両で突撃したんか。」
「それは、ないだろう。」「1両で突撃しても、バカ丸出しだからな。」
戦車は数両が連携して戦う兵器なのだ。
1両の戦車では・・・敵に囲まれて終わりだ。
「それに、英国からは、なんら紛争の話は無しのつぶてだぞ。」
もし、1両でもドーバー越をしたのなら、英国で紛争があってもいいはずだ。
ドイツ帝国の英国大使館は沈黙なのである。
普通は、猛烈な抗議やは下手すると・・・宣戦布告もあるやもしれないのだ。
だが、英国は沈黙というか、なんら雰囲気が変わらないのだ。
それが、かえって不気味なんだが・・・
「それで、海底戦車の露呈した欠点は、どうするんだ。」
「あ、あ、グルップの技師が改修する手筈だ。」
39両の海底戦車は2連装の無限軌道が欠点だと、判明して・・・
カレー市から鉄道でグルップ重工へ送り返されている最中なのだ。
鉄道なら、海底戦車をカバーで覆い、機密保持ができるからだ。
1両が英国に鹵獲されてるなんて、夢にも思わないドイツ帝国だ。
「サイモン博士、改修はできるんでしょうな。」と、軍司令だ。
「あ、あ、海底戦車が反転が困難だ、という改修なら。」と、博士はいう。
「しかし、軍の指示はドーバー越だけだったんだぞ。」と、博士が食い下がる。
「34キロの海底を直進できる戦車ということだったんだが。」と、繰り返すのだ。
「それは、当方(陸軍)の落ち度だと言ってるだろうが。」と、軍司令だ。
「では、グルップ重工へはペナルテイはありませんな。」と、博士だ。
改修費をグルップ重工が負担しろと・・・言われかねないからだ。
「潜水艇の無限軌道を台車へ付けるだけですので。」(鉄道のボギー台車方式)
「工期は30日もあれば・・・」と、博士がいう。
「まあ、しょうがないな。」
「でも、出来る限り早くしてくれ。」
「わかりましたです。」と、博士が答える。
「ところで、行方不明の隊長車は?」
「あ、あ、ディート・フリート軍曹の戦車か。」と、軍司令だ。
「そうです、まさか英国側へ渡ってはいないとは思いますが。」
「いまだに見つかってはおらん。」「鋭意捜索しておるからな。」
「英国へは、海底戦車は秘匿せねばならんですからな。」と、博士だ。
「あ、あ、それは承知している。」と、軍司令が答える。
「まあ、改修した新型海底戦車なら、ドーバー越なぞカンタンですぞ。」
「期待しておるぞ。」
こうして、グルップ重工で海底戦車は改修されて、反転がたやすくなるのである。
ドイツ帝国陸軍は行方不明のディート・フリート軍曹の穴埋めに・・・新たに、バインケル少尉を任命する。
ドイツ陸軍の貴族士官の猛者である。
マジノ要塞の攻略には参戦しなかったのだが・・・ダンケルク追撃戦に参戦していたからだ。
同じく、Ⅳ号戦車の指揮には手慣れている軍人である。
グルップ重工で改修された海底戦車は陸軍へ渡されていく。
そして、カレー市の海岸で演習だ。
「おお、こんどは旋回も難なくこなすぞ。」と、海底戦車の隊員らには好評であったのだ。
「これなら、ドーバー越は成功したも同然だぞ。」
「わが、ドイツ陸軍は海底でも無双だぞ。」
と、海底戦車隊員らは必勝を確信するのだったのだ。
海底戦車の情報をつかんでる英国は・・・はたして、ドイツ陸軍のドーバー越を防げるのかっっっ!
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