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プロトタイプではない、量産品のマークⅣ型改とは。
とりあえず、10両の量産タイプの詳細ですが・・・
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「では、補充部品は運んでくれそうなんですね。」と、3名の技師は顔がほころんだ。
「うむ。」「英陸軍とのつながりも切りたくないとの判断だろう。」と、アリタ艦長が斉藤君へ説明する。
「それは、ありがたいですよ。」「艦長へ感謝!」と、ゴマを擦る・・・
「なんも、出ないぞ。」と、笑う艦長だ。
工作船の艦長は・・・内地へ補充部品を請求する顔だ。
海軍省の会計部へ顔がなければ、やってられない立ち位置なのである。
船の操船は最終判断を求められるだけだ。
天測員から航海士や作図員まで・・・海軍は員数はいるからね。
艦長は階級は大佐で・・・海軍でも上級幹部になる。
「そうだ、補充部品は2週間は時間を見ていてくれ。」と、アリタ艦長が答える。
「まあ、ドイツ軍が再度のドーバー越、次第ですかね。」と、斎藤君がいう。
「そこで、海底戦車の対策は完璧なのか。」と、艦長が・・・
「え、え、まあ、量産型の英陸軍戦車は改造ができそうですよ。」
「あの、1両は試作ですからね。」
「なるほど、プロト・タイプなんだな。」
「そうですね。」
「まあ、1両しかないから英陸軍が、どうするかですよ。」と、斎藤君だ。
そして、量産タイプの打ち合わせ会がはじまった。
伊東、木下、佐藤技師が斎藤技官との最終打ち合わせである。
「これが、詳細か。」と、仕様書を見る斎藤技官だ。
それには、既存の部品で改造する仕様となっているようだ。
とうぜん、JK印の噴射ポンプは無理である。
数が無いからだ。
プロト・タイプと同様な仕様は、無線装置と操縦系統くらいだ。
「これでは、性能が落ちそうだな。」と、斎藤技官だ。
「まあ、エンジンが既存となりますから。」
「それでも、水上戦車の倍の動力ですよ。」
「これで、文句はないかと・・・」
「ふむ。」「まあ、英陸軍にはガマンしてもらうか・・・」と、思案の斎藤君だ。
「それで、製造費は英陸軍に請求でいいんですね。」
「うむ、そうなるな。」
「水上戦車の倍ですが・・・」
「そんなに、なるんか。」
「そりゃあ、エンジンがツインですから。」
「変速機まで、倍必要ですからね。」
「まあ、しゃあないな。」で、終わったのだった。
マークⅣ型の改造費は水上戦車の製造費とトントンで落ち着いたのだった。
やがて、英陸軍の10両のマークⅣ型が運ばれてきたのだった。
大きさは水上戦車の約倍だ。
それが10両、甲板を占領したのである。
格納庫は・・・「改造は格納庫でやりますから。」と、言うわけだ。
「まあ、ドイツ軍の侵攻がないように・・・と、しか言えませんが・・・」と、斎藤技官は思っていたのだった。
「それで、10両の改造は、納期は?」と、マッカート少佐が聞く。
いつ、ドイツが再度の侵攻を・・・だから、英陸軍も戦車の改造を日本海軍に・・・
普通は、ピッカーズ重工へなんだが・・・
そして、ピッカーズ重工からは・・・改造工程を理解してもらうために・・・技師が派遣されていた。
修理するとき、知識がないと・・・無理だからだ。
特に、電子機器や無線機にピッカーズ重工は弱かったからだ。
英陸軍の隊長戦車の無線機は学習机くらいあったからだ。
日本海軍の携帯無線機は2ℓのペットボトルほどなのだ。
それを観た、ピッカーズ重工の技師は・・・「これで、通信ができるのか・・・」と、茫然だったとか・・・
工作船の会議室で携帯無線機の修理の学習会まで・・・やらねばならなかったのだ。
なんせ、改造マークⅣ型は全車両に携帯無線機装備だからだ。
あとは、戦車から外部を観察する潜望鏡だ。
これは、英国の光学メーカーのエンサイン社からの技師らへ修理方法を教えることとなったのだ。
英国は、早くから光学兵器は開発していたのだが・・・手先の器用さは、日本人ほどではないからだ。
食事のときの箸などで、日本人は生活からの手先が器用だからである。
それで、英国の技師らは・・・箸を使っての訓練からだそうだ。
まだ、まだ、先は長そうだ。
英国の会社からの技師らは、食事が上手いからか・・・文句も言わずに・・・脱落者は皆無であった。
「それで、噴射ポンプの修理ができるようになったのか?」と、斎藤技官が伊東技師へ聞いた。
「まあ、交換はできるんですが・・・前線で部品交換しないでの修理が無理ですね。」
「あれは、手先が器用なモノしか無理ですから・・・」と、加える。
「まあ、ある程度での妥協しか・・・」「そうですね。」
「まあ、10両の改造が終わるまでに頼んだぞ。」「え、え。」
「ところで、英陸軍の訓練隊員は、いつ来るんですか。」と、陸戦隊員から請求だ。
これは、改造戦車の訓練を教えるためだ。
いきなり、V型8気筒直噴ジーゼル・エンジンの操縦は無理だからだ。
ジーゼルとガソリンは仕組みが違うからだ。
カンタンな修理なら操縦手ができないと・・・戦場では生き残れないからだ。
「うむ、わかった。」「マッカート少佐へ相談してみるよ。」と、斎藤技官だ。
「せっかくの改造戦車が破壊されたくはないから。」
「工作船は英陸軍の戦車工場ではないからね。」と、技師らも賛同するのだ。
せっかく精魂こめて造った兵器だ。
敵をやっつけてナンボなのだ。
「おそらく、ドイツ軍は海底戦車が全滅したと聞いて・・・次の手を考えてるだろう。」
「そうですね、ドーバーを越えることはできたのですからね。」と、危機感満載の技官だ。
「ドイツ軍の戦車の弱点を尽いた、我が軍の勝利だったが・・・」
「再度の侵攻では、もうヘマはしないだろう。」
海底戦車の動力と胴体の接合部は致命的な弱点だったのだ。
「あれは、無限軌道を2連としたのが、最大のミスですよ。」
「私なら、1対の無限軌道とします。」「ほう。」と、同僚が聞く。
「そして、潜水艇の改造胴体はダメですよ。」
「海底ならOKですが、地上では欠点となりますから。」
「ふむ、では再度の侵攻では海底戦車ではなくて・・・なんで、来ると思うんだ。」
「私なら、ドーバー越は海底戦車ですが・・・地上では潜水艇は戦車としては使えないので。」
「ふむ。」
「大発にⅣ号戦車を載せて・・・100両ほどをカレー市から・・・一斉にドーバー越ですね。」
「それで、Ⅳ号戦車ならマジノ戦で慣れてるから・・・ドイツ軍も無双でしょう。」
「ふむ。」
「それで、橋頭堡を構築します。」
「100両のⅣ号で守れば、いけますよ。」
「なるほど、君の考えは参考になりそうだな。」
ちなみに、大発(だいはつ)は日本陸軍の上陸用の舟艇だ。
外洋航行も可能なスグレモノなのだ。
日本軍から鹵獲した大発は米軍も重宝したらしいのだ。
「うむ。」「英陸軍とのつながりも切りたくないとの判断だろう。」と、アリタ艦長が斉藤君へ説明する。
「それは、ありがたいですよ。」「艦長へ感謝!」と、ゴマを擦る・・・
「なんも、出ないぞ。」と、笑う艦長だ。
工作船の艦長は・・・内地へ補充部品を請求する顔だ。
海軍省の会計部へ顔がなければ、やってられない立ち位置なのである。
船の操船は最終判断を求められるだけだ。
天測員から航海士や作図員まで・・・海軍は員数はいるからね。
艦長は階級は大佐で・・・海軍でも上級幹部になる。
「そうだ、補充部品は2週間は時間を見ていてくれ。」と、アリタ艦長が答える。
「まあ、ドイツ軍が再度のドーバー越、次第ですかね。」と、斎藤君がいう。
「そこで、海底戦車の対策は完璧なのか。」と、艦長が・・・
「え、え、まあ、量産型の英陸軍戦車は改造ができそうですよ。」
「あの、1両は試作ですからね。」
「なるほど、プロト・タイプなんだな。」
「そうですね。」
「まあ、1両しかないから英陸軍が、どうするかですよ。」と、斎藤君だ。
そして、量産タイプの打ち合わせ会がはじまった。
伊東、木下、佐藤技師が斎藤技官との最終打ち合わせである。
「これが、詳細か。」と、仕様書を見る斎藤技官だ。
それには、既存の部品で改造する仕様となっているようだ。
とうぜん、JK印の噴射ポンプは無理である。
数が無いからだ。
プロト・タイプと同様な仕様は、無線装置と操縦系統くらいだ。
「これでは、性能が落ちそうだな。」と、斎藤技官だ。
「まあ、エンジンが既存となりますから。」
「それでも、水上戦車の倍の動力ですよ。」
「これで、文句はないかと・・・」
「ふむ。」「まあ、英陸軍にはガマンしてもらうか・・・」と、思案の斎藤君だ。
「それで、製造費は英陸軍に請求でいいんですね。」
「うむ、そうなるな。」
「水上戦車の倍ですが・・・」
「そんなに、なるんか。」
「そりゃあ、エンジンがツインですから。」
「変速機まで、倍必要ですからね。」
「まあ、しゃあないな。」で、終わったのだった。
マークⅣ型の改造費は水上戦車の製造費とトントンで落ち着いたのだった。
やがて、英陸軍の10両のマークⅣ型が運ばれてきたのだった。
大きさは水上戦車の約倍だ。
それが10両、甲板を占領したのである。
格納庫は・・・「改造は格納庫でやりますから。」と、言うわけだ。
「まあ、ドイツ軍の侵攻がないように・・・と、しか言えませんが・・・」と、斎藤技官は思っていたのだった。
「それで、10両の改造は、納期は?」と、マッカート少佐が聞く。
いつ、ドイツが再度の侵攻を・・・だから、英陸軍も戦車の改造を日本海軍に・・・
普通は、ピッカーズ重工へなんだが・・・
そして、ピッカーズ重工からは・・・改造工程を理解してもらうために・・・技師が派遣されていた。
修理するとき、知識がないと・・・無理だからだ。
特に、電子機器や無線機にピッカーズ重工は弱かったからだ。
英陸軍の隊長戦車の無線機は学習机くらいあったからだ。
日本海軍の携帯無線機は2ℓのペットボトルほどなのだ。
それを観た、ピッカーズ重工の技師は・・・「これで、通信ができるのか・・・」と、茫然だったとか・・・
工作船の会議室で携帯無線機の修理の学習会まで・・・やらねばならなかったのだ。
なんせ、改造マークⅣ型は全車両に携帯無線機装備だからだ。
あとは、戦車から外部を観察する潜望鏡だ。
これは、英国の光学メーカーのエンサイン社からの技師らへ修理方法を教えることとなったのだ。
英国は、早くから光学兵器は開発していたのだが・・・手先の器用さは、日本人ほどではないからだ。
食事のときの箸などで、日本人は生活からの手先が器用だからである。
それで、英国の技師らは・・・箸を使っての訓練からだそうだ。
まだ、まだ、先は長そうだ。
英国の会社からの技師らは、食事が上手いからか・・・文句も言わずに・・・脱落者は皆無であった。
「それで、噴射ポンプの修理ができるようになったのか?」と、斎藤技官が伊東技師へ聞いた。
「まあ、交換はできるんですが・・・前線で部品交換しないでの修理が無理ですね。」
「あれは、手先が器用なモノしか無理ですから・・・」と、加える。
「まあ、ある程度での妥協しか・・・」「そうですね。」
「まあ、10両の改造が終わるまでに頼んだぞ。」「え、え。」
「ところで、英陸軍の訓練隊員は、いつ来るんですか。」と、陸戦隊員から請求だ。
これは、改造戦車の訓練を教えるためだ。
いきなり、V型8気筒直噴ジーゼル・エンジンの操縦は無理だからだ。
ジーゼルとガソリンは仕組みが違うからだ。
カンタンな修理なら操縦手ができないと・・・戦場では生き残れないからだ。
「うむ、わかった。」「マッカート少佐へ相談してみるよ。」と、斎藤技官だ。
「せっかくの改造戦車が破壊されたくはないから。」
「工作船は英陸軍の戦車工場ではないからね。」と、技師らも賛同するのだ。
せっかく精魂こめて造った兵器だ。
敵をやっつけてナンボなのだ。
「おそらく、ドイツ軍は海底戦車が全滅したと聞いて・・・次の手を考えてるだろう。」
「そうですね、ドーバーを越えることはできたのですからね。」と、危機感満載の技官だ。
「ドイツ軍の戦車の弱点を尽いた、我が軍の勝利だったが・・・」
「再度の侵攻では、もうヘマはしないだろう。」
海底戦車の動力と胴体の接合部は致命的な弱点だったのだ。
「あれは、無限軌道を2連としたのが、最大のミスですよ。」
「私なら、1対の無限軌道とします。」「ほう。」と、同僚が聞く。
「そして、潜水艇の改造胴体はダメですよ。」
「海底ならOKですが、地上では欠点となりますから。」
「ふむ、では再度の侵攻では海底戦車ではなくて・・・なんで、来ると思うんだ。」
「私なら、ドーバー越は海底戦車ですが・・・地上では潜水艇は戦車としては使えないので。」
「ふむ。」
「大発にⅣ号戦車を載せて・・・100両ほどをカレー市から・・・一斉にドーバー越ですね。」
「それで、Ⅳ号戦車ならマジノ戦で慣れてるから・・・ドイツ軍も無双でしょう。」
「ふむ。」
「それで、橋頭堡を構築します。」
「100両のⅣ号で守れば、いけますよ。」
「なるほど、君の考えは参考になりそうだな。」
ちなみに、大発(だいはつ)は日本陸軍の上陸用の舟艇だ。
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