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ドイツのスパイからの報告とは?
時間を与えてはいけないようだ。 いそがねばならん!
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英陸軍の大演習は無事にケガ人もなく、幕となったようだ。
大女王様からの、「皆のモノ、大儀であったぞよ。」とのお言葉を賜り・・・英陸軍は士気を鼓舞できたのである。
まあ、派遣軍である日本海軍陸戦隊は、あくまでカバーに徹したのだ。
派遣軍である立ち位置は、わかってるからだ。
そして、演習を観察した・・・会場へ紛れ込んでいたドイツのスパイが・・・多数の報告を本国へあげてきたのである。
情報部のハイネッケン部長は、仕訳に忙しいのだ。
机に山積の報告書を・・・仕分けしなければ、ならないからだ。
かと言って・・・スパイからの情報だ。
その辺のパート事務員にやらせられないものだからである。
英国へ潜りこんでるスパイの名前が漏れる恐れがあるからだ。
堤防もアリの1穴で・・・崩壊するともいうからだ。
もちろん、スパイは符丁を使ってるから・・・実名の、訳ないのだ。
「ふむ、スイス兵からか。」(スイス兵は符丁だ。)
「なに、なに・・・」
「英国の戦車は40キロ巡行だと・・・」
「マジなのかよ・・・」
当時、40キロの巡行速度を維持できるのはドイツ戦車くらいだったのだ。
性能上では、40キロで走れる戦車は多々あるが・・・その速度を維持して、どんだけ走れるかが・・・重要なのである。
短時間なら、ネコでもできるのだ。
「演習の時間は30分ほどだったが・・・速度は40キロ以上と思われる速度を維持していた模様、だと!」
「いかん、これでは・・・我がドイツ軍が・・・」
「まあ、私感もあるからな・・・」
と、ハイネッケン部長は他の報告書を・・・
「いかん、どれも速度は40キロ以上だと書いてあるぞ。」
冷や汗がタラ~リだ。
「やつらのマークⅣ型は8キロだったが・・・それが、5倍なのか・・・」
「なにっ!」
「砲撃の間隔が30秒も・・・無いだと!」
「約1分で3発は・・・」
「いかん、いかん。」「これでは、ドーバー越が・・・」
あわてて、陸軍大臣とヴォルター男爵へ・・・急使だ。
大ドイツ帝国の作戦会議室へ・・・ヴォルター男爵と陸軍大臣、そして情報部のハイネッケン部長が集まる。
「どうしたのかね、ハイネッケン君。」
「なんか、急用かね。」と、男爵らだ。
「先日、ドーバーで英陸軍が演習と称する・・・訓練を披露したそうです。」
「うむ、それは聞いている。」と、大臣だ。
「その、英陸軍での戦車が思いがけない性能だと、報告が多々あがってきたのです。」
「ふむ、それで?」
「40キロ巡行で、砲撃間隔が1分で3発ほど・・・」
「ハイネッケン君。」「ハァ。」
「戯言はいい加減にしたまえ。」
「しかし、大臣殿、報告は複数あがってるのですぞ。」と、ハイネッケン部長が食い下がる。
「見学は自由だったので、多数のスパイが潜りこみました。」
「その、全員がいうのです。」「ふむ。」
「そうなのか。」「え、え。」
「では、我がドイツ帝国は手も足も出ないでは無いか!」と、ヴォルター男爵が・・・
「まあ、まてヴォルター君。」と、大臣だ。
「そう、焦るでない。」「ハァ。」
「見学自由の訓練だ。」「そうです。」
「つまり、我々に見せるためだったんじゃないのか。」
「なるほど。」
「つまり、英陸軍は焦ってるやも知れぬのだよ。」と、大臣が男爵をなだめる。
「海底戦車は派遣軍日本軍に惨敗したのは事実だ。」「我がスパイ漁船が確認してるからな。」
「それは、つまり・・・」
「英陸軍のマークⅣ型は、我がドイツ軍には勝てなかったじゃないか。」
「たしか、半分はヤレれたと聞きましたが・
「そうだ、普通に半分ヤラれれば、全滅なんだよ。」
「であh、我がドイツ軍は日本軍相手では、ダメかもしれないが・・・英陸軍なら勝算はあると。」
「そうだ、ワシは十分に勝算はあると踏んでいる。」と、男爵が自信だっぷりだ。
「だいたい我がドイツ陸軍が英国なぞに・・・」と、顔が悔しさで・・・
「では、ドーバー越は早急にヤラないと・・・」と、大臣がいう。
「そのとうりだ、大臣。」と、男爵が決意を示した。
「時間が経てば、経つほど英国に有利になりかねんぞ。」
「おそらく、英陸軍は焦っているんでしょう。」
「だから、演習という時間稼ぎを、したんでしょうな。」
と、大臣が解析したのだ。
「なんせ、今回の戦車は無双の正規戦車Ⅳ号だ。」
「マジノ要塞が手も足もでなかったのだ。」
「英陸軍なんぞ、鼻息で飛ばしてくれようぞ。」と、気勢をあげる男爵だ。
ドイツ陸軍はフランス侵攻作戦でのⅣ号戦車に絶対の自信を持っていたのだ。
海底戦車というゲテモノでは、派遣日本軍の戦車に敗残したが・・・
正規戦車である、Ⅳ号は・・・そう、カンタンにはヤラれない自信があったのである。
「問題は、ドーバーの最短34キロの海上航行だ。」
「あの、大発が役にたつかということだぞ。」と、大臣が男爵へ危惧するのだ。
「あの、日本軍の上陸用舟艇の大発は使い勝手がいいですぞ。」
「34キロの海峡を越えるのは、問題ないと思いますが。」と、男爵が太鼓判だ。
「まあ、君がそれほどいうのなら、そうなんだろうな。」と、大臣だ。
「もちろん、上陸用の舟艇はドーバーへⅣ号を、運びこむだけですから。」
「英海軍がシャシャリ出てきても、戦車砲で痛い目に合うだけですぞ。」
そうなのだ、Ⅳ号の75ミリ長砲身はバカにできないのだ。
下手な駆逐艦の副砲並みだからだ。
「試験で、我が駆逐艦と撃ちあっても、砲弾の命中率は戦車が上ですぞ。」と、かさねる。
駆逐艦の砲より旋回性や照準が戦車砲はバカにはできないのだ。
相手が戦艦大和クラスの軍艦なら・・・戦車はかなわないかもしれないが・・・
「それで、上陸用舟艇は?」「え、え、100隻準備完了しましたぞ。」
「なら、侵攻作戦の開始だ!」と、男爵が宣言する。
ここに、ドイツ正規戦車軍団と英陸軍のマークⅣ型改との決戦の幕は落とされたのであった!!!
大女王様からの、「皆のモノ、大儀であったぞよ。」とのお言葉を賜り・・・英陸軍は士気を鼓舞できたのである。
まあ、派遣軍である日本海軍陸戦隊は、あくまでカバーに徹したのだ。
派遣軍である立ち位置は、わかってるからだ。
そして、演習を観察した・・・会場へ紛れ込んでいたドイツのスパイが・・・多数の報告を本国へあげてきたのである。
情報部のハイネッケン部長は、仕訳に忙しいのだ。
机に山積の報告書を・・・仕分けしなければ、ならないからだ。
かと言って・・・スパイからの情報だ。
その辺のパート事務員にやらせられないものだからである。
英国へ潜りこんでるスパイの名前が漏れる恐れがあるからだ。
堤防もアリの1穴で・・・崩壊するともいうからだ。
もちろん、スパイは符丁を使ってるから・・・実名の、訳ないのだ。
「ふむ、スイス兵からか。」(スイス兵は符丁だ。)
「なに、なに・・・」
「英国の戦車は40キロ巡行だと・・・」
「マジなのかよ・・・」
当時、40キロの巡行速度を維持できるのはドイツ戦車くらいだったのだ。
性能上では、40キロで走れる戦車は多々あるが・・・その速度を維持して、どんだけ走れるかが・・・重要なのである。
短時間なら、ネコでもできるのだ。
「演習の時間は30分ほどだったが・・・速度は40キロ以上と思われる速度を維持していた模様、だと!」
「いかん、これでは・・・我がドイツ軍が・・・」
「まあ、私感もあるからな・・・」
と、ハイネッケン部長は他の報告書を・・・
「いかん、どれも速度は40キロ以上だと書いてあるぞ。」
冷や汗がタラ~リだ。
「やつらのマークⅣ型は8キロだったが・・・それが、5倍なのか・・・」
「なにっ!」
「砲撃の間隔が30秒も・・・無いだと!」
「約1分で3発は・・・」
「いかん、いかん。」「これでは、ドーバー越が・・・」
あわてて、陸軍大臣とヴォルター男爵へ・・・急使だ。
大ドイツ帝国の作戦会議室へ・・・ヴォルター男爵と陸軍大臣、そして情報部のハイネッケン部長が集まる。
「どうしたのかね、ハイネッケン君。」
「なんか、急用かね。」と、男爵らだ。
「先日、ドーバーで英陸軍が演習と称する・・・訓練を披露したそうです。」
「うむ、それは聞いている。」と、大臣だ。
「その、英陸軍での戦車が思いがけない性能だと、報告が多々あがってきたのです。」
「ふむ、それで?」
「40キロ巡行で、砲撃間隔が1分で3発ほど・・・」
「ハイネッケン君。」「ハァ。」
「戯言はいい加減にしたまえ。」
「しかし、大臣殿、報告は複数あがってるのですぞ。」と、ハイネッケン部長が食い下がる。
「見学は自由だったので、多数のスパイが潜りこみました。」
「その、全員がいうのです。」「ふむ。」
「そうなのか。」「え、え。」
「では、我がドイツ帝国は手も足も出ないでは無いか!」と、ヴォルター男爵が・・・
「まあ、まてヴォルター君。」と、大臣だ。
「そう、焦るでない。」「ハァ。」
「見学自由の訓練だ。」「そうです。」
「つまり、我々に見せるためだったんじゃないのか。」
「なるほど。」
「つまり、英陸軍は焦ってるやも知れぬのだよ。」と、大臣が男爵をなだめる。
「海底戦車は派遣軍日本軍に惨敗したのは事実だ。」「我がスパイ漁船が確認してるからな。」
「それは、つまり・・・」
「英陸軍のマークⅣ型は、我がドイツ軍には勝てなかったじゃないか。」
「たしか、半分はヤレれたと聞きましたが・
「そうだ、普通に半分ヤラれれば、全滅なんだよ。」
「であh、我がドイツ軍は日本軍相手では、ダメかもしれないが・・・英陸軍なら勝算はあると。」
「そうだ、ワシは十分に勝算はあると踏んでいる。」と、男爵が自信だっぷりだ。
「だいたい我がドイツ陸軍が英国なぞに・・・」と、顔が悔しさで・・・
「では、ドーバー越は早急にヤラないと・・・」と、大臣がいう。
「そのとうりだ、大臣。」と、男爵が決意を示した。
「時間が経てば、経つほど英国に有利になりかねんぞ。」
「おそらく、英陸軍は焦っているんでしょう。」
「だから、演習という時間稼ぎを、したんでしょうな。」
と、大臣が解析したのだ。
「なんせ、今回の戦車は無双の正規戦車Ⅳ号だ。」
「マジノ要塞が手も足もでなかったのだ。」
「英陸軍なんぞ、鼻息で飛ばしてくれようぞ。」と、気勢をあげる男爵だ。
ドイツ陸軍はフランス侵攻作戦でのⅣ号戦車に絶対の自信を持っていたのだ。
海底戦車というゲテモノでは、派遣日本軍の戦車に敗残したが・・・
正規戦車である、Ⅳ号は・・・そう、カンタンにはヤラれない自信があったのである。
「問題は、ドーバーの最短34キロの海上航行だ。」
「あの、大発が役にたつかということだぞ。」と、大臣が男爵へ危惧するのだ。
「あの、日本軍の上陸用舟艇の大発は使い勝手がいいですぞ。」
「34キロの海峡を越えるのは、問題ないと思いますが。」と、男爵が太鼓判だ。
「まあ、君がそれほどいうのなら、そうなんだろうな。」と、大臣だ。
「もちろん、上陸用の舟艇はドーバーへⅣ号を、運びこむだけですから。」
「英海軍がシャシャリ出てきても、戦車砲で痛い目に合うだけですぞ。」
そうなのだ、Ⅳ号の75ミリ長砲身はバカにできないのだ。
下手な駆逐艦の副砲並みだからだ。
「試験で、我が駆逐艦と撃ちあっても、砲弾の命中率は戦車が上ですぞ。」と、かさねる。
駆逐艦の砲より旋回性や照準が戦車砲はバカにはできないのだ。
相手が戦艦大和クラスの軍艦なら・・・戦車はかなわないかもしれないが・・・
「それで、上陸用舟艇は?」「え、え、100隻準備完了しましたぞ。」
「なら、侵攻作戦の開始だ!」と、男爵が宣言する。
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