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空中魚雷VS新型装甲
キツネとタヌキの化かし合い・・・
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「なに、新しい装甲の試作品が完成しただと。」と、主任技官だ。
「え、え、大学の先生方からの協力で完成にこぎつけました。」と、開発担当の技師がいう。
そして、なんやら板を見せる。
「鋼鉄では無いのか。」
「え、え、高温で焼いた特殊な粉ですが。」
「ふむ、えらく軽いというか・・・いったい、なにで出来きてるんだ?」
「磁器の1種らしいですが、とてつもない高温で焼いたモノです。」
「何度なんだ。」「それが、1500度以上かと・・・」
「何だって、よく1500度もの炉ができたな。」
1500度は炉の素材が・・・耐火煉瓦の炉が溶けてしまうからだ。
耐火煉瓦では・・・無理な温度だ。
耐火煉瓦を何度も反射炉で焼いて・・・焼き固めた特殊な超耐火煉瓦の炉だそうだ。
「それで、コツはジョジョに温度を上げていって、何度も繰り返すのです。」
「焼き固めるという感じですよ。」
「すると、素材の密度が高くなり硬度が増すんですよ。」
「焼き固めた素材はダイヤモンドカッターでしか削れないんですよ。」
「ほう、それがコレなのか。」
「そうです。」
「ううむ、これを何枚も重ねれば無双の装甲だぞ。」
「では、戦車の表面に貼れるだけ頼むぞ。」
「いま、焼いてます。」
こうして、陸軍は特殊装甲を・・・九七式改へ・・・
そして、こちらは海軍の呉海軍工廠だ。
なんども試験発射を・・・なかなか、うまく行かないのだ。
固形燃料の噴射ノズルの調整が・・・なかなかうまくいかない。
「くそっ、地上では難なく発射できるんだが・・・」
「海中発射ができないと意味が無いからな。」
「海面へ浮上しての発射はダメだぞ。」
「せめて、水深15メートルがギリだからな。」
水深15メートルは、潜水艦の艦橋の構造物が海中へ隠れる深度のギリだ。
「ううぬ、魚雷発射菅は水平だから・・・甲板で垂直に発射する方が・・・水深が浅いぞ。」
と、技師は奥の手というか・・・
ところが、今度は垂直発射菅を積む場所が無いのだ。
米軍のミサイル原潜は胴体が長い・・・それは、ミサイルのサイロがあるからだ。
ところが、日本海軍のイ号潜水艦には・・・サイロと装備する間隔が無いのだ。
「新造艦は?」「とても、そんな時間は無いぞ。
「陸軍の野郎は、いつでも試射をどうぞ、と言ってるらしいぞ。」
「えっ、それはマジですか。」
「あ、あ、これは極秘情報だが、新型装甲を試作したらしいのだ。」
「その装甲の素材とか、なんやらわかりませんかね。」
「いま、それとなく探ってるんだが・・・」
「現行のイ号の改造は無理なんじゃないかと・・・」
と、途方に暮れるのだ。
「見せてみろ。」と、主任技官だ。
そして、ロケット式垂直発射菅の設計図を・・・
「ふむ、これなら水中でも撃てそうだな。」
「なるほど、考えたな君。」「え、え、まあ。」
「なるほど。」「では、潜水艦で引っ張る発射台としては、どうかな。」
「でも、いいんですか。」「新造艦は実験が成功してからでも、いいんじゃないかな。」
「水中なら発射台を引っ張ってもOKだぞ。」
「それなら、とりあえずやってみましょう。」
「よし、標的は陸軍の戦車は、無理だから・・・」「そうだな。」
「旧式の廃艦を使おう。」
「わかりました。」
こうして、海軍は潜水艦で引っ張る方式を・・・
さて、海軍の水中発射実験の日だ。
もちろん、陸軍には内緒である。
宮様にも内緒なのだ。
赤ッ恥をかかないためなのだ、仕方がないのである。
メンツの為には苦労をいとわないのである。
まあ、シナや朝鮮人、ロシア人ほどでは無いと・・・信じたい著者だが。
「それで、これが発射台なのか?」
「そうです。」
「なんやら、まるでイカダではないか。」
イカダに発射筒が4本括り付けてあるようだ。
そして、電極やら太い配線が・・・
そして、潜水艦からの配線が切れないように、鎖で潜水艦とイカダをつないでいるのだ。
もちろん、イカダには浮力調整用のタンクが4本取り付けてある。
2本が潜水用で、残りが浮上用だ。
そして、空気のボンベが4本発射筒につながっているようだ。
やがて、タグ・ボートが老朽化した廃艦(旧型駆逐艦)を、曳いてきた。
距離は1キロほどである。
あまり離れると、実験が大規模になり陸軍に感ずかれる恐れがあるからだ。
立ち合いは、海軍工廠の係官だけだ。
陸軍へ情報が洩れるのを防ぐためだ。
外敵への対処も、それくらいだと・・・日本は安泰なんだが・・・
「さて、陸軍へバレる前に、やってしまおう。」
「発射位置へ潜水艦は付いたか。」と、水中電話だ。
これは、アクデブ・ソナーを応用したものだ。
通話距離が限られるのが欠点だ。
実験潜水艦から、「いつでも。」と、少しモゴモゴ感がある返答だ。
「まだ、水中電話はイマイチだな。」
「まあ、無線は海中は無理ですからね。」
「よし、標的からタグ・ボートは離れたな。」「え、え。」
「よし、秒読み開始だ。」
「9.」「8.」「・・・・・・」「0.」
泡が多量に海面へ・・・ゴシラの上陸みたいだ。
そして、「バッシャ~ン。」と、派手に水が弾け飛ぶ。
ロケツト魚雷が噴煙を吹きだして・・・上空へ上がっていく。
とてもデカイ発射音だ。
やがて・・・ロケット魚雷は方向を水平に変えて・・・標的である廃艦へ・・・
数秒後に標的艦へ・・・見事に命中したのである。(標的が大きいからだ。)
初めての試射だから、火薬量は本来の量ではない。
標的を完全に破壊すると・・・後始末が大変なのだ。(再使用できるように・・・)
後始末に予算がかからないようにだ。
とりあえずの水中発射は、成功したようだ。
「え、え、大学の先生方からの協力で完成にこぎつけました。」と、開発担当の技師がいう。
そして、なんやら板を見せる。
「鋼鉄では無いのか。」
「え、え、高温で焼いた特殊な粉ですが。」
「ふむ、えらく軽いというか・・・いったい、なにで出来きてるんだ?」
「磁器の1種らしいですが、とてつもない高温で焼いたモノです。」
「何度なんだ。」「それが、1500度以上かと・・・」
「何だって、よく1500度もの炉ができたな。」
1500度は炉の素材が・・・耐火煉瓦の炉が溶けてしまうからだ。
耐火煉瓦では・・・無理な温度だ。
耐火煉瓦を何度も反射炉で焼いて・・・焼き固めた特殊な超耐火煉瓦の炉だそうだ。
「それで、コツはジョジョに温度を上げていって、何度も繰り返すのです。」
「焼き固めるという感じですよ。」
「すると、素材の密度が高くなり硬度が増すんですよ。」
「焼き固めた素材はダイヤモンドカッターでしか削れないんですよ。」
「ほう、それがコレなのか。」
「そうです。」
「ううむ、これを何枚も重ねれば無双の装甲だぞ。」
「では、戦車の表面に貼れるだけ頼むぞ。」
「いま、焼いてます。」
こうして、陸軍は特殊装甲を・・・九七式改へ・・・
そして、こちらは海軍の呉海軍工廠だ。
なんども試験発射を・・・なかなか、うまく行かないのだ。
固形燃料の噴射ノズルの調整が・・・なかなかうまくいかない。
「くそっ、地上では難なく発射できるんだが・・・」
「海中発射ができないと意味が無いからな。」
「海面へ浮上しての発射はダメだぞ。」
「せめて、水深15メートルがギリだからな。」
水深15メートルは、潜水艦の艦橋の構造物が海中へ隠れる深度のギリだ。
「ううぬ、魚雷発射菅は水平だから・・・甲板で垂直に発射する方が・・・水深が浅いぞ。」
と、技師は奥の手というか・・・
ところが、今度は垂直発射菅を積む場所が無いのだ。
米軍のミサイル原潜は胴体が長い・・・それは、ミサイルのサイロがあるからだ。
ところが、日本海軍のイ号潜水艦には・・・サイロと装備する間隔が無いのだ。
「新造艦は?」「とても、そんな時間は無いぞ。
「陸軍の野郎は、いつでも試射をどうぞ、と言ってるらしいぞ。」
「えっ、それはマジですか。」
「あ、あ、これは極秘情報だが、新型装甲を試作したらしいのだ。」
「その装甲の素材とか、なんやらわかりませんかね。」
「いま、それとなく探ってるんだが・・・」
「現行のイ号の改造は無理なんじゃないかと・・・」
と、途方に暮れるのだ。
「見せてみろ。」と、主任技官だ。
そして、ロケット式垂直発射菅の設計図を・・・
「ふむ、これなら水中でも撃てそうだな。」
「なるほど、考えたな君。」「え、え、まあ。」
「なるほど。」「では、潜水艦で引っ張る発射台としては、どうかな。」
「でも、いいんですか。」「新造艦は実験が成功してからでも、いいんじゃないかな。」
「水中なら発射台を引っ張ってもOKだぞ。」
「それなら、とりあえずやってみましょう。」
「よし、標的は陸軍の戦車は、無理だから・・・」「そうだな。」
「旧式の廃艦を使おう。」
「わかりました。」
こうして、海軍は潜水艦で引っ張る方式を・・・
さて、海軍の水中発射実験の日だ。
もちろん、陸軍には内緒である。
宮様にも内緒なのだ。
赤ッ恥をかかないためなのだ、仕方がないのである。
メンツの為には苦労をいとわないのである。
まあ、シナや朝鮮人、ロシア人ほどでは無いと・・・信じたい著者だが。
「それで、これが発射台なのか?」
「そうです。」
「なんやら、まるでイカダではないか。」
イカダに発射筒が4本括り付けてあるようだ。
そして、電極やら太い配線が・・・
そして、潜水艦からの配線が切れないように、鎖で潜水艦とイカダをつないでいるのだ。
もちろん、イカダには浮力調整用のタンクが4本取り付けてある。
2本が潜水用で、残りが浮上用だ。
そして、空気のボンベが4本発射筒につながっているようだ。
やがて、タグ・ボートが老朽化した廃艦(旧型駆逐艦)を、曳いてきた。
距離は1キロほどである。
あまり離れると、実験が大規模になり陸軍に感ずかれる恐れがあるからだ。
立ち合いは、海軍工廠の係官だけだ。
陸軍へ情報が洩れるのを防ぐためだ。
外敵への対処も、それくらいだと・・・日本は安泰なんだが・・・
「さて、陸軍へバレる前に、やってしまおう。」
「発射位置へ潜水艦は付いたか。」と、水中電話だ。
これは、アクデブ・ソナーを応用したものだ。
通話距離が限られるのが欠点だ。
実験潜水艦から、「いつでも。」と、少しモゴモゴ感がある返答だ。
「まだ、水中電話はイマイチだな。」
「まあ、無線は海中は無理ですからね。」
「よし、標的からタグ・ボートは離れたな。」「え、え。」
「よし、秒読み開始だ。」
「9.」「8.」「・・・・・・」「0.」
泡が多量に海面へ・・・ゴシラの上陸みたいだ。
そして、「バッシャ~ン。」と、派手に水が弾け飛ぶ。
ロケツト魚雷が噴煙を吹きだして・・・上空へ上がっていく。
とてもデカイ発射音だ。
やがて・・・ロケット魚雷は方向を水平に変えて・・・標的である廃艦へ・・・
数秒後に標的艦へ・・・見事に命中したのである。(標的が大きいからだ。)
初めての試射だから、火薬量は本来の量ではない。
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