大ッ嫌いな英雄様達に告ぐ

鮭とば

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本編

防衛と雑談

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ふー。
こんなもんかね。
ふと、店内の壁にかけてあった時計に目をやると、時刻は九時前。
結構経ってたな…。
「…!レィアさん、ちょっと待ってて…」
「ん?おーう」
そう言うと、ラウクムくんは右手を右耳に当て、表に出ていった。
多分近距離メッセージの魔法だろ。都市一つ分ぐらいの距離なら届くらしいそれは、多分俺にも届くんだろうが…今の所、俺にメッセージを飛ばせるのは、アーネとベルだけだし。
技術的には問題ないらしいのだが…どうやら個人個人に魔力の癖だとかがあるらしく、誰でもそれがある程度漏れているらしいのだが、俺はそれがどうもほとんど漏れていないらしい。
アーネは何度か俺の魔力を身体の中にめぐらせているし、ベルは造った人だから何とか特定出来ているらしい。
詳しくはわからん。シャルは分かってるらしいが。
全部シャルが言ってた事をまんま言っただけだし。
『ご苦労様だな、今代の。なんだ、メッセージの魔法について教えて欲しいのか?前も言ったと思うが』
いや、いらね。
一回聞いても分からねぇし、二回も三回も聞いたら飽きる。
『まぁ、無理に理解しろとは言わないが、知っておいて損はないと思うんだがな…』
いいよ別に。
それより、次は来るか?
『んー…俺の索敵範囲にゃいねぇな…ん?あぁ、これは大丈夫なヤツだ』
…滅茶苦茶不安になるなオイ。
てか、お前の索敵ってのがどうやってやってるのかがまた不思議なんだがな。
『…そういや、俺も生前はそこまで索敵出来た訳じゃなかったな…何でだ?』
知るか。
『まぁ、既に四回も退けてるんだ。しばらくは来ないと見ていいだろ』
どれも五人から六人程度だったから…二十人は蹴散らしたな。
『どれも顔が違ったからな。…けど、妙だよなぁ』
何が。
『いや、普通にここを──「レィアさんごめん!結構かかっちゃった!」
「謝るこたぁないぜ?そんで、向こうはなんて?」
すまんシャル、話はまた今度。
「みんなもあと三十分もしないうちに、こっちに着くって!」
「了解了解、それまでここを防衛してりゃあいいん──」
「あ!ごめん!また来た!」
だな?まで言えなかった。
うーん、ラウクムくんも大変だなぁ…。
ナビゲーターとメッセンジャーの両方の役割を果たさにゃならんとは…。
『今代の、こっちも来たぞ』
「…げ」
面倒な。
外もかなり活気づいて来たしな…。あまり本気を出せないか。
「ラウクム!五回目のお客さんだ!流れ弾に気をつけ──「レィアさん大変!「うわぁ!?」」
外に出たラウクムくんを追いかけて外に顔を出したと同時にラウクムくんも内側に顔を突っ込んできた。
「…何事だ?」
「ウチのクラスが襲われてるって!!」
「…あ?」
用意組そっちが襲われてる、だぁ?
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