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本編
西学と聖学2
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目の前の生徒達を一気に蹴散らしていく《煌覇》。
その勢いは凄まじいが──。
『弱いな』
「チ…贋物じゃあこんなものか…」
銀剣で撃った時と比べると、幾分…いや、かなり弱い。
それでも前衛の壁を抜くには充分で、そのまま後衛の方へと抜けていく。
「ッ…突破された!!後ろは回避!!」
誰か知らない生徒が、そう声を張り上げるが──。
「ガッ!」
「よそ見は厳禁だぞ」
「!?」
中に仕込まれていた双剣で、その生徒の仮面を思いっきり叩き割る。
それを見た西学の生徒達は、混乱したらしい。
恐らく、剣を投げたはずなのに、なぜ剣を握っているのか、という事だろう。
…うん?あれは…ルト先輩……?よし、少し気に食わないが、我慢して目立たせてもらおう。
『お…おい…大丈夫なのか?』
…多分。
右の剣を高く掲げ、声を張り上げる。
「俺の名前はレィア・シィル!!聖女直属英雄育成学校一年、二つ名は《緋眼騎士》!!十把一絡げの雑魚共に、この俺を倒せるか!?」
『お前に一気に視線が集中したぞ。ここいらでいいんじゃないか?』
分かってるよ。
あとはダメ押しで…。
「校章と糞みたいな自尊心を叩き折られたい奴からかかってこい!!群れるだけの小心者共!!」
これで大部分は俺に向いたな…任せたぞ。
『…それはいいが、投げた方はどうする気だ。放置か』
それは──こうする。
「砕けろッ!!」
俺がそう命令すると、後衛の前に突き立った千変剣が砕け散り、無数の破片となる。
それが一度に飛来、一気にこちらへ引き寄せられる。
それらを身体に纏う事無く、さりとて剣に付けるわけでもなく、その場に浮遊させ続ける。
「あー…キッツ…」
『大丈夫か?』
「いや、余裕」
『どっちだよ』
いくら擬似的な自分自身とはいえ、この数を一度に操るのは結構キツイ。
が…出来ない訳では無い。
それよりキツそうなのが、寄ってきた西学の生徒。
数は…。
『十二。《煌覇》撃てる程のスペースもないから、さっきよりピンチだな』
《血界》使用は…。
『当然禁止。目撃者が多過ぎる…だが』
…?
『ここまで人がいれば、いい目隠しになるんじゃないか?』
…あぁ、なるほどな。
俺は左の剣を地面に突き立て、それを支点に回転、周りにの生徒を文字通り蹴散らすが…三人ほど蹴った所で受け止められる。
俺は即座にそいつの首を足でホールド。
ついさっき、ウチの店で大男にやったようにそのまま起き上がり、しかし戦技は撃たずに俺を囲み込む一団から、ジャンプして抜け出す。
広く空いた空間に飛び出したと同時にあらかじめ胸元に入れていた左手を引き抜き、銀剣を具現化させていく。
しかし、それが形を成す前に俺の戦技は発動している。
右に千変剣、左に未完成の銀剣を構え、それぞれ地面と水平に構えて身体を捻る。
足に力を込め、爆発寸前のバネのようにたわめる。
「《雷塵》」
戦技の力によって加速されたその技は、あまりの速さに直進することしか出来ない。
しかし──故に最速。
地面を蹴ると、再び敵の中にいた。
「ァァァァアアアアアッッッ!!」
銀剣が形を成した頃には、既に敵中。
右の千変剣も投げ捨て、周りの欠片の一部にする。
「ここからが全力だ!!」
その勢いは凄まじいが──。
『弱いな』
「チ…贋物じゃあこんなものか…」
銀剣で撃った時と比べると、幾分…いや、かなり弱い。
それでも前衛の壁を抜くには充分で、そのまま後衛の方へと抜けていく。
「ッ…突破された!!後ろは回避!!」
誰か知らない生徒が、そう声を張り上げるが──。
「ガッ!」
「よそ見は厳禁だぞ」
「!?」
中に仕込まれていた双剣で、その生徒の仮面を思いっきり叩き割る。
それを見た西学の生徒達は、混乱したらしい。
恐らく、剣を投げたはずなのに、なぜ剣を握っているのか、という事だろう。
…うん?あれは…ルト先輩……?よし、少し気に食わないが、我慢して目立たせてもらおう。
『お…おい…大丈夫なのか?』
…多分。
右の剣を高く掲げ、声を張り上げる。
「俺の名前はレィア・シィル!!聖女直属英雄育成学校一年、二つ名は《緋眼騎士》!!十把一絡げの雑魚共に、この俺を倒せるか!?」
『お前に一気に視線が集中したぞ。ここいらでいいんじゃないか?』
分かってるよ。
あとはダメ押しで…。
「校章と糞みたいな自尊心を叩き折られたい奴からかかってこい!!群れるだけの小心者共!!」
これで大部分は俺に向いたな…任せたぞ。
『…それはいいが、投げた方はどうする気だ。放置か』
それは──こうする。
「砕けろッ!!」
俺がそう命令すると、後衛の前に突き立った千変剣が砕け散り、無数の破片となる。
それが一度に飛来、一気にこちらへ引き寄せられる。
それらを身体に纏う事無く、さりとて剣に付けるわけでもなく、その場に浮遊させ続ける。
「あー…キッツ…」
『大丈夫か?』
「いや、余裕」
『どっちだよ』
いくら擬似的な自分自身とはいえ、この数を一度に操るのは結構キツイ。
が…出来ない訳では無い。
それよりキツそうなのが、寄ってきた西学の生徒。
数は…。
『十二。《煌覇》撃てる程のスペースもないから、さっきよりピンチだな』
《血界》使用は…。
『当然禁止。目撃者が多過ぎる…だが』
…?
『ここまで人がいれば、いい目隠しになるんじゃないか?』
…あぁ、なるほどな。
俺は左の剣を地面に突き立て、それを支点に回転、周りにの生徒を文字通り蹴散らすが…三人ほど蹴った所で受け止められる。
俺は即座にそいつの首を足でホールド。
ついさっき、ウチの店で大男にやったようにそのまま起き上がり、しかし戦技は撃たずに俺を囲み込む一団から、ジャンプして抜け出す。
広く空いた空間に飛び出したと同時にあらかじめ胸元に入れていた左手を引き抜き、銀剣を具現化させていく。
しかし、それが形を成す前に俺の戦技は発動している。
右に千変剣、左に未完成の銀剣を構え、それぞれ地面と水平に構えて身体を捻る。
足に力を込め、爆発寸前のバネのようにたわめる。
「《雷塵》」
戦技の力によって加速されたその技は、あまりの速さに直進することしか出来ない。
しかし──故に最速。
地面を蹴ると、再び敵の中にいた。
「ァァァァアアアアアッッッ!!」
銀剣が形を成した頃には、既に敵中。
右の千変剣も投げ捨て、周りの欠片の一部にする。
「ここからが全力だ!!」
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