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本編
ゴリラと会議室
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そんな訳で翌日昼一時前。
昨晩はやたら赤髪の爆乳が文句言ってきたが、ンなモン知るかと言ってやった。
まぁ、寝る時に少し本気で寒そうにしていたので、コート一枚ぐらい貸してやったら速攻でくるまってた。よっぽど寒かったんだろな。
ただ、俺が愛用しているコートにヨダレの池を作りかけたのは解せんがな。
それはさておき。
今日も寒いのでそのコートを着、第三会議室を目指して歩き回る。
聖学祭の時にいくつか会議室がぶち抜か…もとい唐突な改装があったので、どれがどの会議室だったか分からなくなったのだ。
やっと見つけた頃には一時五分。
…遅刻厳禁とか言ってたけど、五分ぐらいなら別に…いいよな?
そーっ、と会議室の扉を開けると──。
ロの字型に配置された机、扉側から見て右側に《逆鱗》、《不動荒野》。左側に《勇者》、《雷光》、《臨界点》。奥の方には生徒会のメンツ。
…うわぁ…全員いる…。
『やたらめったら空気が重いんだが…あぁ、特に協力体制でも無いから《犬》と《猫》がモロに対立してんのか』
なんでわざわざコイツらを対面に座らせた!ルト先輩とか《雷光》がモロに殺気をバチバチ振りまいてるじゃねぇか!!
さらにそれだけじゃなくて生徒会の方も空気重いのは何でだ!?
『お前の遅刻じゃね?』
五分!五分だぞ!?それぐらい寛容な心持ちでスルーしろよ!!
「《緋眼騎士》、そこに座ってください」
「あ、はい」
副会長に言われて一番近い、手前側の席に座る。
「何分だ?」
生徒会サイドのゴリラ並に身体がゴツい男が口を開く。
「四分五十七秒です」
短くそう返すのは副会長。生徒会サイドには人が四人。
副会長と書記の男が一人、あとは知らないヤツ二人だが、ゴリラみたいな男と机の上から頭だけ出してる小さい女子、このどちらかが生徒会長なんだろう。
頭がそこまで考えた所で、ゴリラが再び口を開く。
「おい《緋眼騎士》」
「んぁっ!?何!?」
『お前変な声出てるぞ』
クッソ、やかましい!ンなの俺が一番よく知ってるわ!!
「お前は五分以内に来たから許そう。次から気をつけろ」
「え、あ、はい」
………え?それだけ?ラッキー。
で、座って。
誰も喋らない空間が生まれる。
………。
……。
…。
誰か喋らないの!?
え?これ会議だよな!?なんで喋らないの!?
聞こえる音って言ったらルト先輩とゴリラの口の隙間から漏れる「フシュゥゥゥゥ…」って息(?)だけだぞ!?
と、その時。
唐突に副会長が立ち上がる。
「来たか?」
ゴリラがそう聞くと副会長が静かに頷く。
一礼して生徒会側の扉から一度退席する副会長。
しかし一分もせずに副会長が戻ってきた。
「メッセージを受け取りました。会長は急用で来れないそうです」
その一言でゴリラが思いっきり机を叩く。
「あの人は…!!」
…まさか。
生徒会の会長って来てなかったのか。
昨晩はやたら赤髪の爆乳が文句言ってきたが、ンなモン知るかと言ってやった。
まぁ、寝る時に少し本気で寒そうにしていたので、コート一枚ぐらい貸してやったら速攻でくるまってた。よっぽど寒かったんだろな。
ただ、俺が愛用しているコートにヨダレの池を作りかけたのは解せんがな。
それはさておき。
今日も寒いのでそのコートを着、第三会議室を目指して歩き回る。
聖学祭の時にいくつか会議室がぶち抜か…もとい唐突な改装があったので、どれがどの会議室だったか分からなくなったのだ。
やっと見つけた頃には一時五分。
…遅刻厳禁とか言ってたけど、五分ぐらいなら別に…いいよな?
そーっ、と会議室の扉を開けると──。
ロの字型に配置された机、扉側から見て右側に《逆鱗》、《不動荒野》。左側に《勇者》、《雷光》、《臨界点》。奥の方には生徒会のメンツ。
…うわぁ…全員いる…。
『やたらめったら空気が重いんだが…あぁ、特に協力体制でも無いから《犬》と《猫》がモロに対立してんのか』
なんでわざわざコイツらを対面に座らせた!ルト先輩とか《雷光》がモロに殺気をバチバチ振りまいてるじゃねぇか!!
さらにそれだけじゃなくて生徒会の方も空気重いのは何でだ!?
『お前の遅刻じゃね?』
五分!五分だぞ!?それぐらい寛容な心持ちでスルーしろよ!!
「《緋眼騎士》、そこに座ってください」
「あ、はい」
副会長に言われて一番近い、手前側の席に座る。
「何分だ?」
生徒会サイドのゴリラ並に身体がゴツい男が口を開く。
「四分五十七秒です」
短くそう返すのは副会長。生徒会サイドには人が四人。
副会長と書記の男が一人、あとは知らないヤツ二人だが、ゴリラみたいな男と机の上から頭だけ出してる小さい女子、このどちらかが生徒会長なんだろう。
頭がそこまで考えた所で、ゴリラが再び口を開く。
「おい《緋眼騎士》」
「んぁっ!?何!?」
『お前変な声出てるぞ』
クッソ、やかましい!ンなの俺が一番よく知ってるわ!!
「お前は五分以内に来たから許そう。次から気をつけろ」
「え、あ、はい」
………え?それだけ?ラッキー。
で、座って。
誰も喋らない空間が生まれる。
………。
……。
…。
誰か喋らないの!?
え?これ会議だよな!?なんで喋らないの!?
聞こえる音って言ったらルト先輩とゴリラの口の隙間から漏れる「フシュゥゥゥゥ…」って息(?)だけだぞ!?
と、その時。
唐突に副会長が立ち上がる。
「来たか?」
ゴリラがそう聞くと副会長が静かに頷く。
一礼して生徒会側の扉から一度退席する副会長。
しかし一分もせずに副会長が戻ってきた。
「メッセージを受け取りました。会長は急用で来れないそうです」
その一言でゴリラが思いっきり机を叩く。
「あの人は…!!」
…まさか。
生徒会の会長って来てなかったのか。
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