大ッ嫌いな英雄様達に告ぐ

鮭とば

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本編

家と金

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さて、魔獣進行は無さげだし、打てる手もひとまず打った。
なので一旦、状況を確認したい。
区切りよく遡るなら……やはりあの西学との共同作戦の失敗からだろう。
魔族は《魔王》を降臨させることに成功。だが、どうも完全ではないらしく、《魔王》は本調子では無いようなことを言っていた。
加えて《腐屍者》のジェルジネンが逃亡。他の三大魔候は倒したので、残るは奴だけ。
だが、一番厄介なのも《腐屍者》で、《魔王》もこいつを追っているらしい。
恐らく《魔王》は中途半端な自身の力を完全に覚醒させるために動いており、その鍵は何故か《腐屍者》が握っている状態なのだろう。
いや本当になんで?どうなってんだよ。
謎は多いが、現状分かるのはこれぐらいか。
で、その《魔王》をどうにか討伐しなくてはならない、だが《魔王》の居場所は不明。今辛うじて分かっているのは《腐屍者》の方。
クアイちゃんに付けられていた魔術を辿り、アーネと《臨界点》の協力の元、奴の居場所を特定した。
ただ、割り出した場所が面倒この上なかった。
そこは断黒崖と呼ばれる魔族の古い都だったのだ。
場所は当然結界の外。グルーマルの抹消の影響も受けているらしく、断黒崖の正確な場所が不明。シャルも「分からん」と半ば積んでいた所に、もう一人の《勇者》のノエルが「分かる」と言ってくれたのが現状となる。

………少々長かったが、大筋はこんな感じだ。ここから俺達がしなくてはならないのは大きく分けて二つ。
一つは《腐屍者》ジェルジネンのいる断黒崖への襲撃、及び討伐。
もう一つは《魔王》の居場所の特定。
この二つが終われば、この長い長い戦争にもようやく終わりとなる。
いや、厳密に言うと、この二つが終わったら神が堕ちてくるんだが。まぁそこはとりあえず置いといて。
んでまぁ、一番不味い事は何かと言われれば、《魔王》曰く、現時点で結界を破壊すること自体は可能らしい事。奴がそれをしていないのは、今は《腐屍者》に奪われた力を回収することの方が優先されているが、それが終われば……おぉ怖い怖い。
と言う訳で、現在《魔王》の居場所探しもそうだが、《腐屍者》の討伐も当然優先度が高い。
先日行った根回しと言うのは、所謂協力者集め等だ。
流石に三人だけで行くのは無理だ。結界の外に出るのは何とかなるかもしれないが、相手が強過ぎる。加えて場所もかなり特殊だと聞く。
なので、心当たりの何人かに声をかけ、協力を要請した。
大人数で行っても魔族の魔術に焼かれて終わるのだから、少人数で行きたい。あと何より、俺と《勇者》の力を見られると困るので、少人数のチーム分けをした際に問題ないヤツが欲しい。
元々交友関係が広い訳では無いが、それでも何とかして数人選び、半ば祈るような感じで送った。あと一部ヤケクソ気味に「まぁ無理だろうな」と思いつつ送ったのも数名いるが……多分こっちは返事さえ返って来ない。
さて、そんな根回しを終えた所で。
「そろそろ帰るか」
「お前の家はここだろう?」
「馬鹿。分かってんだろ。ここもそうだけど、今は聖学がホームだ」
ヤツキにそう返し、少ない荷物をまとめてアーネと《勇者》に声を掛け始める。
規定の日付を回っても魔獣進行は来なかった。なんというか、拍子抜けと中途半端な警戒心が残って非常に気持ちが悪い。
「この後に攻め込んできたりしないだろうな……」
『来ないと思いたいがなぁ』
小さく呟くと、いつの間にやら戻ってきたシャルがそう答えた。
「お前どこ行ってたんだよ」
『話す事が無かっただけだ。居はしたさ。ずっとな』
本当か?なんかしれっと消えたりしないだろうな。
まぁ、これがホントか嘘か、どっちにしろ信じておくしかない。もし嘘でも秘密にすると決めたのなら、自身から話すまで絶対に口割らないからな、コイツ。
「そうですわね。御者も夜にでも来るでしょうし」
「え?もう出んの?ここに来たばっかじゃん。なんで来たんだよ」
「ここに来る前に理由は話したろ。確認だって」
という訳で森を出ることに。
今回は夜に森を出た後、アーネの家の馬車に乗ってゼランバへ戻る。プクナイムで一泊、ゼランバで一日泊まり、翌朝王都を経由してそのまま南下。南の……名前なんだっけ。まぁいいや。南の外縁都市に一泊し、その後聖学へと言う流れになる。
「そうか、もう行くのか」
夜になってアーネが荷物を取りに戻り、《勇者》が暇そうに外をぶら付き、そろそろだろうかと思っていると、ヤツキがそう話しかけてきた。
「ん?あぁ、一先ずは問題なさそうだし、俺らもずっとここにいる事は出来ないしな」
ソファでくつろぐヤツキにそう言う。
懸念は先程言った魔獣進行が遅れて来た場合。そうなった場合、ヤツキ一人ではほぼ間違いなく守りきれない。
「一応、教会の偉い奴に魔獣進行を気にかけとくよう言ったし、それを《王》に伝えるよう約束させはしたが……」
「ま、それぐらいが限界だろうな。こんな所に来るかどうかも分からない英雄を寄越す、みたいな事は出来るわけも無いし、そもそも本当にここに来るのかも分からんしな」
「………悪い」
「上等だろ。それに謝るな」
「万が一来たら、お前は逃げてプクナイムの連中に知らせに──ん?」
ヤツキにちょっとこっちに来い、と手招きされたので寄ると、問答無用で胸ぐらを掴まれ、額がぶつかりそうな程至近距離に引き寄せられる。
「!?」
「アホが。逃げる訳ねぇだろ。お前がそんな情けない事を言うなら、今から速攻で《魔王》と《腐屍者》を倒してこい。それで万事ハッピーエンドだ」
そう言って今度は突き飛ばすように手を離す。
「もしそうなったら、一体でも減らして後を楽にしてやるさ。それに、一応あんなモノも用意してくれたみたいだしな」
と言って視線をやった先にあるのは台所──いや、そのさらに奥の畑の方か。
「あんなので本当に届くのか?そもそも信用されるのか?」
「……あぁ。プクナイムの知り合いに話は通してある。畑の所じゃないと使えないのと、一発こっきりなのが難点だが」
「上等。それで充分だ」
俺が用意したのは信号弾。森のド真ん中で木々が生い茂っているのでほとんど使えないと思われていたが、芋を栽培している畑まわりだけは木々が生えていないし、周りの枝葉も他ほど密集していない。ここなら何とか真上に放てる。
「魔獣の素材と俺が特別に配合した火薬だ。真夜中だろうと真昼間だろうと、プクナイムぐらいまでなら余裕で届くさ」
試したことは無いが、敢えて断言する。
「……まぁ、使われないに越したことはないがな」
「なら、やっぱり使う事態になる前に、お前が全部終わらせるんだな」
「あぁ、勿論そのつもりだ」
そう言うと、ヤツキは「話は終わり」と言わんばかりにヒラヒラと手を振った。
「レィアー?ノエルー?馬車が森の近くまで来たらしいですわよー?」
タイミング良くアーネが俺達を呼ぶ。
「……じゃあな」
と言われ。
「あぁ」
それだけ言って家を出た。
またな、とは言えなかった。

── ── ── ── ──

その後、予定通りアーネの家の馬車に揺られてプクナイムを経由しゼランバへ。
プクナイムで宿泊した際、顔馴染みの突撃女に改めて「紅の森の方を常に気にかけてくれ」と伝え、プクナイムを後にする。
翌日の昼過ぎにはゼランバに到着。思ったより早く着いたので、このまま王都に行ってしまおうかと思ったが、シャルに止められた。
『家族と挨拶ぐらいさせとけ。次に会うのはまた半年位先なんだから』
それもそうか。元々アーネから予定を聞いてた時から「時間に余裕あるんじゃね?」とは思ってたけど、そういうことなら黙っとこう。
先に《勇者》に「余計なことは言うな、やるな、勝手に動くな」と強く言ってからアーネの屋敷に入る。
「ただいま戻りましたわ」
屋敷に着くと、執事のモーリスさんが俺達を出迎えてくれる。
「お帰りなさいませ。お嬢様、レィア様──おや?そちらの方は?」
「こちらはノエルですわ。レィアの……妹ですわ」
「おや何と。レィア様に妹君が」
本気で驚いたという顔のモーリス。そりゃそうだろ。だって文字通りそこらから生えた妹だし。
挨拶ぐらいしろと目で言うと、《勇者》は一礼をして「コンチハ」とだけ言う。
「明日私達も出ますから、それまで家に泊めてあげてもよろしいでしょう?」
「別に構わんぞ、アーネ」
そう言って奥の部屋から出てきたのはアーネの父親。
「無事帰ってきたな。私は嬉しい。レィア君も目立った傷は無さそうだ。しかし疲れているだろう?明日までゆっくり休みなさい。モーリス、そちらのノエルさんの部屋は──」
「あぁ、大丈夫だ。わざわざ部屋を用意してもらわなくても。俺と同じ部屋でいい」
そう言うと、アーネの父親が僅かに怪訝な顔をする。
「そんな遠慮しなくていいんだぞ?レィア君。ベッドもひとつしかないだろう」
「いんや、大丈夫だ。一日だけだしな。それにあのベッドは一人で寝るにゃ広いし」
まぁ、こう言いはするが、実際は俺がベッドで寝て、《勇者》にはソファで寝させるつもりだ。正直にそう言うと「客にそんな事はさせられない」とか言われそうだから言わないが。
「しかし仮に血縁と言えども男女が同じベッドに入るのは……」
アーネが居るのに変な気を起こすと思われてるのは少し……いや、あくまで一般論として言っているのだろうか。
「そ、それなら彼女は私の部屋に泊まることにしますの?」
え?何で?
『そりゃお前……アーネが兄貴と一緒のベッドで寝るって言ったらどうするよ』
思っていただけだったのに、どうも顔に出ていたらしい。
そしてアーネ達の気持ちはよくわかった。実際には同じベッドで寝るつもりはなかったがそれは言えないし、だったらそうするよな。
「……じゃあ、悪いけどそういう事で」
「おいおい、俺の意見はナシかよお兄ちゃん」
「ナシだ。文句あるなら縛って外に転がすぞ」
眉間に皺を寄せ、本気でやるつもりで睨むと、《勇者》は軽く口の端を上げながら肩を竦め、「お世話になります」と頭を下げた。
さて、荷物を一度部屋に置いたら少し外に行こう。
《勇者》の近くにいると背筋がざわつき、どうも気が休まらない。
似ているが似ていない。俺では無いが、俺に近しい。
例えるなら、非常にリアルで精巧な人形を見ているような気分。
出来はいいし完成度も高い。だが、どこか微妙に自分と違う。その微妙で小さな差異が、気持ち悪さに繋がるような。
まぁ、こればかりは仕方が無いのだろう。本能的なもののようだし
さて、少し行ってみたいところもあるし、ちょっと散歩だな。

── ── ── ── ──

という訳で早速宝石を換金。これで家にあった宝石はもうほとんど無くなってしまった。一応ヤツキに確認して持ってきたが全然問題なさそうだった。
以下その時の会話。
「そりゃ別に構わんが。そんなモノどうするんだ?」
「換金する。色々あって借金がな……」
「おいおい、何に使った?女か?ギャンブルか?それともその鎧の代金か?」
「うん?鎧……あぁいや、ちょっと王都の建物とかを壊してさ……」
「……力は見られてないよな?」
「その辺は大丈夫。で、それを立て替えてもらってたから、ちょっとずつ返してるんだよ」
「ふーん。律儀だな。踏み倒せばよかったのに」
「大貴族相手だぞ。無茶言うな」
「ま、なんにせよ、そいつは私からしたらただのゴミだ。なにかの素材になるかも、と思って残していたに過ぎん。もっとも、素材を残していても、私自身に加工技術はないんだが。言わば宝の持ち腐れという奴だ」
「腐らない宝石で本当に良かったよ。んじゃ貰うな」
以上。ちなみに、今回の支払いで終わるはず。金額も……うん、余裕を持って足りてる。
「マスター、メッセージです」
「うん?誰から?」
「アーネ様からです」
アーネ?何で?繋いでみるか。
「よう、どうし──」
『貴方今どこにいるんですの!?』
「──ビっクリした……どうしたお前?」
『あぁいえ、ちょっと貴方の部屋に行ったら姿が無かったので。誰も姿を見ていないと言ってますし』
屋敷の中での監視は辞めてくれたのか。ありがたい。
「ちょっと出掛けてるだけだよ。それももう終わっ──もうちょいで終わる」
あとは例の本屋に行って地図の話をしときたいぐらいか。元々行くような所などそう多くないし。
いつもなら後はベルの所に行くぐらいだが、今回は──あっ。
バッ!!と手元の金を確認し、ベルへの支払いとユーリアの親父さんへの支払いを足し算して手元の金から引く。
「……足りね」
全然足りない。ユーリアの父親に支払う分を差し引くと、一本分にも足りやしない。
くっそ、ヤツキと話した時になんか引っかかったんだよな。鎧じゃなくて剣だったか!あまりに出番がなくて忘れてた!!
『どうしたんですの?』
「あー……あぁー、いや、なんでもない。ただちょっと野暮用が出来てな」
この時点で俺の頭の中にあったのはベルにどう謝ったら支払い期限を伸ばしてもらえるかという事。
『大丈夫なんですの?貴方が野暮用と言う時は大体大惨事一歩手前な気がするんですけれど……』
「いやいや、そんな事はないぞ。単に顔馴染みの武器屋に顔を出す必要があるってことに気づいただけだから」
髪の中に手を突っ込む。手持ちで換金出来そうな物は何かあったっけ。魔獣の素材ぐらいだろうが、大きい物や取り扱いが難しいもの、街中でうっかりすると大惨事になりかねないものなどは森に置いてきている。さて何かあるだろうか──
『ベルの所ですわね?またマキナのメンテナンスですの?』
「あぁ、そうだ。この機会を逃したらまた半年ぐらい無いからな。コイツを直せるのなんてアイツだけだし」
指になにか触れる。これは……バレットビートルの死骸を入れた瓶か。いい素材だが、この程度じゃ剣一本分にもならない。他は……えっと……
『ふぅん、まぁ分かりましたわ。そうしたら、夜、少し空けておいて貰えますの?』
「え?夜?別にいいけど。なんかあるのか?」
『えぇ。そうしたら、後でまた貴方の部屋に行きますわね』
そう言って、メッセージは切れた。
……何だったんだ?
「ん、これは……あぁ、マンティコアの牙と爪か。素材としては加工しにくいけど出来たら優秀なヤツ。けどこんな加工しにくいモン、売る所を選ばないと中々高値じゃ……」
あ。そうか。
これで取引するか。

── ── ── ── ──

「おう、良くツラ見せれたな。とっとと金寄越せや」
とまぁ、会って早々そう言われた。
「はは、まぁまぁ落ち着いて、ベル。レィアさん久しぶり。モンスター……パレードだっけ?大丈夫だった?」
はいお茶、と言いながら座るよう勧めてくれたのはラウクム君。
久しぶり、元気してた?と返しながら、勧められるままに座る。
「おいアンタ何そんなのんびりしとんねん。ラウクムも茶ァ勧めとる場合やないで。そいつがウチに無理言って作らせた剣のせいでウチはつい最近まで体調崩しとってんぞ」
「ん、あぁ、それな。その魔獣進行なんだが、今年はなんか無かったんだよ。異常事態なんだが……まぁどうしようもないからな。引き上げてきた」
「はぁ!?ウチをあんだけ急かして無茶やらせて、結局成果なしって本気かアンタ!?ぶち殺すぞ!?」
「こらベル、流石に言い過ぎ。……だったら大丈夫そうだね。あそこは元々危険だけど、君なら問題は無いはず。で、今日は剣の支払いに来たって事で良いのかな?」
にこやかに笑いながら言っているが、ラウクム君の目の奥底は冷えている。友人であることは事実だが、それを差し引いても今回は商人として居る。だから取り立てると言う強い意志を感じる。
「あー、それなんだが」
と言って、髪の中から素材を幾つか取り出す。
「何や?」
「バレットビートルの死骸、マンティコアの牙爪、サンドワームの薄外甲、グリフォンの鉄爪。これを金の代わりに納めたい」
「足らんやろ。それじゃ」
「ぐっ」
バッサリ即答。それもそうだ。普通に売ったら大体剣一本分とお釣り。上手いことこれらを市場捌いても、せいぜい剣二本分。少なくとも残り二本分は足りない。
「あぁ、だからこれで一旦待って欲しい。この辺の素材なら、鍛冶屋が有効活用出来る物ばかりだろう?」
「そらそうやけどな……」
「レィアさん、あとどれだけ待てばいい?」
「半年。次の長期休暇まで俺はここに来れないからな。それまでに金になりそうな素材を集める」
「どうやって?」
「それは秘密。でもな、近々外に行く予定があるんでな。そこで稼げると踏んでる」
ま、実際は魔獣狩りに行く訳では無いので、《腐屍者》のついでに多少獲物を見繕う必要がある訳だが。
「ベル、どうする?」
ラウクム君が尋ねる。
「正直即金が欲しかった。寝込んどった間は金が減る一方やったしな。けどま、及第点やろ」
そう言って早くも素材に手を伸ばす鍛冶屋。
その様子を見て、ラウクム君は溜息を着く。
「じゃあ、ベルもそう言っている訳だし、今回は特別にそれでいいよ。けど、値段としては買い叩かせてもらうからね」
「ん、あぁ」
と言って彼が提示した額を見て苦笑する。
「随分と手酷いな」
「ちゃんとした額を用意しない方が悪いからね。利子分だと思ってよ」
「わぁってるよ。こっちとしては断られなかっただけマシなんだからな」
およそ剣半分ちょっと分。残り三本と半分弱の代金が残ったままという形だ。
「ちなみにこれ、次の支払いまでに用意出来なかったら?」
「そしたらアンタの髪を根こそぎ貰うわ。斬れんし燃えん髪ねんろ?いい素材になりそうやな」
「はは、冗談でも勘弁してくれ」
と、言って笑ったはいいが、向こうは全く笑ってなかった。
次に来る時は絶対に金を用意しておこう。
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