大ッ嫌いな英雄様達に告ぐ

鮭とば

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本編

自己紹介と問題点

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とりあえず、学生証に関してはあとからクードラル先生に言っとくか…そうすればなんとかなると思いたい…!
…何度ぶちのめしてもすぐ帰ってくるという怪物、オードラル先生はそのあたりにほっとけばいいか…。
「で、とりあえず次なにすればいいの?」
床の上で血まみれの先生を、足でつつきながら訊く。汚ぇな、オイ。
「つ、次は…」
しかも喋れるのな!正直期待してなかったわ!これ、普通なら致命傷だぞ!
「…次は?」
「班長決めて、ミーティングして解散んん…」
結構マトモに喋ったな。
と、いうわけで、アーネとあと三人を集めてミーティングをせねば。
「あれ?アーネぇ?どこいったぁ?」
「こちらですわ!馬鹿者!」
人を罵倒するのも大概にしろよ?
そっちの方へ行ってみると、アーネとほか三人、しっかり揃ってた。
てか、ラウクムくん、お前がこの班入ったってことは戦力に難アリってことか…?
とりあえず、自己紹介から。
「えー、初めまして。レィア・シィルといいます。武器はこのドデカイ大剣と、あとは双剣…?あ、魔法の類は一切使えないけど、手先というか毛先?は器用。スキルは…端的に言うと『超器用』ってことで。よろしく。あと、自分は男だから!」
こんなところでいいかな?ちなみに班メンバーは、男二人、女三人。
次は…アーネかな?
「私はアーネ・ケイナズ。魔法特化で、スキルは『圧縮』。これからよろしくおねがいしますわ」
端的すぎるだろお前…。
アーネの次は緑の髪をショートカットにしたちっちゃい女の子。
ちっちゃいってのは、主に全体的に。
「は!初めまして!クアイ・マナックといいたす!よろしくお願いします!あ、一応魔法ですが、特殊系です!スキルは『自分が落とした物の消音』です!」
特殊系ってなんだ?自分魔法のこと、一切わからんから、表面的なことしかわからないしな。
「スマン、特殊系ってなんだ?」
「あら、貴女は知らないので?」
うるさい、お前に聞いてねぇよ。
「は、はい!特殊系というのは、主に属性から外れた魔法のことを指します!例えば、念力のようなものや、疫病を流行らせたりする類、あとは、回復魔法もそちらになりまふ!」
あ、噛んだ。何このちっちゃい生き物。可愛いな。
「となると、どんな魔法を使うの?」
「えと、私は念力なんですが…」
戦力が低い理由ってなんだろ?聞いた感じ、汎用性も攻撃力とかも高そうだけど…。
「十グラムまでしか持ち上げられません…」
なんで入学しようと思った!そしてなんで出来た!
「お、オーケイ、次は?」
「なら僕が」
お、ラウクムくんか。
「僕はラウクム・ナーバーヤ。武器は…この戦槌。あとは色々使うけど、まぁ器用貧乏って感じかな。スキルは『食べた物の一時的なコピー』」
なんだ、有用そうなスキルじゃないか。
「みんな、強そうなスキルだと思うだろ?でもコレ、落とし穴があるんだ…」
「何?まさかその後下痢になるとかか?」
「いや、レィアさん、そうじゃなくてだね…このスキルのために必要な食事量が、約五キロなんだ…」
それ、食べた後動けなくならない?
「それは…使いどころが…」
「使えませんわね。まったく、これっぽっちも」
お前が言うと説得力ないな!アーネ!しかもズケズケ言うな!
あ、ラウクムくんがへこんでる…。
「…そろそろ次、アタイの番だよね?いいかい?」
「どうぞ!」
よかった!忘れるところだった!
黒くツヤツヤした髪をポニーテールにした、スレンダーな美女って感じかな。身長が自分より小さければ完全に好みだったんだが…惜しいな。
ん?クアイはどうかって?自分は貧乳好きではないからちょっと…。そういう意味では、もう少しボリュームが欲しかったかな。
「アタイはナタリ・ミル、一応剣士。スキルは『物質の変形』だよ」
おぉ、強そうじゃん!
武器は持ってないけど、その場で作るのかな?
「貴女はなぜこの班へ?非常に強そうですが?」
暗にラウクムくんとクアイさんを弱いと言っているが、正直少し気になった。
「アタイ?さぁ?スキルも戦闘に向いてるし、そこそこ闘えると思うけど?」
謎だ。
まぁ、何はともあれ、班仲間としてよろしくやっていこうか。
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