1 / 13
もう、いいのです
1
しおりを挟む
婚約者の王子に、好かれていないと分かっていました。
けれど、嫌われていても構わない。そう思い、放置していた私が悪かったのでしょうか?
用があると呼び出された城の一室、王子に会うのだからと正装をしてきたクレアに、婚約者であるフィル王子は婚約の破棄を告げた。
「すまない、他に好きな人ができてしまった」
言葉は謝っているけれど、どこか苛立ったような表情で私の手から、フィルは婚約指輪を取り外した。
咄嗟のことで防ぐことなんてできなかった。
婚約指輪がなくなった、それだけでまるで世界がひっくり返ってしまったかのような絶望感を感じてしまう。
そんな未練がましい自分のことが、嫌いで仕方なかった筈なのに。
「やめてくださいませ!」
必死で叫べば、なぜかフィルは嬉しそうな顔をした。
けれど、嫌われていても構わない。そう思い、放置していた私が悪かったのでしょうか?
用があると呼び出された城の一室、王子に会うのだからと正装をしてきたクレアに、婚約者であるフィル王子は婚約の破棄を告げた。
「すまない、他に好きな人ができてしまった」
言葉は謝っているけれど、どこか苛立ったような表情で私の手から、フィルは婚約指輪を取り外した。
咄嗟のことで防ぐことなんてできなかった。
婚約指輪がなくなった、それだけでまるで世界がひっくり返ってしまったかのような絶望感を感じてしまう。
そんな未練がましい自分のことが、嫌いで仕方なかった筈なのに。
「やめてくださいませ!」
必死で叫べば、なぜかフィルは嬉しそうな顔をした。
1,502
あなたにおすすめの小説
【完結】愛されないと知った時、私は
yanako
恋愛
私は聞いてしまった。
彼の本心を。
私は小さな、けれど豊かな領地を持つ、男爵家の娘。
父が私の結婚相手を見つけてきた。
隣の領地の次男の彼。
幼馴染というほど親しくは無いけれど、素敵な人だと思っていた。
そう、思っていたのだ。
[完結]愛していたのは過去の事
シマ
恋愛
「婚約破棄ですか?もう、一年前に済んでおります」
私には婚約者がいました。政略的な親が決めた婚約でしたが、彼の事を愛していました。
そう、あの時までは
腐った心根の女の話は聞かないと言われて人を突き飛ばしておいて今更、結婚式の話とは
貴方、馬鹿ですか?
流行りの婚約破棄に乗ってみた。
短いです。
愛する人の手を取るために
碧水 遥
恋愛
「何が茶会だ、ドレスだ、アクセサリーだ!!そんなちゃらちゃら遊んでいる女など、私に相応しくない!!」
わたくしは……あなたをお支えしてきたつもりでした。でも……必要なかったのですね……。
聖夜は愛人と過ごしたい?それなら、こちらにも考えがあります
法華
恋愛
貴族の令嬢であるメイシアは、親同士の政略によってランディと婚約していた。年明けには結婚が迫っているというのに、ランディは準備もせず愛人と過ごしてばかり。そんな中迎えたクリスマス、ランディはメイシアが懸命に用意した互いの親族を招いてのパーティーをすっぽかし、愛人と過ごすと言い出して......。
そんなに協力する気がないなら、こちらにも考えがあります。最高のプレゼントをご用意しましょう。
※四話完結
婚約者とその幼なじみの距離感の近さに慣れてしまっていましたが、婚約解消することになって本当に良かったです
珠宮さくら
恋愛
アナスターシャは婚約者とその幼なじみの距離感に何か言う気も失せてしまっていた。そんな二人によってアナスターシャの婚約が解消されることになったのだが……。
※全4話。
[完結] 私を嫌いな婚約者は交代します
シマ
恋愛
私、ハリエットには婚約者がいる。初めての顔合わせの時に暴言を吐いた婚約者のクロード様。
両親から叱られていたが、彼は反省なんてしていなかった。
その後の交流には不参加もしくは当日のキャンセル。繰り返される不誠実な態度に、もう我慢の限界です。婚約者を交代させて頂きます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる