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8. 事実は奇なり
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柳谷が言うには。
「まぁ、ノリと言うかさ。ウチのクラスの女子って何気にレベル高いって話になってさ」
他クラスから、「1-2は美人クラス」って評判らしく、殆ど他人と交流の無い俺でも聴こえてきてる。羨ましがられてるんだとか。
学年1処か学校1の美人って噂もある学級委員長たる優等生の前原祐美。顔立ちは勿論スタイルも完璧。
女子バスケ部の長身ポニーテール、兎波まどか。ややスレンダーでスラっと長い手足とか、モデルみたいと言われていて。
150cm未満のロリっ娘、原囿潤子。一見すると小学生に見えない事もないが、守ってやりたいと思わせるのはお約束。
金髪ギャルで巨乳デカ尻、帰国子女のハーフ、絵里・グレース 神崎。
彼女と共にクラスでも1,2を争う巨乳、栗色髪・碧眼ギャルの金井文香。
知的メガネ美人、黒髪ロングヘアーが魅力的で入試及び中間テスト学年上位の望月深月。胸が残念とは言われてるが、知的メガネらしからぬ柔らかな微笑みを浮かべる癒し系。
そして、竹刀を持つ彼女もまた、氷の剣姫と呼ばれる美少女。宮本ムサシ…もといムツミ。
1年は8クラスも有るのに(いや、まぁ、確かに全学部入れてだけどね)、2組にこれ程固まるってのはね。女子の比率が少ない7,8組からは恨み節も聞こえて来る。
「ムサシだって美少女ってのは誰も異論は無いんだ。でも、あんなに氷結感情無系じゃあな、って話になってさ。そしたら陽介が『いや、可愛いトコ有るんだ』って言い出して」
それはまた、なんと言うか。
「アイツが言い出すのって珍しいし、話題が話題だ。周りから突っ込まれてね。それて陽介が言ったのが」
「ムサシは僕の元カノだから。少しはアイツの事知ってるよ」
だったらしい。
「で、大騒ぎ。尤も、誰も信じちゃいなかったんだが、それを今朝、宮本に森田が話してさ」
森田似那。
モブと言えないくらいの可愛げな顔なんだけど、『NOデリカシー!』とか『歩くKYスピーカー』とか呼ばれる事で察してくれ。
「で、現在に至る、と」
なる程。
剣姫は、陽介に「元カノ」と言われた事にご立腹な訳だ。そう言えば、彼女が立っているのは陽介の席の辺りだな。
これは、陽介が来たら…。
言ってるそばから、やって来た三嶋陽介。
「おはよ…、あれ?」
流石のコミュ不足隠キャぼっちでも、この雰囲気は察するだろ。
「あ、み、宮本?」
「聞きたい事があるんだ、三嶋。私は三嶋の『元カノ』らしいのだが?」
「あ、いや、その」
顔色、真っ青を通り越すと土気色って言うけどマジかよ。あんな酷い顔色見た事ないし、汗も、あんなブワァーって直ぐに噴き出すモンなんだ。
「いつからだ?」
「えーと?」
「いつから、私は三嶋の『元カノ』になったんだ?」
全てを凍り付かさん。そんな雰囲気。流石は氷の剣姫。
竹刀を向けた、その圧と言ったら。
「ほら、その」
斬られる?誰もがそう思って。
「そもそも、いつ別れた?少なくとも私は振られた覚えはないぞ」
「え?」
クラス全員がハモった。
「貴様なんぞと付き合った事等無い!」
そう言って斬られる絵しか浮かばなかったから。
「ほ、ほら、その、僕なんかよりは…」
「それを決めるのは私の筈だが?」
うん、確かに正論。
でも失礼。感情的に全く納得出来ないのだけど。
「あ、僕、職員室に用事だった。これ、頼む」
通学鞄を机の上に置くと、脱兎の如く教室を出ようとする陽介。
「まて!陽介‼︎」
「ムツミ、頼む」
名を呼び合って?
剣姫も、名前呼び捨てに戸惑った?その間に陽介は教室を出て行った。
クラス内に戸惑いの雰囲気。
「うん、学級委員長として確認しましょう」
前原が、悪戯っぽい笑みを浮かべて宮本の所に来る。
「ムッちゃん、三嶋君に『元カノ』って言われて怒ってる。この認識で正しい?」
ムサシと呼ぶのは、ほぼ男子だ。
女子の仲間内では「ムッちゃん」呼びらしい。
「そうだが」
宮本は陽介の鞄を開けると、中身の教科書やノートを机にしまい始めた。
「で、私達は『元カノ』の"カノ"に怒りを持ってると思ってたんだけど、どうやら"元"の方が逆鱗に触れた、って事でいいのかしら?」
「私は別れたつもりも振られた覚えもない」
「つまり、ムッちゃんは『今カノ』な訳だ」
口を出したのは金井。
「そりゃ、怒りたくもなるわ」
知らぬ間に、過去の女にされてた訳だ。
って、マジで陽介と宮本、付き合ってるの?
「まぁ、ノリと言うかさ。ウチのクラスの女子って何気にレベル高いって話になってさ」
他クラスから、「1-2は美人クラス」って評判らしく、殆ど他人と交流の無い俺でも聴こえてきてる。羨ましがられてるんだとか。
学年1処か学校1の美人って噂もある学級委員長たる優等生の前原祐美。顔立ちは勿論スタイルも完璧。
女子バスケ部の長身ポニーテール、兎波まどか。ややスレンダーでスラっと長い手足とか、モデルみたいと言われていて。
150cm未満のロリっ娘、原囿潤子。一見すると小学生に見えない事もないが、守ってやりたいと思わせるのはお約束。
金髪ギャルで巨乳デカ尻、帰国子女のハーフ、絵里・グレース 神崎。
彼女と共にクラスでも1,2を争う巨乳、栗色髪・碧眼ギャルの金井文香。
知的メガネ美人、黒髪ロングヘアーが魅力的で入試及び中間テスト学年上位の望月深月。胸が残念とは言われてるが、知的メガネらしからぬ柔らかな微笑みを浮かべる癒し系。
そして、竹刀を持つ彼女もまた、氷の剣姫と呼ばれる美少女。宮本ムサシ…もといムツミ。
1年は8クラスも有るのに(いや、まぁ、確かに全学部入れてだけどね)、2組にこれ程固まるってのはね。女子の比率が少ない7,8組からは恨み節も聞こえて来る。
「ムサシだって美少女ってのは誰も異論は無いんだ。でも、あんなに氷結感情無系じゃあな、って話になってさ。そしたら陽介が『いや、可愛いトコ有るんだ』って言い出して」
それはまた、なんと言うか。
「アイツが言い出すのって珍しいし、話題が話題だ。周りから突っ込まれてね。それて陽介が言ったのが」
「ムサシは僕の元カノだから。少しはアイツの事知ってるよ」
だったらしい。
「で、大騒ぎ。尤も、誰も信じちゃいなかったんだが、それを今朝、宮本に森田が話してさ」
森田似那。
モブと言えないくらいの可愛げな顔なんだけど、『NOデリカシー!』とか『歩くKYスピーカー』とか呼ばれる事で察してくれ。
「で、現在に至る、と」
なる程。
剣姫は、陽介に「元カノ」と言われた事にご立腹な訳だ。そう言えば、彼女が立っているのは陽介の席の辺りだな。
これは、陽介が来たら…。
言ってるそばから、やって来た三嶋陽介。
「おはよ…、あれ?」
流石のコミュ不足隠キャぼっちでも、この雰囲気は察するだろ。
「あ、み、宮本?」
「聞きたい事があるんだ、三嶋。私は三嶋の『元カノ』らしいのだが?」
「あ、いや、その」
顔色、真っ青を通り越すと土気色って言うけどマジかよ。あんな酷い顔色見た事ないし、汗も、あんなブワァーって直ぐに噴き出すモンなんだ。
「いつからだ?」
「えーと?」
「いつから、私は三嶋の『元カノ』になったんだ?」
全てを凍り付かさん。そんな雰囲気。流石は氷の剣姫。
竹刀を向けた、その圧と言ったら。
「ほら、その」
斬られる?誰もがそう思って。
「そもそも、いつ別れた?少なくとも私は振られた覚えはないぞ」
「え?」
クラス全員がハモった。
「貴様なんぞと付き合った事等無い!」
そう言って斬られる絵しか浮かばなかったから。
「ほ、ほら、その、僕なんかよりは…」
「それを決めるのは私の筈だが?」
うん、確かに正論。
でも失礼。感情的に全く納得出来ないのだけど。
「あ、僕、職員室に用事だった。これ、頼む」
通学鞄を机の上に置くと、脱兎の如く教室を出ようとする陽介。
「まて!陽介‼︎」
「ムツミ、頼む」
名を呼び合って?
剣姫も、名前呼び捨てに戸惑った?その間に陽介は教室を出て行った。
クラス内に戸惑いの雰囲気。
「うん、学級委員長として確認しましょう」
前原が、悪戯っぽい笑みを浮かべて宮本の所に来る。
「ムッちゃん、三嶋君に『元カノ』って言われて怒ってる。この認識で正しい?」
ムサシと呼ぶのは、ほぼ男子だ。
女子の仲間内では「ムッちゃん」呼びらしい。
「そうだが」
宮本は陽介の鞄を開けると、中身の教科書やノートを机にしまい始めた。
「で、私達は『元カノ』の"カノ"に怒りを持ってると思ってたんだけど、どうやら"元"の方が逆鱗に触れた、って事でいいのかしら?」
「私は別れたつもりも振られた覚えもない」
「つまり、ムッちゃんは『今カノ』な訳だ」
口を出したのは金井。
「そりゃ、怒りたくもなるわ」
知らぬ間に、過去の女にされてた訳だ。
って、マジで陽介と宮本、付き合ってるの?
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