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あなたの決意
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「ありがとう、嬉しい」
「ああ」
そんな会話をしながら到着したレストランは、外観も内観も、とても洗練された一流の雰囲気を感じた。かなり場違いな感覚は拭いきれないけど、もう覚悟を決めるしかない。
「いらっしゃい、樹君。よく来てくれたね。アメリカはどうだった?」
「お久しぶりです。はい、何とか頑張ってました。柚葉。こちら、オーナーの原田さん」
「は、初めまして。間宮です」
「間宮さん、とても可愛いらしい方ですね。樹君の大切な人だと伺っていますよ」
「えっ、あっ、そんな……」
何て言えばいいのかわからない。
大切な人だなんて、すごく素敵な嬉しい言葉だけど……
40代と思われるオーナーさんは、とても優しい笑顔でテーブルに案内してくれた。
席に着いて、樹がお店の方にオーダーしてくれた。
コース料理とワイン。
「そんなに緊張しなくていい。オーナーもあんな感じで気楽に対応してくれる」
「う、うん、そうだね。ちょっと安心した」
フランス料理をゆっくりと1品1品味わい、とても幸せな時間を過ごした。そこまで固いルールもなくて、集中して食事を楽しめた。
それは、間違いなく、お店の方の温かい気遣いと樹のサポートのおかげだった。
「すごく美味しい。こんなに綺麗なお料理があるなんて。お皿に絵が描かれてるみたい」
使い慣れない言葉を思わず口にしてしまった。
ちょっと恥ずかしい。
一通り食事も終わり、最後のデザートが運ばれてきた時だった。
「樹!!」
その声に振り向くと、そこには沙也加さんがいた。
沙也加さんのドレスアップした姿が鮮やかに目に飛び込んできた。
ど、どうして? こんなところで会うなんて……
本当に……嘘みたいに綺麗だ。
こうして並んだら、私なんて霞んでしまう。
「樹、どうしてここに?」
「柚葉と食事に来た」
沙也加さんのこの様子じゃあ、これは本当に偶然なの?
「ああ」
そんな会話をしながら到着したレストランは、外観も内観も、とても洗練された一流の雰囲気を感じた。かなり場違いな感覚は拭いきれないけど、もう覚悟を決めるしかない。
「いらっしゃい、樹君。よく来てくれたね。アメリカはどうだった?」
「お久しぶりです。はい、何とか頑張ってました。柚葉。こちら、オーナーの原田さん」
「は、初めまして。間宮です」
「間宮さん、とても可愛いらしい方ですね。樹君の大切な人だと伺っていますよ」
「えっ、あっ、そんな……」
何て言えばいいのかわからない。
大切な人だなんて、すごく素敵な嬉しい言葉だけど……
40代と思われるオーナーさんは、とても優しい笑顔でテーブルに案内してくれた。
席に着いて、樹がお店の方にオーダーしてくれた。
コース料理とワイン。
「そんなに緊張しなくていい。オーナーもあんな感じで気楽に対応してくれる」
「う、うん、そうだね。ちょっと安心した」
フランス料理をゆっくりと1品1品味わい、とても幸せな時間を過ごした。そこまで固いルールもなくて、集中して食事を楽しめた。
それは、間違いなく、お店の方の温かい気遣いと樹のサポートのおかげだった。
「すごく美味しい。こんなに綺麗なお料理があるなんて。お皿に絵が描かれてるみたい」
使い慣れない言葉を思わず口にしてしまった。
ちょっと恥ずかしい。
一通り食事も終わり、最後のデザートが運ばれてきた時だった。
「樹!!」
その声に振り向くと、そこには沙也加さんがいた。
沙也加さんのドレスアップした姿が鮮やかに目に飛び込んできた。
ど、どうして? こんなところで会うなんて……
本当に……嘘みたいに綺麗だ。
こうして並んだら、私なんて霞んでしまう。
「樹、どうしてここに?」
「柚葉と食事に来た」
沙也加さんのこの様子じゃあ、これは本当に偶然なの?
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