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友情は未来へのドアを開く~理久side~
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『彩葉先生。すみません、最後まで残ってもらって。どうしても…話したいことがあって』
『ううん。今日は大丈夫だから気にしないで』
誰もいない保育園。
奥の保育室で2人きりで話す。
本当なら彩葉先生をご飯に誘いたかったけど、婚約者がいる人に、それは出来なかった。
『雪都君のパパは本当にイケメンですね。何度見てもそう思います』
『…うん』
少し答えにくそうにしてる彩葉先生。
さっき保育園に来て、雪都君を連れて帰った九条さん。
登場から退出まで、あまりにも爽やかでカッコ良くて…
彩葉先生がいるってわかってても、他の先生達は九条さんを見ていつもきゃあきゃあ言ってる。
相変わらずのミーハーぶりに笑ってしまう。
そうだよ、どこまでもいっても本物のイケメンには敵わない、適うはずがない。
それに…
あの人は、僕に無いものを全部持ってるから。
どれだけ頑張ったところで、僕が勝てる要素なんて何ひとつないんだ。
『いいですよね。好きな人と一緒に暮らせるなんて。どんな感じなのかな…本当にうらやましくて夢のようです』
『理久先生…ごめんね』
『すみません、謝らせて。嫌味でしたよね、ごめんなさい。つい、あの人がうらやましくて』
本当に情けないな、僕は。
かっこ悪い。
『…理久先生の気持ちに答えられなくて申し訳なかったって…すごく思ってる』
彩葉先生をこんなに悩ませて、僕の方が申し訳ないよ。
でも…
『僕は九条グループの御曹司には勝てないです。ましてやあんなにイケメンで賢くて優しくて。全てにおいて劣ってる』
溢れる想いはどうして消せなくて、結局、こうしてまた悩ませてしまう。
『理久先生…本当にそんなことないから。理久先生には理久先生の良いとこがたくさんある。私は知ってるよ。だから、そんなこと言わないで』
必死に言ってくれる彩葉先生の言葉、すごく嬉しい。
なのに、その言葉が余計に自分自身を追い込んでしまうんだ。
『ううん。今日は大丈夫だから気にしないで』
誰もいない保育園。
奥の保育室で2人きりで話す。
本当なら彩葉先生をご飯に誘いたかったけど、婚約者がいる人に、それは出来なかった。
『雪都君のパパは本当にイケメンですね。何度見てもそう思います』
『…うん』
少し答えにくそうにしてる彩葉先生。
さっき保育園に来て、雪都君を連れて帰った九条さん。
登場から退出まで、あまりにも爽やかでカッコ良くて…
彩葉先生がいるってわかってても、他の先生達は九条さんを見ていつもきゃあきゃあ言ってる。
相変わらずのミーハーぶりに笑ってしまう。
そうだよ、どこまでもいっても本物のイケメンには敵わない、適うはずがない。
それに…
あの人は、僕に無いものを全部持ってるから。
どれだけ頑張ったところで、僕が勝てる要素なんて何ひとつないんだ。
『いいですよね。好きな人と一緒に暮らせるなんて。どんな感じなのかな…本当にうらやましくて夢のようです』
『理久先生…ごめんね』
『すみません、謝らせて。嫌味でしたよね、ごめんなさい。つい、あの人がうらやましくて』
本当に情けないな、僕は。
かっこ悪い。
『…理久先生の気持ちに答えられなくて申し訳なかったって…すごく思ってる』
彩葉先生をこんなに悩ませて、僕の方が申し訳ないよ。
でも…
『僕は九条グループの御曹司には勝てないです。ましてやあんなにイケメンで賢くて優しくて。全てにおいて劣ってる』
溢れる想いはどうして消せなくて、結局、こうしてまた悩ませてしまう。
『理久先生…本当にそんなことないから。理久先生には理久先生の良いとこがたくさんある。私は知ってるよ。だから、そんなこと言わないで』
必死に言ってくれる彩葉先生の言葉、すごく嬉しい。
なのに、その言葉が余計に自分自身を追い込んでしまうんだ。
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