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2人の想いと私の思い
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『…話…あるんだよね』
『あ…』
『…聞くよ。全部話して…』
私は、その言葉に甘えるように話し始めた。
『ご飯…誘ってもらったんだけど…一緒には行けないんだ。私…好きな人がいるから』
『…そっか…わかってたけど、改めて聞くとちょっと動揺してしまうな…』
『慧君には、本当にいろいろ支えてもらったのに…ごめんね…』
『ううん、そんなことは気にするなよ。雫ちゃんのが笑っていられるなら、それでいいからさ。俺も…自分のこと、いろいろ考えてるから…だから…』
『慧君…』
『俺、北海道に行く』
『え…?』
『前から誘われてたんだ。なかなか決心がつかなくてさ…でも、やっと気持ちが固まったよ。北海道で仕事頑張ってみようと思う。俺も頑張るから、雫ちゃんも頑張って。あっ、ごめん、電話入ったから切るね…また』
慧君…
北海道に行くんだ…
なんだか、ちょっと心に穴が開いたような気がした。
いつも近くにいてくれたから…
慧君も希良君も、私にとっては、とても大切な人…
だけど、みんないつかは…
私の知らない人生を歩む。
それは、当たり前のこと…
私は2人を素直に応援したい。
そして…
私も…
1番大切な人と…
新しい人生を歩んで行きたい…そう、思った。
『あ…』
『…聞くよ。全部話して…』
私は、その言葉に甘えるように話し始めた。
『ご飯…誘ってもらったんだけど…一緒には行けないんだ。私…好きな人がいるから』
『…そっか…わかってたけど、改めて聞くとちょっと動揺してしまうな…』
『慧君には、本当にいろいろ支えてもらったのに…ごめんね…』
『ううん、そんなことは気にするなよ。雫ちゃんのが笑っていられるなら、それでいいからさ。俺も…自分のこと、いろいろ考えてるから…だから…』
『慧君…』
『俺、北海道に行く』
『え…?』
『前から誘われてたんだ。なかなか決心がつかなくてさ…でも、やっと気持ちが固まったよ。北海道で仕事頑張ってみようと思う。俺も頑張るから、雫ちゃんも頑張って。あっ、ごめん、電話入ったから切るね…また』
慧君…
北海道に行くんだ…
なんだか、ちょっと心に穴が開いたような気がした。
いつも近くにいてくれたから…
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だけど、みんないつかは…
私の知らない人生を歩む。
それは、当たり前のこと…
私は2人を素直に応援したい。
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1番大切な人と…
新しい人生を歩んで行きたい…そう、思った。
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