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番外編
番外編 親父たちのオヤジピック 障害馬術
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「読者の皆様、こんにちわもしくはこんばんわ。司会担当の冒険者パーティードリフターのリーダーをやっております村正です。今回のオヤジピックは障害馬術をやってみたいと思います。どんな結果になるか、どうぞお楽しみください」
とある某所。
オヤジピックの障害馬術が行われようとしていた。
「教授!本当にやるのか?」
「うむ、何か問題でもあるのかね?」
「馬に乗った経験のある教授、ブドウ、影、それに職業が侍である拙者はスキルのおかげで馬に難なく乗れるが、軍曹が圧倒的に不利だと思うんだが……」
「うむ、その事については私も直接軍曹に聞いたんだが、本人は「問題ない」と答えていた」
「そうなのか?」
「うむ、軍曹は冷静な男だ!彼を信じよう」
「それはわかったが、もう一つ問題があるんだが?」
「うむ、なんだね?」
「……これ、どうにかならなかったのか?」
「うむ、これとは?」
「教授は馬に乗っているからいいけど、拙者はミニチュアホース、影はガゼル、ブドウは四不象、軍曹はロバとなっているんだが、これはどう説明してくれんだ?」
「うむ、馬を一頭しか借りれなくて後は代用品で我慢しくれたまえ」
「逆に四大珍獣の一つとして数えられる生き物をどこから調達したんだ!そっちの方が、逆にすごいと思うんだが?」
「うむ、企業秘密だよ!」
そんな教授と村正の会話の中、親父たちはスタート地点に集まった。
「うむ、スタート前に言っておくが、これオリンピックの障害馬術とは少し違う」
「わかっているでござる」
「障害馬術のための審判がいないから、障害物を乗り越えて一番にゴールしたものが勝利というルールにしたんだろう!」
「障害物競争だなこれは!」
「肯定であります!」
そんな事を言っている間にスタートの大砲が鳴り、全員一斉にきれいにスタートしたが、やはり異種動物であったために性能の差が出たのだが、トップに躍り出たのは教授の馬ではなく軍曹のロバであった。
「あのロバ速いでござる!」
「うむ、ロバは一見のろまなイメージがあるが実際は頑丈で力が強く、あのナポレオンも山越えの時、乗っている」
「絵は白馬だったけどな」
「脚色は犯罪だ!」
そんな親父たちは会話をよそに軍曹のロバは第一の障害物である柵を破壊して前に進んだ。
「教授!本当にアレはロバなのか?」
「どう考えてもおかしいでござる?」
「うむ、ここは異世界だよ。私たちの考えは通用しない」
「わし、四不象をケガさせたくないから棄権する」
そう言って、ブドウは棄権し、残りはトップを独走する軍曹、それを追いかける村正、教授、影の四人になった。
第二の障害物はプール。
ここで軍曹のロバが躊躇していた。
「うむ、あのロバは水が苦手のようだね!」
「拙者たちがここで追い越せば……」
「優勝でござる!いけ半蔵号」
そう言って影のガゼルはジャンプした。
高さにして十メートル。
「きょ、教授……あのガゼルの変じゃないか?普通ガゼルってあんなに高く飛ぶか?」
「うむ、さすがは異世界の動物とだけ言っておこう」
「肯定であります」
一気に影がトップに躍り出たかと思ったが、ジャンプした方向は大きくコースをはずれた。
そのままレースに戻ろうことはなかった。
影リタイア。
残りは、村正と教授、そして遅れること軍曹の三人になった。
この後、村正と教授はプールを渡り、軍曹も即席で作ったボートにロバを乗せて渡った。
残るはゴールまでのストレート。
「馬に乗っている教授には悪いが、一着はもらう!」
「うむ、勝負に情けは無用さ!」
「肯定であります!」
三者が並んで、ゴールを目指す。
一体が最初にゴールのテープを切ったのは…………だれも切れなかった。
ゴールの手前にある落とし穴に全員が落ちた。
「何でゴールの前に落とし穴があるんだ!」
「うむ、障害物競争と言っても限度があると思うんだがね!」
「肯定であります!」
こうしてバラエティ番組のようなお約束でオヤジピックの障害馬術は終わった。
とある某所。
オヤジピックの障害馬術が行われようとしていた。
「教授!本当にやるのか?」
「うむ、何か問題でもあるのかね?」
「馬に乗った経験のある教授、ブドウ、影、それに職業が侍である拙者はスキルのおかげで馬に難なく乗れるが、軍曹が圧倒的に不利だと思うんだが……」
「うむ、その事については私も直接軍曹に聞いたんだが、本人は「問題ない」と答えていた」
「そうなのか?」
「うむ、軍曹は冷静な男だ!彼を信じよう」
「それはわかったが、もう一つ問題があるんだが?」
「うむ、なんだね?」
「……これ、どうにかならなかったのか?」
「うむ、これとは?」
「教授は馬に乗っているからいいけど、拙者はミニチュアホース、影はガゼル、ブドウは四不象、軍曹はロバとなっているんだが、これはどう説明してくれんだ?」
「うむ、馬を一頭しか借りれなくて後は代用品で我慢しくれたまえ」
「逆に四大珍獣の一つとして数えられる生き物をどこから調達したんだ!そっちの方が、逆にすごいと思うんだが?」
「うむ、企業秘密だよ!」
そんな教授と村正の会話の中、親父たちはスタート地点に集まった。
「うむ、スタート前に言っておくが、これオリンピックの障害馬術とは少し違う」
「わかっているでござる」
「障害馬術のための審判がいないから、障害物を乗り越えて一番にゴールしたものが勝利というルールにしたんだろう!」
「障害物競争だなこれは!」
「肯定であります!」
そんな事を言っている間にスタートの大砲が鳴り、全員一斉にきれいにスタートしたが、やはり異種動物であったために性能の差が出たのだが、トップに躍り出たのは教授の馬ではなく軍曹のロバであった。
「あのロバ速いでござる!」
「うむ、ロバは一見のろまなイメージがあるが実際は頑丈で力が強く、あのナポレオンも山越えの時、乗っている」
「絵は白馬だったけどな」
「脚色は犯罪だ!」
そんな親父たちは会話をよそに軍曹のロバは第一の障害物である柵を破壊して前に進んだ。
「教授!本当にアレはロバなのか?」
「どう考えてもおかしいでござる?」
「うむ、ここは異世界だよ。私たちの考えは通用しない」
「わし、四不象をケガさせたくないから棄権する」
そう言って、ブドウは棄権し、残りはトップを独走する軍曹、それを追いかける村正、教授、影の四人になった。
第二の障害物はプール。
ここで軍曹のロバが躊躇していた。
「うむ、あのロバは水が苦手のようだね!」
「拙者たちがここで追い越せば……」
「優勝でござる!いけ半蔵号」
そう言って影のガゼルはジャンプした。
高さにして十メートル。
「きょ、教授……あのガゼルの変じゃないか?普通ガゼルってあんなに高く飛ぶか?」
「うむ、さすがは異世界の動物とだけ言っておこう」
「肯定であります」
一気に影がトップに躍り出たかと思ったが、ジャンプした方向は大きくコースをはずれた。
そのままレースに戻ろうことはなかった。
影リタイア。
残りは、村正と教授、そして遅れること軍曹の三人になった。
この後、村正と教授はプールを渡り、軍曹も即席で作ったボートにロバを乗せて渡った。
残るはゴールまでのストレート。
「馬に乗っている教授には悪いが、一着はもらう!」
「うむ、勝負に情けは無用さ!」
「肯定であります!」
三者が並んで、ゴールを目指す。
一体が最初にゴールのテープを切ったのは…………だれも切れなかった。
ゴールの手前にある落とし穴に全員が落ちた。
「何でゴールの前に落とし穴があるんだ!」
「うむ、障害物競争と言っても限度があると思うんだがね!」
「肯定であります!」
こうしてバラエティ番組のようなお約束でオヤジピックの障害馬術は終わった。
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