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第一章
1-200 特別編 異世界で師匠に出会い弟子入りします?!⑤
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奴の訓練は本当にきつい。内容は丁寧に教えてくれるのだが...かなり身体に負担がかかる。
その原因はわかっている。
この世界の魔力と私達の魔力が合わないからだ。
でも、これをマスターしないと困るのも私達なので、弱音を吐いている暇はない。
私達が死に物狂いで訓練している間、ブルーム兄さんはリン達と過ごしていたようだ。
しかも知らないうちに、この世界に友達やファンを増やしていたのだ。
兄さんの人柄というか性格なのだろう。
さすがとしか言いようがなかった。
ブルーム兄さんは兄さんで自分が出来ることで私達の分まで彼らに恩返しをしてくれていた。
"俺馬鹿だからよ、あのおっさんの言っている事が理解できないからお前達と一緒に訓練受けれなくて悪いな。
でもその分、他のとこで頑張るからな。"
"ええ。私達が兄さんの分も頑張って一日でも早く方法を習得して兄さんに伝えれるようにしておきます。"
"兄さんも無理はしないでね。知らない土地なんだから。"
"兄さんはどこにいても兄さんなんだね。凄いよ。"
「本当に無理だけはするな。」
一日の終わりには兄弟で報告会を必ずする事にした。
今までも寝る前に一日の出来事を話したりしていたが、ここは異世界だ。
なお兄弟間でのこの話合いが大切となった。
"しかし!この世界の連中は皆んな心が広い。皆んな見知らぬ俺に声をかけてくれたり、食べ物をくれたりするんだ。"
ブルーム兄さんの話は特に参考になる。
この世界を知る重要な情報源だ。
何故なら私達は一日中あの紳士風の奴の付きっきりでの訓練しかしてないからだ。
"今日はこの世界の冒険者ギルドに行ってきた。
ここは凄いぞ。冒険者ギルドと商業ギルドが一つの建物の中にあるんだ。
で、冒険者ギルドのギルドマスターがあの冒険者の格好をしたおっさんだ。
商業ギルドのギルドマスターがあの眼鏡をかけたばぁーさんだった。"
兄さんの言葉に私達は驚いた。
リンとアキラの両親以外の保護者達。
それぞれ纏うオーラや雰囲気からしてそれなりの曲者だとおもっていたが...それほどとは。
"あと、凄いのが人種関係なく皆んな平等に働いていたぞ。
ギルドの受付には獣人やエルフ、ドワーフなんかも普通に仕事していた。
他の連中もそれが当たり前のようにしてた。"
この言葉には私達も驚いた。
"それは本当ですか?"
ラース兄さんの言葉にブルーム兄さんは頷いた。
"ああ。しかもよく話を聞くと賃金とかよ条件も皆んな同じなんだってよ。
ドワーフだから低いとかないんだとよ。
冒険者パーティーも、色んな人種が混合で組んでる奴が大半だった。"
その話は私達の世界ではあり得ない事だった。
ドラゴン族は畏怖の対象でエルフは人によれば魔女扱いされる。
ドワーフや獣人になれば奴隷扱いされる場合がある。
だから人に化けて生活している事が多い。
そんな彼らのための闇市というのがあって人に化けれる薬を売っているような世界なのだ。
それでも私達のいる街はまだその偏見が"マッシ"な方なのだと、父さん達から聞いた。
それはあの国王が心が広いからだと言うのだ。
以前の国王はそうじゃなかったのだが、今の国王はドワーフ、エルフ、獣人だからと言って偏見を持つのはおかしいと考える人だからドワーフでも一人前と扱って生活ができているのだ。
それでもやはりなかには偏見の目で見る人がいるのだ。
だからブルーム兄さんから聞く話は私達には夢の様な話だった。
"なぁー。俺たちの世界ももっと良い世界になればいいよな...。"
ブルーム兄さんの言葉に私達も頷いた。
"兄さんたくさんこの世界の事を学んで下さい。それを持って帰りましょう。"
ラース兄さんの言葉にブルーム兄さんはわかったと頷いていた。
翌日の訓練は、もっときついものだった。
この世界の魔力を身体に入れると気分が悪くなり吐きだしてしまう。
それでも私達は弱音を吐く事なく踏んばった。
『良いですか。《自然魔力》は取り入れる側が溶け込もうとしないと反発します。《自然魔力》の色、濃度に自分の魔力量を溶け合わせるようにしてみなさい。』
奴も中々進歩しない私達に合わせて根気よく教えてくれる。
半日踏ん張ってなんとか体内に《自然魔力》を取り込み維持ができるようになった。
あとは操作して扱えるようにならないといけない。
難易度は今まで私達がキリル姐さん達から学んできたものより遥かに難しいし。
でも一番面白かった。
それは全く知らない事を新たに学べるのもあったのだけど...何よりこの人の教え方が好きだ。
口調はあれだけど、私達兄弟の個々の適性を瞬時に見抜いてそれぞれにあったちゃんとした指導をしてくれる。
本当に口調は過去一最悪なんだけどね...。
『はっ?その程度なんですか?情けない。それでもドラゴン族ですか?』
『ラース。あなたは口は達者ですが...意外と根性は虫以下ですね。』
『スノー。あなたももう少し根性があると思いましたが...その程度?』
『ローダン。あなたはおしゃぶりでもしゃっぶっておきますか?』
『フレア。...はー。情けない。』
おかげで彼の前では私達は一切弱音を吐くことはなかった。
なんかしゃく!!だからね。
スパルタ訓練のおかげで私達兄弟はかなりの能力アップができただけでなく新たな技も使えるようになった。
あとは、これをブルーム兄さんに教えるだけとなったのだが...それがまた大変だった。
ブルーム兄さんの理解力は私達兄弟の中で一番やっかい(説明の仕方がね)。
兄弟で協力してブルーム兄さんに教えていって...なんとか習得してくれた時には感動して皆んなで泣いた。
その日はリン達家族が私達のためにお祝いのパーティーまでしてくれた。
食べたことのない野菜やお肉、果物を振舞ってくれた。
翌朝。いよいよここで習得した技を使用して家に帰る事に。
リン達と離れ離れになるのは寂しいけど、あの人が言うには私達がこの技をちゃんと自分のモノに出来ていたらいつでも自由にリンの世界に行き来ができると言うのだ。
それなら...と思って、皆んなに見守られて早速魔法を使う事に。
『準備はいいですか?自分達が使う魔力はほんの一部。後はこの世界にある《自然魔力》を使うんですよ。行き先の風景をしっかり思い浮かべてそこに行く道を作るんです。』
私達が力を使いやすいように最後までアドバイスをくれる。
『あと、必ず扉をイメージする様に。渡る前は開けるイメージを。渡り終えたら閉めるイメージを。出ないと魔力の反乱を受けて別の世界に行ってしまう可能性がありますよ。
彷徨いたかったらどうぞご勝手に。』
最後の一言はよけいよ!と思いながらも私達は彼から学んだ力を使って家に帰るための道を作る。
すると私達の周りに来た時と同じ濃い霧が立ち込め出したのだ。
「スノー。またいつでも来てね!私もいけたらいくから!」
「僕も!」
リンとアキラの言葉に私達は笑顔で頷いた。
霧のために互いの姿はもう見えないけど想いは十分届いた。
"今度は家族で遊びに来るよ!"
"土産も持ったな!"
"お世話になった!"
"またきます!"
「"ひぃーじーさん"また。」
私達はそれだけ伝えると霧に包まれて元の世界へ。
私達は気付けばいつもの森にいた。
無事に魔法は成功した。
なぜかわからないが涙が溢れて来た。
兄弟で抱き合った。
短い間だったけど...いい出会い。
私達が抱き合っていると遠くから家族が私達を呼ぶ声がした。
私達の姿を見た両親や保護者の人達は号泣していた。
そしてもれなく皆んなから鉄拳のプレゼントが。
話を聞くと私達はおよそ一ヶ月ほど行方不明になっていたと言うのだ。
....へっ??
私達兄弟は唖然としたがどうやら本当だったみたいで、冒険者ギルドの職員や他の冒険者達が協力して捜索してくれていたのだった。
家族に今回の事を話したが信じてくれないので、今度皆んなを連れて行こうと思う。
その頃、私達が帰った後のリン達の世界では...師匠の隠し子疑惑が上がっていたらしいが...それについて私達が知るのは後になってだった。
その原因はわかっている。
この世界の魔力と私達の魔力が合わないからだ。
でも、これをマスターしないと困るのも私達なので、弱音を吐いている暇はない。
私達が死に物狂いで訓練している間、ブルーム兄さんはリン達と過ごしていたようだ。
しかも知らないうちに、この世界に友達やファンを増やしていたのだ。
兄さんの人柄というか性格なのだろう。
さすがとしか言いようがなかった。
ブルーム兄さんは兄さんで自分が出来ることで私達の分まで彼らに恩返しをしてくれていた。
"俺馬鹿だからよ、あのおっさんの言っている事が理解できないからお前達と一緒に訓練受けれなくて悪いな。
でもその分、他のとこで頑張るからな。"
"ええ。私達が兄さんの分も頑張って一日でも早く方法を習得して兄さんに伝えれるようにしておきます。"
"兄さんも無理はしないでね。知らない土地なんだから。"
"兄さんはどこにいても兄さんなんだね。凄いよ。"
「本当に無理だけはするな。」
一日の終わりには兄弟で報告会を必ずする事にした。
今までも寝る前に一日の出来事を話したりしていたが、ここは異世界だ。
なお兄弟間でのこの話合いが大切となった。
"しかし!この世界の連中は皆んな心が広い。皆んな見知らぬ俺に声をかけてくれたり、食べ物をくれたりするんだ。"
ブルーム兄さんの話は特に参考になる。
この世界を知る重要な情報源だ。
何故なら私達は一日中あの紳士風の奴の付きっきりでの訓練しかしてないからだ。
"今日はこの世界の冒険者ギルドに行ってきた。
ここは凄いぞ。冒険者ギルドと商業ギルドが一つの建物の中にあるんだ。
で、冒険者ギルドのギルドマスターがあの冒険者の格好をしたおっさんだ。
商業ギルドのギルドマスターがあの眼鏡をかけたばぁーさんだった。"
兄さんの言葉に私達は驚いた。
リンとアキラの両親以外の保護者達。
それぞれ纏うオーラや雰囲気からしてそれなりの曲者だとおもっていたが...それほどとは。
"あと、凄いのが人種関係なく皆んな平等に働いていたぞ。
ギルドの受付には獣人やエルフ、ドワーフなんかも普通に仕事していた。
他の連中もそれが当たり前のようにしてた。"
この言葉には私達も驚いた。
"それは本当ですか?"
ラース兄さんの言葉にブルーム兄さんは頷いた。
"ああ。しかもよく話を聞くと賃金とかよ条件も皆んな同じなんだってよ。
ドワーフだから低いとかないんだとよ。
冒険者パーティーも、色んな人種が混合で組んでる奴が大半だった。"
その話は私達の世界ではあり得ない事だった。
ドラゴン族は畏怖の対象でエルフは人によれば魔女扱いされる。
ドワーフや獣人になれば奴隷扱いされる場合がある。
だから人に化けて生活している事が多い。
そんな彼らのための闇市というのがあって人に化けれる薬を売っているような世界なのだ。
それでも私達のいる街はまだその偏見が"マッシ"な方なのだと、父さん達から聞いた。
それはあの国王が心が広いからだと言うのだ。
以前の国王はそうじゃなかったのだが、今の国王はドワーフ、エルフ、獣人だからと言って偏見を持つのはおかしいと考える人だからドワーフでも一人前と扱って生活ができているのだ。
それでもやはりなかには偏見の目で見る人がいるのだ。
だからブルーム兄さんから聞く話は私達には夢の様な話だった。
"なぁー。俺たちの世界ももっと良い世界になればいいよな...。"
ブルーム兄さんの言葉に私達も頷いた。
"兄さんたくさんこの世界の事を学んで下さい。それを持って帰りましょう。"
ラース兄さんの言葉にブルーム兄さんはわかったと頷いていた。
翌日の訓練は、もっときついものだった。
この世界の魔力を身体に入れると気分が悪くなり吐きだしてしまう。
それでも私達は弱音を吐く事なく踏んばった。
『良いですか。《自然魔力》は取り入れる側が溶け込もうとしないと反発します。《自然魔力》の色、濃度に自分の魔力量を溶け合わせるようにしてみなさい。』
奴も中々進歩しない私達に合わせて根気よく教えてくれる。
半日踏ん張ってなんとか体内に《自然魔力》を取り込み維持ができるようになった。
あとは操作して扱えるようにならないといけない。
難易度は今まで私達がキリル姐さん達から学んできたものより遥かに難しいし。
でも一番面白かった。
それは全く知らない事を新たに学べるのもあったのだけど...何よりこの人の教え方が好きだ。
口調はあれだけど、私達兄弟の個々の適性を瞬時に見抜いてそれぞれにあったちゃんとした指導をしてくれる。
本当に口調は過去一最悪なんだけどね...。
『はっ?その程度なんですか?情けない。それでもドラゴン族ですか?』
『ラース。あなたは口は達者ですが...意外と根性は虫以下ですね。』
『スノー。あなたももう少し根性があると思いましたが...その程度?』
『ローダン。あなたはおしゃぶりでもしゃっぶっておきますか?』
『フレア。...はー。情けない。』
おかげで彼の前では私達は一切弱音を吐くことはなかった。
なんかしゃく!!だからね。
スパルタ訓練のおかげで私達兄弟はかなりの能力アップができただけでなく新たな技も使えるようになった。
あとは、これをブルーム兄さんに教えるだけとなったのだが...それがまた大変だった。
ブルーム兄さんの理解力は私達兄弟の中で一番やっかい(説明の仕方がね)。
兄弟で協力してブルーム兄さんに教えていって...なんとか習得してくれた時には感動して皆んなで泣いた。
その日はリン達家族が私達のためにお祝いのパーティーまでしてくれた。
食べたことのない野菜やお肉、果物を振舞ってくれた。
翌朝。いよいよここで習得した技を使用して家に帰る事に。
リン達と離れ離れになるのは寂しいけど、あの人が言うには私達がこの技をちゃんと自分のモノに出来ていたらいつでも自由にリンの世界に行き来ができると言うのだ。
それなら...と思って、皆んなに見守られて早速魔法を使う事に。
『準備はいいですか?自分達が使う魔力はほんの一部。後はこの世界にある《自然魔力》を使うんですよ。行き先の風景をしっかり思い浮かべてそこに行く道を作るんです。』
私達が力を使いやすいように最後までアドバイスをくれる。
『あと、必ず扉をイメージする様に。渡る前は開けるイメージを。渡り終えたら閉めるイメージを。出ないと魔力の反乱を受けて別の世界に行ってしまう可能性がありますよ。
彷徨いたかったらどうぞご勝手に。』
最後の一言はよけいよ!と思いながらも私達は彼から学んだ力を使って家に帰るための道を作る。
すると私達の周りに来た時と同じ濃い霧が立ち込め出したのだ。
「スノー。またいつでも来てね!私もいけたらいくから!」
「僕も!」
リンとアキラの言葉に私達は笑顔で頷いた。
霧のために互いの姿はもう見えないけど想いは十分届いた。
"今度は家族で遊びに来るよ!"
"土産も持ったな!"
"お世話になった!"
"またきます!"
「"ひぃーじーさん"また。」
私達はそれだけ伝えると霧に包まれて元の世界へ。
私達は気付けばいつもの森にいた。
無事に魔法は成功した。
なぜかわからないが涙が溢れて来た。
兄弟で抱き合った。
短い間だったけど...いい出会い。
私達が抱き合っていると遠くから家族が私達を呼ぶ声がした。
私達の姿を見た両親や保護者の人達は号泣していた。
そしてもれなく皆んなから鉄拳のプレゼントが。
話を聞くと私達はおよそ一ヶ月ほど行方不明になっていたと言うのだ。
....へっ??
私達兄弟は唖然としたがどうやら本当だったみたいで、冒険者ギルドの職員や他の冒険者達が協力して捜索してくれていたのだった。
家族に今回の事を話したが信じてくれないので、今度皆んなを連れて行こうと思う。
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