ドラゴンなのに飛べません!〜しかし他のドラゴンの500倍の強さ♪規格外ですが、愛されてます♪〜

藤*鳳

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第三章

3-81 見つけました

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 壁と思っていたものは鑑定魔法にて"アースタートル"という珍しい幻と言われる魔物である事が判明した。

判明したが...どうしたらいいのか分からなかった。

私もフレアも"アースタートル"という物を実物で見た事がない。

話で聞いたり、資料で見た事がある程度。
だからどうしたらいいのかわからなかった。

困り果てていると前方から魔物の無数の気配がこちらに向かって来ているのに気付いた。

「スノー。」

『分かってる。』

武器を構えて戦闘体勢になろうとした時だった。
壁...ではないが壁らしき物が急に開いて私とフレアを飲み込んだのだ。

一瞬の出来事で何が起きたか分からず困惑する私とフレア。

思わず間抜けな声が出たが...今の私達としてはそれが最大限の表現。

敵意は感じなかったので完全に油断していた部分があったが...えっ??ていう感じ。

と、とりあえず構えていた武器を下ろして状況を確認するとどこからともなく声がしてきた。

それは人の声とは違った響きをしていてなんともいえないもの。

最初こそは何を言っているのか分からず困惑していたが私達の反応が悪い事に気付いたのだろう...聞き取りやすい言葉で喋ってくる様になり相手が何を言っているのかが判るようになった。

『急にすまないねぇ~。お嬢ちゃんに坊や。あまりにも外が危なかったから私の中に避難させたよ。
大丈夫。とって食べようとは思わない。案内するからおすすみ。あんた達のお仲間さんもそこに居るから会うといい。』

そう声が聞こえたのと同時に淡い光の球が目の前に現れふらふらと漂い移動する。

とりあえず私とフレアはその光が移動する方へと向かった。

すると...奥の方から灯りが見えてくると同時に人の気配がはっきりと感じ取れた。

向こうも私達の気配を感じたのだろう何やら騒がしくなったと同時に武器を手にする音が聞こえてきたので私達も警戒して進む。

すると...そこには見るからに十代の若者の姿。
冒険者になりたてといった装いでいたのだ。

『あんた達もしかして行方不明になってる子達?!』

私がそう言うと彼らはギョッとした表情をする。
私とフレアは彼らに自分達の身分証を見せる。

すると彼らは慌てて武器をしまい挨拶をしてきた。

どうやら間違いなく目の前にいる子達が今回の依頼の内容にあった新人の冒険者達だった。

とりあえず全員無事である事を確認すると何があったのかを聞く事に。

彼らも外でどんな事が起きているのか気になっている感じだったので互いに情報交換をする事にした。


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