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ノアキ光

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#81 美白 (曖昧)

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ある日、美白に悩むOLの佐藤さんは、友人の紹介で、ある美容院を訪れた。

「私、ずっと美白に悩んでるんです。何か良い方法はないですか?」
と佐藤さんが聞くと、美容師の田中さんはこう答えた。
「実は、美白にはある秘訣があるんです。それは、毎日、鏡の前で『私は白いです』と唱えるんです」

佐藤さんは半信半疑だったが、田中さんの勧めもあって、試してみることにした。

その日から、佐藤さんは毎日、朝起きて鏡の前で「私は白いです」と唱えるようになった。

最初は、何の変化もなかったが、数週間後、佐藤さんはある変化に気づいた。
それは、肌の色が少しずつ白くなっていくということだった。

佐藤さんはびっくりして、田中さんに報告した。
田中さんは、
「やっぱり、効果があるんです。美白は、心の持ちようが大切なんです」
と笑顔で答えた。
佐藤さんは、美白の秘訣を知り、とても嬉しかった。

しかし、ある日、佐藤さんは鏡の前で「私は白いです」と唱えていると、ふと疑問が湧いてきた。
「本当に、私は白くなっているの?」

佐藤さんは、鏡をよく見てみた。
すると、鏡に映った自分の肌は、確かに白くなっていた。
しかし、その肌は、白く塗られたマスクのような、不自然な白さだった。

佐藤さんは、鏡に向かって「私は白いです」と唱えながら、こうつぶやいた。
「鏡に映っている私って、本当の私なの? それとも、私が思い描いている私なの?」

佐藤さんは、その答えを、まだ見いだせずにいる・・・。
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