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116 僕はたまにバグる
しおりを挟む毎朝、僕は目覚まし時計と同時に起動する。しかし、今日は何かが違った。目覚まし時計が鳴る代わりに、部屋の中には「システムエラー」という文字が浮かんでいた。
「またか」と僕はため息をつきながら、自分の頭の後ろにあるリセットボタンを探した。人間として生まれたはずなのに、どうやら僕はたまにバグるらしい。
学校に行くと、友達が「おはよう」と声をかけてくる。しかし、僕の返事は「404 Not Found」。友達は首をかしげるが、僕はただ笑ってごまかす。
昼休み、僕はお弁当を開けると、中身がピクセル化している。食べ物がデジタルデータになっているなんて、さすがにこれは驚いた。でも、お腹が空いているので、バイナリコードをかじることにした。
放課後、僕はサッカー部の練習に参加する。ボールを蹴った瞬間、世界がフリーズ。僕は空中で静止しているボールを見つめながら、再びリセットボタンを押す。
家に帰ると、母が
「今日はどうだった?」
と尋ねる。
僕は「いつも通り」
と答えるが、心の中では「バグらない日はいつ来るのだろう」と思っていた。
でも、考えてみれば、このバグる日常も悪くない。だって、予測不可能な毎日は、退屈しないから。
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