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第15話 天界の女神「貴方が私の運命です」
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死霊山脈の試練を越えたその翌日、リオたちは光の道を渡っていた。
神々が作った最上層への通路――“天の回廊”。足元には雲が漂い、空間自体が揺らめいている。
「……綺麗ね。空が、まるで海みたい」
リリアーナが呟くと、エリスが頷いた。
「ここは地上と天界の境目。感情ひとつで光の色が変わる場所です。嘘や恐れを抱く者は通れません」
セリスが苦笑する。「つまり、心の濁った奴は真っ逆さまに落ちるわけだ」
リオは黙って歩みを進めた。
心を見通されるという言葉に、ほんの少しだけ胸がざわめいたからだ。
“創世の継承者”としての記憶が戻るたびに、自分が人間から離れていく気がしていた。
彼がその思考を断ち切る前に、空が開けた。
霧が晴れ、純白の神殿が広がる。
天を貫く柱、流れる滝のような光。
その中心に、たった一人の女性が立っていた。
髪は銀雪のように白く、瞳は金翡翠。
肌は透き通る光を帯び、衣は風と共に揺れる。
その存在はまるで「概念」そのもの――神の化身と呼ぶに相応しい。
「来たのですね……創世の主よ」
女神は微笑むように言った。
その声を聞いた瞬間、リオの胸の奥に響くものがあった。知らないはずの旋律、懐かしさに似た感覚。
「あなたが、“天を統べる女神”か」
「そう呼ばれています。でも本当の名は、アミシア。
世界をあなたと共に創った者――今は、“神”と呼ばれる存在のひとりです」
リオの眉が動いた。
「……共に、創った?」
「忘れてしまったのですね。あなたが大地を創り、私が命に光を灯した。
それがこの世界の始まりでした」
女神の言葉が、淡い光景を呼び起こした。
――原初、空も海もなかった時。
孤独な意識が手を伸ばし、そこから“もう一つの声”が生まれた。
白い手。微笑。優しい声。
確かに、記憶の中に“彼女”がいた。
「思い出したようですね」
アミシアが歩み寄る。
「私たちは共に世界を創った。けれど、あなたは人が苦しむ姿を見て、“創世の法則”を止めた。
……あなたは優しすぎたのです。」
彼女の指先がリオの頬に触れた瞬間、空気が震えた。
「どうして……戻ってきた私を、歓迎しないんだ?」
「嬉しいに決まっています。でも、同時に恐ろしいのです。
あなたが再び覚醒すれば、この世界が“原初”に還るかもしれないから」
リオは無言のまま彼女を見つめた。
アミシアの瞳の奥に、確かに葛藤があった。
地上に生きる者の未来を奪いたくない。その思いが、彼女を“神”たらしめた。
だが、同時に――彼女は今も、ひとりの女性として、世界の“共創者”を愛していた。
「リオ……」
その名を呼ぶ声が、ひどく甘く震えた。
「貴方は、私の運命です。創世の時から、ずっと……」
その告白に、リリアーナたちは息を呑む。
「あ、愛の……告白、ですか?」セリスが絶句する。
「信じられない……女神が恋を……」リリアーナが顔を赤らめる。
エリスは目を閉じて囁いた。「予言にあったわ。“創世の主は愛によって再び世界を選ぶ”」
アミシアは静かに微笑む。
「私は世界を護りたい。でも、貴方が望むなら……私は神であることをやめましょう」
「アミシア、お前……」
「創世者の手が再び動けば、世界は再構成されます。その時、私は“補助者”ではなく、貴方の選択を支える者でありたい」
リオは視線を落とす。
傍らからリュミエルが不安そうに呟いた。
「リオ、女神様の言葉……信じていいの?」
「分からない。ただ――俺は、誰かを犠牲にするような再構成を選ばない」
アミシアが微笑む。「その心のままなら、貴方は人間であり続けられる。だから……」
その先の言葉は風に消えた。
突如、天殿全体が激しく揺れたのだ。
「何事!?」
エリスが詠唱を始める前に、裂け目が空に走る。
そこから現れたのは、漆黒の影をまとった存在。
手には歪んだ剣、背には黒い翼――そして顔には、見覚えのある笑み。
「ようやく見つけたぞ……創世の主」
「……アルト」リオの声が低く響く。
「お前、まだ生きてたのか」
「ハッ、皮肉だな。神々に見捨てられた俺を拾ったのは……この女神さ」
アルトの言葉にアミシアの瞳が揺れる。
「待って、彼は――!」
「沈黙を!」アルトが叫ぶ。
闇の剣が振り下ろされる。しかしリオの前に光の剣が現れ、火花のような衝撃が走る。
「アミシア、説明してもらう」
リオの声は低く静かだった。
女神は苦悶の表情を浮かべた。
「ごめんなさい……彼は私の“分身”なのです。あなたが去った後、孤独に耐えかねた私の感情が生み出した“影”……」
「分身……? じゃああの怒りも、憎しみも、全部……」
「そう、私の一部。貴方を恨む、弱い心の産物」
アルトが笑う。
「聞こえただろリオ、神は偽善だ。女神でさえ、自分で悪を生んでる!」
黒い光が広がり、天殿が揺れる。
リオは剣を翻し、全能の気配をまとった。
「だったら、責任は取らせる。お前も神も、もう逃がさない」
「私を、斬るの?」アミシアの声が震える。
「違う」リオは剣を消し、拳を握った。
「お前を斬るのは俺じゃない。心に張りついた“罪”を斬るだけだ」
次の瞬間、リオが拳を振るい、空が揺らいだ。
黒い影の鎖が弾け、アルトの体を覆っていた闇が砕け散る。
彼は苦痛の声を上げ、崩れ落ちた。
「……何を、した?」
「“原初の律”を呼び戻しただけだ。世界の型を整える法則。あんたの暴走は許さない」
アミシアが涙をこぼした。
「あなたは本当に……優しい。だからこそ人間でいられる」
「泣くな。神が泣くと、また世界が雨になるだろ」
彼の冗談に、彼女は小さく笑った。
「そんなこと、昔と同じことを言うのですね」
リリアーナが胸に手を当てる。
「二人の間には、神と人の距離なんてないのね」
エリスが頷く。「愛こそ、創世の法則を超える唯一の力……」
光が天殿を包み、天界の裂け目がゆっくりと閉じていく。
アミシアはリオに歩み寄り、囁いた。
「どうか、この世界を救って。神々はもはや制御を失っている。あなたと私――二つの創世が再び合わされれば、世界を再創できる」
リオはゆっくりと頷いた。
彼女の瞳をまっすぐに見つめる。
「約束しよう。必ず人と神が共に生きられる世界にしてみせる」
女神は目を閉じ、微笑んだ。
「それが、私の願い。そして……貴方が、“運命”である証」
風が吹き抜け、白い羽が舞う。
光が彼らを包み、次の瞬間――天界の中心に、新しい道が現れた。
そこは、神々がいまだ支配する“最終階層”。
リオは仲間たちと共に、その光の中へと歩み出した。
もう、誰の手にも止められない。
創世の物語は、再び動き始めた。
神々が作った最上層への通路――“天の回廊”。足元には雲が漂い、空間自体が揺らめいている。
「……綺麗ね。空が、まるで海みたい」
リリアーナが呟くと、エリスが頷いた。
「ここは地上と天界の境目。感情ひとつで光の色が変わる場所です。嘘や恐れを抱く者は通れません」
セリスが苦笑する。「つまり、心の濁った奴は真っ逆さまに落ちるわけだ」
リオは黙って歩みを進めた。
心を見通されるという言葉に、ほんの少しだけ胸がざわめいたからだ。
“創世の継承者”としての記憶が戻るたびに、自分が人間から離れていく気がしていた。
彼がその思考を断ち切る前に、空が開けた。
霧が晴れ、純白の神殿が広がる。
天を貫く柱、流れる滝のような光。
その中心に、たった一人の女性が立っていた。
髪は銀雪のように白く、瞳は金翡翠。
肌は透き通る光を帯び、衣は風と共に揺れる。
その存在はまるで「概念」そのもの――神の化身と呼ぶに相応しい。
「来たのですね……創世の主よ」
女神は微笑むように言った。
その声を聞いた瞬間、リオの胸の奥に響くものがあった。知らないはずの旋律、懐かしさに似た感覚。
「あなたが、“天を統べる女神”か」
「そう呼ばれています。でも本当の名は、アミシア。
世界をあなたと共に創った者――今は、“神”と呼ばれる存在のひとりです」
リオの眉が動いた。
「……共に、創った?」
「忘れてしまったのですね。あなたが大地を創り、私が命に光を灯した。
それがこの世界の始まりでした」
女神の言葉が、淡い光景を呼び起こした。
――原初、空も海もなかった時。
孤独な意識が手を伸ばし、そこから“もう一つの声”が生まれた。
白い手。微笑。優しい声。
確かに、記憶の中に“彼女”がいた。
「思い出したようですね」
アミシアが歩み寄る。
「私たちは共に世界を創った。けれど、あなたは人が苦しむ姿を見て、“創世の法則”を止めた。
……あなたは優しすぎたのです。」
彼女の指先がリオの頬に触れた瞬間、空気が震えた。
「どうして……戻ってきた私を、歓迎しないんだ?」
「嬉しいに決まっています。でも、同時に恐ろしいのです。
あなたが再び覚醒すれば、この世界が“原初”に還るかもしれないから」
リオは無言のまま彼女を見つめた。
アミシアの瞳の奥に、確かに葛藤があった。
地上に生きる者の未来を奪いたくない。その思いが、彼女を“神”たらしめた。
だが、同時に――彼女は今も、ひとりの女性として、世界の“共創者”を愛していた。
「リオ……」
その名を呼ぶ声が、ひどく甘く震えた。
「貴方は、私の運命です。創世の時から、ずっと……」
その告白に、リリアーナたちは息を呑む。
「あ、愛の……告白、ですか?」セリスが絶句する。
「信じられない……女神が恋を……」リリアーナが顔を赤らめる。
エリスは目を閉じて囁いた。「予言にあったわ。“創世の主は愛によって再び世界を選ぶ”」
アミシアは静かに微笑む。
「私は世界を護りたい。でも、貴方が望むなら……私は神であることをやめましょう」
「アミシア、お前……」
「創世者の手が再び動けば、世界は再構成されます。その時、私は“補助者”ではなく、貴方の選択を支える者でありたい」
リオは視線を落とす。
傍らからリュミエルが不安そうに呟いた。
「リオ、女神様の言葉……信じていいの?」
「分からない。ただ――俺は、誰かを犠牲にするような再構成を選ばない」
アミシアが微笑む。「その心のままなら、貴方は人間であり続けられる。だから……」
その先の言葉は風に消えた。
突如、天殿全体が激しく揺れたのだ。
「何事!?」
エリスが詠唱を始める前に、裂け目が空に走る。
そこから現れたのは、漆黒の影をまとった存在。
手には歪んだ剣、背には黒い翼――そして顔には、見覚えのある笑み。
「ようやく見つけたぞ……創世の主」
「……アルト」リオの声が低く響く。
「お前、まだ生きてたのか」
「ハッ、皮肉だな。神々に見捨てられた俺を拾ったのは……この女神さ」
アルトの言葉にアミシアの瞳が揺れる。
「待って、彼は――!」
「沈黙を!」アルトが叫ぶ。
闇の剣が振り下ろされる。しかしリオの前に光の剣が現れ、火花のような衝撃が走る。
「アミシア、説明してもらう」
リオの声は低く静かだった。
女神は苦悶の表情を浮かべた。
「ごめんなさい……彼は私の“分身”なのです。あなたが去った後、孤独に耐えかねた私の感情が生み出した“影”……」
「分身……? じゃああの怒りも、憎しみも、全部……」
「そう、私の一部。貴方を恨む、弱い心の産物」
アルトが笑う。
「聞こえただろリオ、神は偽善だ。女神でさえ、自分で悪を生んでる!」
黒い光が広がり、天殿が揺れる。
リオは剣を翻し、全能の気配をまとった。
「だったら、責任は取らせる。お前も神も、もう逃がさない」
「私を、斬るの?」アミシアの声が震える。
「違う」リオは剣を消し、拳を握った。
「お前を斬るのは俺じゃない。心に張りついた“罪”を斬るだけだ」
次の瞬間、リオが拳を振るい、空が揺らいだ。
黒い影の鎖が弾け、アルトの体を覆っていた闇が砕け散る。
彼は苦痛の声を上げ、崩れ落ちた。
「……何を、した?」
「“原初の律”を呼び戻しただけだ。世界の型を整える法則。あんたの暴走は許さない」
アミシアが涙をこぼした。
「あなたは本当に……優しい。だからこそ人間でいられる」
「泣くな。神が泣くと、また世界が雨になるだろ」
彼の冗談に、彼女は小さく笑った。
「そんなこと、昔と同じことを言うのですね」
リリアーナが胸に手を当てる。
「二人の間には、神と人の距離なんてないのね」
エリスが頷く。「愛こそ、創世の法則を超える唯一の力……」
光が天殿を包み、天界の裂け目がゆっくりと閉じていく。
アミシアはリオに歩み寄り、囁いた。
「どうか、この世界を救って。神々はもはや制御を失っている。あなたと私――二つの創世が再び合わされれば、世界を再創できる」
リオはゆっくりと頷いた。
彼女の瞳をまっすぐに見つめる。
「約束しよう。必ず人と神が共に生きられる世界にしてみせる」
女神は目を閉じ、微笑んだ。
「それが、私の願い。そして……貴方が、“運命”である証」
風が吹き抜け、白い羽が舞う。
光が彼らを包み、次の瞬間――天界の中心に、新しい道が現れた。
そこは、神々がいまだ支配する“最終階層”。
リオは仲間たちと共に、その光の中へと歩み出した。
もう、誰の手にも止められない。
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