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第1話 ブラック企業で死んだ男、異世界に立つ
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俺の名前は榊悠斗(さかきゆうと)。年齢は二十八歳。職業、社畜。勤務先、某IT企業。スキル、長時間労働と過労で倒れないこと。誇れる実績は、三年連続で有給取得ゼロだ。
いや、笑えない。全然笑えない。
この日も俺は夜中のオフィスで、ケント紙のように青白い顔でキーボードを叩いていた。画面の端ではチャットツールのログが止まらず、上司の「納期間に合うよね?」という無慈悲な一文が俺の心を確実に削っていく。まるでRPGの毒状態だ。時計は午前三時を指していた。終電もタクシー代も出ない。頼りはコンビニのパンとブラックコーヒー。
そして──。
「……あれ、視界が……暗い?」
ふっと、世界がスローモーションになった。手が力を失い、キーボードを叩く指が硬直する。
次の瞬間、俺の身体は机に突っ伏し、モニターの青白い光が目に焼き付いた。
聞こえた最後の音は、上司の通知音だった。
……その後の記憶はない。
目を開けたとき、俺は柔らかい草の感触と、どこか甘い風の香りを感じていた。
「え、なに? 公園? いや、草? ……空、青っ!?」
まぶしい光の中、俺の視界には見知らぬ大地が広がっていた。
周囲は草原。小鳥の鳴き声。遠くに森と山。
ゲームやアニメで見た「いかにも異世界」って風景。
「待って、これ……どっかの地方ロケ地? ドッキリ?」
ガラガラと笑うような音が空から響いた。見上げれば、そこで金色の光を放つ何かがゆっくり降りてくる。
「榊悠斗よ――」
響いた声は、性別も年齢も感じさせない不思議なものだった。形を取るように光が集まり、やがて白衣姿の美女が姿を現した。
「私は創世の女神、ルナリア。この世界を司る存在です」
「……え、神様? 本物?」
「うむ。そなた、地上で心身を酷使し命を落とした哀れな魂よ。我が神界にて経緯を確認したが……非常に理不尽であったゆえ、転生の機会を与えることにしたのだ」
唐突な女神登場に、俺は口をぱくぱくさせるしかなかった。まるで魚。
「転生? あの……よくある異世界転生ってやつですか?」
「うむ。そなたには特別な加護を──」
女神が言葉を続けようとしたとき、空間が小さく揺れた。
「……え、なにこれ、エラー?」
女神の額にうっすら汗がにじむ。神様が汗!?
「……む、少々手違いをしたようじゃ。加護の設定が……な、ない? いや、超過? これは……?」
不穏な単語が飛び交う。
「おいおい、女神さん? 大丈夫なんですか?」
「だ、だいじょ……ぶ……のじゃ……きっと……」
光がバチバチッと弾ける。女神が慌てて俺の胸に手を当てた瞬間、身体中に電流のようなものが走ったかと思うと、次に俺が意識した時には──。
「……ぅおおお!? まぶしいっ!!」
視界が真っ白に塗りつぶされたあと、俺は小さな石造りの家の前に立っていた。
服装はボロい麻シャツとズボン。背中には古びたリュック。
手には木の杖。おおよそファンタジーRPG初期装備。
「……転生、した?」
女神の声だけが頭の中に木霊した。
『すまぬ……どうやら設定が暴走したようじゃ……加護の調整が……神域クラス……いや、制御不能に……だが問題ない、多分……!』
その「多分」が一番怖い。しかも声はもう途切れていた。
とりあえず状況を整理しよう。
俺は過労死して異世界に転生した。女神が手違いをしたっぽい。そして今は小さな村の外れにいる。
「えーと……村人A、スタートってことか?」
周囲には畑と羊。道の先には煙を上げる家屋。
遠くで白髪の爺さんが何かを叫んでいる。
「おーい! そこの兄ちゃん! そんなとこで寝てたら魔物に食われちまうぞ!」
声の方を見ると、麦わら帽子をかぶった老人が、荷車を押しながらこっちに手を振っていた。
「すまない、ここはどこですか?」
「どこって、レーヴの村さ! 冒険者かい? こんな端っこで目ぇ覚ますなんて珍しいな!」
どうやら俺はこの村に転がり着いたらしい。厚意で老人の家に泊めてもらうことになった。
村の生活は素朴で平和そのものだった。みんな親切だし、飯は美味いし、寝る時間もきっちりある。
……ブラック企業生活と比べると天国だ。
ただ、少し気になるのは──。
「ユー、すごい! あの魔物、触っただけで倒れた!」
「え? いや、俺なんにもしてないけど……?」
村にいた小さな子どもたちが、俺のほうを見て歓声を上げていた。
どうやら、さっき畑を荒らしていた猪みたいな魔獣に突き飛ばされた俺が、その魔獣を触った瞬間に、そいつがドサッと倒れたらしい。
「気絶したんじゃない? 偶然当たっただけ──」と俺は言ったが、村人たちは目を輝かせていた。
「村の救世主だ!」「ユー様が守ってくださったんじゃ!」
「いや、様付けはやめよう!?」
なぜか村長まで駆けつけて、俺の手を握ってきた。
「おお……伝承にあった神の使徒とは、そなたのことだったのか!」
……神の使徒? は?
完全に勘違いされている。だが説明しようにも、「実は転生した元社畜で、神の手違いでここに来ました」とか言っても信じてもらえるわけがない。
しかも追い打ちをかけるように、村の外れに黒い霧が立ちこめ始めた。
「まさか魔獣の群れ!?」
誰かが叫ぶ。村人たちはパニックになった。
俺もとりあえず逃げようと思ったが、子どもたちが泣きながら俺の服の裾を掴んできた。
「もう無理だ、ここまでか……!」という声が響くなか、俺はとっさに拾った木の杖を構えた。
「いや、俺に戦えるわけ──」
ぼんっ、と杖の先が勝手に光った。
白い光が波のように地面を駆け抜け、襲い来た魔獣の群れを一瞬で吹き飛ばす。
音も無く、跡形もなく。
村人が呆然と口を開ける。俺もつられて口を開ける。
全員が俺を見ていた。
「……俺、何したの?」
「す、すげぇ……一撃で全部消えたぞ……!」
「救世主だああああああ!」
広場に歓声が響き渡るなか、俺だけが混乱していた。
これは夢か? 幻か? それとも、女神の「設定ミス」ってやつのせいか?
翌朝、俺は村の英雄扱いになり、村長の屋敷で謎のご馳走を前に座らされていた。
「ユー殿、我らレーヴの村の守護者として、正式にあなたをお迎えしたい」
「いやいや、俺ただの通りすがりなんで!」
「遠慮せんでくれ! 娘のリリアも世話をしたいと申しておる!」
見ると、栗髪のかわいらしい娘が頬を赤らめて俺の後ろに立っていた。
……いや、これは何かのフラグか?
「え、いや、その、俺ほんとに何もしてないんだけど……」
村長は笑って頷くだけだった。
こうして、俺の異世界生活が始まった。
女神の「手違い」でチート能力を得たらしい俺は、無自覚のまま村を救い、英雄扱いされ、なぜか可愛い子に懐かれてしまった。
けれどこの時はまだ知らなかった。
俺の中に眠る“本当の力”が、この世界を文字通り変えてしまうことを――。
続く
いや、笑えない。全然笑えない。
この日も俺は夜中のオフィスで、ケント紙のように青白い顔でキーボードを叩いていた。画面の端ではチャットツールのログが止まらず、上司の「納期間に合うよね?」という無慈悲な一文が俺の心を確実に削っていく。まるでRPGの毒状態だ。時計は午前三時を指していた。終電もタクシー代も出ない。頼りはコンビニのパンとブラックコーヒー。
そして──。
「……あれ、視界が……暗い?」
ふっと、世界がスローモーションになった。手が力を失い、キーボードを叩く指が硬直する。
次の瞬間、俺の身体は机に突っ伏し、モニターの青白い光が目に焼き付いた。
聞こえた最後の音は、上司の通知音だった。
……その後の記憶はない。
目を開けたとき、俺は柔らかい草の感触と、どこか甘い風の香りを感じていた。
「え、なに? 公園? いや、草? ……空、青っ!?」
まぶしい光の中、俺の視界には見知らぬ大地が広がっていた。
周囲は草原。小鳥の鳴き声。遠くに森と山。
ゲームやアニメで見た「いかにも異世界」って風景。
「待って、これ……どっかの地方ロケ地? ドッキリ?」
ガラガラと笑うような音が空から響いた。見上げれば、そこで金色の光を放つ何かがゆっくり降りてくる。
「榊悠斗よ――」
響いた声は、性別も年齢も感じさせない不思議なものだった。形を取るように光が集まり、やがて白衣姿の美女が姿を現した。
「私は創世の女神、ルナリア。この世界を司る存在です」
「……え、神様? 本物?」
「うむ。そなた、地上で心身を酷使し命を落とした哀れな魂よ。我が神界にて経緯を確認したが……非常に理不尽であったゆえ、転生の機会を与えることにしたのだ」
唐突な女神登場に、俺は口をぱくぱくさせるしかなかった。まるで魚。
「転生? あの……よくある異世界転生ってやつですか?」
「うむ。そなたには特別な加護を──」
女神が言葉を続けようとしたとき、空間が小さく揺れた。
「……え、なにこれ、エラー?」
女神の額にうっすら汗がにじむ。神様が汗!?
「……む、少々手違いをしたようじゃ。加護の設定が……な、ない? いや、超過? これは……?」
不穏な単語が飛び交う。
「おいおい、女神さん? 大丈夫なんですか?」
「だ、だいじょ……ぶ……のじゃ……きっと……」
光がバチバチッと弾ける。女神が慌てて俺の胸に手を当てた瞬間、身体中に電流のようなものが走ったかと思うと、次に俺が意識した時には──。
「……ぅおおお!? まぶしいっ!!」
視界が真っ白に塗りつぶされたあと、俺は小さな石造りの家の前に立っていた。
服装はボロい麻シャツとズボン。背中には古びたリュック。
手には木の杖。おおよそファンタジーRPG初期装備。
「……転生、した?」
女神の声だけが頭の中に木霊した。
『すまぬ……どうやら設定が暴走したようじゃ……加護の調整が……神域クラス……いや、制御不能に……だが問題ない、多分……!』
その「多分」が一番怖い。しかも声はもう途切れていた。
とりあえず状況を整理しよう。
俺は過労死して異世界に転生した。女神が手違いをしたっぽい。そして今は小さな村の外れにいる。
「えーと……村人A、スタートってことか?」
周囲には畑と羊。道の先には煙を上げる家屋。
遠くで白髪の爺さんが何かを叫んでいる。
「おーい! そこの兄ちゃん! そんなとこで寝てたら魔物に食われちまうぞ!」
声の方を見ると、麦わら帽子をかぶった老人が、荷車を押しながらこっちに手を振っていた。
「すまない、ここはどこですか?」
「どこって、レーヴの村さ! 冒険者かい? こんな端っこで目ぇ覚ますなんて珍しいな!」
どうやら俺はこの村に転がり着いたらしい。厚意で老人の家に泊めてもらうことになった。
村の生活は素朴で平和そのものだった。みんな親切だし、飯は美味いし、寝る時間もきっちりある。
……ブラック企業生活と比べると天国だ。
ただ、少し気になるのは──。
「ユー、すごい! あの魔物、触っただけで倒れた!」
「え? いや、俺なんにもしてないけど……?」
村にいた小さな子どもたちが、俺のほうを見て歓声を上げていた。
どうやら、さっき畑を荒らしていた猪みたいな魔獣に突き飛ばされた俺が、その魔獣を触った瞬間に、そいつがドサッと倒れたらしい。
「気絶したんじゃない? 偶然当たっただけ──」と俺は言ったが、村人たちは目を輝かせていた。
「村の救世主だ!」「ユー様が守ってくださったんじゃ!」
「いや、様付けはやめよう!?」
なぜか村長まで駆けつけて、俺の手を握ってきた。
「おお……伝承にあった神の使徒とは、そなたのことだったのか!」
……神の使徒? は?
完全に勘違いされている。だが説明しようにも、「実は転生した元社畜で、神の手違いでここに来ました」とか言っても信じてもらえるわけがない。
しかも追い打ちをかけるように、村の外れに黒い霧が立ちこめ始めた。
「まさか魔獣の群れ!?」
誰かが叫ぶ。村人たちはパニックになった。
俺もとりあえず逃げようと思ったが、子どもたちが泣きながら俺の服の裾を掴んできた。
「もう無理だ、ここまでか……!」という声が響くなか、俺はとっさに拾った木の杖を構えた。
「いや、俺に戦えるわけ──」
ぼんっ、と杖の先が勝手に光った。
白い光が波のように地面を駆け抜け、襲い来た魔獣の群れを一瞬で吹き飛ばす。
音も無く、跡形もなく。
村人が呆然と口を開ける。俺もつられて口を開ける。
全員が俺を見ていた。
「……俺、何したの?」
「す、すげぇ……一撃で全部消えたぞ……!」
「救世主だああああああ!」
広場に歓声が響き渡るなか、俺だけが混乱していた。
これは夢か? 幻か? それとも、女神の「設定ミス」ってやつのせいか?
翌朝、俺は村の英雄扱いになり、村長の屋敷で謎のご馳走を前に座らされていた。
「ユー殿、我らレーヴの村の守護者として、正式にあなたをお迎えしたい」
「いやいや、俺ただの通りすがりなんで!」
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見ると、栗髪のかわいらしい娘が頬を赤らめて俺の後ろに立っていた。
……いや、これは何かのフラグか?
「え、いや、その、俺ほんとに何もしてないんだけど……」
村長は笑って頷くだけだった。
こうして、俺の異世界生活が始まった。
女神の「手違い」でチート能力を得たらしい俺は、無自覚のまま村を救い、英雄扱いされ、なぜか可愛い子に懐かれてしまった。
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続く
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