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二の腕だるんだるん姫、敵国だった皇帝に溺愛される。
中編
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でも、さすがにあんなことがあったんだから、夜のお相手に選ばれることはないわよね。
お咎めなしで夜伽の相手も必要ないとなれば、ルアーニアにとってはもうパラダイスである。
自由にしていいという了承を得て、ルアーニアは後宮内を見て周り、暇なので食事の手伝いをしたり子どもの相手をしてあげたり、老人の話し相手になったりしてあげていた。
「っていうか、どうしてこんなに子どもや老人が多いの? ここ、後宮よね」
後宮というと、煌びやかな女性が皇帝の寵愛を競う場所だと思っていた。が、しばらく住んでみて気づいたが、それらしい女性は一人も見かけない。
「ここは後宮といっても、その役目を終えた場所だからな」
急に後ろから声が降ってきて、ルアーニアにぴゃあっと飛びのいた。その瞬間、二の腕がだるんだるんと揺れる。
「ゼ、ゼンド様!」
「敬称はいらん、ゼンドでいい。俺もお前のことはルアーニアと呼ばせてもらう」
「は、はぁ……」
どうやらザス帝国はシファーヨン王国と違い、そこまで上下関係にうるさくはないようだ。
シファーヨンでは、王妃である母親も国王のことは敬称をつけなくてはならない。ずっと幼い頃からその姿を見て育ったルアーニアは、それが当たり前だと思っていた。
「あの、ゼンド……役目を終えたって……?」
「確かに後宮として機能していた時代もあったが、俺の祖父の代で変わった。その頃には大きな戦争や災害があってな。夫を失った女たちを保護し、彼女等が子どもを育てたり教育を受ける、そんな場所になった。今は平和になり、たくさんの者が集い、学び、働き、交流する場所となっている」
「なるほど……」
道理で女臭さがないはずだと、ルアーニアは納得した。
後宮がひとつの町のようで、それでいて家族のようになっているのも理解できる。
「こんなに素敵なところだとは思わなかったわ」
「我が国は帝国ではあるが、祖父の代で帝国主義は終わりを告げた。昔ながらのやり方を続けていては、国はいつか滅びる。時代は変わっていくんだ。それに合わせて柔軟に対処していくことが、皇帝である俺の役目だと思っている」
ゼンドの視線の先は子どもたちを見ていて、優しいながらも決意の瞳がルアーニアの胸を刺した。
だからゼンドは、シファーヨン王国の姫を迎え入れることに決めたんだわ。
皇帝であるゼンドを見て、ルアーニアは理解した。
ザス帝国とシファーヨン王国は同盟国にはなったが、それは綱渡りのような危うい上辺だけの関係であった。
きっとゼンドは子どもたちの未来のために、シファーヨン王国からの嫁を受け入れたのだ。皇帝であるがゆえの、強い責任感から。
ゼンドの揺るぎない決意と、皇帝に君臨する器である男らしさ、同時に優しさも見てとれたルアーニアは、その横顔に見惚れてしまった。
国のことを、民のことを一番に考えられる素敵な人なんだわ。
なのに……私みたいなだるんだるんが来るなんて、がっかりしたわよね……。
ルアーニアもゼンドと同じく、これが己の責務だという思いで婚姻を承諾したとはいえ、ゼンドの人柄を知ってしまうと罪悪感が募る。
やっぱり、お姉様が来るべきだったのかしら……
私がしゃしゃりでていなければ、ゼンドはきれいで優しくて奥ゆかしいお姉様と、心置きなく結婚できたでしょうに。
しくりと胸が痛みを抱き、ルアーニアは唇を噛み締める。ゼンドがこちらに首を向けたのがわかった。こころなしか、二の腕を確認しているように見える。
「ルアーニア、近々俺はお前との婚姻の儀を正式に挙げなければならないが」
「ごめんなさい!」
あまりにいたたまれなくなったルアーニアは、ぶんっと頭を下げた。と同時に、二の腕がだるんだるんする。
「私……」
私なんかで、という言葉を繋げることができず、ルアーニアは頭を下げたまま揺れる自分の二の腕を睨みつける。
こんな腕、こんな嫁、嫌に決まってる……!
ゼンドが嫌な人ならよかったのに。
そうすれば、『あんたなんか私程度で上等でしょ』って思っていられたのに!
「ルアーニア」
なにも言えないルアーニアに、ゼンドが名前を呼んでくれる。
その声はどこか優しくて、ルアーニアはゼンドの顔を見上げた。
「ルアーニアも義務感からここに来たのであろうことはわかっている。すぐにこの国に馴染めというも難しい話だろう。だが、この国に来たからには、お前も俺の守るべき者の対象だ」
「ゼンド……」
一つにまとめられた彼の長い髪が揺れる。まるで、ちゃんと理解してくれと要求するように。
「シファーヨン王国との契約で、ルアーニアと俺との結婚は絶対だ。一ヵ月後には、不本意でも婚姻を結ばなければならない」
「ええ、わかっているわ」
確かにここに来たのは不本意だった。王族の娘の定めで、誰かがここには来なければならなかったから。
適齢期で未婚だったのがルアーニアとすぐ上の姉だけで、姉の代わりにここに来たというだけのこと。できるならば、自国で暮らしていたかった。それは間違いない。
「ルアーニア。この国に来るには、強い勇気が要っただったろう。両国のために嫁ぐ決意をしてくれたこと、感謝している」
「お礼を言われる必要はないわ。シファーヨン王国のためであり、それが私の仕事だもの」
そう伝えると、ゼンドは痛みでも感じたかのように右の顔だけを歪めた。
「……ゼンド?」
「俺はお前を後悔させたくはない。後悔させはしない。必ず、大切にする」
真っ直ぐに射抜かれるように言われて、一陣の風が通りすぎたようにルアーニアの心は洗われる。
いい人過ぎない……?
婚姻は義務でも、優しくする義務なんて……
そこまで考えて、ルアーニアはハッと気づいた。
これはやはり、義務なのだ。
皇帝であるゼンドは、守るべき存在として国民を見ている。その延長線上にルアーニアがいるというだけの話。
それにザス帝国でルアーニアがひどい扱いを受けているとなれば、シファーヨン王国にいる両親だって黙ってはいないだろう。
つまりゼンドは、死ぬまでルアーニアのことを気遣い続けなければいけないのだ。その決意を持って、彼はシファーヨン王国から嫁をとることにしたのだろう。
なんてかわいそうな人なの……。
好きでもない女と、しかもこんなだるんだるん女と結婚しなくてはならないなんて。
ずっと、こんな私を気遣いながら生きていかなければならないなんて……!
「どうした? ルアーニア」
ルアーニアを気にかける声。濡れるまつげに手を添えられて、その指先で優しく拭ってくれる。
「なにも心配しなくていい、大丈夫だ。なにかあれば俺に言え。全部解決してやるよ」
どこか傲岸さも感じられるその物言いに、ルアーニアはふと顔が綻んでしまった。
「ようやく笑ったな」
ゼンドもそう言いながら笑っている。
自信に溢れた男が、嬉しそうに目を細める笑顔というのは反則だ。お互いに初めて笑みを見せ合ったルアーニアの胸は、きゅんっと勝手に鳴いているのだった。
お咎めなしで夜伽の相手も必要ないとなれば、ルアーニアにとってはもうパラダイスである。
自由にしていいという了承を得て、ルアーニアは後宮内を見て周り、暇なので食事の手伝いをしたり子どもの相手をしてあげたり、老人の話し相手になったりしてあげていた。
「っていうか、どうしてこんなに子どもや老人が多いの? ここ、後宮よね」
後宮というと、煌びやかな女性が皇帝の寵愛を競う場所だと思っていた。が、しばらく住んでみて気づいたが、それらしい女性は一人も見かけない。
「ここは後宮といっても、その役目を終えた場所だからな」
急に後ろから声が降ってきて、ルアーニアにぴゃあっと飛びのいた。その瞬間、二の腕がだるんだるんと揺れる。
「ゼ、ゼンド様!」
「敬称はいらん、ゼンドでいい。俺もお前のことはルアーニアと呼ばせてもらう」
「は、はぁ……」
どうやらザス帝国はシファーヨン王国と違い、そこまで上下関係にうるさくはないようだ。
シファーヨンでは、王妃である母親も国王のことは敬称をつけなくてはならない。ずっと幼い頃からその姿を見て育ったルアーニアは、それが当たり前だと思っていた。
「あの、ゼンド……役目を終えたって……?」
「確かに後宮として機能していた時代もあったが、俺の祖父の代で変わった。その頃には大きな戦争や災害があってな。夫を失った女たちを保護し、彼女等が子どもを育てたり教育を受ける、そんな場所になった。今は平和になり、たくさんの者が集い、学び、働き、交流する場所となっている」
「なるほど……」
道理で女臭さがないはずだと、ルアーニアは納得した。
後宮がひとつの町のようで、それでいて家族のようになっているのも理解できる。
「こんなに素敵なところだとは思わなかったわ」
「我が国は帝国ではあるが、祖父の代で帝国主義は終わりを告げた。昔ながらのやり方を続けていては、国はいつか滅びる。時代は変わっていくんだ。それに合わせて柔軟に対処していくことが、皇帝である俺の役目だと思っている」
ゼンドの視線の先は子どもたちを見ていて、優しいながらも決意の瞳がルアーニアの胸を刺した。
だからゼンドは、シファーヨン王国の姫を迎え入れることに決めたんだわ。
皇帝であるゼンドを見て、ルアーニアは理解した。
ザス帝国とシファーヨン王国は同盟国にはなったが、それは綱渡りのような危うい上辺だけの関係であった。
きっとゼンドは子どもたちの未来のために、シファーヨン王国からの嫁を受け入れたのだ。皇帝であるがゆえの、強い責任感から。
ゼンドの揺るぎない決意と、皇帝に君臨する器である男らしさ、同時に優しさも見てとれたルアーニアは、その横顔に見惚れてしまった。
国のことを、民のことを一番に考えられる素敵な人なんだわ。
なのに……私みたいなだるんだるんが来るなんて、がっかりしたわよね……。
ルアーニアもゼンドと同じく、これが己の責務だという思いで婚姻を承諾したとはいえ、ゼンドの人柄を知ってしまうと罪悪感が募る。
やっぱり、お姉様が来るべきだったのかしら……
私がしゃしゃりでていなければ、ゼンドはきれいで優しくて奥ゆかしいお姉様と、心置きなく結婚できたでしょうに。
しくりと胸が痛みを抱き、ルアーニアは唇を噛み締める。ゼンドがこちらに首を向けたのがわかった。こころなしか、二の腕を確認しているように見える。
「ルアーニア、近々俺はお前との婚姻の儀を正式に挙げなければならないが」
「ごめんなさい!」
あまりにいたたまれなくなったルアーニアは、ぶんっと頭を下げた。と同時に、二の腕がだるんだるんする。
「私……」
私なんかで、という言葉を繋げることができず、ルアーニアは頭を下げたまま揺れる自分の二の腕を睨みつける。
こんな腕、こんな嫁、嫌に決まってる……!
ゼンドが嫌な人ならよかったのに。
そうすれば、『あんたなんか私程度で上等でしょ』って思っていられたのに!
「ルアーニア」
なにも言えないルアーニアに、ゼンドが名前を呼んでくれる。
その声はどこか優しくて、ルアーニアはゼンドの顔を見上げた。
「ルアーニアも義務感からここに来たのであろうことはわかっている。すぐにこの国に馴染めというも難しい話だろう。だが、この国に来たからには、お前も俺の守るべき者の対象だ」
「ゼンド……」
一つにまとめられた彼の長い髪が揺れる。まるで、ちゃんと理解してくれと要求するように。
「シファーヨン王国との契約で、ルアーニアと俺との結婚は絶対だ。一ヵ月後には、不本意でも婚姻を結ばなければならない」
「ええ、わかっているわ」
確かにここに来たのは不本意だった。王族の娘の定めで、誰かがここには来なければならなかったから。
適齢期で未婚だったのがルアーニアとすぐ上の姉だけで、姉の代わりにここに来たというだけのこと。できるならば、自国で暮らしていたかった。それは間違いない。
「ルアーニア。この国に来るには、強い勇気が要っただったろう。両国のために嫁ぐ決意をしてくれたこと、感謝している」
「お礼を言われる必要はないわ。シファーヨン王国のためであり、それが私の仕事だもの」
そう伝えると、ゼンドは痛みでも感じたかのように右の顔だけを歪めた。
「……ゼンド?」
「俺はお前を後悔させたくはない。後悔させはしない。必ず、大切にする」
真っ直ぐに射抜かれるように言われて、一陣の風が通りすぎたようにルアーニアの心は洗われる。
いい人過ぎない……?
婚姻は義務でも、優しくする義務なんて……
そこまで考えて、ルアーニアはハッと気づいた。
これはやはり、義務なのだ。
皇帝であるゼンドは、守るべき存在として国民を見ている。その延長線上にルアーニアがいるというだけの話。
それにザス帝国でルアーニアがひどい扱いを受けているとなれば、シファーヨン王国にいる両親だって黙ってはいないだろう。
つまりゼンドは、死ぬまでルアーニアのことを気遣い続けなければいけないのだ。その決意を持って、彼はシファーヨン王国から嫁をとることにしたのだろう。
なんてかわいそうな人なの……。
好きでもない女と、しかもこんなだるんだるん女と結婚しなくてはならないなんて。
ずっと、こんな私を気遣いながら生きていかなければならないなんて……!
「どうした? ルアーニア」
ルアーニアを気にかける声。濡れるまつげに手を添えられて、その指先で優しく拭ってくれる。
「なにも心配しなくていい、大丈夫だ。なにかあれば俺に言え。全部解決してやるよ」
どこか傲岸さも感じられるその物言いに、ルアーニアはふと顔が綻んでしまった。
「ようやく笑ったな」
ゼンドもそう言いながら笑っている。
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