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婚約破棄されたリザード大好き侯爵令嬢、追放直前に初恋の君が隣国の王子になって迎えにきたようです。
1.横暴な婚約破棄
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「シェイファー・ストックウェル。お前と一緒にいるのはもう我慢ならん! 婚約を破棄する!」
鼻息を荒くしながらそう宣言したのは、この国の第一王子、ドン・ハルヴァン様。
ドヤ顔でおっしゃっていますが、今は各国の主要人物を招待した交流のパーティの最中。
自国の赤っ恥を晒している状況に、私の胃は重くなる。
ドン様の隣には、胸に立派なものをお持ちの金髪美少女、リンダの姿。
その男爵令嬢がシナを作ってドン様に寄り添っている姿は、まるで甘い香りに惹かれただけのコバエのよう。
「婚約破棄、でございますか」
私はため息を吐きそうになるのを耐えながら言った。政略結婚というものを、理解されているのかしら。
私たちは十九歳で、まだ親の管理下にある状態。
いくら王子であるドン様が私との結婚を拒もうと、どうにもならないことだというのに。
拒めるものなら、私だってとっくに──。
胸の中から出そうになる拒絶反応を、いつものように押し殺してドン様を見る。
ドン様は私を大きく見下げると、勝ち誇ったように言った。
「シェイファー、お前はリンダにいつも酷いことをしていたそうだな」
「そうなんですぅう。シェイファーさまがぁ~、わたくしにトカゲを押しつけてきましたのぉ、こわぁい!」
彼女の言う〝トカゲ〟とは、リザード族のこと。
私はペトゥララというリザード族の女の子と、一緒に屋敷で暮らしている。
私と一緒にいたララに対して難癖つけてきて、さらには差別用語を連発していたあなたが発端なのよ。私はそれをじっくりと諭しただけなのだけれど。
「それにぃ、シェイファー様ったらめちゃくちゃ怒ってくるしぃ~」
「かわいそうなリンダ……! シェイファー、お前の悪事は全部わかっているんだ! この売国奴!!」
大事なララを傷つけられて、怒るなという方が無理。
それに、売国奴って。
この国は今後、リザードの国であるレイザラッド王国と同盟を結ぶ必要があると、こんこんと言って聞かせただけなのに。怒りを顔に出した覚えはないわ。
私はいつかくる同盟のために、この国の価値観を変えようとずっと奔走してきた。それが悪事だというのかと、私は呆れると同時に怒りを覚える。
まったく、周辺諸国の主要を招いての席でこんなことを言い出して、どのような評価を受けるかわかっているのかしら。
国王陛下がお風邪を召してしまったのは仕方ないにしても、代役としてドン様にこの場を仕切らせるのは大間違いだわ。
彼が困らないようにと、あれこれフォローしてまわっていたのだけど、それがまた気に障ったらしい。
一気に爆発してしまったドン様は、お気に入りの男爵令嬢の言い分を盾に、婚約破棄を宣言したというわけ。情けない。
リザード族は、十一年前……私が八歳の時までは、この国で一番地位の低い種族だった。
残念ながら、今もその地位はほとんど変わっていないのだけれど。
リザード族は人よりも大きく、男女共にがっしりとした筋肉を持っている。
見た目は、太くて長い尻尾が生えているくらいで、さほど人と変わりはないと私は思ってる。
たしかに、腕の一部や足、それにこめかみのあたりにリザード族特有の鱗があるけれど、それだけのこと。
金色の中の黒い瞳はゾクっとするほど美しいのよ。それを『冷たい』だとか、『何を考えているかわからない』なんていう人の気がしれないわ。
リザード族は国に管理されていて、個体数は人間に比べて圧倒的に少なかった。
力が強いので需要があり、労働力としてこの国で使われていた。
昔、私の家にも一年間だけリザード族の男の子を雇っていたことがある。
名前をガイアと言って、当時十一歳。私は七歳だったわ。
私は、ガイアが大好きだった。
ガイアはおしゃべりな方じゃなかったけど、大きくて、力が強くて、優しくて、たくさん遊んでもらった。
そんなある日、ガイアは私に言ったの。
『リザード族を忌み嫌い、恐れ、蔑む者が多い中で、どうしてシェイファーだけは俺をまっすぐ見てくれるんだ?』
って。
そう問われて、私は初めて気づいた。
私の家族も、屋敷に仕えるみんなも、ガイアをただの労働力としか見ていないんだって。
休みなく使える頑丈な労働力……そんな認識なんだって。
『ガイアが、好きだからよ?』
私は、そう答えた。
今ならもっと上手く言えるけれど、当時の私にはこれが精一杯だったの。
『ありがとう。俺もシェイファーが可愛くて仕方ない。大好きだよ、シェイファー』
ガイアの瞳も、ひんやりとする肌も、手触りのいい鱗も、全部全部大好きだった。
ずっとずっと、ガイアと一緒にいられると思ってた。
でも一年が経ったある夜、私はいきなりガイアに別れを告げられた。
民族解放団体を名乗るリザード族のリーダーに言われて、南の枯れた大地に行かなくてはならなくなったって。
このハルヴァン王国に住むリザード全員が、一夜にして大移動を始めたの。
行かないでって私は泣いてお願いしたけど、虐げられている同胞を解放しなければ、リザード族の未来はないからと言われた。
人が、リザード族に酷い扱いをしたせいで、私たちは別れなきゃいけなくなった。
まだ八歳だった私だけど、これほど人であることを恥じたことはなかったわ。
忍び込んできたガイアが、また窓から去ろうとした時。
『ガイア、私が大きくなったら迎えに来てね! 私をお嫁さんにしてね!』
私は泣きじゃくりながらそう叫んでいた。
振り向いたガイアに私は手を取られる。その手がガイアの口元に寄せられると、チロ……と何かが当たった気がした。
だけどガイアは、とても悲しそうな瞳をしていて。
彼はあのとき、私がドンの婚約者になる話を聞いて知っていたのかもしれない。
ガイアの背中が見えなくなるまで見送ると、ひとりの女性のリザードがよろよろとやってきた。
どうやら追手から隠れてうちの庭で休んでいたらしい。
『お嬢さんは、私たちリザード族を、嫌ってないのですか……?』
『嫌うわけがないわ! リザード族は、強くて優しくて、美しいもの!』
私が答えると、そっと小さなリザード族の赤ちゃんを見せられた。
『南の土地に行くまで持たなくて……今、産んだばかりの私の子どもです……』
私は驚きながらも慌ててタオルを持ってきて、そっとその赤ちゃんを拭いて包んであげる。
『私は憲兵に追われています……無事に南の土地に行けるかわからない。着いたとしても、生まれたばかりのこの子は気候の変化についていけず、死んでしまう可能性が高い……』
女性はポロポロと涙を流して。
『どうかどうか、この子の面倒を見てくださいませんか……! 生きていれば、いつか必ず迎えにきますので……!』
そう頼まれた私は、嫌だと言えるはずがなかった。
その場でペトゥララと名付けられた赤ちゃんを、絶対に大切に育てると約束した。
リザード解放運動があってから、ハルヴァン王国にはほとんどリザード族がいなくなった。
この国に散らばっていたリザードは、誰も住んでいなかった南の枯れた大地に住み始める。
それから七年間は実質の治外法権となってはいたけど、リザード族は個体数を増やし続け、今から五年前に独立国家を正式に樹立。
民族解放団体のリーダーであった、レッドという人が王位についた。
その時に国名がレイザラッドに定められて、王はレッド・レイザラッドと名乗っている。
私はというと、あの女性との約束通りにララを大切に育てて、姉妹のように仲が良くなった。
何度か南の大地に母親を探しに行こうとララに言ったのだけど、私のそばにいたいからいいって、聞かなかったわ。
この国のリザード族の総数が減って、ますます白い目で見られても……心無い言葉で刺されても、ララは私から離れたがらなかった。
レイザラッド王国が樹立する一年前の十四歳の時に、私はドン様と婚約させられた。
ドン様はララへの侮辱がひどくて、何度殴りたくなったかわからない。
ララが『私は大丈夫よ』と涙を押し殺しながら耐えている姿を、どれだけ見たことか。
そしてそれは、婚約してから今になっても変わらななかった。
鼻息を荒くしながらそう宣言したのは、この国の第一王子、ドン・ハルヴァン様。
ドヤ顔でおっしゃっていますが、今は各国の主要人物を招待した交流のパーティの最中。
自国の赤っ恥を晒している状況に、私の胃は重くなる。
ドン様の隣には、胸に立派なものをお持ちの金髪美少女、リンダの姿。
その男爵令嬢がシナを作ってドン様に寄り添っている姿は、まるで甘い香りに惹かれただけのコバエのよう。
「婚約破棄、でございますか」
私はため息を吐きそうになるのを耐えながら言った。政略結婚というものを、理解されているのかしら。
私たちは十九歳で、まだ親の管理下にある状態。
いくら王子であるドン様が私との結婚を拒もうと、どうにもならないことだというのに。
拒めるものなら、私だってとっくに──。
胸の中から出そうになる拒絶反応を、いつものように押し殺してドン様を見る。
ドン様は私を大きく見下げると、勝ち誇ったように言った。
「シェイファー、お前はリンダにいつも酷いことをしていたそうだな」
「そうなんですぅう。シェイファーさまがぁ~、わたくしにトカゲを押しつけてきましたのぉ、こわぁい!」
彼女の言う〝トカゲ〟とは、リザード族のこと。
私はペトゥララというリザード族の女の子と、一緒に屋敷で暮らしている。
私と一緒にいたララに対して難癖つけてきて、さらには差別用語を連発していたあなたが発端なのよ。私はそれをじっくりと諭しただけなのだけれど。
「それにぃ、シェイファー様ったらめちゃくちゃ怒ってくるしぃ~」
「かわいそうなリンダ……! シェイファー、お前の悪事は全部わかっているんだ! この売国奴!!」
大事なララを傷つけられて、怒るなという方が無理。
それに、売国奴って。
この国は今後、リザードの国であるレイザラッド王国と同盟を結ぶ必要があると、こんこんと言って聞かせただけなのに。怒りを顔に出した覚えはないわ。
私はいつかくる同盟のために、この国の価値観を変えようとずっと奔走してきた。それが悪事だというのかと、私は呆れると同時に怒りを覚える。
まったく、周辺諸国の主要を招いての席でこんなことを言い出して、どのような評価を受けるかわかっているのかしら。
国王陛下がお風邪を召してしまったのは仕方ないにしても、代役としてドン様にこの場を仕切らせるのは大間違いだわ。
彼が困らないようにと、あれこれフォローしてまわっていたのだけど、それがまた気に障ったらしい。
一気に爆発してしまったドン様は、お気に入りの男爵令嬢の言い分を盾に、婚約破棄を宣言したというわけ。情けない。
リザード族は、十一年前……私が八歳の時までは、この国で一番地位の低い種族だった。
残念ながら、今もその地位はほとんど変わっていないのだけれど。
リザード族は人よりも大きく、男女共にがっしりとした筋肉を持っている。
見た目は、太くて長い尻尾が生えているくらいで、さほど人と変わりはないと私は思ってる。
たしかに、腕の一部や足、それにこめかみのあたりにリザード族特有の鱗があるけれど、それだけのこと。
金色の中の黒い瞳はゾクっとするほど美しいのよ。それを『冷たい』だとか、『何を考えているかわからない』なんていう人の気がしれないわ。
リザード族は国に管理されていて、個体数は人間に比べて圧倒的に少なかった。
力が強いので需要があり、労働力としてこの国で使われていた。
昔、私の家にも一年間だけリザード族の男の子を雇っていたことがある。
名前をガイアと言って、当時十一歳。私は七歳だったわ。
私は、ガイアが大好きだった。
ガイアはおしゃべりな方じゃなかったけど、大きくて、力が強くて、優しくて、たくさん遊んでもらった。
そんなある日、ガイアは私に言ったの。
『リザード族を忌み嫌い、恐れ、蔑む者が多い中で、どうしてシェイファーだけは俺をまっすぐ見てくれるんだ?』
って。
そう問われて、私は初めて気づいた。
私の家族も、屋敷に仕えるみんなも、ガイアをただの労働力としか見ていないんだって。
休みなく使える頑丈な労働力……そんな認識なんだって。
『ガイアが、好きだからよ?』
私は、そう答えた。
今ならもっと上手く言えるけれど、当時の私にはこれが精一杯だったの。
『ありがとう。俺もシェイファーが可愛くて仕方ない。大好きだよ、シェイファー』
ガイアの瞳も、ひんやりとする肌も、手触りのいい鱗も、全部全部大好きだった。
ずっとずっと、ガイアと一緒にいられると思ってた。
でも一年が経ったある夜、私はいきなりガイアに別れを告げられた。
民族解放団体を名乗るリザード族のリーダーに言われて、南の枯れた大地に行かなくてはならなくなったって。
このハルヴァン王国に住むリザード全員が、一夜にして大移動を始めたの。
行かないでって私は泣いてお願いしたけど、虐げられている同胞を解放しなければ、リザード族の未来はないからと言われた。
人が、リザード族に酷い扱いをしたせいで、私たちは別れなきゃいけなくなった。
まだ八歳だった私だけど、これほど人であることを恥じたことはなかったわ。
忍び込んできたガイアが、また窓から去ろうとした時。
『ガイア、私が大きくなったら迎えに来てね! 私をお嫁さんにしてね!』
私は泣きじゃくりながらそう叫んでいた。
振り向いたガイアに私は手を取られる。その手がガイアの口元に寄せられると、チロ……と何かが当たった気がした。
だけどガイアは、とても悲しそうな瞳をしていて。
彼はあのとき、私がドンの婚約者になる話を聞いて知っていたのかもしれない。
ガイアの背中が見えなくなるまで見送ると、ひとりの女性のリザードがよろよろとやってきた。
どうやら追手から隠れてうちの庭で休んでいたらしい。
『お嬢さんは、私たちリザード族を、嫌ってないのですか……?』
『嫌うわけがないわ! リザード族は、強くて優しくて、美しいもの!』
私が答えると、そっと小さなリザード族の赤ちゃんを見せられた。
『南の土地に行くまで持たなくて……今、産んだばかりの私の子どもです……』
私は驚きながらも慌ててタオルを持ってきて、そっとその赤ちゃんを拭いて包んであげる。
『私は憲兵に追われています……無事に南の土地に行けるかわからない。着いたとしても、生まれたばかりのこの子は気候の変化についていけず、死んでしまう可能性が高い……』
女性はポロポロと涙を流して。
『どうかどうか、この子の面倒を見てくださいませんか……! 生きていれば、いつか必ず迎えにきますので……!』
そう頼まれた私は、嫌だと言えるはずがなかった。
その場でペトゥララと名付けられた赤ちゃんを、絶対に大切に育てると約束した。
リザード解放運動があってから、ハルヴァン王国にはほとんどリザード族がいなくなった。
この国に散らばっていたリザードは、誰も住んでいなかった南の枯れた大地に住み始める。
それから七年間は実質の治外法権となってはいたけど、リザード族は個体数を増やし続け、今から五年前に独立国家を正式に樹立。
民族解放団体のリーダーであった、レッドという人が王位についた。
その時に国名がレイザラッドに定められて、王はレッド・レイザラッドと名乗っている。
私はというと、あの女性との約束通りにララを大切に育てて、姉妹のように仲が良くなった。
何度か南の大地に母親を探しに行こうとララに言ったのだけど、私のそばにいたいからいいって、聞かなかったわ。
この国のリザード族の総数が減って、ますます白い目で見られても……心無い言葉で刺されても、ララは私から離れたがらなかった。
レイザラッド王国が樹立する一年前の十四歳の時に、私はドン様と婚約させられた。
ドン様はララへの侮辱がひどくて、何度殴りたくなったかわからない。
ララが『私は大丈夫よ』と涙を押し殺しながら耐えている姿を、どれだけ見たことか。
そしてそれは、婚約してから今になっても変わらななかった。
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