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04 死体は壁に?
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「あ、んん」
最近、リロイ様が俺にちょっかい出してくるようになった。
今は乳首を撫でて摘んで、カリカリと指で弾いてる。
毎回なので、何も感じなかった俺の乳首も立派な性感帯に育ってしまった。
もしかして、オーナーから俺のテク向上や性感帯育成を頼まれてるんじゃないだろうな?
緩く勃ち上がった俺のブツを扱けないのがツライ。
これは仕事だから、俺が気持ちよくなっちゃいけないんだ。
久しぶりにご指名いただいた日。
この前の失態をお詫びしたら「失態? 何かあったっけ?」と、本気で首を傾げられた。
お怒りでないならいいんです。
相変わらずのふにゃちんをぺろぺろと舐める。保温機能付きの生温かいナマコみたいだ。
もちろんコースの中にお風呂も入ってるから、俺がきれいに洗ってあげる。
大抵、風呂あがりはバスローブか裸なのに、リロイ様はきちんと服を着込む。
風俗店っていうより、お風呂入りに来た人みたいだよね。
前回、リロイ様が途中で帰ったので俺はちょっと反省して、店で一番人気のサファス兄さんにフェラテクを教わったんだ。
遊郭でいうところの花形花魁で、兄さんと言っても俺より年下だ。
技を同僚に教えるなんて有り得ないだろうに、兄さんは見た目も性格も天女みたいな人で快く引き受けてくれた。
「じゃあ、僕の舐めてみて」
優しげな顔に似合わないグロテスクさに慄きつつ咥えたんだけど。
「へたくそ」
顔を上げると、鬼のように目を釣り上げた兄さんがいた。
怖かった。
ちらっと、上目遣いにリロイ様を見る。
相変わらず涼しい顔で、発情の欠片もない。
「どうしたの、ぽめ太」
「教わったんですけど、気持ちいくないですか」
「教わった?」
リロイ様がきょとんとした。
俺がサファス兄さんに教えを請うていることを伝えたら「頑張ったね」って優しい声で髪を撫でられた。
うぅ、慰められてる。
「おいで、ぽめ太」
それから、向かい合うように俺を膝の上に乗せた。
フェラは中断ですか。俺、重いですよ。
リロイ様は、苦労なんて知らないような長くて綺麗な指で、俺のブツと自分のふにゃちんを一緒に握った。
「あっ」
「ほら、ぽめ太も手を添えて」
二人のをちゅくちゅくと擦り合わせるから、ずっと我慢してた俺はあっという間に弾けてしまった。
「も、申し訳ありません」
慌てて拭き取ろうとしたのに、リロイ様は俺の精液がべったりついた手をべろんと舐めた。
やめてぇ!
口直しに、リロイ様にお酒を接ぐ。
いつもなら合間に飲むなんてない。リロイ様はなおさら勃たなくなるし。
「知り合いに聞いた話なんだけど」
俺の精液がついたリロイ様のふにゃちんをお掃除フェラし始めたら、この前みたいな話を始めた。
また、中座しないだろうな? オーナーに散々怒られたんだから。
「ある商人の妻が行方不明になったんだそうだ。多分、殺されてると思う。犯人は夫に間違いないんだけどね」
仲が悪く、いつも揉めていた商人夫婦。息子は独立して、家にはその老夫婦と使用人しかいない。
ある日、妻が姿を消した。
息子は密かに「母は殺されたと思う」と警吏に訴えてきた。
使用人が、主人夫婦が争う声と夫人の悲鳴を聞いたと言う……。
へぇ。
確か、警吏って警察のことだったはず。
この世界にも警察機構があって、王都はその役割を担っているのが騎士団だと聞いたことがある。
「地下室から血の跡や血のついたナイフが見つかったんだけど、夫は魔物の血だと言う。妻の死体が見つからない以上、殺人とは言えないんだよ」
え、痕跡そのまま? なのに追求出来ないの?
この世界、科学捜査はなさそう。DNA鑑定とかルミノール反応とか指紋採取とか。
「魔道具で死体を見つけられないの?」
「そんな便利な魔道具ないよ」
リロイ様は長い前髪を弄りながら、苦笑する。
ふにゃちん丸出しのクールな美形っていかがなものかと思う。
「……壁の中にあったりして」
「ん?」
俺は、あれを思い出していた。
元の世界の有名なミステリーっていうかホラーっていうか。
ほら、猫にまつわるタイトルの有名な作家のアレ。
ポーの、なんて言ったっけ?
妻の死体を壁の中に隠してたんだよな。
「石造りで塗り壁だったら、そこに妻を隠せるんじゃないかなぁって。木造の家だったらすみません」
「……そうか!」
リロイ様が立ち上がった。
まただよ、もぉ!
「リロイ様、前! 出てますってぇ!」
今度は部屋の中でしまって行った。
良かった良かった……じゃない!
いくない! なんなん!?
最近、リロイ様が俺にちょっかい出してくるようになった。
今は乳首を撫でて摘んで、カリカリと指で弾いてる。
毎回なので、何も感じなかった俺の乳首も立派な性感帯に育ってしまった。
もしかして、オーナーから俺のテク向上や性感帯育成を頼まれてるんじゃないだろうな?
緩く勃ち上がった俺のブツを扱けないのがツライ。
これは仕事だから、俺が気持ちよくなっちゃいけないんだ。
久しぶりにご指名いただいた日。
この前の失態をお詫びしたら「失態? 何かあったっけ?」と、本気で首を傾げられた。
お怒りでないならいいんです。
相変わらずのふにゃちんをぺろぺろと舐める。保温機能付きの生温かいナマコみたいだ。
もちろんコースの中にお風呂も入ってるから、俺がきれいに洗ってあげる。
大抵、風呂あがりはバスローブか裸なのに、リロイ様はきちんと服を着込む。
風俗店っていうより、お風呂入りに来た人みたいだよね。
前回、リロイ様が途中で帰ったので俺はちょっと反省して、店で一番人気のサファス兄さんにフェラテクを教わったんだ。
遊郭でいうところの花形花魁で、兄さんと言っても俺より年下だ。
技を同僚に教えるなんて有り得ないだろうに、兄さんは見た目も性格も天女みたいな人で快く引き受けてくれた。
「じゃあ、僕の舐めてみて」
優しげな顔に似合わないグロテスクさに慄きつつ咥えたんだけど。
「へたくそ」
顔を上げると、鬼のように目を釣り上げた兄さんがいた。
怖かった。
ちらっと、上目遣いにリロイ様を見る。
相変わらず涼しい顔で、発情の欠片もない。
「どうしたの、ぽめ太」
「教わったんですけど、気持ちいくないですか」
「教わった?」
リロイ様がきょとんとした。
俺がサファス兄さんに教えを請うていることを伝えたら「頑張ったね」って優しい声で髪を撫でられた。
うぅ、慰められてる。
「おいで、ぽめ太」
それから、向かい合うように俺を膝の上に乗せた。
フェラは中断ですか。俺、重いですよ。
リロイ様は、苦労なんて知らないような長くて綺麗な指で、俺のブツと自分のふにゃちんを一緒に握った。
「あっ」
「ほら、ぽめ太も手を添えて」
二人のをちゅくちゅくと擦り合わせるから、ずっと我慢してた俺はあっという間に弾けてしまった。
「も、申し訳ありません」
慌てて拭き取ろうとしたのに、リロイ様は俺の精液がべったりついた手をべろんと舐めた。
やめてぇ!
口直しに、リロイ様にお酒を接ぐ。
いつもなら合間に飲むなんてない。リロイ様はなおさら勃たなくなるし。
「知り合いに聞いた話なんだけど」
俺の精液がついたリロイ様のふにゃちんをお掃除フェラし始めたら、この前みたいな話を始めた。
また、中座しないだろうな? オーナーに散々怒られたんだから。
「ある商人の妻が行方不明になったんだそうだ。多分、殺されてると思う。犯人は夫に間違いないんだけどね」
仲が悪く、いつも揉めていた商人夫婦。息子は独立して、家にはその老夫婦と使用人しかいない。
ある日、妻が姿を消した。
息子は密かに「母は殺されたと思う」と警吏に訴えてきた。
使用人が、主人夫婦が争う声と夫人の悲鳴を聞いたと言う……。
へぇ。
確か、警吏って警察のことだったはず。
この世界にも警察機構があって、王都はその役割を担っているのが騎士団だと聞いたことがある。
「地下室から血の跡や血のついたナイフが見つかったんだけど、夫は魔物の血だと言う。妻の死体が見つからない以上、殺人とは言えないんだよ」
え、痕跡そのまま? なのに追求出来ないの?
この世界、科学捜査はなさそう。DNA鑑定とかルミノール反応とか指紋採取とか。
「魔道具で死体を見つけられないの?」
「そんな便利な魔道具ないよ」
リロイ様は長い前髪を弄りながら、苦笑する。
ふにゃちん丸出しのクールな美形っていかがなものかと思う。
「……壁の中にあったりして」
「ん?」
俺は、あれを思い出していた。
元の世界の有名なミステリーっていうかホラーっていうか。
ほら、猫にまつわるタイトルの有名な作家のアレ。
ポーの、なんて言ったっけ?
妻の死体を壁の中に隠してたんだよな。
「石造りで塗り壁だったら、そこに妻を隠せるんじゃないかなぁって。木造の家だったらすみません」
「……そうか!」
リロイ様が立ち上がった。
まただよ、もぉ!
「リロイ様、前! 出てますってぇ!」
今度は部屋の中でしまって行った。
良かった良かった……じゃない!
いくない! なんなん!?
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