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第一章 赤と黒の螺旋の中で
九話 平手政秀は何故、死んだのか?(1)
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天文二二年一月十三日(1553年2月25日)
可近が、仕入れた茶葉の確認に、城の荷受け場に行っている間に。
変事は終わっていた。
いや正確には、変事の始まりが、終わっていた。
平手政秀が切腹をしたというので、金森可近は驚き、呆れ、珍しくキレた。
「どうして誰も止めなかった!!!??」
信長と側近たちが、庭先で十文字に腹を切って果てている平手政秀を取り囲んで、茫然としている。
「本当に腹を切るとは、思わなかったよ」
心臓を短刀で突いて楽にしてやった河尻秀隆が、平手政秀の両目を閉じる。
「止めましたよ、幾度も。それでも切りました」
毛利良勝が、切り裂かれた腹部にサラシを巻いて、棺桶に入れやすいように整え始める。
「原因は?」
可近は、信長に厳しい目を向ける。
膝を抱えて遺体の側に座り込み、自分の後見人だった老将の死に顔を見詰めながら静かに涙を流している信長が、一言だけ。
「(心当たりが)多過ぎるだぎゃあ」
納得しかけて、可近は考え直す。
確かに代替わりしてから織田家の運営を巡って喧嘩が多くなった二人だが、切腹する程の事件は起きていない。
平手政秀は、簡単に切腹するような人物では、ない。
織田信長の「傅役」として有名な平手政秀には、有能極まりない逸話が多い。
朝廷との交渉を担当し、先代・信秀の名代として任される顔の広さ。
信長と濃姫の政略結婚も成功させる、他国からも評価される信頼度の高さ。
茶道や和歌も一流で、可近とも仕事を互角に押し付け合った。
二代に渡って織田家の次席家老として、頼りにされた。
特に信秀の死後は、信長の弟・信行に家督を継承させたい派閥が「アンチ信長」と化したので、信長は平手政秀を頼りにしていた。
とはいえ、保護者としてではなく、家老として信長と毎日仕事をするのである。
もの凄いストレスだったであろう。
「ブチ切れて切腹リセットしても、おかしくないわ」
可近が葬儀に出る支度を手伝いながら、妻の福が憶測を述べる。
「またまたまた。福、織田家の関係者にキツくて厳しくて辛いですよ」
「同情しているだけよ」
福が出掛ける前の可近に塩をかけて送り出そうとする。
「何故?」
「織田家のストレスで死んだ人の葬儀よ。塩で織田家の邪気を、少しでも払って行かせたい、真心を分かれ」
「分かった。もうツッコミを入れない」
諦めて葬儀の行われる寺に行くと、平手政秀の長男・五郎右衛門(喪主)に泣きつかれた。
「ぼくのせいなんです~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~」
「気に病まないで。たぶん違うから」
可近が断言しても、喪主は衆目を集めた上での泣き芸を辞めない。
「ぼくが、殿(信長)から『おみゃあの馬を寄越せ』と言われたのに、逆らったから~~~~~」
この件は、『信長公記』にもバッチリ記載され、大河ドラマでも映像化されてしまっている。
とはいえ、切腹の原因とするには、パンチが弱い。
「金森殿なら、分かってくれますよね? ぼくのせいだって」
「違うと言っているのにな~」
「ぼくへの逆恨みで、父は切腹に追い込まれたに、違いありません」
「その程度の諍いでは、人を死に追いやったりしませんよ」
「でも、あの方、目付き悪いし」
ぼくのせいと言いつつ、信長に責任転嫁しようとしている。
たぶん、信行の派閥への転向フラグも立てている。
可近は、平手政秀への手向けに、忠告してやる。
「でも、そういうセコい責任転嫁をしていると、本当に殺されますよ。平手殿の死をネタにアンチに回るとか、裏切り者扱いですよ」
信長に裏切り者扱いをされた時の対応を想像し、喪主は余計な泣き芸をしなくなった。
位牌の前で合掌しながら黙って聞いていた柴田勝家が、咳払いをして目線で喪主を払い除けてから、可近が接近して来るのを待つ。
可近が焼香を済ませたタイミングで、信行派筆頭の重臣・柴田勝家が詫びを入れる。
「済まぬ、五郎八(可近の通称)。信行様を推す事ばかりに熱を入れ、板挟みされた平手殿の心労を、慮れなかった。殴ってくれ」
脳筋の思い付いた、責任の取り方だ。
柴田勝家の鬼のような強面を、金森可近は遠慮なくマジで殴った。
右ストレートで顎を打ち抜き、体勢の崩れた柴田勝家の顎を更に下から打ち上げて、転倒させる。
それでも『鬼柴田』は気絶せずに、すぐに起き上がる。
「一回ぐらいは、遠慮せぬか」
究極の体育会系猛将は、良いパンチを放って来た金森に、好意的に接する。
金森可近は、好意的には接しなかった。
「権六(柴田勝家の通称)殿は以前、平手殿を『先代の遺産管理で、横領の疑いがある』と侮辱なさった。その件で詫びてください」
「合掌しながら、心中で何度も詫びたぞ」
「口に出して、ハッキリと発言を撤回しないと、遺族まで疑われる」
「ふむ。確かに」
柴田勝家は位牌の前に正座すると、近所迷惑な大音声で、謝罪を始める。
「平手殿! 横領の嫌疑をかけた事、誠に失礼でありました! この柴田勝家、発言を撤回し、謝罪する!」
土下座して、十秒、頭を下げる。
それを終えてから、柴田勝家は、金森可近に再度向き合う。
「で、平手殿が持っていた、遺産の目録は、何処へ?」
尾張の経済流通を握って、莫大な富を築いた織田信秀の遺産目録である。
アンチ信長派閥は、この独占に関しては口煩く介入し、もっと他の兄弟に財産を分与するように圧力をかけている。
信長と信行で、ほぼ半分に分けている状態だが、
親戚連中も分けてくれと陳情や脅迫を絶やしていない。
その矢面に、平手政秀は立っていた。
「先代が病床に就いた頃から、殿が所持して、直接管理しています」
その線でも、平手政秀の死因には、繋がらない。
「…平手殿が、任されたとばかり」
「お陰で遺産関連のクレームは、平手殿が引き受けて、殿の時間を浪費せずに済みました」
「こちらは、また時間を浪費してしまった」
苦笑しながら、柴田勝家は、退去した。
柴田勝家の弔問の真意を知って腰を抜かしている喪主に、可近は一礼してから、退去した。
平手政秀の死因は、これという確証がないまま、可近は帰宅した。
悩みが顔に出ていたので、福が夕飯の後で、話を聞いてあげる。
「可近の所為も何%か、有ったの?」
「自分が仕事の割り振りで、もう少し引き受けてあげていたら、とか考えもしたけれど。それは自意識過剰かもしれない。そんなに柔な人じゃないし」
「よっぽどの事がないと、切腹まではしない人?」
「そうなんだよねえ。あ」
「あ?」
「そういえば、先代の遺産目録。自分は見せてもらっていなかった」
「意外と信用されていないよね、可近」
「任されたくないから、断っただけです」
強がりながら食器を片付け、別の懸念が思い浮かんだ。
「あ、切腹前に何を言ったのか、未だ聞いていない」
「『ファッキ○信長』とか、『地獄で待っているぜ吉法師! アデュー!』とか、『転生したら週刊少年ジャンプの連載漫画家になりたい』とか、その程度のもんでしょ」
「だよね~」
「否定しなよ」
「その程度で妥協したい」
「あらま? 織田家崩壊? 三河に引っ越す? 今は今川の植民地で、オール薄給だけど」
「内乱程度では、引っ越しはしませんし、起こさせないのが自分の仕事です」
本当にそうなっても、おかしくないレベルの変事が始まりつつあるとは、全く知らない金森夫婦だった。
可近が、仕入れた茶葉の確認に、城の荷受け場に行っている間に。
変事は終わっていた。
いや正確には、変事の始まりが、終わっていた。
平手政秀が切腹をしたというので、金森可近は驚き、呆れ、珍しくキレた。
「どうして誰も止めなかった!!!??」
信長と側近たちが、庭先で十文字に腹を切って果てている平手政秀を取り囲んで、茫然としている。
「本当に腹を切るとは、思わなかったよ」
心臓を短刀で突いて楽にしてやった河尻秀隆が、平手政秀の両目を閉じる。
「止めましたよ、幾度も。それでも切りました」
毛利良勝が、切り裂かれた腹部にサラシを巻いて、棺桶に入れやすいように整え始める。
「原因は?」
可近は、信長に厳しい目を向ける。
膝を抱えて遺体の側に座り込み、自分の後見人だった老将の死に顔を見詰めながら静かに涙を流している信長が、一言だけ。
「(心当たりが)多過ぎるだぎゃあ」
納得しかけて、可近は考え直す。
確かに代替わりしてから織田家の運営を巡って喧嘩が多くなった二人だが、切腹する程の事件は起きていない。
平手政秀は、簡単に切腹するような人物では、ない。
織田信長の「傅役」として有名な平手政秀には、有能極まりない逸話が多い。
朝廷との交渉を担当し、先代・信秀の名代として任される顔の広さ。
信長と濃姫の政略結婚も成功させる、他国からも評価される信頼度の高さ。
茶道や和歌も一流で、可近とも仕事を互角に押し付け合った。
二代に渡って織田家の次席家老として、頼りにされた。
特に信秀の死後は、信長の弟・信行に家督を継承させたい派閥が「アンチ信長」と化したので、信長は平手政秀を頼りにしていた。
とはいえ、保護者としてではなく、家老として信長と毎日仕事をするのである。
もの凄いストレスだったであろう。
「ブチ切れて切腹リセットしても、おかしくないわ」
可近が葬儀に出る支度を手伝いながら、妻の福が憶測を述べる。
「またまたまた。福、織田家の関係者にキツくて厳しくて辛いですよ」
「同情しているだけよ」
福が出掛ける前の可近に塩をかけて送り出そうとする。
「何故?」
「織田家のストレスで死んだ人の葬儀よ。塩で織田家の邪気を、少しでも払って行かせたい、真心を分かれ」
「分かった。もうツッコミを入れない」
諦めて葬儀の行われる寺に行くと、平手政秀の長男・五郎右衛門(喪主)に泣きつかれた。
「ぼくのせいなんです~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~」
「気に病まないで。たぶん違うから」
可近が断言しても、喪主は衆目を集めた上での泣き芸を辞めない。
「ぼくが、殿(信長)から『おみゃあの馬を寄越せ』と言われたのに、逆らったから~~~~~」
この件は、『信長公記』にもバッチリ記載され、大河ドラマでも映像化されてしまっている。
とはいえ、切腹の原因とするには、パンチが弱い。
「金森殿なら、分かってくれますよね? ぼくのせいだって」
「違うと言っているのにな~」
「ぼくへの逆恨みで、父は切腹に追い込まれたに、違いありません」
「その程度の諍いでは、人を死に追いやったりしませんよ」
「でも、あの方、目付き悪いし」
ぼくのせいと言いつつ、信長に責任転嫁しようとしている。
たぶん、信行の派閥への転向フラグも立てている。
可近は、平手政秀への手向けに、忠告してやる。
「でも、そういうセコい責任転嫁をしていると、本当に殺されますよ。平手殿の死をネタにアンチに回るとか、裏切り者扱いですよ」
信長に裏切り者扱いをされた時の対応を想像し、喪主は余計な泣き芸をしなくなった。
位牌の前で合掌しながら黙って聞いていた柴田勝家が、咳払いをして目線で喪主を払い除けてから、可近が接近して来るのを待つ。
可近が焼香を済ませたタイミングで、信行派筆頭の重臣・柴田勝家が詫びを入れる。
「済まぬ、五郎八(可近の通称)。信行様を推す事ばかりに熱を入れ、板挟みされた平手殿の心労を、慮れなかった。殴ってくれ」
脳筋の思い付いた、責任の取り方だ。
柴田勝家の鬼のような強面を、金森可近は遠慮なくマジで殴った。
右ストレートで顎を打ち抜き、体勢の崩れた柴田勝家の顎を更に下から打ち上げて、転倒させる。
それでも『鬼柴田』は気絶せずに、すぐに起き上がる。
「一回ぐらいは、遠慮せぬか」
究極の体育会系猛将は、良いパンチを放って来た金森に、好意的に接する。
金森可近は、好意的には接しなかった。
「権六(柴田勝家の通称)殿は以前、平手殿を『先代の遺産管理で、横領の疑いがある』と侮辱なさった。その件で詫びてください」
「合掌しながら、心中で何度も詫びたぞ」
「口に出して、ハッキリと発言を撤回しないと、遺族まで疑われる」
「ふむ。確かに」
柴田勝家は位牌の前に正座すると、近所迷惑な大音声で、謝罪を始める。
「平手殿! 横領の嫌疑をかけた事、誠に失礼でありました! この柴田勝家、発言を撤回し、謝罪する!」
土下座して、十秒、頭を下げる。
それを終えてから、柴田勝家は、金森可近に再度向き合う。
「で、平手殿が持っていた、遺産の目録は、何処へ?」
尾張の経済流通を握って、莫大な富を築いた織田信秀の遺産目録である。
アンチ信長派閥は、この独占に関しては口煩く介入し、もっと他の兄弟に財産を分与するように圧力をかけている。
信長と信行で、ほぼ半分に分けている状態だが、
親戚連中も分けてくれと陳情や脅迫を絶やしていない。
その矢面に、平手政秀は立っていた。
「先代が病床に就いた頃から、殿が所持して、直接管理しています」
その線でも、平手政秀の死因には、繋がらない。
「…平手殿が、任されたとばかり」
「お陰で遺産関連のクレームは、平手殿が引き受けて、殿の時間を浪費せずに済みました」
「こちらは、また時間を浪費してしまった」
苦笑しながら、柴田勝家は、退去した。
柴田勝家の弔問の真意を知って腰を抜かしている喪主に、可近は一礼してから、退去した。
平手政秀の死因は、これという確証がないまま、可近は帰宅した。
悩みが顔に出ていたので、福が夕飯の後で、話を聞いてあげる。
「可近の所為も何%か、有ったの?」
「自分が仕事の割り振りで、もう少し引き受けてあげていたら、とか考えもしたけれど。それは自意識過剰かもしれない。そんなに柔な人じゃないし」
「よっぽどの事がないと、切腹まではしない人?」
「そうなんだよねえ。あ」
「あ?」
「そういえば、先代の遺産目録。自分は見せてもらっていなかった」
「意外と信用されていないよね、可近」
「任されたくないから、断っただけです」
強がりながら食器を片付け、別の懸念が思い浮かんだ。
「あ、切腹前に何を言ったのか、未だ聞いていない」
「『ファッキ○信長』とか、『地獄で待っているぜ吉法師! アデュー!』とか、『転生したら週刊少年ジャンプの連載漫画家になりたい』とか、その程度のもんでしょ」
「だよね~」
「否定しなよ」
「その程度で妥協したい」
「あらま? 織田家崩壊? 三河に引っ越す? 今は今川の植民地で、オール薄給だけど」
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