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第一章 赤と黒の螺旋の中で
六十五話 岐阜ミーベイベー(6)
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幕臣にして従五位下(貴族)にして兵部大輔(武官人事考課の重役)の細川藤孝は、金森可近の同道に対し、全く異論がなかった。
「金森殿が来るという事は、今の都は南近江より安全ですな」
そう言って周囲の家来を笑わせながら、歓迎してくれた。
「着いたら金森殿が、茶の湯を淹れてください」
通常なら二つ返事で快諾するのだが、可近は慎重に条件を述べておく。
「採点しないと、お約束くだされば、淹れます」
「採点しますよ、甘やかしません」
「うぐう」
細川藤孝
茶の湯で金森可近に教師面が出来る程の、最高クラスの文化人でもある。
京都の地理に慣れた細川隊が皇居警護の勤務に就くと、可近は道案内を借りて、三好が引き上げた陣跡を周る。
織田軍の縄張りに使えるかを確認したのだが、不逞浪人や盗人の横行が目に余るので、治安維持の面でも何か考えるしかなくなった。
今は「三好軍が逃げたから、治安が悪化した」と見られているが、上洛すれば織田軍の責任である。
今回の上洛に辺り、兵には略奪行為を、一切禁じている。
軍律で「一銭切り」を採用し、道端で小銭を拾っても、処刑すると決めてはいる。
(どこまで守られるかなあ)
戦後の略奪が目的で従軍している輩も、いるのである。
信長なら、その場で問答無用で斬り捨てるだろうが、他の者は「犯人が何処の所属の兵か?」を確認してからでないと、揉めるから斬らない。
↓
斬られないので、その場から逃げれば、何とかなると考えて犯罪に手を出す兵が出る。
↓
自分の身元がバレないよう、自軍の縄張りから離れた場所での犯罪を重ねる兵が出る。
↓
京都全体の治安が悪化し、織田軍は出て行けの機運が高まる。
↓
上杉謙信辺りがブチ切れて、上京して信長を殴りに来る。
↓
上杉謙信が動かなくても、他のライバル大名にとっては、京都の治安回復という大義名分が出来る。
↓
治安を回復出来ない織田に愛想を尽かして、将軍や朝廷が、ライバル大名にゴーサインを出す。
↓
金森可近が、京都で遊べなくなる。
そこまで思考を重ねると、可近は決意する。
信長以外には、大反対される、治安維持作戦を。
思案をまとめながら細川藤孝の陣に戻ると、路上で暴れ牛に出会した。
弓や鉄砲をみだりに使える場所ではないので、細川家の家臣たちは素手で暴れ牛を捕まえようとするが、容易に近寄れない。
これを抑えれば、剛力の持ち主として評判になるだろうが、相撲取りの二倍以上の体重を誇るのが牛である。
手間取っているうちに、細川藤孝本人が前に出る。
わざわざ。暴れ牛の真正面を選んで、ズカズカと歩み寄る。
家臣たちが安堵した顔で見物に回ったので、可近は「あの暴れ牛は、細川殿の顔なじみかな?」と愚考する。
暴れ牛が、細川藤孝に向かって、頭の角を突き出して、突進する。
細川藤孝は、避けない。
暴れ牛の角を掴むと、突進の勢いを逸らしながら、投げ倒す。
家臣たちが颯爽と集まり、牛の足を縄で括る。
「ふう。逃げられずに、済んだ」
天から最高品質の才能を過剰に与えられた男にとっては、些事だった。
可近にとっては、過去最も怪力の人物に遭遇した瞬間だが。
(あの剣豪将軍様が弑虐されたのは、この人が留守だったからという評判、本当だな)
味方である事を感謝するしかない人材だ。
「細川殿の牛でしたか」
「今夜の食材だ」
「それは逃げますな」
「牛を食べた事は?」
「母がよく、牛肉の料理を作ってくれました」
細川藤孝の目が、きらーんと光る。
「作り方とかを、伝授されているかな、金森殿?」
「既に、ご存知の料理かも知れませぬが」
料理の腕も最高クラスの細川藤孝に対し、可近は間違ってもマウントを取ろうとしないように、務める。
「では、一緒に作りましょう」
細川家で牛一頭を丸々解体して食材を作るや、味噌焼きや燻製、塩漬けにして保存食を大量に作りつつ、庭で焼き肉の宴をして精を付ける。
何せ今後、逆襲の準備を整えた三好勢との、連戦が待っている。
「京都で牛肉を焼肉で食う日が来るとは、思いませんでした」
「武家なら必ず食うべきですよ。美味いし、膂力が付く」
と言いつつも細川家ですら、牛肉に手を出せる武士は、半数を割る。
この時代は「牛は農耕で使うから食わない」&「仏教で禁止」というのが常識になっており、牛肉業界にとって冬の時代なのです。
牛肉を食べる風習の残った一部地域でしか、食されていない。
「まだまだ習慣になりません。この己でも呆れる膂力は、牛肉のお陰でもあると説いても、食してくれませぬ」
「食しても、その領域に踏み込める気は、しないでしょう」
「金森殿とて、幼少の頃から牛肉を食していた分、膂力は強いであろう?」
「ふむ、言われてみれば…そういう理由で生まれた違いでしたか」
母親が忍者だから膂力が強くなった訳ではないと知り、ちょっと切ない可近だった。
「食は基本です。疎かにはしませんぞ」
細川藤孝は、骨付き肉を骨ごと噛み砕きながら、寄って来た五歳児にも渡す。
その幼児(藤孝の嫡男・熊千代)も、見事に骨付き肉を骨ごと喰み始める。
この親子だけは、絶対に敵に回すまいと、可近は魂に刻む。
熊千代は完食すると、可近が骨を残しているのを凝視する。
「おっちゃん、食べないなら、寄越せ」
「これ、熊千代。金森殿には、礼儀正しくしなさい」
「失礼しました。金森殿。フードロスの観点から、この熊千代が骨を食す。同意か?」
「どうぞ」
可近は骨と一緒に、漬物や煮豆も皿に添えて、ビジュアルを整えてから渡す。
「やりまするな、金森殿。父上の茶の湯仲間でしょうか?」
「たまに、ご相伴に預かる程度です」
「謙遜しないでいいですぞ。織田家で茶の湯を指南している立場でしょう」
細川藤孝の前で「大きい顔」が出来る程の図太さは、可近にはない。
「では謙遜を置いといて、根回しを。今後の京都での、治安維持作戦を考えました」
可近は、考え付いた案を、細川藤孝に告げる。
織田家中では猛反対されるであろうから、幕臣の中で最も織田家と一緒に仕事をする事になる細川藤孝に話を通しておく。
信長以外が反対しても、細川藤孝が賛同するなら、信長は実行に移す。
聞かされて細川藤孝は、腹を抱えて爆笑する。
たっぷりと、腹の底から何かを絞り出すように笑ってから、細川藤孝は賛同を発言する。
「ここ百年で、最も治安の良い京都が見られそうです」
「金森殿が来るという事は、今の都は南近江より安全ですな」
そう言って周囲の家来を笑わせながら、歓迎してくれた。
「着いたら金森殿が、茶の湯を淹れてください」
通常なら二つ返事で快諾するのだが、可近は慎重に条件を述べておく。
「採点しないと、お約束くだされば、淹れます」
「採点しますよ、甘やかしません」
「うぐう」
細川藤孝
茶の湯で金森可近に教師面が出来る程の、最高クラスの文化人でもある。
京都の地理に慣れた細川隊が皇居警護の勤務に就くと、可近は道案内を借りて、三好が引き上げた陣跡を周る。
織田軍の縄張りに使えるかを確認したのだが、不逞浪人や盗人の横行が目に余るので、治安維持の面でも何か考えるしかなくなった。
今は「三好軍が逃げたから、治安が悪化した」と見られているが、上洛すれば織田軍の責任である。
今回の上洛に辺り、兵には略奪行為を、一切禁じている。
軍律で「一銭切り」を採用し、道端で小銭を拾っても、処刑すると決めてはいる。
(どこまで守られるかなあ)
戦後の略奪が目的で従軍している輩も、いるのである。
信長なら、その場で問答無用で斬り捨てるだろうが、他の者は「犯人が何処の所属の兵か?」を確認してからでないと、揉めるから斬らない。
↓
斬られないので、その場から逃げれば、何とかなると考えて犯罪に手を出す兵が出る。
↓
自分の身元がバレないよう、自軍の縄張りから離れた場所での犯罪を重ねる兵が出る。
↓
京都全体の治安が悪化し、織田軍は出て行けの機運が高まる。
↓
上杉謙信辺りがブチ切れて、上京して信長を殴りに来る。
↓
上杉謙信が動かなくても、他のライバル大名にとっては、京都の治安回復という大義名分が出来る。
↓
治安を回復出来ない織田に愛想を尽かして、将軍や朝廷が、ライバル大名にゴーサインを出す。
↓
金森可近が、京都で遊べなくなる。
そこまで思考を重ねると、可近は決意する。
信長以外には、大反対される、治安維持作戦を。
思案をまとめながら細川藤孝の陣に戻ると、路上で暴れ牛に出会した。
弓や鉄砲をみだりに使える場所ではないので、細川家の家臣たちは素手で暴れ牛を捕まえようとするが、容易に近寄れない。
これを抑えれば、剛力の持ち主として評判になるだろうが、相撲取りの二倍以上の体重を誇るのが牛である。
手間取っているうちに、細川藤孝本人が前に出る。
わざわざ。暴れ牛の真正面を選んで、ズカズカと歩み寄る。
家臣たちが安堵した顔で見物に回ったので、可近は「あの暴れ牛は、細川殿の顔なじみかな?」と愚考する。
暴れ牛が、細川藤孝に向かって、頭の角を突き出して、突進する。
細川藤孝は、避けない。
暴れ牛の角を掴むと、突進の勢いを逸らしながら、投げ倒す。
家臣たちが颯爽と集まり、牛の足を縄で括る。
「ふう。逃げられずに、済んだ」
天から最高品質の才能を過剰に与えられた男にとっては、些事だった。
可近にとっては、過去最も怪力の人物に遭遇した瞬間だが。
(あの剣豪将軍様が弑虐されたのは、この人が留守だったからという評判、本当だな)
味方である事を感謝するしかない人材だ。
「細川殿の牛でしたか」
「今夜の食材だ」
「それは逃げますな」
「牛を食べた事は?」
「母がよく、牛肉の料理を作ってくれました」
細川藤孝の目が、きらーんと光る。
「作り方とかを、伝授されているかな、金森殿?」
「既に、ご存知の料理かも知れませぬが」
料理の腕も最高クラスの細川藤孝に対し、可近は間違ってもマウントを取ろうとしないように、務める。
「では、一緒に作りましょう」
細川家で牛一頭を丸々解体して食材を作るや、味噌焼きや燻製、塩漬けにして保存食を大量に作りつつ、庭で焼き肉の宴をして精を付ける。
何せ今後、逆襲の準備を整えた三好勢との、連戦が待っている。
「京都で牛肉を焼肉で食う日が来るとは、思いませんでした」
「武家なら必ず食うべきですよ。美味いし、膂力が付く」
と言いつつも細川家ですら、牛肉に手を出せる武士は、半数を割る。
この時代は「牛は農耕で使うから食わない」&「仏教で禁止」というのが常識になっており、牛肉業界にとって冬の時代なのです。
牛肉を食べる風習の残った一部地域でしか、食されていない。
「まだまだ習慣になりません。この己でも呆れる膂力は、牛肉のお陰でもあると説いても、食してくれませぬ」
「食しても、その領域に踏み込める気は、しないでしょう」
「金森殿とて、幼少の頃から牛肉を食していた分、膂力は強いであろう?」
「ふむ、言われてみれば…そういう理由で生まれた違いでしたか」
母親が忍者だから膂力が強くなった訳ではないと知り、ちょっと切ない可近だった。
「食は基本です。疎かにはしませんぞ」
細川藤孝は、骨付き肉を骨ごと噛み砕きながら、寄って来た五歳児にも渡す。
その幼児(藤孝の嫡男・熊千代)も、見事に骨付き肉を骨ごと喰み始める。
この親子だけは、絶対に敵に回すまいと、可近は魂に刻む。
熊千代は完食すると、可近が骨を残しているのを凝視する。
「おっちゃん、食べないなら、寄越せ」
「これ、熊千代。金森殿には、礼儀正しくしなさい」
「失礼しました。金森殿。フードロスの観点から、この熊千代が骨を食す。同意か?」
「どうぞ」
可近は骨と一緒に、漬物や煮豆も皿に添えて、ビジュアルを整えてから渡す。
「やりまするな、金森殿。父上の茶の湯仲間でしょうか?」
「たまに、ご相伴に預かる程度です」
「謙遜しないでいいですぞ。織田家で茶の湯を指南している立場でしょう」
細川藤孝の前で「大きい顔」が出来る程の図太さは、可近にはない。
「では謙遜を置いといて、根回しを。今後の京都での、治安維持作戦を考えました」
可近は、考え付いた案を、細川藤孝に告げる。
織田家中では猛反対されるであろうから、幕臣の中で最も織田家と一緒に仕事をする事になる細川藤孝に話を通しておく。
信長以外が反対しても、細川藤孝が賛同するなら、信長は実行に移す。
聞かされて細川藤孝は、腹を抱えて爆笑する。
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