43 / 90
第43話 ソルが剣神武闘会に出場する事に
しおりを挟む
「……それで」
王城のテラスに移動したクレアとソル、それからバハムートは三人で会話をする事になる。
むしゃむしゃ。
「うーん! 美味い!」
バハムートは出されたお菓子を遠慮なく食べていた。少女のような見た目をしているが、やはり中身は竜(ドラゴン)の為、大飯食らいのようだ。燃費が悪そうだ。バハムートを使い魔にした事をソルは軽く後悔する。社会常識が欠如している上に大飯食らい。当然のように遠慮を知らない。
「お代わりをくれないか!?」
完食したバハムートは執事に要求してくる。
「え、ええ……はぁ。わ、わかりました」
「少しは遠慮しろ。バハムート」
「こほん……」
クレアが咳払いをする。本題が進まないのだ。
「色々と聞きたい事があるんだけど……まず。ソル、あなたは何をしていたの?」
「それは……その」
なんと話せばいいのか。まさか実父に裏ダンジョンに捨てられ、苦闘の末生還してきたとは言えまい。幼馴染のクレアに嘘をつきたくはないが、それでも何でも話せるわけではない。話してはいけない事というのも世の中には存在していた。
「剣の修行をしていたんだ」
「剣の修行?」
「ああ……スキル継承の儀の時、皆に馬鹿にされたのが悔しくて、それで強くなりたかったんだ」
嘘ともいえない。実際、ソルは剣の修行をダンジョンでしてきた。そして強くなったのである。
「……そう。この半年剣の修行をしてきたのね。けど、あなたが『レベル0』っていうレベルの上がらない固有スキルを授かったっていう話は私も聞き及んでいるわ」
クレアは語る。
「レベルが上がらないあなたがどうやって強くなったの?」
当然の疑問だ。
「強さっていうのはレベルやステータスだけじゃない。目に見えない強さっていうのも存在している」
例えば剣技。剣の腕がどれほど立つか。数字には決してならないものだ。それは容姿みたいなものだ。クレアの容姿が優れているのは間違いないが、決してその容姿という要素は数字にはならない。極めて主観的なものだ。
レベルやステータスは明確に数字になる。だが、それが強さの全てではない。ソルはそう考えていた。
「そう……それは確かにそうね。世の中には数字にならない強さも存在しているのは確かよ。例えば心の強さなんかもそうね。それに関しては同感だわ。あなたがこの半年間何をしていたかはわかったわ。質問の二つ目、その子は誰?」
「なんだ? 小娘。我の事を聞きたいのか!?」
バハムートはテーブルに身を乗り出した。
「聞いて驚け! 我は竜王バハムートであるぞっ! そして今はこのソル——主人(マスター)の使い魔であるっ!」
「黙っていろ。バハムート」
「ぐ、むむっ!」
ソルはバハムートの口を塞ぐ。
「そ、その修行の最中、記憶喪失の女の子を拾って保護したんだ。自分の事を勘違いして認識しちゃってるみたいで」
「も、もごもご……な、何が勘違いだ! わ、我は本当に……んぐぅっ!」
口を塞がれたバハムートはそれでも喋ろうとしていた。
「そ、そう……なんだかよくわからないけど、大変なのね。恋人とかではないのね?」
「えっ? あ、ああ……別にそういう関係ではない」
「うむ。確かに我等は恋人ではない! しかし主人(マスター)が情欲に溺れ、女の体を求めし際はいくらでもこの身を捧げ――もごもごっ!」
「い、いいから黙ってろ。話がややこしくなるだろっ!」
ソルはバハムートの口を塞ぐ。
「聞きたい事はそれくらいか?」
「え? うん……そうね。その娘が恋人とかじゃないなら問題ないわ」
クレアは顔を赤くして言う。仮にソルとバハムートが恋人同士だったらクレアはどういう反応を示したというのか。興味はあるがわざわざ試してみる程の事でもない。
「俺からも聞きたい事がある」
「なに?」
「俺は半年くらい山に籠り剣の修行をしていたから。世の中の事がわかっていないんだ。ユグドラシル家はどうなった、エドはどうしている?」
「エドはユグドラシル家の次期当主という事になっているわ。エドはスキル継承の儀で『久遠の剣聖』って言う当たりスキルを授かったらしいから」
「そうか……」
「それで今は私の婚約者って事になっている」
「婚約者か……」
ソルは驚かなかった。予想出来ていたからだ。予想できていた事が確認できた。ただそれだけの事であった。
「うん。私はユグドラシル家の次期当主と婚約させるって事は国の決まりだったから。逆らえるわけもなかったの。私は嫌だったんだけど、仕方なく。けど私はエドを婚約者として認めたわけじゃない。嫌だったのよ、あんな奴の妻になるの、まっぴらごめん。私はソルが次期当主になると思っていたのに……」
それはなんだ? つまりはそれはソルとなら婚約者になってもいいという事にならないか。鈍感なソルはクレアの好意にろくに気づかなかったが、流石に違和感のようなものを感じていた。
「ご、ごめんごめんっ! な、何でもない……さっき言った事は気にしないで。忘れて」
「そ、そうか……わかった」
ソルは淹れられた紅茶を飲んだ。気にせず流す事にした。
「それでエドを拒んだ私は、エドに条件を出したの。『剣神武闘会に優勝できたら婚約者として認める』って。それでエドは剣神武闘会に出場する事を決めたの」
「そうか……という事はエドはこの国まで来ているのか」
あまり再会したくない相手だった。その上もしかしたら実父であるカイも来ているのかもしれない。カイはエドに次期当主として寵愛を注いでいた。血縁関係はないにも関わらず完全に息子扱いだ。甲斐甲斐しく、武闘会まで応援に来ても不思議ではない。
「ソル、お願い。あなたも剣神武闘会に出場して」
「え? なんでだよ……クレア。知っているだろ? 俺が継承した固有スキルは『レベル0』だ。俺はレベルが上がらないんだよ。強くなれないんだ。そんな武闘会に出場して太刀打ちできるわけないだろ」
「あなたはいっていたじゃない。レベルやステータスにはならない強さがあるって。私はソルがその強さを身に着けたと思うの。私はエドに剣神武闘会に優勝されるわけにはいかないの……そんな事になったら私はあいつの言う通りにならなくちゃ」
クレアは悲しそうな目をしていた。何となくソルは察していた。恋情に対する洞察力は異様な程鈍いが、こういう時は鋭かった。
『婚約者として認める』という事はただ認めるだけの事のようには思えなかった。まるで絶対服従の奴隷のような関係になるように感じた。そしてそのソルの洞察は全く以て正しかったのだ。
「主人(マスター)よ。いい加減手をどけてくれぬか。我に喋らせろ。もうやたらな事は言わんと約束する」
「あ、ああ……わかった、バハムート」
「その剣神武闘会とやら、出てみればいいだろう」
「出るのか? 俺が」
「別に我はその小娘の身を案じて言ったわけではない。主人(マスター)に群がる小蠅など煮られようが、焼かれようが関心はない」
「小蠅……」
王女として生まれたクレアは聞きなれない侮蔑に眉を潜めた。
「だが、言ったであろう。世界の力の拮抗を乱す、『綻び』が余に見えると」
「『綻び』か……」
それは世界の話を乱す、『危機』なのかもしれない。そういった危機から世界を守るのがユグドラシル家に生まれた宿命(さだめ)なのかもしれない。家督など関係なく、ソルがソルとして生まれたが故の逃れ慣れない運命(さだめ)。
「我の予感が告げておる。その剣神武闘会で何かが起きると。世界を滅びの危機に陥れる魔の者がその中に紛れ込んでいるやもしれぬ。そして災いを起こそうとしている。その災いを事前に防げるのは主人(マスター)だけだ」
バハムートは語る。
「わかった……出よう。クレア。その剣神武闘会に」
「ありがとう。ソル……これで策が二つに増えたわ」
「策が二つ?」
「え? い、いえっ! 何でもないわっ! 気にしないで!」
クレアは頭を振った。気がかりではあるが、ソルは流す事にした。
こうしてソルは剣神武闘会に出場する事になったのである。
王城のテラスに移動したクレアとソル、それからバハムートは三人で会話をする事になる。
むしゃむしゃ。
「うーん! 美味い!」
バハムートは出されたお菓子を遠慮なく食べていた。少女のような見た目をしているが、やはり中身は竜(ドラゴン)の為、大飯食らいのようだ。燃費が悪そうだ。バハムートを使い魔にした事をソルは軽く後悔する。社会常識が欠如している上に大飯食らい。当然のように遠慮を知らない。
「お代わりをくれないか!?」
完食したバハムートは執事に要求してくる。
「え、ええ……はぁ。わ、わかりました」
「少しは遠慮しろ。バハムート」
「こほん……」
クレアが咳払いをする。本題が進まないのだ。
「色々と聞きたい事があるんだけど……まず。ソル、あなたは何をしていたの?」
「それは……その」
なんと話せばいいのか。まさか実父に裏ダンジョンに捨てられ、苦闘の末生還してきたとは言えまい。幼馴染のクレアに嘘をつきたくはないが、それでも何でも話せるわけではない。話してはいけない事というのも世の中には存在していた。
「剣の修行をしていたんだ」
「剣の修行?」
「ああ……スキル継承の儀の時、皆に馬鹿にされたのが悔しくて、それで強くなりたかったんだ」
嘘ともいえない。実際、ソルは剣の修行をダンジョンでしてきた。そして強くなったのである。
「……そう。この半年剣の修行をしてきたのね。けど、あなたが『レベル0』っていうレベルの上がらない固有スキルを授かったっていう話は私も聞き及んでいるわ」
クレアは語る。
「レベルが上がらないあなたがどうやって強くなったの?」
当然の疑問だ。
「強さっていうのはレベルやステータスだけじゃない。目に見えない強さっていうのも存在している」
例えば剣技。剣の腕がどれほど立つか。数字には決してならないものだ。それは容姿みたいなものだ。クレアの容姿が優れているのは間違いないが、決してその容姿という要素は数字にはならない。極めて主観的なものだ。
レベルやステータスは明確に数字になる。だが、それが強さの全てではない。ソルはそう考えていた。
「そう……それは確かにそうね。世の中には数字にならない強さも存在しているのは確かよ。例えば心の強さなんかもそうね。それに関しては同感だわ。あなたがこの半年間何をしていたかはわかったわ。質問の二つ目、その子は誰?」
「なんだ? 小娘。我の事を聞きたいのか!?」
バハムートはテーブルに身を乗り出した。
「聞いて驚け! 我は竜王バハムートであるぞっ! そして今はこのソル——主人(マスター)の使い魔であるっ!」
「黙っていろ。バハムート」
「ぐ、むむっ!」
ソルはバハムートの口を塞ぐ。
「そ、その修行の最中、記憶喪失の女の子を拾って保護したんだ。自分の事を勘違いして認識しちゃってるみたいで」
「も、もごもご……な、何が勘違いだ! わ、我は本当に……んぐぅっ!」
口を塞がれたバハムートはそれでも喋ろうとしていた。
「そ、そう……なんだかよくわからないけど、大変なのね。恋人とかではないのね?」
「えっ? あ、ああ……別にそういう関係ではない」
「うむ。確かに我等は恋人ではない! しかし主人(マスター)が情欲に溺れ、女の体を求めし際はいくらでもこの身を捧げ――もごもごっ!」
「い、いいから黙ってろ。話がややこしくなるだろっ!」
ソルはバハムートの口を塞ぐ。
「聞きたい事はそれくらいか?」
「え? うん……そうね。その娘が恋人とかじゃないなら問題ないわ」
クレアは顔を赤くして言う。仮にソルとバハムートが恋人同士だったらクレアはどういう反応を示したというのか。興味はあるがわざわざ試してみる程の事でもない。
「俺からも聞きたい事がある」
「なに?」
「俺は半年くらい山に籠り剣の修行をしていたから。世の中の事がわかっていないんだ。ユグドラシル家はどうなった、エドはどうしている?」
「エドはユグドラシル家の次期当主という事になっているわ。エドはスキル継承の儀で『久遠の剣聖』って言う当たりスキルを授かったらしいから」
「そうか……」
「それで今は私の婚約者って事になっている」
「婚約者か……」
ソルは驚かなかった。予想出来ていたからだ。予想できていた事が確認できた。ただそれだけの事であった。
「うん。私はユグドラシル家の次期当主と婚約させるって事は国の決まりだったから。逆らえるわけもなかったの。私は嫌だったんだけど、仕方なく。けど私はエドを婚約者として認めたわけじゃない。嫌だったのよ、あんな奴の妻になるの、まっぴらごめん。私はソルが次期当主になると思っていたのに……」
それはなんだ? つまりはそれはソルとなら婚約者になってもいいという事にならないか。鈍感なソルはクレアの好意にろくに気づかなかったが、流石に違和感のようなものを感じていた。
「ご、ごめんごめんっ! な、何でもない……さっき言った事は気にしないで。忘れて」
「そ、そうか……わかった」
ソルは淹れられた紅茶を飲んだ。気にせず流す事にした。
「それでエドを拒んだ私は、エドに条件を出したの。『剣神武闘会に優勝できたら婚約者として認める』って。それでエドは剣神武闘会に出場する事を決めたの」
「そうか……という事はエドはこの国まで来ているのか」
あまり再会したくない相手だった。その上もしかしたら実父であるカイも来ているのかもしれない。カイはエドに次期当主として寵愛を注いでいた。血縁関係はないにも関わらず完全に息子扱いだ。甲斐甲斐しく、武闘会まで応援に来ても不思議ではない。
「ソル、お願い。あなたも剣神武闘会に出場して」
「え? なんでだよ……クレア。知っているだろ? 俺が継承した固有スキルは『レベル0』だ。俺はレベルが上がらないんだよ。強くなれないんだ。そんな武闘会に出場して太刀打ちできるわけないだろ」
「あなたはいっていたじゃない。レベルやステータスにはならない強さがあるって。私はソルがその強さを身に着けたと思うの。私はエドに剣神武闘会に優勝されるわけにはいかないの……そんな事になったら私はあいつの言う通りにならなくちゃ」
クレアは悲しそうな目をしていた。何となくソルは察していた。恋情に対する洞察力は異様な程鈍いが、こういう時は鋭かった。
『婚約者として認める』という事はただ認めるだけの事のようには思えなかった。まるで絶対服従の奴隷のような関係になるように感じた。そしてそのソルの洞察は全く以て正しかったのだ。
「主人(マスター)よ。いい加減手をどけてくれぬか。我に喋らせろ。もうやたらな事は言わんと約束する」
「あ、ああ……わかった、バハムート」
「その剣神武闘会とやら、出てみればいいだろう」
「出るのか? 俺が」
「別に我はその小娘の身を案じて言ったわけではない。主人(マスター)に群がる小蠅など煮られようが、焼かれようが関心はない」
「小蠅……」
王女として生まれたクレアは聞きなれない侮蔑に眉を潜めた。
「だが、言ったであろう。世界の力の拮抗を乱す、『綻び』が余に見えると」
「『綻び』か……」
それは世界の話を乱す、『危機』なのかもしれない。そういった危機から世界を守るのがユグドラシル家に生まれた宿命(さだめ)なのかもしれない。家督など関係なく、ソルがソルとして生まれたが故の逃れ慣れない運命(さだめ)。
「我の予感が告げておる。その剣神武闘会で何かが起きると。世界を滅びの危機に陥れる魔の者がその中に紛れ込んでいるやもしれぬ。そして災いを起こそうとしている。その災いを事前に防げるのは主人(マスター)だけだ」
バハムートは語る。
「わかった……出よう。クレア。その剣神武闘会に」
「ありがとう。ソル……これで策が二つに増えたわ」
「策が二つ?」
「え? い、いえっ! 何でもないわっ! 気にしないで!」
クレアは頭を振った。気がかりではあるが、ソルは流す事にした。
こうしてソルは剣神武闘会に出場する事になったのである。
1
あなたにおすすめの小説
荷物持ちだけど最強です、空間魔法でラクラク発明
まったりー
ファンタジー
主人公はダンジョンに向かう冒険者の荷物を持つポーターと言う職業、その職業に必須の収納魔法を持っていないことで悲惨な毎日を過ごしていました。
そんなある時仕事中に前世の記憶がよみがえり、ステータスを確認するとユニークスキルを持っていました。
その中に前世で好きだったゲームに似た空間魔法があり街づくりを始めます、そしてそこから人生が思わぬ方向に変わります。
【完結】魔物をテイムしたので忌み子と呼ばれ一族から追放された最弱テイマー~今頃、お前の力が必要だと言われても魔王の息子になったのでもう遅い~
柊彼方
ファンタジー
「一族から出ていけ!」「お前は忌み子だ! 俺たちの子じゃない!」
テイマーのエリート一族に生まれた俺は一族の中で最弱だった。
この一族は十二歳になると獣と契約を交わさないといけない。
誰にも期待されていなかった俺は自分で獣を見つけて契約を交わすことに成功した。
しかし、一族のみんなに見せるとそれは『獣』ではなく『魔物』だった。
その瞬間俺は全ての関係を失い、一族、そして村から追放され、野原に捨てられてしまう。
だが、急な展開過ぎて追いつけなくなった俺は最初は夢だと思って行動することに。
「やっと来たか勇者! …………ん、子供?」
「貴方がマオウさんですね! これからお世話になります!」
これは魔物、魔族、そして魔王と一緒に暮らし、いずれ世界最強のテイマー、冒険者として名をとどろかせる俺の物語
2月28日HOTランキング9位!
3月1日HOTランキング6位!
本当にありがとうございます!
ボッチになった僕がうっかり寄り道してダンジョンに入った結果
安佐ゆう
ファンタジー
第一の人生で心残りがあった者は、異世界に転生して未練を解消する。
そこは「第二の人生」と呼ばれる世界。
煩わしい人間関係から遠ざかり、のんびり過ごしたいと願う少年コイル。
学校を卒業したのち、とりあえず幼馴染たちとパーティーを組んで冒険者になる。だが、コイルのもつギフトが原因で、幼馴染たちのパーティーから追い出されてしまう。
ボッチになったコイルだったが、これ幸いと本来の目的「のんびり自給自足」を果たすため、町を出るのだった。
ロバのポックルとのんびり二人旅。ゴールと決めた森の傍まで来て、何気なくフラっとダンジョンに立ち寄った。そこでコイルを待つ運命は……
基本的には、ほのぼのです。
設定を間違えなければ、毎日12時、18時、22時に更新の予定です。
転生貴族の移動領地~家族から見捨てられた三子の俺、万能な【スライド】スキルで最強領地とともに旅をする~
名無し
ファンタジー
とある男爵の三子として転生した主人公スラン。美しい海辺の辺境で暮らしていたが、海賊やモンスターを寄せ付けなかった頼りの父が倒れ、意識不明に陥ってしまう。兄姉もまた、スランの得たスキル【スライド】が外れと見るや、彼を見捨ててライバル貴族に寝返る。だが、そこから【スライド】スキルの真価を知ったスランの逆襲が始まるのであった。
クラス全員で転移したけど俺のステータスは使役スキルが異常で出会った人全員を使役してしまいました
髙橋ルイ
ファンタジー
「クラス全員で転移したけど俺のステータスは使役スキルが異常で出会った人全員を使役してしまいました」
気がつけば、クラスごと異世界に転移していた――。
しかし俺のステータスは“雑魚”と判定され、クラスメイトからは置き去りにされる。
「どうせ役立たずだろ」と笑われ、迫害され、孤独になった俺。
だが……一人きりになったとき、俺は気づく。
唯一与えられた“使役スキル”が 異常すぎる力 を秘めていることに。
出会った人間も、魔物も、精霊すら――すべて俺の配下になってしまう。
雑魚と蔑まれたはずの俺は、気づけば誰よりも強大な軍勢を率いる存在へ。
これは、クラスで孤立していた少年が「異常な使役スキル」で異世界を歩む物語。
裏切ったクラスメイトを見返すのか、それとも新たな仲間とスローライフを選ぶのか――
運命を決めるのは、すべて“使役”の先にある。
毎朝7時更新中です。⭐お気に入りで応援いただけると励みになります!
期間限定で10時と17時と21時も投稿予定
※表紙のイラストはAIによるイメージです
スキル【収納】が実は無限チートだった件 ~追放されたけど、俺だけのダンジョンで伝説のアイテムを作りまくります~
みぃた
ファンタジー
地味なスキル**【収納】**しか持たないと馬鹿にされ、勇者パーティーを追放された主人公。しかし、その【収納】スキルは、ただのアイテム保管庫ではなかった!
無限にアイテムを保管できるだけでなく、内部の時間操作、さらには指定した素材から自動でアイテムを生成する機能まで備わった、規格外の無限チートスキルだったのだ。
追放された主人公は、このチートスキルを駆使し、収納空間の中に自分だけの理想のダンジョンを創造。そこで伝説級のアイテムを量産し、いずれ世界を驚かせる存在となる。そして、かつて自分を蔑み、追放した者たちへの爽快なざまぁが始まる。
スキル【土いじり】でパーティを追放された俺、開墾した畑からダンジョンが生えてきた。
夏見ナイ
ファンタジー
「役立たず」の烙印を押され、パーティを追放されたアルフォンス。彼のスキルは戦闘に不向きな【土いじり】。失意の彼は都会を離れ、辺境の地で静かに農業を営むことを決意する。
しかし、彼が畑を耕すと、そこから不思議なダンジョンが生えてきた!
ダンジョン内では、高級ポーションになる薬草や伝説の金属『オリハルコン』が野菜のように収穫できる。地味だと思われた【土いじり】は、実はこの『農園ダンジョン』を育てる唯一無二のチートスキルだったのだ。
噂を聞きつけ集まる仲間たち。エルフの美少女、ドワーフの天才鍛冶師……。気づけば彼の農園は豊かな村へ、そして難攻不落の要塞国家へと発展していく。
一方、彼を追放したパーティは没落の一途を辿り……。
これは、追放された男が最強の生産職として仲間と共に理想郷を築き上げる、農業スローライフ&建国ファンタジー!
気づいたら美少女ゲーの悪役令息に転生していたのでサブヒロインを救うのに人生を賭けることにした
高坂ナツキ
ファンタジー
衝撃を受けた途端、俺は美少女ゲームの中ボス悪役令息に転生していた!?
これは、自分が制作にかかわっていた美少女ゲームの中ボス悪役令息に転生した主人公が、報われないサブヒロインを救うために人生を賭ける話。
日常あり、恋愛あり、ダンジョンあり、戦闘あり、料理ありの何でもありの話となっています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる