崩壊した物語~アークリアの聖なる乙女~

叶 望

文字の大きさ
17 / 36

王宮毒殺事件

しおりを挟む
 面倒ごとが片付いてほっとした束の間、クラウス様が突然ドアを開いて入ってきた。
 随分と急いで来たようで、珍しく動揺した表情に一体何があったのかと不安になる。

「フィア、落ち着いて聞いてくれ。君の母君が亡くなった。」

「………え?」

 一瞬何を言われたのか分からなかった。

 え、母が亡くなった?何で。頭が真っ白になって訳が分からない。
 それでも情報を確認するべくスパイ・テントウ君の映像を確認した。
 お茶を飲む2人の女性。母とヴァネッサだ。傍にはヴァネッサの侍女エマがいる。
 そして、傾ぐ母の体。それを見下ろすヴァネッサと侍女のエマ…。

「なんてこと。」

「その、何て言ったらいいのか。」

 呆然と呟いた私の手をぎゅっと握るエドワード殿下。幼いながらも精一杯の言葉で表現する。

「僕が、傍にいるから……。」

「……っ。」

 ぽろぽろと涙が零れる。堪えようと思っても止まらない。
 なんで、どうして!気持ちが定まらない。混乱する。
 だが、泣いてばかりではいられない。

「殿下、母のところへ参ります。」

「僕も一緒に行くよ。」

「ありがとうございます……殿下。」

「エドって呼んで。僕もフィアって呼ぶから。」

「はい。エド。」

 涙をそっと拭いて、手を引いて行く。先ほどとは立場が逆転していた。
 守っていこうと思っていたエドワード殿下に、逆に今は守られていると感じた。

――――…

 エドワード殿下、クラウス様と共に与えられていた客室へと向かう私達。
 部屋に入るとベッドに寝かされハンカチで顔を覆っている変わり果てた母の姿。
 父はなにか調査をしているらしい騎士と話をしている。
 カイン兄様、ミリーナ姉様、エルン兄様はソファーに座って沈痛な面持ちをしている。
 そしてエルン兄様の横に座るヴァネッサは扇で口元を隠し、侍女のエマは相変わらずヴァネッサの傍に控えている。
 私は母の元へ駆け出した。今はただ、母の傍に居たかった。
 母に抱きつく私はふと奇妙な事に気が付いた。いつもと違う母の香り。

「あまい、かおり?」

「甘い?そういえば母上も甘い香りがします。」

 エルン兄様が言う。そして侍女のエマからも香りが漂っている。

「あ、エマもおんなじ香りですね。お菓子?」

 エルン兄様も7歳だ。子供らしく首を傾げている。

「言われてみれば本当ですわ。お母様甘い香りがしていますね。」

 ミリーナ姉様も漂ってきた甘い香りに気がつく。

「先程クレア様とお茶をしていたから香りが移ったのかしらね。でも突然クレア様が倒れてしまわれて、とってもびっくりしましたの。」

 ヴァネッサは相変わらず口元の扇は離さない。
 クラウス様は調査をしていたらしい騎士に進捗を聞いている。

「それで、何か分かったのか?」

「それが、使われていた物からは何も出ていません。病気ではないかと。」

「病の兆候など無かった!」

 声を荒げる父。いつもの落ち着いた様子からかけ離れている。つらそうな表情に心が締め付けられる。

「どうだ?何か掴めたか?」

 質問を投げかけたのは、レガード国王陛下だ。

「へ、陛下!」

 慌ててみんな傅く。

「よい、楽にしてくれ。レインフォード辺境伯爵、この度は残念であった。」

「はい。」

「今、王宮の薬師が調べておるのでな。何か分かればすぐに伝えるよう言っておこう。」

「お心遣い感謝いたします。」

「なに、王宮で起こった事だからな。こちらでしっかり調べさせてもらう。」

「はっ。」

「あの?」

 大人のやり取りの間に子供の声が混じる。

「む?」

「発言を許可願いします。陛下。」

「リーフィアか、許可しよう。」

「この件ですが、どのように処理されるお積りですか?」

「どうとは?」

 国王の鋭い視線が走る。その視線をわざと外して答える。

「あっ。そういえば、さっき……」

 取り出したのは王宮で砂糖の入った小さな金属の容器。
 裾に引っかかって、あっと声を上げたときには容器の中身は飛び出してソファーに座っていたヴァネッサと傍に控えていたエマに掛かる。

「ひっ!い、いや!!ど……毒が。」

「毒?」

 父が思わず言葉を拾う。くるりとソファーの方を向いた私はさっぱり分からないという風に首を傾げる。

「あ、ごめんなさい。それは先程エドワード殿下のところで拾ったものですわ。」

「な、何をするのよ!この子は。」

「ところで、ご愁傷様です。」

「は?」

「実は私、調合を少し学んでいるのです。」

「それが何よ。」

 意味が分からないとこちらを睨むヴァネッサ。エマとヴァネッサ二人を見回してニッコリと微笑む。

「母を殺したのはアマリリスの花の毒。」

 それを告げた瞬間、陛下とクラウス様が驚く。

「な、それはまさか!クラウス!」

「はっ。」

 クラウスは母から香るアマリリスの香りを確認する。

「間違いありません。使われたのはアマリリスの毒。これは、毒殺です陛下。」

「な、毒殺だと!なんでクレアが……。」

「アマリリスの毒はかなり特殊な毒です。銀にも反応しない上、その証拠も残り香しかありませんので、時間がたてば立つほど証拠が残りにくいものなのです。」

「よく知っているな、フィア。」

「ですので、先程調合を少し学んでいると申したではありませんか父上。」

「私は聞いてない。」

「えぇ。今、はじめて申しました。それに、アマリリスの毒は強力ゆえに手袋越しでも毒が浸透する危険なもの。特殊な手袋を必要とします。」

 その言葉に侍女のエマが顔色を変える。

「何よりも恐ろしいのは揮発性。その場にいた者を巻き込んで、時間をかけてじっくりと殺す。通称ブラッド・デビル。」

「な、何ですって!!そんなの聞いてないわ。」

 先程から自白しまくっている正妻様。うん。やっぱこの人はアレだ。アホだ。

「直接摂取した者と違って、間接摂取した者は5年から10年と時間をかけて死にいたる恐ろしい毒。しかも時間が経っているので犯人が特定されにくいのが特徴ですね。」

 さっと顔色を変えて震えだす正妻様。

「すでに、爪の先に影響が出ているかもしれませんね。黒く変色するのが特徴ですから。そしてじわじわと腐り落ちていく恐怖。解毒ポーションが効かない唯一の毒です。」

「そ、そんな!お父様どうして……。」

「どういうことだ!ヴァネッサ。」

 怒りに震える父。かろうじて手を上げないところは流石だ。

「先程の砂糖の容器、どうして毒だと思ったのでしょうね?正妻様。」

「だって、急に倒れたのだもの。毒だって疑うわよ!」

 あれだけ取り乱しておいて今更しらばっくれるとか。呆れてしまう。

「そういえば、2回ほど屋敷に暗殺者を招きいれていたのは正妻様でしょう?」

「な、何のこと。」

 突然変わった話に再び真っ青になるヴァネッサ。

「父上が調べればすぐに分かりますよ?当日誰の命令で持ち場を離れたのかなんて。」

「!!!」

 かたかたと震えだすヴァネッサ。

「暗殺者だと?どういう事だリーフィア。」

「3名ほど暗殺者が送られてきたのですよ。」

「おい。それはまさか……。」

 クラウスがその数に心当たりがあり口を挟む。

「その件については後ほどお話しましょうか。クラウスお兄様。」

「……分かった。」

 クラウス様のいつもよりも鋭い視線にちょっぴり引く私。

「さて、正妻様。黙秘し続けるのは勝手ですが、こうなった貴方をお父上は助けてくださいますかね?」

 びくりとヴァネッサの肩がゆれる。ぱさりと扇が手から滑り落ちた。

「ヴァネッサ様。私、死んでしまうのですか?」

 エマが潤んだ瞳で問う。キッとそんなエマを睨みつけてヴァネッサは立ち上がった。

「父はメザリント様の命令で動いただけですわ。メザリント様のご命令だったのだから従うのは当然でしょう?王族の命ですもの。私は指示に従っただけ。何が悪いというの!なんで、なんで私が死ななければならないのよ!」

 最後の言葉は悲痛な叫びのようだった。
 その言葉を聴いたミリーナ姉様やエルン兄様は母親が起こした罪を知り呆然となっている。

「ところで陛下、こういった場合は普通ならどう処理されますの?」

「当然、王宮でやらかしたのだからな。死罪に決まっている。」

「ですが、メザリント様の指示だといっておりますよね。」

「そうだが?」

「つまり、メザリント様は母とこの正妻様を殺すことが目的だったのではないかと。」

「なぜそう思う。」

「毒殺と知れればすぐに分かりますもの。死罪になるのは分かりきっています。おまけにアマリリスの毒を使っている時点で時間は掛かっても放っておけば死は免れません。それに、今まで暗殺者を送り込んできたのもメザリント様の指示であった場合、正妻様が死罪になるのは望まれるところでしょう。そして、次に狙われるのは私達子供かもしれません。」

「どうしろというのだ。」

「メザリント様の目的がはっきりするまでの間…できれば、正妻様は盾になっていただきたいですわ。命の限り、暗殺者に怯えて生き続ける事。いつ死ぬか、いつ殺されるかと思いながら生きる日々は死罪よりもずっと残酷で苦しい罰。」

「なるほどな。」

 少し考えて、陛下は父に任せると告げた。家族の問題として処理しろと言う意味だ。

「私、家族以外を守るつもりはありませんので。ミリーナ姉様とエルン兄様はしっかりと守っていきますので安心して盾になってくださいませ。」

 にっこりと微笑んだ私を恐ろしいものを見たような表情で怯えるヴァネッサ。
 だが、メザリント様の目的は一体何なのだろうか。もし私の予感が当たっていたら側妃として如何なものかと思ってしまうのだが。
 父は確かにかっこいい。だが、王の妻がそれを求めちゃいかんだろうにと思いつつ、毒殺事件は幕を下ろすことになったのだ。

――――…

 一連の騒動が片付き、私はクラウス兄様に連行されている。
 陛下の執務室には父が待っていた。エドワード殿下はここにはいない。
 国家の重要機密に関わる事だからだ。陛下はなんとも言い辛い感じで口にする。

「さて、リーフィア。どこから聞いたらいいのか正直迷っているのだが……。」

「行方不明になった王家の影の事でございましょうか?」

「そうだ。」

「フィア、俺がニコラウスと話している時、すでに分かっていたのではないのか?」

 クラウス様が笑顔で問う。寒気のする笑顔……怖いよ。

「あの時点でお返しする訳には行きませんでしたから。」

「どういう意味だ。」

「死んだ事になっているはずの者が生きていればおかしいと思われるでしょう?」

 口に出してから慌てて周囲を見渡す。

「ここには、壁に目や耳はありますか?」

「いや、無い。」

 きっぱりと答えるクラウス様。自分自身でも再度確認する。

「では、3人とも姿を現すことを許します。」

「はっ」

 突如私の背後に現れた3名の影。クリステル、ランドール、ネイドだ。

「お前達……。」

「責めないで下さいませ!クラウスお兄様。隷属魔法を使われて命を失うところだったのですから。」

「なに!それは大丈夫なのか。」

 クラウスは驚いて3人を見る。

「すでに解除済みです。ただ問題があって、隷属魔法をかけられた際、見えないインクで知らないうちに契約させられていたようです。」

「な、なんだと!そんな事が!!」

 陛下が驚いた。それが事実なら大事だ。知らない間に隷属魔法に掛かっていたなどとんでもない事だ。

「いや、待て。リーフィア。お前どうやって魔法を解いたのだ?それほどの魔力は無いはずだが…。」

 冷静だったのは父だ。すっと細めた青い瞳で私を見る。

「父上、私魔力が少ないなどと明言した事がございましたか?」

「ないな。だが、魔力測定では確かに少なかったはずだ。」

「あの魔道具は実際の魔力総量を測るものではございません。そのときの魔力量を測るものです。」

「!!!!」

 これには全員が驚く。今まで魔力の総量を量るものだと信じられてきたからだ。
 だが、そもそも魔力を測定するときに空に近い状態で計ろうとする者など居ないだろう。

「つまり、自分の魔力は少なくないと言いたいのか?」

「えぇ。それに私は魔法使いではなく魔術師ですから。」

 そう言って無詠唱で魔法を使う。光属性魔法を使った映像の魔術だ。
 そこには先程のやり取りがホログラムで浮かび上がる。

「なっ!!!」

「この程度は出来るわけです。ね?魔力は少ないわけではないでしょう。」

 してやったりと笑う私を陛下やクラウス様、父、そしてなぜか3人の影たちも頭を抱える。あれ?なんだか思っていた反応と違う。

「さて、魔力の事はこれで良いとして、先程の隷属魔法の件ですが……。」

 気を取り直して説明する。契約に使うインクの事、そしてそのやり口を告げた後、全員が考え込んでしまった。
 当然だ、サインなんて毎日何回もするものだ。それが知らないうちに隷属魔法に掛かってしまう可能性があるという事実を知ってしまった。
 これからおいそれとサインなんてできない。しかしサインしないわけにはいかない。

「あ、そう。これを出すのを忘れていました。」

 そう言って取り出したのは丸い金属の輪にレンズの付いた代物。

「なんだこれは?」

「陛下。これを使ってこの紙を見てみてください。」

「こ、これは!」

 紙に浮かび上がる文字。魔力で描かれた文字は魔力を通してみる事ができる。
 だが、クリステルたちは訓練してもなかなか出来なかった。
 どうやら魔力操作の練習から始めなければ出来なそうだ。
 そこで、作り出したのが魔力を見えるようにするレンズ。
 これを使えば魔力操作が苦手な者も簡単に隠された文字を見る事ができる。

「フィア。これは魔道具だな。」

「そうですよ?クラウスお兄様。」

「まさかだが、オークションにしか商品を出さない謎のリーフ工房の主はお前か?」

「そうですけど。それが何か?」

「……そんな馬鹿な。」

「ひどい言われようですね。あ、そうそう。クラウスお兄様。」

「なんだ?」

「お兄様の部隊に私を組み込んで下さいませ。」

「……どういう意味だ。」

「王家の影。彼らは死んだ事になっています。使いたかったら私の部隊として一緒に入れて下さいませ。」

「な、何を言っているんだリーフィア。」

 驚く父とクラウス様。しかしその提案を陛下はじっくり吟味しているようだ。

「危険な仕事だ。お前がする必要は無い。」

「でも折角の影をこのまま遊ばせておくのも可哀想でしょ?これでも結構強いんですよ私。」

「……いいだろう。」

「陛下!なぜです。まだ子供ですよ。」

「だが、リーフィアの力をのさばらせておくわけにはいかぬ。その為の提案なのだろう?」

「ええ。それもありますけど。」

「けど?なんだ。」

「王家の影であれば堂々と調査が出来ますので、その肩書きが便利なのです。」

「ふっ、はは。なるほどな。ではリーフィア。王家の影としてクラウスの部隊に所属せよ。」

「はっ。それから陛下。私が姿を偽る事と偽名を使う事をお許しください。」

「偽名だと?構わぬが。」

「えぇ。登録する名はアシュレイ・ブレインフォードとアーシェ・ブレインフォードとしたく存じます。」

「ブレインフォードだと?まさかあの騒動も…。」

「メザリント様の企みで冤罪に落とされた者がおります。彼は私のはじめての部下です。彼の名誉を回復してあげたい。それにすでにどちらの姿も仮の姿として存在しております。使っても問題ありません。」

「存在しているって……まさか。」

「父上、私はリーフ工房の主だけではなくDランクの冒険者です。それなりに戦う事も可能です。」

 冒険者のタグを見せる。そこに書かれているものを見て額を押さえる父。

「分かった。無理だけはするんじゃないよ、フィア。」

「はい。父上。」

 こうしてリーフィアは王家の影に属する事になる。
 そして存在しない者ノーナンバーとして3人の影を王家に返すことに成功したのだ。
 なによりメザリントの陰謀を国に伝える事ができた事が一番の収穫だろうか。
 だが、その犠牲は尊い母の命という大きな犠牲の元にある。
 必ず、メザリントの罪を公にすると覚悟を決めた私は通信用魔道具を陛下やクラウス様、父に渡した。
 その性能を知った3人はリーフィアの手綱をどうとればいいのかと悩む事になる。
しおりを挟む
感想 8

あなたにおすすめの小説

虚弱体質?の脇役令嬢に転生したので、食事療法を始めました

たくわん
恋愛
「跡継ぎを産めない貴女とは結婚できない」婚約者である公爵嫡男アレクシスから、冷酷に告げられた婚約破棄。その場で新しい婚約者まで紹介される屈辱。病弱な侯爵令嬢セラフィーナは、社交界の哀れみと嘲笑の的となった。

婚約破棄された悪役令嬢の心の声が面白かったので求婚してみた

夕景あき
恋愛
人の心の声が聞こえるカイルは、孤独の闇に閉じこもっていた。唯一の救いは、心の声まで真摯で温かい異母兄、第一王子の存在だけだった。 そんなカイルが、外交(婚約者探し)という名目で三国交流会へ向かうと、目の前で隣国の第二王子による公開婚約破棄が発生する。 婚約破棄された令嬢グレースは、表情一つ変えない高潔な令嬢。しかし、カイルがその心の声を聞き取ると、思いも寄らない内容が聞こえてきたのだった。

魅了が解けた貴男から私へ

砂礫レキ
ファンタジー
貴族学園に通う一人の男爵令嬢が第一王子ダレルに魅了の術をかけた。 彼女に操られたダレルは婚約者のコルネリアを憎み罵り続ける。 そして卒業パーティーでとうとう婚約破棄を宣言した。 しかし魅了の術はその場に運良く居た宮廷魔術師に見破られる。 男爵令嬢は処刑されダレルは正気に戻った。 元凶は裁かれコルネリアへの愛を取り戻したダレル。 しかしそんな彼に半年後、今度はコルネリアが婚約破棄を告げた。 三話完結です。

ヒロインしか愛さないはずの公爵様が、なぜか悪女の私を手放さない

魚谷
恋愛
伯爵令嬢イザベラは多くの男性と浮名を流す悪女。 そんな彼女に公爵家当主のジークベルトとの縁談が持ち上がった。 ジークベルトと対面した瞬間、前世の記憶がよみがえり、この世界が乙女ゲームであることを自覚する。 イザベラは、主要攻略キャラのジークベルトの裏の顔を知ってしまったがために、冒頭で殺されてしまうモブキャラ。 ゲーム知識を頼りに、どうにか冒頭死を回避したイザベラは最弱魔法と言われる付与魔法と前世の知識を頼りに便利グッズを発明し、離婚にそなえて資金を確保する。 いよいよジークベルトが、乙女ゲームのヒロインと出会う。 離婚を切り出されることを待っていたイザベラだったが、ジークベルトは平然としていて。 「どうして俺がお前以外の女を愛さなければならないんだ?」 予想外の溺愛が始まってしまう! (世界の平和のためにも)ヒロインに惚れてください、公爵様!!

【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました

いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。 子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。 「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」 冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。 しかし、マリエールには秘密があった。 ――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。 未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。 「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。 物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立! 数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。 さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。 一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて―― 「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」 これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、 ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー! ※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。

婚約破棄された人たらし悪役令嬢ですが、 最強で過保護な兄たちと義姉に溺愛されています

由香
ファンタジー
婚約破棄のその日、 悪役令嬢リリアーナは――弁明すら、しなかった。 王太子と“聖女”に断罪され、すべてを失った彼女。 だがその裏で、王国最強と名高い三人の兄と、 冷静沈着な義姉が、静かに動き始めていた。 再検証によって暴かれる“聖女の嘘”。 広場で語られる真実。 そして、無自覚に人を惹きつけてしまう リリアーナの優しさが、次々と味方を増やしていく――。 これは、 悪役令嬢として断罪された少女が、 「誰かの物語の脇役」ではなく、 自分自身の人生を取り戻す物語。 過保護すぎる兄たちと義姉に溺愛されながら、 彼女は静かに、そして確実に幸せへ向かっていく。

婚約破棄だ!と言われ実家に帰ったら、最推しに餌付けされます

黒猫かの
恋愛
王国の第一王子クレイスから、衆人環視の中 で婚約破棄を言い渡されたローゼン侯爵令嬢ノエル。

【完結済】破棄とか面倒じゃないですか、ですので婚約拒否でお願いします

恋愛
水不足に喘ぐ貧困侯爵家の次女エリルシアは、父親からの手紙で王都に向かう。 王子の婚約者選定に関して、白羽の矢が立ったのだが、どうやらその王子には恋人がいる…らしい? つまりエリルシアが悪役令嬢ポジなのか!? そんな役どころなんて御免被りたいが、王サマからの提案が魅力的過ぎて、王宮滞在を了承してしまう。 報酬に目が眩んだエリルシアだが、無事王宮を脱出出来るのか。 王子サマと恋人(もしかしてヒロイン?)の未来はどうなるのか。 2025年10月06日、初HOTランキング入りです! 本当にありがとうございます!!(2位だなんて……いやいや、ありえないと言うか…本気で夢でも見ているのではないでしょーか……) ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ ※小説家になろう様にも掲載させていただいています。 ※作者創作の世界観です。史実等とは合致しない部分、異なる部分が多数あります。 ※この物語はフィクションです。実在の人物・団体等とは一切関係がありません。 ※実際に用いられる事のない表現や造語が出てきますが、御容赦ください。 ※リアル都合等により不定期、且つまったり進行となっております。 ※上記同理由で、予告等なしに更新停滞する事もあります。 ※まだまだ至らなかったり稚拙だったりしますが、生暖かくお許しいただければ幸いです。 ※御都合主義がそこかしに顔出しします。設定が掌ドリルにならないように気を付けていますが、もし大ボケしてたらお許しください。 ※誤字脱字等々、標準てんこ盛り搭載となっている作者です。気づけば適宜修正等していきます…御迷惑おかけしますが、お許しください。

処理中です...