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第三十四話 ちょっとした日常
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第三十四話 ちょっとした日常
「うわぁ、毛がベトベト!」
イカとの闘いで潮風と海水が掛かったせいで、毛がゴワゴワになっていた。
なので、お風呂に入るぞ!
お湯が溜まるのを待つ間、お風呂のチェック。
「あ、シャンプーが少ないな」
一回分くらいはありそうだけど、夜には猫達も入る。
ならば、作らねば。
作業小屋に入り、材料チェック。
「先ずは、香石を少し削って」
香石は、ゲーム時代にあったアイテムの一つ。
読んで字のごとく、香りのする石。
バニラやミント、ラベンダー等、向こうの世界での香油とかアロマを石にした感じだ。
中には「焼肉の香り」なんて物もあったな。ネタとしか思えないが、魔物をおびき寄せる時に使っていた人を見た事がある。
私が作りたいのはシャンプーなので、使うのは桃とミルクとバニラの香石。
香が強くなり過ぎないように調節しながら、ゴリゴリとすり鉢で粉にする。
「おお、良い香りに出来た」
香が完成したら、ムクロジの登場!
これは向こうの世界にもあるが、私が持っているのはゲーム内で品種改良した物だ。
江戸時代には洗濯用の石鹸として使われていたムクロジ。
本来なら四センチから五センチ程の大きさの実だが、私が持っているのは十センチ程ある。
「そして、種を取って乾燥させた物が、こちらに!」
細かく切って、またすり鉢でゴリゴリゴリゴリ。
完成した粉を、香石の粉と合わせて混ぜれば、完成!
密閉容器に入れて、お風呂へGO!
「ムッフフ、ムッフフ」
シャワーで身体全体を濡らし、粉を一匙手に取る。
その上に水をちょこっと垂らすと、もこもこと泡が立ち始めた。
泡はあっという間に全身を覆っていく。
「着ぐるみオン着ぐるみ?と言うか、本物の猫になったけどもね」
これだけでも洗えるが、毛の奥まで洗うなら、やっぱりこれ!
ペット用シャンプーブラシ(大型犬用)!
シリコンで出来ているので、肌を傷付けない。マッサージ効果も抜群。背中用もあります。
ゲーム時、現実でトリマーをしているテイマーの友人に作ってもらった。
因みに顔用は、もう少し細かいブラシがあります。
「ふぃ~・・・」
全身を洗い終えて湯舟に浸かると、思わず声が出た。
久しぶりの一人入浴は、ゆったり入れるけれどちょっと寂しい。
早々にお風呂から上がり、バスタオルで丁寧に水気を取って風と火を合わせた風魔法で全身を乾かしていく。
私が品種改良したムクロジには、保湿成分もたっぷり含まれている。
なので、乾いた後はサラサラふわっふわっ。もはっとした毛にブラシを掛ければ、艶も出る。
「後は保湿クリームを肉球に塗れば、プリッとプニッと完成。おっと、そろそろお昼ご飯か」
お昼ご飯はチャーハンに決定。
クロと私の分を作り、猫達のはおさかなの形をした実を収穫してそれぞれの器に盛る。
「ご飯だよ~!」
縁側から外に向かって叫ぶと、畑のあちこちから猫達が集まって来た。
順番に手洗いを済ませ、食卓に着く。
「いただきます」
「「「「いただきます」」」」
「いたぁきます」
「キュ!」
カリカリと良い音が聞こえて来る。
「クロ、ご飯粒付いてる」
「キュ」
取ってあげると、嬉しそうにまた食べ始めた。なんとも可愛い。
続きを食べようとすると、コマがもじもじとしながら顔を上げた。
「ヒナしゃま、ん」
可愛いお口の横に、カリカリの粒が付いていた。
「コマも取ってほしいの?はい、取れたよ」
頭を撫でてあげると、嬉しそうにほほ笑むコマ。
「ヒナしゃま、ミケも」
「キジも」
可愛いので、全員撫でてあげた。
うちの子達、可愛すぎ!
甘やかし過ぎだと言われても良い!むしろ本望!
いつも頑張って畑仕事してくれてるからね!
お昼ご飯の後は、自由時間。猫達はそれぞれ散歩したりして好きな事をしている。
「ふぁ~・・・」
朝からバタバタしたせいか、眠くなってきた。
「ちょっとだけ」
畳の上に寝転がると、開けっ放しの縁側から気持ち良い風が入って来る。
段々と瞼が重くなり、意識を手放した。
「キュ?キュ~」
「クロたん、しー」
散歩から帰ってきたクロとコマが、居間で寝ているヒナを発見。
急いで玄関から入ると、手洗いを済ませて居間へと向かう。
気持ちよさそうに眠るヒナの横に同じように転がると、恐る恐る引っ付いた。
フワフワで温かい。
クロもコマも、そのまま眠りについた。
数時間後、セバスがヒナの家へと向かっていた。
いつもの見回りを終えてヒナの家の前へとやってくると、思わず足が止まった。
縁側から見える居間で寝息を立てるヒナと、彼女によりそって眠る五匹の猫とドラゴンの子供。
なんとも奇妙な組み合わせのはずだが、その光景はとても幸せそうに見えた。
「やれやれ、風邪を引きますよ」
自分のアイテムバッグから大きなタオルケットを取り出すと、皆を起こさないようにそっと掛けた。
季節は初春。もう直ぐ桜が咲き始める。
「道明寺様、今日も島は平和です」
セバスは縁側に座り、空に向かって呟いた。
*
畑仕事中、猫達が集まっているのが見えたので行ってみると、何かを囲んで見ているようだ。
「どうしたの?」
「ヒナしゃま、この子、むし?」
「フワフワなの」
「葉っぱ食べてるの」
虫なのに、フワフワ?毛虫か?
「ちょっと見せてくれる?」
猫達が少し広がってくれたので覗いてみると、シャクシャクと美味しそうにキャベツの葉を食べる小さな・・・。
「メェ~」
「羊!?」
見た目は羊だが、サイズがおかしい。
ネズミ・・・ハムスター?サイズの羊。
全部毛を刈っても、毛糸玉一球分にも絶対届かない。
「おや、羊ですね」
「うわぁ!」
突然セバスが現れた。この人、偶に気配を感じないんだよね。
「・・・その子、羊なの?」
「はい。モチさんもそうですが、この羊も千年の間に変化した一種です。いつもは別の場所にいるのですが、どうやら仲間とはぐれてしまったようですね」
「じゃあ、連れていってあげよう」
もっちゃもっちゃと葉を食む羊を捕まえようと手を伸ばした瞬間、羊が消えた。
「え?」
見失った、だと?
「ヒナしゃま、あそこ!」
キジが指した方を見ると、羊は別のキャベツの隣にいた。
「この島の羊は、身体が小さくなった代わりに、素早さを手に入れました」
「棒読みどうも!皆、捕まえよう!」
このままでは、せっかくの野菜が食い散らかされてしまう。
「「「「はい!」」」」
「あい!」
「キュ!」
そして、大捕り物が始まった。
右へ左へと消える羊に、追う猫達と私とクロ。
「まて~!」
「まって~」
「キュ、キュ!」
三十分程追いかけ、猫達はリタイヤ。
クロは目が回ったらしく、猫達と休憩。
羊も疲れて来たらしく、今はキャベツを挟んでにらめっこ中。
じりじりとお互いの動きを伺う。
今だ!っと思った瞬間、セバスがあっさり捕まえた。
「皆さま、お疲れ様でした」
「ええ・・・まったく」
無事捕まえられたのは良かったけどね!
皆でお茶を飲んで休憩した後、セバスに連れられて来たのは広い野原だった。
「ここが、羊達の暮らしている野原です」
野原と表現はしたが、草が剥げ、砂が見えている場所の方が多い。
「そこにある泉が涸れた影響で、このような状態に。別の場所に移動する様に説得をしていましたが、中々話をするのもままならないのです」
泉の中を見てみると、カラカラの状態。
「そんじゃ、ちょっくらやりますか」
腕まくりをして、意識を集中。探索の応用で、地下の水脈を探る。
「水はあるけど、通り道が塞がってるみたい」
これなら、少し掘れば水が出るはず。
アイテムバッグからショベルを取り出し、泉の中心に立った。
魔法でやるとやり過ぎそうなので、人力ならぬ猫力でやります。
猫達もやると言ってくれたけど、危ないので待機。
「よっ、ほっ」
五分くらい掘り続けると、何か固い物に当たった。
「何だろ?」
手で土を払うと、縁が見えた。どうやらこれが蓋をしているようだ。
ショベルをグッと差し込み、取っ手に体重を掛けた。
すると、スポ~ン!っと何かが水と一緒に飛び出て来た。
慌てて泉から出る。
「あれは・・・亀爺ですね」
「え、亀?」
吹きあがる水柱の上に、深い緑色の亀が乗っていた。
「うわぁ、毛がベトベト!」
イカとの闘いで潮風と海水が掛かったせいで、毛がゴワゴワになっていた。
なので、お風呂に入るぞ!
お湯が溜まるのを待つ間、お風呂のチェック。
「あ、シャンプーが少ないな」
一回分くらいはありそうだけど、夜には猫達も入る。
ならば、作らねば。
作業小屋に入り、材料チェック。
「先ずは、香石を少し削って」
香石は、ゲーム時代にあったアイテムの一つ。
読んで字のごとく、香りのする石。
バニラやミント、ラベンダー等、向こうの世界での香油とかアロマを石にした感じだ。
中には「焼肉の香り」なんて物もあったな。ネタとしか思えないが、魔物をおびき寄せる時に使っていた人を見た事がある。
私が作りたいのはシャンプーなので、使うのは桃とミルクとバニラの香石。
香が強くなり過ぎないように調節しながら、ゴリゴリとすり鉢で粉にする。
「おお、良い香りに出来た」
香が完成したら、ムクロジの登場!
これは向こうの世界にもあるが、私が持っているのはゲーム内で品種改良した物だ。
江戸時代には洗濯用の石鹸として使われていたムクロジ。
本来なら四センチから五センチ程の大きさの実だが、私が持っているのは十センチ程ある。
「そして、種を取って乾燥させた物が、こちらに!」
細かく切って、またすり鉢でゴリゴリゴリゴリ。
完成した粉を、香石の粉と合わせて混ぜれば、完成!
密閉容器に入れて、お風呂へGO!
「ムッフフ、ムッフフ」
シャワーで身体全体を濡らし、粉を一匙手に取る。
その上に水をちょこっと垂らすと、もこもこと泡が立ち始めた。
泡はあっという間に全身を覆っていく。
「着ぐるみオン着ぐるみ?と言うか、本物の猫になったけどもね」
これだけでも洗えるが、毛の奥まで洗うなら、やっぱりこれ!
ペット用シャンプーブラシ(大型犬用)!
シリコンで出来ているので、肌を傷付けない。マッサージ効果も抜群。背中用もあります。
ゲーム時、現実でトリマーをしているテイマーの友人に作ってもらった。
因みに顔用は、もう少し細かいブラシがあります。
「ふぃ~・・・」
全身を洗い終えて湯舟に浸かると、思わず声が出た。
久しぶりの一人入浴は、ゆったり入れるけれどちょっと寂しい。
早々にお風呂から上がり、バスタオルで丁寧に水気を取って風と火を合わせた風魔法で全身を乾かしていく。
私が品種改良したムクロジには、保湿成分もたっぷり含まれている。
なので、乾いた後はサラサラふわっふわっ。もはっとした毛にブラシを掛ければ、艶も出る。
「後は保湿クリームを肉球に塗れば、プリッとプニッと完成。おっと、そろそろお昼ご飯か」
お昼ご飯はチャーハンに決定。
クロと私の分を作り、猫達のはおさかなの形をした実を収穫してそれぞれの器に盛る。
「ご飯だよ~!」
縁側から外に向かって叫ぶと、畑のあちこちから猫達が集まって来た。
順番に手洗いを済ませ、食卓に着く。
「いただきます」
「「「「いただきます」」」」
「いたぁきます」
「キュ!」
カリカリと良い音が聞こえて来る。
「クロ、ご飯粒付いてる」
「キュ」
取ってあげると、嬉しそうにまた食べ始めた。なんとも可愛い。
続きを食べようとすると、コマがもじもじとしながら顔を上げた。
「ヒナしゃま、ん」
可愛いお口の横に、カリカリの粒が付いていた。
「コマも取ってほしいの?はい、取れたよ」
頭を撫でてあげると、嬉しそうにほほ笑むコマ。
「ヒナしゃま、ミケも」
「キジも」
可愛いので、全員撫でてあげた。
うちの子達、可愛すぎ!
甘やかし過ぎだと言われても良い!むしろ本望!
いつも頑張って畑仕事してくれてるからね!
お昼ご飯の後は、自由時間。猫達はそれぞれ散歩したりして好きな事をしている。
「ふぁ~・・・」
朝からバタバタしたせいか、眠くなってきた。
「ちょっとだけ」
畳の上に寝転がると、開けっ放しの縁側から気持ち良い風が入って来る。
段々と瞼が重くなり、意識を手放した。
「キュ?キュ~」
「クロたん、しー」
散歩から帰ってきたクロとコマが、居間で寝ているヒナを発見。
急いで玄関から入ると、手洗いを済ませて居間へと向かう。
気持ちよさそうに眠るヒナの横に同じように転がると、恐る恐る引っ付いた。
フワフワで温かい。
クロもコマも、そのまま眠りについた。
数時間後、セバスがヒナの家へと向かっていた。
いつもの見回りを終えてヒナの家の前へとやってくると、思わず足が止まった。
縁側から見える居間で寝息を立てるヒナと、彼女によりそって眠る五匹の猫とドラゴンの子供。
なんとも奇妙な組み合わせのはずだが、その光景はとても幸せそうに見えた。
「やれやれ、風邪を引きますよ」
自分のアイテムバッグから大きなタオルケットを取り出すと、皆を起こさないようにそっと掛けた。
季節は初春。もう直ぐ桜が咲き始める。
「道明寺様、今日も島は平和です」
セバスは縁側に座り、空に向かって呟いた。
*
畑仕事中、猫達が集まっているのが見えたので行ってみると、何かを囲んで見ているようだ。
「どうしたの?」
「ヒナしゃま、この子、むし?」
「フワフワなの」
「葉っぱ食べてるの」
虫なのに、フワフワ?毛虫か?
「ちょっと見せてくれる?」
猫達が少し広がってくれたので覗いてみると、シャクシャクと美味しそうにキャベツの葉を食べる小さな・・・。
「メェ~」
「羊!?」
見た目は羊だが、サイズがおかしい。
ネズミ・・・ハムスター?サイズの羊。
全部毛を刈っても、毛糸玉一球分にも絶対届かない。
「おや、羊ですね」
「うわぁ!」
突然セバスが現れた。この人、偶に気配を感じないんだよね。
「・・・その子、羊なの?」
「はい。モチさんもそうですが、この羊も千年の間に変化した一種です。いつもは別の場所にいるのですが、どうやら仲間とはぐれてしまったようですね」
「じゃあ、連れていってあげよう」
もっちゃもっちゃと葉を食む羊を捕まえようと手を伸ばした瞬間、羊が消えた。
「え?」
見失った、だと?
「ヒナしゃま、あそこ!」
キジが指した方を見ると、羊は別のキャベツの隣にいた。
「この島の羊は、身体が小さくなった代わりに、素早さを手に入れました」
「棒読みどうも!皆、捕まえよう!」
このままでは、せっかくの野菜が食い散らかされてしまう。
「「「「はい!」」」」
「あい!」
「キュ!」
そして、大捕り物が始まった。
右へ左へと消える羊に、追う猫達と私とクロ。
「まて~!」
「まって~」
「キュ、キュ!」
三十分程追いかけ、猫達はリタイヤ。
クロは目が回ったらしく、猫達と休憩。
羊も疲れて来たらしく、今はキャベツを挟んでにらめっこ中。
じりじりとお互いの動きを伺う。
今だ!っと思った瞬間、セバスがあっさり捕まえた。
「皆さま、お疲れ様でした」
「ええ・・・まったく」
無事捕まえられたのは良かったけどね!
皆でお茶を飲んで休憩した後、セバスに連れられて来たのは広い野原だった。
「ここが、羊達の暮らしている野原です」
野原と表現はしたが、草が剥げ、砂が見えている場所の方が多い。
「そこにある泉が涸れた影響で、このような状態に。別の場所に移動する様に説得をしていましたが、中々話をするのもままならないのです」
泉の中を見てみると、カラカラの状態。
「そんじゃ、ちょっくらやりますか」
腕まくりをして、意識を集中。探索の応用で、地下の水脈を探る。
「水はあるけど、通り道が塞がってるみたい」
これなら、少し掘れば水が出るはず。
アイテムバッグからショベルを取り出し、泉の中心に立った。
魔法でやるとやり過ぎそうなので、人力ならぬ猫力でやります。
猫達もやると言ってくれたけど、危ないので待機。
「よっ、ほっ」
五分くらい掘り続けると、何か固い物に当たった。
「何だろ?」
手で土を払うと、縁が見えた。どうやらこれが蓋をしているようだ。
ショベルをグッと差し込み、取っ手に体重を掛けた。
すると、スポ~ン!っと何かが水と一緒に飛び出て来た。
慌てて泉から出る。
「あれは・・・亀爺ですね」
「え、亀?」
吹きあがる水柱の上に、深い緑色の亀が乗っていた。
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