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第三十五話 おかえり
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第三十五話 おかえり
水脈の栓をしていたのは、亀だった。
水柱がゆっくりと静まり、亀は水の中へと消えていった。
「亀爺って?」
「齢千八百六十七歳の、亀です」
「この世界の長寿って・・・」
リシュナさんもそうだが、桁が違い過ぎて想像もつかん。
「亀は万年って言うけど、この世界なら本当にそれくらい生きそうだね」
「儂の爺さんが、一万五千九百二十五歳まで生きたぞ」
「へ?」
「亀爺、ご無事で何よりです」
泉からにゅっと顔を出した亀には、あごひげが生えていた。
仙人っぽい。
「ふぉっふぉっ。ちっとばかし、寝すぎたようじゃのぉ」
喋った。亀が、喋った!
「メェ~」
「ん?草?おお!すまんかったのぉ」
亀が一瞬光った!と思ったら、砂が見えていた場所に草が生え、野原が新鮮な草で覆いつくされた。
「メェ~!」
捕まえていた羊が一声鳴くと、野原のあちこちから羊が顔を出した。
こんなに何処に隠れていたのか。数十匹の小さな羊が集い、嬉しそうに鳴いた。
「凄い」
「ふぉっふぉっ。ん?お前さんは・・・」
「ヒナといいます」
「おお、そうじゃったそうじゃった。ゲンさんとこの姪っ子じゃったかの」
「いえ、違います」
誰だ、ゲンさん。
「亀爺。この方は新しく主になられた、ヒナ様です」
「よろしくお願いします」
「そうかそうか・・・猫が喋った!」
お互い様だと思う。
「亀爺、この方はこれこれしかじかで・・・」
セバスが説明してくれた。
「ほうほう。渡り人とな。神というのもよぉ分からん事をしなさるもんじゃて。しかもその姿・・・まぁ、本人が良いのなら、何も問題はあるまいて」
おぉう、見抜かれた。
亀の甲より年の劫とは言うけど、亀爺はその両方か。
「ほれで、モニュナは元気か?」
だから、誰だ、モニュナ!
*
「クレス!」
突然店の扉が勢いよく開かれた。
飛び込んで来たのは、ジロー。
「いらっしゃいませ」
「すまん。俺は客じゃ」
言い終わる前に、隠れる様に身を屈めた。
「あのぉ」
「店の外。獣人がいるだろう?」
「ああ、はい。何かキョロキョロとしていますね」
「クソッ・・・しつこい」
「ちょっと、何事?」
騒ぎを聞きつけ、店の奥からクレスが顔を出した。
その顔にはクマが刻まれ、髪も適当に一まとめにされただけ。
「行きましたよ」
「はぁ~・・・」
「ジロー?あんた、依頼は?」
「終わった。というか、ヒナが終わらせた」
「はぁ?」
困惑するクレスに、港町であった事を話した。
すると、クレスが笑い始めた。
「あはははは!ヒナちゃんらしい!」
「笑い事じゃない!」
「でも、依頼は終わったんでしょう?そのご令嬢の護衛とやらは」
「それはな。だが、その時にヒナの姿を見た奴がいて、ヒナの所へ連れて行けと煩くてな。それに、ギルドも」
依頼の報告をギルドにすると、ギルドマスターに呼び出された。
少数ながらもあった目撃証言から、一度だけ連れて来たヒナに目星を付けるあたり、流石というか・・・。
「このままじゃ帰れない」
「ああ、ヒナちゃんならもうあそこにいないわよ?」
「はぁ!?」
「引っ越ししたんですって」
「何処に!」
「それは私もまだ知らないの。でも」
「もったいぶらないで早く言え!」
ジローがクレスの両肩を掴み、揺さぶる。
「分かった、分かったから落ち着け!連絡方法教えるから!」
ヒナからの手紙には、ジローの分のイヤーカフスも入っていた。
クレスがそれを渡して使い方を教えると、即行で発動するジロー。
『はいはい』
聞こえて来たヒナの声に、思わず顔がほころんだ。
「ヒナ、俺だ」
『あ、ジロー?イヤーカフス、受け取ったんだね』
「ああ。今、何処にいる?どうやって行けば良い?」
『こっちに?あ~じゃあ、迎えにいくよ。今何処?』
「クレスの店だ。いつ頃来れる?」
『ちょっと待ってねぇ』
イヤーカフスから、カチャリと鍵を開ける音が聞こえて来た。
「お待たせぇ」
「は!?」
イヤーカフスでは無く、何故か後ろから聞こえて来たヒナの声に驚いて振り向くと、エプロン姿のヒナがいた。
「クレス、これ今日採れたキャベツ」
「ありがとう!これ持って行って。新しい服よ」
「クレス、多いよ。もうタンスに入らん。あ、そうだ。皆、ちょっとおいで」
ヒナが奥に向かって呼びかけた。
「この子達のをお願いしようかな」
「わぁ、お外?」
「ヒトだぁ」
ヒナよりも小さく、普通の猫よりは大きな猫が、ひょっこりと顔を出した。
クレスも初めてだったのか、固まっている。
「あれ?二人ともどうしたの?」
完全に固まってしまったジローとクレスに、困惑するヒナ。
「ヒナ様。失礼ですが、そちらは?」
「ああ、この子達はその・・・私が作ったというか・・・」
少し照れ臭そうに言うヒナに、二人は崩れ落ちる寸前だ。
「いやぁ、もう。可愛すぎて、産める」
「ヒナ様のお子様達ではないのですか?」
「ああ、違うよぉ。自分の子供みたいに思ってるけどね」
猫を撫でるヒナの顔は、可愛くてしょうがないと言わんばかり。
その姿を見て、固まっていた二人がようやく息を吐いた。
「心臓止まるかと思ったわ」
「俺もだ」
「?」
そんな三人を見て、肩を震わせるカーナ。
「ジローはお仕事終わったの?」
「あ、ああ」
「つい迎えに来ちゃったけど、どうする?」
「行く!」
港町から王都へ来て、宿屋も取らずにそのままクレスの店に来たジロー。
荷物は全て持っている。
「私も」
「オーナー、まだ仕事が終わっておりません」
「あうぅ」
「連絡くれれば、迎えに来るから」
「フッ」
「くっ!」
ヒナと、勝ち誇った様な顔のジローが扉の奥に消えると、恨めしそうに扉を見つめるクレス。
「オーナー」
「はいはい、分かってるわよ!さっさと終わらせてやるわ!」
腕まくりをして、仕事に戻るクレス。
その姿を見て、カーナは半分呆れながら手伝いに戻った。
*
「お帰りなさいませ」
「ただいま」
「ヒナ、こいつは?」
「この人は、セバス。えっと・・・」
どう説明したら良いんだろう。
「私からご説明させていただきますので、ヒナ様は続きをされては?」
「へ?ああ、そう言えば畑仕事の途中だった。じゃあ、お願いね」
「はい」
ヒナが猫達と畑に戻るが、ジローはじっとセバスを見ていた。
その姿を見たセバスは、先ずは話をした方が良いと判断したのだ。
「まず初めに、私に恋慕の情を抱く機能はついておりません」
「は?」
「ですので、ご安心を」
「お、おいちょっと待て。機能って何だ」
「私は人工生命体。オートマタ、と言った方がよろしいでしょうか」
「オートマタって、古代遺跡で見つかったやつか?どう見ても、人間にしか見えないが」
訝し気にセバスを見るジロー。
遺跡で見つかったオートマタは、劣化によりその原型をほぼ保っていなかった。
辛うじて人型であろうと言う事は判明しているが、誰が、何の為に作ったか等は判明していない。
「そうですね・・・お見せするのが一番ですね」
セバスは服を寛げ、胸の魔石をジローに見せた。
「これは・・・」
「お手を触れるのはご勘弁を。これに触れて良いのは、我が主であるヒナ様のみ」
服を整えると、セバスはこの島の事を説明した。
最初は疑っていたジローも、島から見える景色に呆然としたと同時に納得もした。
「とりあえず、話は分かった。そのゼストとか言う第二王子は見たら殴るとして、本当にここは安全なんだろうな?」
「はい。ここには獰猛な魔獣や魔物はおりません」
「そうか。なら良い」
ジローが見つめる先には、猫達と楽しそうに畑仕事をするヒナがいる。
その光景に、思わず頬が緩んだ。
「やれやれ。少し傍を離れただけで、こんな所まで来るなんてなぁ」
「猫は好奇心旺盛なもの。捉まえるのは、至難の業かと」
「まぁな。だが、捉まえるのは、俺じゃないさ。獲物を捕まえるのは、猫の方が得意だろ」
「ふむ、確かに」
少し困った様に、だが嬉しそうに笑うジローを見て、妙に納得したセバスだった。
水脈の栓をしていたのは、亀だった。
水柱がゆっくりと静まり、亀は水の中へと消えていった。
「亀爺って?」
「齢千八百六十七歳の、亀です」
「この世界の長寿って・・・」
リシュナさんもそうだが、桁が違い過ぎて想像もつかん。
「亀は万年って言うけど、この世界なら本当にそれくらい生きそうだね」
「儂の爺さんが、一万五千九百二十五歳まで生きたぞ」
「へ?」
「亀爺、ご無事で何よりです」
泉からにゅっと顔を出した亀には、あごひげが生えていた。
仙人っぽい。
「ふぉっふぉっ。ちっとばかし、寝すぎたようじゃのぉ」
喋った。亀が、喋った!
「メェ~」
「ん?草?おお!すまんかったのぉ」
亀が一瞬光った!と思ったら、砂が見えていた場所に草が生え、野原が新鮮な草で覆いつくされた。
「メェ~!」
捕まえていた羊が一声鳴くと、野原のあちこちから羊が顔を出した。
こんなに何処に隠れていたのか。数十匹の小さな羊が集い、嬉しそうに鳴いた。
「凄い」
「ふぉっふぉっ。ん?お前さんは・・・」
「ヒナといいます」
「おお、そうじゃったそうじゃった。ゲンさんとこの姪っ子じゃったかの」
「いえ、違います」
誰だ、ゲンさん。
「亀爺。この方は新しく主になられた、ヒナ様です」
「よろしくお願いします」
「そうかそうか・・・猫が喋った!」
お互い様だと思う。
「亀爺、この方はこれこれしかじかで・・・」
セバスが説明してくれた。
「ほうほう。渡り人とな。神というのもよぉ分からん事をしなさるもんじゃて。しかもその姿・・・まぁ、本人が良いのなら、何も問題はあるまいて」
おぉう、見抜かれた。
亀の甲より年の劫とは言うけど、亀爺はその両方か。
「ほれで、モニュナは元気か?」
だから、誰だ、モニュナ!
*
「クレス!」
突然店の扉が勢いよく開かれた。
飛び込んで来たのは、ジロー。
「いらっしゃいませ」
「すまん。俺は客じゃ」
言い終わる前に、隠れる様に身を屈めた。
「あのぉ」
「店の外。獣人がいるだろう?」
「ああ、はい。何かキョロキョロとしていますね」
「クソッ・・・しつこい」
「ちょっと、何事?」
騒ぎを聞きつけ、店の奥からクレスが顔を出した。
その顔にはクマが刻まれ、髪も適当に一まとめにされただけ。
「行きましたよ」
「はぁ~・・・」
「ジロー?あんた、依頼は?」
「終わった。というか、ヒナが終わらせた」
「はぁ?」
困惑するクレスに、港町であった事を話した。
すると、クレスが笑い始めた。
「あはははは!ヒナちゃんらしい!」
「笑い事じゃない!」
「でも、依頼は終わったんでしょう?そのご令嬢の護衛とやらは」
「それはな。だが、その時にヒナの姿を見た奴がいて、ヒナの所へ連れて行けと煩くてな。それに、ギルドも」
依頼の報告をギルドにすると、ギルドマスターに呼び出された。
少数ながらもあった目撃証言から、一度だけ連れて来たヒナに目星を付けるあたり、流石というか・・・。
「このままじゃ帰れない」
「ああ、ヒナちゃんならもうあそこにいないわよ?」
「はぁ!?」
「引っ越ししたんですって」
「何処に!」
「それは私もまだ知らないの。でも」
「もったいぶらないで早く言え!」
ジローがクレスの両肩を掴み、揺さぶる。
「分かった、分かったから落ち着け!連絡方法教えるから!」
ヒナからの手紙には、ジローの分のイヤーカフスも入っていた。
クレスがそれを渡して使い方を教えると、即行で発動するジロー。
『はいはい』
聞こえて来たヒナの声に、思わず顔がほころんだ。
「ヒナ、俺だ」
『あ、ジロー?イヤーカフス、受け取ったんだね』
「ああ。今、何処にいる?どうやって行けば良い?」
『こっちに?あ~じゃあ、迎えにいくよ。今何処?』
「クレスの店だ。いつ頃来れる?」
『ちょっと待ってねぇ』
イヤーカフスから、カチャリと鍵を開ける音が聞こえて来た。
「お待たせぇ」
「は!?」
イヤーカフスでは無く、何故か後ろから聞こえて来たヒナの声に驚いて振り向くと、エプロン姿のヒナがいた。
「クレス、これ今日採れたキャベツ」
「ありがとう!これ持って行って。新しい服よ」
「クレス、多いよ。もうタンスに入らん。あ、そうだ。皆、ちょっとおいで」
ヒナが奥に向かって呼びかけた。
「この子達のをお願いしようかな」
「わぁ、お外?」
「ヒトだぁ」
ヒナよりも小さく、普通の猫よりは大きな猫が、ひょっこりと顔を出した。
クレスも初めてだったのか、固まっている。
「あれ?二人ともどうしたの?」
完全に固まってしまったジローとクレスに、困惑するヒナ。
「ヒナ様。失礼ですが、そちらは?」
「ああ、この子達はその・・・私が作ったというか・・・」
少し照れ臭そうに言うヒナに、二人は崩れ落ちる寸前だ。
「いやぁ、もう。可愛すぎて、産める」
「ヒナ様のお子様達ではないのですか?」
「ああ、違うよぉ。自分の子供みたいに思ってるけどね」
猫を撫でるヒナの顔は、可愛くてしょうがないと言わんばかり。
その姿を見て、固まっていた二人がようやく息を吐いた。
「心臓止まるかと思ったわ」
「俺もだ」
「?」
そんな三人を見て、肩を震わせるカーナ。
「ジローはお仕事終わったの?」
「あ、ああ」
「つい迎えに来ちゃったけど、どうする?」
「行く!」
港町から王都へ来て、宿屋も取らずにそのままクレスの店に来たジロー。
荷物は全て持っている。
「私も」
「オーナー、まだ仕事が終わっておりません」
「あうぅ」
「連絡くれれば、迎えに来るから」
「フッ」
「くっ!」
ヒナと、勝ち誇った様な顔のジローが扉の奥に消えると、恨めしそうに扉を見つめるクレス。
「オーナー」
「はいはい、分かってるわよ!さっさと終わらせてやるわ!」
腕まくりをして、仕事に戻るクレス。
その姿を見て、カーナは半分呆れながら手伝いに戻った。
*
「お帰りなさいませ」
「ただいま」
「ヒナ、こいつは?」
「この人は、セバス。えっと・・・」
どう説明したら良いんだろう。
「私からご説明させていただきますので、ヒナ様は続きをされては?」
「へ?ああ、そう言えば畑仕事の途中だった。じゃあ、お願いね」
「はい」
ヒナが猫達と畑に戻るが、ジローはじっとセバスを見ていた。
その姿を見たセバスは、先ずは話をした方が良いと判断したのだ。
「まず初めに、私に恋慕の情を抱く機能はついておりません」
「は?」
「ですので、ご安心を」
「お、おいちょっと待て。機能って何だ」
「私は人工生命体。オートマタ、と言った方がよろしいでしょうか」
「オートマタって、古代遺跡で見つかったやつか?どう見ても、人間にしか見えないが」
訝し気にセバスを見るジロー。
遺跡で見つかったオートマタは、劣化によりその原型をほぼ保っていなかった。
辛うじて人型であろうと言う事は判明しているが、誰が、何の為に作ったか等は判明していない。
「そうですね・・・お見せするのが一番ですね」
セバスは服を寛げ、胸の魔石をジローに見せた。
「これは・・・」
「お手を触れるのはご勘弁を。これに触れて良いのは、我が主であるヒナ様のみ」
服を整えると、セバスはこの島の事を説明した。
最初は疑っていたジローも、島から見える景色に呆然としたと同時に納得もした。
「とりあえず、話は分かった。そのゼストとか言う第二王子は見たら殴るとして、本当にここは安全なんだろうな?」
「はい。ここには獰猛な魔獣や魔物はおりません」
「そうか。なら良い」
ジローが見つめる先には、猫達と楽しそうに畑仕事をするヒナがいる。
その光景に、思わず頬が緩んだ。
「やれやれ。少し傍を離れただけで、こんな所まで来るなんてなぁ」
「猫は好奇心旺盛なもの。捉まえるのは、至難の業かと」
「まぁな。だが、捉まえるのは、俺じゃないさ。獲物を捕まえるのは、猫の方が得意だろ」
「ふむ、確かに」
少し困った様に、だが嬉しそうに笑うジローを見て、妙に納得したセバスだった。
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