127 / 141
連載
第百三十八話 トウモロコシって、美味しいね
しおりを挟む
第百三十八話 トウモロコシって、美味しいね
「うわ~‥‥」
畑仕事中、ある一角で手が止まってしまった。
そこは魔界でもらった種と、買った種を植えた場所。
にょきにょきと元気に育ってくれたのには嬉しかったが、見た目が‥‥葉も茎も真っ黒。お城のあの畑で見た時は、もう少し緑がかっていた気がする。ぱっと見黒いんだけど、良く見ると濃い緑もちゃんとある、みたいな。だが、目の前の植物は漆黒と言って良い程に黒い。
「まぁ、元気そうだから良いか」
色が黒いと言うだけで、葉はツヤツヤとしているから大丈夫だろう。種を植えた以上に芽が多い気がするが、きっと気のせいだよね!
そして二週間程が経った頃だった。見事な常闇の群生地が出来上がった。
夏らしい空の下、黒々と光る美味しそう(?)な真っ黒トマト。まるでイクラに漆を塗った様な姿に、さすがの猫達もちょっと引き気味だ。
「食べたら美味しい‥‥はず!」
竹で編んだカゴに、黒いトマト、黒いキュウリ、黒いナス(あ、ちょっと普通に見える)、黒いトウモロコシを収穫。そして別の網目が細かいカゴに、小さな真っ黒いトマトを収穫して入れた。他の野菜よりも育ちが早いみたいだ。
「さて、お味はどうかな」
家の前の川へやって来た。ここには夏用に、野菜を冷やす場所を作ってある。冷蔵庫や魔法でも冷やせるけど、何故かこっちの方が美味しく感じるんだよね。
持って来たカゴを水に沈める。さやさやと優しく流れる水に、キラキラと光る水面。
小さい頃は、この時期になると馬に見立てたキュウリと、牛に見立てたナスを玄関先に置いてお盆の準備をしたものだ。置いた次の日に、キュウリの背中にカブトムシが乗っていて、祖母と一緒に笑ったのを思い出した。
「さすがに、異世界までは無理だろうなぁ」
祖霊を迎えるお盆。お墓の掃除や、灯篭を用意したりしていた。
祖母が亡くなった途端、名ばかりの親戚は家を売り払い、墓じまいまであっという間に終わらせた。祖父母が体調を崩して入院した時には「仕事」を理由に一度も見舞いに来なかったくせに。
「あ~、思い出したらムカついて来た」
自分の両頬をパシパシと叩き、邪念を掃う。
私が異世界にいるなんて、祖父母や両親が知ったらどう思うだろうか? なんとなくだが、「幸せなら良いんじゃない?」とか言って笑ってそうだ。
「トウモロコシでも焼きますか」
鮮度が大切だからね! バター醤油か、シンプルにそのままか。思わずヨダレが‥‥。
急ぎ足で庭へと向かった。
*
「おや、お帰りなさいコウさん」
「ああ。アレは?」
「今は休憩しとります」
「わかった」
あの変な猫と別れ、やっとの思いでヒノモトへと帰って来た。店に入ると、客や店の者で賑わっていた。大店と呼ばれるだけあって場末のすすけた空気は感じないが、この甘ったるい香りが苦手だ。
慣れた足取りで階段を上がり、最奥の部屋へと着いた。
「入るぞ」
一応声を掛けて襖を開くと、目の前に座布団が。軽く避けると、部屋の中から舌打ちが聞こえて来た。
「遅い!」
「あんな適当な指示で、無理を言う」
渡されたのは、殴り書きの様な地図と子供が描いた様な絵だけだった。
部屋へと入り、床に腰を下ろした。目の前には、この店一番と言われるオイラン。この女の酌一つで金が飛ぶ。
「それで?」
「‥‥これで良いか?」
鞄の中から瓶を取り出し、畳の上に置いた。
「ああん、コレ、コレ! きっとあの方も、喜んでくれはる!」
一夜の夢を見せるヨシワラ。この女の見せる夢は極上だと言われているらしい。それが、最近では一人の客に懸想しているとの噂だ。どれほどの上客か‥‥コレがそこまで入れあげる男、か。
「どんなやつなんだ」
「ん~?」
「お前が懸そ」
「お前、だぁ?」
「‥‥姉さん」
「まぁ、良いわ。今のわっちは機嫌が良いから、許してあげる」
これが、極上の夢、ねぇ。口よりも先に手が出るし、自分やヒノモトに害となる者には一切の容赦は無い。殿様でさえ、コレには中々に手を焼くらしいからな。
「そうねぇ‥‥」
うっとりとした顔。
「強く、優しく、わっちを包み込む包容力! 小国が買える程の金に目もくれない無欲さ!」
随分と豪胆な男みたいだな。そんな奴、このヒノモトにだって殿様くらいしか思い当たらない。まさか、殿様か? いや、それは無いな。
「そいつと添い遂げる気か」
「なぁに? お姉様がいなくなると、寂しい?」
そんな訳あるかと、全力で叫んだ。心の中で。正直、さっさと嫁に行ってほしい。
「お傍に行きたい、とは思うけれど‥‥今のまま、わっちに出来うる事であの方のお力になりたい」
うへぇ。傍若無人を体現したようなあの姉が、ねぇ。
「今は、あの方があの方のまま、町を歩ける様にどうするか、ね。ああでも、あのお姿を独り占めしたいとも」
「は?」
「こっちの話。さ、次はこれね」
「おい、俺はさっき帰ったばかりだぞ」
こっちは死にかけたんだ。
「それもそうね。なら、一日あげる」
一日⁉
「‥‥はぁ」
にっこりと笑う姉に、これ以上は何を言っても無駄だ。経験上。
さっさと湯に浸かって、寝たい。
「詳細は後で持って行かせるから」
「はいはい」
森でさ迷うより、この姉の方が余程厄介だ。
部屋を出ると、ふとあの猫の事を思い出した。
「はぁ~。あのスープ、美味かったなぁ」
懐からたばこを取り出し、火を着ける。ため息に混ぜて煙を吐くと、少しだけ頬が緩んだ。
*
「うわっ、うまっ!」
トウモロコシにかぶり付いたジローが叫んだ。
「採りたてだからねぇ。それに、皆が頑張って育ててくれたからね」
コマ達の頭を撫る。
「あい!」
庭にバーベキューコンロを置いて、焼きトウモロコシ! と、鍋もセットして茹でトウモロコシも作っている。私的には、茹でた方が好きだな。プリッとジュワッとがたまらない。
「ん~、美味しい!」
私も一口カプッと行ってみた。すっごい甘い! 半分に切ったトウモロコシが、あっという間に芯だけになった。
「ふぅ‥‥あ、こっちも食べてみようかな」
真っ黒な小さなトマトと一つ、口に放り込んだ。
「わぁ! これも美味しい!」
ふわりとした柔らかい甘みに、角の無い酸味。五、六粒を一緒に食べると、プチプチと口の中で弾けて面白い。
魔族領の種だったから少し心配していたが、毒も無い。島の土でも問題無く育ってくれて良かった。まぁ、駄目だったら品種改良と言う手も考えてあったけど。
「ん? 何だ、その黒いの」
ジローがカゴの中を物珍しそうにのぞき込んだ。
「新しい野菜。美味しいよ」
「へ~! じゃあ、あ~ん」
嬉しそうに目を閉じて口を開けるジロー。なるほど。
小さなトマトを一粒つまみ、人差し指で弾いた。
「ぐふっ⁉」
見事、ジローの口の中へホールインワン!
「どう?」
「げほっ! どうってい‥‥う‥‥ぐふっ」
不思議な事に、ジローがその場にパタリと倒れた。
「え?」
「か、からだが‥‥し、しびれ」
ん~? 私が食べた時は大丈夫だったぞ? トマトを鑑定してみた。
『世界一小さいトマト:トマトの美味しさをギュッと凝縮したような味。ついでに地中の魔力もギュッと凝縮して育つので、慣れないと魔力過多により酔ったり、身体がしびれたりする状態異常が出る』
「あらら」
アイテムポーチからポーションを取り出し、ジローの口へキュポッとな。
「ん、げほっ! はぁ‥‥酷い目にあった」
「う~ん、流石魔族領の野菜。美味しいのになぁ」
もう一度一粒食べてみるが、身体に異常は出ない。まぁ、魔力が上がった感じもしないけど。
食卓に出すのは、品種改良してからだな。
「最近の俺の扱い、酷くない?」
「そんな事‥‥無いよ? ほら、ジローの好きな焼きおにぎり焼いてあげるからさ!」
「ぶ~! ‥‥‥ネギ味噌にしてくれるなら」
「はいはい」
さて、味はそのままに、魔力過多をどうするか‥‥ふふふ、久しぶりに腕がなりますのぉ!
「うわ~‥‥」
畑仕事中、ある一角で手が止まってしまった。
そこは魔界でもらった種と、買った種を植えた場所。
にょきにょきと元気に育ってくれたのには嬉しかったが、見た目が‥‥葉も茎も真っ黒。お城のあの畑で見た時は、もう少し緑がかっていた気がする。ぱっと見黒いんだけど、良く見ると濃い緑もちゃんとある、みたいな。だが、目の前の植物は漆黒と言って良い程に黒い。
「まぁ、元気そうだから良いか」
色が黒いと言うだけで、葉はツヤツヤとしているから大丈夫だろう。種を植えた以上に芽が多い気がするが、きっと気のせいだよね!
そして二週間程が経った頃だった。見事な常闇の群生地が出来上がった。
夏らしい空の下、黒々と光る美味しそう(?)な真っ黒トマト。まるでイクラに漆を塗った様な姿に、さすがの猫達もちょっと引き気味だ。
「食べたら美味しい‥‥はず!」
竹で編んだカゴに、黒いトマト、黒いキュウリ、黒いナス(あ、ちょっと普通に見える)、黒いトウモロコシを収穫。そして別の網目が細かいカゴに、小さな真っ黒いトマトを収穫して入れた。他の野菜よりも育ちが早いみたいだ。
「さて、お味はどうかな」
家の前の川へやって来た。ここには夏用に、野菜を冷やす場所を作ってある。冷蔵庫や魔法でも冷やせるけど、何故かこっちの方が美味しく感じるんだよね。
持って来たカゴを水に沈める。さやさやと優しく流れる水に、キラキラと光る水面。
小さい頃は、この時期になると馬に見立てたキュウリと、牛に見立てたナスを玄関先に置いてお盆の準備をしたものだ。置いた次の日に、キュウリの背中にカブトムシが乗っていて、祖母と一緒に笑ったのを思い出した。
「さすがに、異世界までは無理だろうなぁ」
祖霊を迎えるお盆。お墓の掃除や、灯篭を用意したりしていた。
祖母が亡くなった途端、名ばかりの親戚は家を売り払い、墓じまいまであっという間に終わらせた。祖父母が体調を崩して入院した時には「仕事」を理由に一度も見舞いに来なかったくせに。
「あ~、思い出したらムカついて来た」
自分の両頬をパシパシと叩き、邪念を掃う。
私が異世界にいるなんて、祖父母や両親が知ったらどう思うだろうか? なんとなくだが、「幸せなら良いんじゃない?」とか言って笑ってそうだ。
「トウモロコシでも焼きますか」
鮮度が大切だからね! バター醤油か、シンプルにそのままか。思わずヨダレが‥‥。
急ぎ足で庭へと向かった。
*
「おや、お帰りなさいコウさん」
「ああ。アレは?」
「今は休憩しとります」
「わかった」
あの変な猫と別れ、やっとの思いでヒノモトへと帰って来た。店に入ると、客や店の者で賑わっていた。大店と呼ばれるだけあって場末のすすけた空気は感じないが、この甘ったるい香りが苦手だ。
慣れた足取りで階段を上がり、最奥の部屋へと着いた。
「入るぞ」
一応声を掛けて襖を開くと、目の前に座布団が。軽く避けると、部屋の中から舌打ちが聞こえて来た。
「遅い!」
「あんな適当な指示で、無理を言う」
渡されたのは、殴り書きの様な地図と子供が描いた様な絵だけだった。
部屋へと入り、床に腰を下ろした。目の前には、この店一番と言われるオイラン。この女の酌一つで金が飛ぶ。
「それで?」
「‥‥これで良いか?」
鞄の中から瓶を取り出し、畳の上に置いた。
「ああん、コレ、コレ! きっとあの方も、喜んでくれはる!」
一夜の夢を見せるヨシワラ。この女の見せる夢は極上だと言われているらしい。それが、最近では一人の客に懸想しているとの噂だ。どれほどの上客か‥‥コレがそこまで入れあげる男、か。
「どんなやつなんだ」
「ん~?」
「お前が懸そ」
「お前、だぁ?」
「‥‥姉さん」
「まぁ、良いわ。今のわっちは機嫌が良いから、許してあげる」
これが、極上の夢、ねぇ。口よりも先に手が出るし、自分やヒノモトに害となる者には一切の容赦は無い。殿様でさえ、コレには中々に手を焼くらしいからな。
「そうねぇ‥‥」
うっとりとした顔。
「強く、優しく、わっちを包み込む包容力! 小国が買える程の金に目もくれない無欲さ!」
随分と豪胆な男みたいだな。そんな奴、このヒノモトにだって殿様くらいしか思い当たらない。まさか、殿様か? いや、それは無いな。
「そいつと添い遂げる気か」
「なぁに? お姉様がいなくなると、寂しい?」
そんな訳あるかと、全力で叫んだ。心の中で。正直、さっさと嫁に行ってほしい。
「お傍に行きたい、とは思うけれど‥‥今のまま、わっちに出来うる事であの方のお力になりたい」
うへぇ。傍若無人を体現したようなあの姉が、ねぇ。
「今は、あの方があの方のまま、町を歩ける様にどうするか、ね。ああでも、あのお姿を独り占めしたいとも」
「は?」
「こっちの話。さ、次はこれね」
「おい、俺はさっき帰ったばかりだぞ」
こっちは死にかけたんだ。
「それもそうね。なら、一日あげる」
一日⁉
「‥‥はぁ」
にっこりと笑う姉に、これ以上は何を言っても無駄だ。経験上。
さっさと湯に浸かって、寝たい。
「詳細は後で持って行かせるから」
「はいはい」
森でさ迷うより、この姉の方が余程厄介だ。
部屋を出ると、ふとあの猫の事を思い出した。
「はぁ~。あのスープ、美味かったなぁ」
懐からたばこを取り出し、火を着ける。ため息に混ぜて煙を吐くと、少しだけ頬が緩んだ。
*
「うわっ、うまっ!」
トウモロコシにかぶり付いたジローが叫んだ。
「採りたてだからねぇ。それに、皆が頑張って育ててくれたからね」
コマ達の頭を撫る。
「あい!」
庭にバーベキューコンロを置いて、焼きトウモロコシ! と、鍋もセットして茹でトウモロコシも作っている。私的には、茹でた方が好きだな。プリッとジュワッとがたまらない。
「ん~、美味しい!」
私も一口カプッと行ってみた。すっごい甘い! 半分に切ったトウモロコシが、あっという間に芯だけになった。
「ふぅ‥‥あ、こっちも食べてみようかな」
真っ黒な小さなトマトと一つ、口に放り込んだ。
「わぁ! これも美味しい!」
ふわりとした柔らかい甘みに、角の無い酸味。五、六粒を一緒に食べると、プチプチと口の中で弾けて面白い。
魔族領の種だったから少し心配していたが、毒も無い。島の土でも問題無く育ってくれて良かった。まぁ、駄目だったら品種改良と言う手も考えてあったけど。
「ん? 何だ、その黒いの」
ジローがカゴの中を物珍しそうにのぞき込んだ。
「新しい野菜。美味しいよ」
「へ~! じゃあ、あ~ん」
嬉しそうに目を閉じて口を開けるジロー。なるほど。
小さなトマトを一粒つまみ、人差し指で弾いた。
「ぐふっ⁉」
見事、ジローの口の中へホールインワン!
「どう?」
「げほっ! どうってい‥‥う‥‥ぐふっ」
不思議な事に、ジローがその場にパタリと倒れた。
「え?」
「か、からだが‥‥し、しびれ」
ん~? 私が食べた時は大丈夫だったぞ? トマトを鑑定してみた。
『世界一小さいトマト:トマトの美味しさをギュッと凝縮したような味。ついでに地中の魔力もギュッと凝縮して育つので、慣れないと魔力過多により酔ったり、身体がしびれたりする状態異常が出る』
「あらら」
アイテムポーチからポーションを取り出し、ジローの口へキュポッとな。
「ん、げほっ! はぁ‥‥酷い目にあった」
「う~ん、流石魔族領の野菜。美味しいのになぁ」
もう一度一粒食べてみるが、身体に異常は出ない。まぁ、魔力が上がった感じもしないけど。
食卓に出すのは、品種改良してからだな。
「最近の俺の扱い、酷くない?」
「そんな事‥‥無いよ? ほら、ジローの好きな焼きおにぎり焼いてあげるからさ!」
「ぶ~! ‥‥‥ネギ味噌にしてくれるなら」
「はいはい」
さて、味はそのままに、魔力過多をどうするか‥‥ふふふ、久しぶりに腕がなりますのぉ!
70
あなたにおすすめの小説
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
不貞の子を身籠ったと夫に追い出されました。生まれた子供は『精霊のいとし子』のようです。
桧山 紗綺
恋愛
【完結】嫁いで5年。子供を身籠ったら追い出されました。不貞なんてしていないと言っても聞く耳をもちません。生まれた子は間違いなく夫の子です。夫の子……ですが。 私、離婚された方が良いのではないでしょうか。
戻ってきた実家で子供たちと幸せに暮らしていきます。
『精霊のいとし子』と呼ばれる存在を授かった主人公の、可愛い子供たちとの暮らしと新しい恋とか愛とかのお話です。
※※番外編も完結しました。番外編は色々な視点で書いてます。
時系列も結構バラバラに本編の間の話や本編後の色々な出来事を書きました。
一通り主人公の周りの視点で書けたかな、と。
番外編の方が本編よりも長いです。
気がついたら10万文字を超えていました。
随分と長くなりましたが、お付き合いくださってありがとうございました!
『白い結婚だったので、勝手に離婚しました。何か問題あります?』
夢窓(ゆめまど)
恋愛
「――離婚届、受理されました。お疲れさまでした」
教会の事務官がそう言ったとき、私は心の底からこう思った。
ああ、これでようやく三年分の無視に終止符を打てるわ。
王命による“形式結婚”。
夫の顔も知らず、手紙もなし、戦地から帰ってきたという噂すらない。
だから、はい、離婚。勝手に。
白い結婚だったので、勝手に離婚しました。
何か問題あります?
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
夫が妹を第二夫人に迎えたので、英雄の妻の座を捨てます。
Nao*
恋愛
夫が英雄の称号を授かり、私は英雄の妻となった。
そして英雄は、何でも一つ願いを叶える事が出来る。
そんな夫が願ったのは、私の妹を第二夫人に迎えると言う信じられないものだった。
これまで夫の為に祈りを捧げて来たと言うのに、私は彼に手酷く裏切られたのだ──。
(1万字以上と少し長いので、短編集とは別にしてあります。)
存在感のない聖女が姿を消した後 [完]
風龍佳乃
恋愛
聖女であるディアターナは
永く仕えた国を捨てた。
何故って?
それは新たに現れた聖女が
ヒロインだったから。
ディアターナは
いつの日からか新聖女と比べられ
人々の心が離れていった事を悟った。
もう私の役目は終わったわ…
神託を受けたディアターナは
手紙を残して消えた。
残された国は天災に見舞われ
てしまった。
しかし聖女は戻る事はなかった。
ディアターナは西帝国にて
初代聖女のコリーアンナに出会い
運命を切り開いて
自分自身の幸せをみつけるのだった。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。