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冬馬君は遅れたものを取り戻す
文化祭の終わり
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一息ついた俺たちは、最後の仕事へと向かう。
そして、そこには……大行列が出来ていた。
「あっ! さっきの人だよ!」
「かっこよかったですっ!」
「ミスターコンテストの映像見ました!」
「あと! さっきの騒動もっ!」
「彼女さん、素敵な彼氏で良いなぁー!」
俺はあっという間に女の子に囲まれてしまう。
「あん? どうなってる?」
「むぅ……ほら、モテちゃった……」
「いや、これはそういうアレじゃないだろう。というか、俺が好きなのはお前だけだ」
「「「キャ——!!!」」」
「うおっ!?」
な、なんだ!?
「出たわっ! 一途な愛!」
「はっきり言ってくれる人って素敵だよねっ!」
「ブレない感じが良いです!」
「は、はぁ……どうも」
「貴方に投票しましたからっ!」
「私もステキな彼氏作りますっ!」
気が済んだのか、女の子たちは帰っていった……。
「……とりあえず、教室に入るか」
「そ、そうだね……あの、嬉しかったです……」
「あん?」
「はっきりと言ってくれて……」
「んなの当たり前だ。ほら、行くぞ! 言っておくがな……俺だって照れくさいんだからな?」
「へっ? ……ふふ、そうなんだ?」
「当たり前だろ……」
「えへへ……ありがとう、冬馬君」
この笑顔が見れるなら、頑張った甲斐があるというものだ。
中に入ると……予想通り満席となっている。
「あっ! きたわねっ!」
「もう、二人のせいで大変だよー」
「ごめんね、愛子、加奈」
「悪かったな、みんな。じゃあ——最後の一踏ん張りと行くか!」
俺はクラスのみんなに向けて、大きく声を発する。
「「「おうっ!!!」」」
「「「ええっ!!!」」」
男子と女子が元気よく返事をしてくれた。
そして、協力して接客をしていく。
……そこにはリア充も非リア充もない。
陰キャも陽キャもなく、みんなが笑顔でいる。
そうだ……本来はこうあるべきなんだよ。
たかが高校生に、上下関係やマウントの取り合いなんぞ必要ない。
それが一部の人間や、良くない大人達によって歪められているだけなんだと思う。
みんなそれぞれ違って当たり前で、それを少しでも受け入れていけば良いんだと……。
そして……最後のお客様がお帰りになる……。
「つ、疲れたぁぁー!!」
さ、流石にきつい……!
コンテストからの騒動、そして最後の労働……。
「ふぅ……冬馬君は質問攻めが凄かったもんね?」
そう……俺目当ての客が押し寄せてきて、その対応に追われたのがきつかった。
無下にはできないし、かといって写真は困るし……。
だが……おかげで綾の騒動は大した騒ぎにはならなかったのが幸いだな。
「まあ、これで少しはのんびりできそうだな」
ストーカー?も解決したし、文化祭も終わったし。
あとは、年末まではのんびりとしたいものだ。
「二学期も色々あったね……」
「ああ、そうだな」
「面倒ばかりかけ……ううん、何でもない」
「そう、それで良い。さて……片付けるとしますか」
みんなで協力して、ある程度の片付けを済ませる。
明日の午前中に学校に来て片付けるが、今やっておけば早めに帰れるからだ。
そして、在校生だけの後夜祭の時間になる。
キャンプファイアーの火を囲むように、皆が談笑したりしている。
中には踊ったり、告白している人なんかもいる。
ちなみに、綾はいつもの二人と楽しくお喋りをしている。
俺は一人佇み、火を眺めていた……。
正直……少し疲れた。
ストーカーの件が相当ストレスがかかっているな……。
そもそも、ずっと気を張っていたし……。
あいつだとわかった瞬間——湧き上がる怒りを抑えることに苦労した。
そのせいか、少し具合が悪い。
綾には絶対に言わないし、気づかれないようにしなくては。
「冬馬」
「真兄、お疲れさん」
「お前もな。しかし、大人になったよ」
「えっ?」
「よく耐えたな? すぐにでも殴りたかっただろ?」
綾の方を見ると、こちらには気づいていない。
「ああ、そうだね。綾がどれだけ不安だったかを考えると……今でも殴りたいくらいだ」
「でも耐えたな。自分がそれをすればスッキリはするかもしれない」
「うん、でも綾は悲しむ。それに俺も補導されちゃうしね」
「そしたら清水は責任を感じてしまうな……クク、大きくなりやがって」
その大きな手で、俺の頭をワシワシとする。
「ちょっ!?」
「冬馬、お前はもう平気だな」
「真兄……」
「弟みたいに思っているお前を、俺はずっと心配していた。だが、俺は教師だ。お前一人だけを特別扱いはできなかった。もちろん、他から見たら特別扱いしているだろうが……俺はもっと色々してやりたかった」
「そんなことは……十分やってくれてるよ。真兄には感謝してる」
「へっ……俺も清水に感謝しなくちゃいけないぜ。可愛い弟分を、ここまで成長させてくれたんだからな。おっと……邪魔者は消えるとするかね」
真兄はそう言うと立ち去り、俺は後ろを振り返る。
「冬馬君!」
「おう、どうした?」
「あ、あのね……好きですっ! 付き合ってくださいっ!」
「……はい?」
「はぅ……ち、違うのっ! わ、私、言ってないなと思って……」
「……ああ、そういうことか」
確かに告白される前に、俺が告白をしたんだよな。
「あ、あと……後夜祭で告白すると、ずっと一緒に居られるって……」
「ジンクスってやつか……あんまり好きではないんだがな。俺は母さんが死なないように、そういうのに縋ってたから。でも、結局願いは叶わなかった……」
「そっか……ごめ」
「でも——たった今、好きになった」
綾はいつもそうだ。
俺の嫌な思い出を上書きしてくれる。
「ふえっ?」
「これで綾とずっと一緒に居られるんだろ?」
「う、うん」
「なら良い。そのジンクスを信じるとしよう……いや、そうなるように努力していこうか——お互いにな」
「冬馬君……うんっ! そうだねっ!」
「おっと、肝心なことを忘れていたな……綾、俺も好きだ」
「ふふ……すごいよね。自分が大好きな人が、自分のことを好きって……一体どんな確率なんだろう?」
「さあな……まあ、それには同意する」
「よーしっ! 踊ろっか?」
「よし来たっ! 行くぞっ!」
綾の手を引き、キャンプファイアーの近くへ駆け出す。
俺達も皆の輪の中に入り、不器用ながらもダンスを楽しむ。
こうして、俺達の文化祭は終わりを迎えたのだった。
そして、そこには……大行列が出来ていた。
「あっ! さっきの人だよ!」
「かっこよかったですっ!」
「ミスターコンテストの映像見ました!」
「あと! さっきの騒動もっ!」
「彼女さん、素敵な彼氏で良いなぁー!」
俺はあっという間に女の子に囲まれてしまう。
「あん? どうなってる?」
「むぅ……ほら、モテちゃった……」
「いや、これはそういうアレじゃないだろう。というか、俺が好きなのはお前だけだ」
「「「キャ——!!!」」」
「うおっ!?」
な、なんだ!?
「出たわっ! 一途な愛!」
「はっきり言ってくれる人って素敵だよねっ!」
「ブレない感じが良いです!」
「は、はぁ……どうも」
「貴方に投票しましたからっ!」
「私もステキな彼氏作りますっ!」
気が済んだのか、女の子たちは帰っていった……。
「……とりあえず、教室に入るか」
「そ、そうだね……あの、嬉しかったです……」
「あん?」
「はっきりと言ってくれて……」
「んなの当たり前だ。ほら、行くぞ! 言っておくがな……俺だって照れくさいんだからな?」
「へっ? ……ふふ、そうなんだ?」
「当たり前だろ……」
「えへへ……ありがとう、冬馬君」
この笑顔が見れるなら、頑張った甲斐があるというものだ。
中に入ると……予想通り満席となっている。
「あっ! きたわねっ!」
「もう、二人のせいで大変だよー」
「ごめんね、愛子、加奈」
「悪かったな、みんな。じゃあ——最後の一踏ん張りと行くか!」
俺はクラスのみんなに向けて、大きく声を発する。
「「「おうっ!!!」」」
「「「ええっ!!!」」」
男子と女子が元気よく返事をしてくれた。
そして、協力して接客をしていく。
……そこにはリア充も非リア充もない。
陰キャも陽キャもなく、みんなが笑顔でいる。
そうだ……本来はこうあるべきなんだよ。
たかが高校生に、上下関係やマウントの取り合いなんぞ必要ない。
それが一部の人間や、良くない大人達によって歪められているだけなんだと思う。
みんなそれぞれ違って当たり前で、それを少しでも受け入れていけば良いんだと……。
そして……最後のお客様がお帰りになる……。
「つ、疲れたぁぁー!!」
さ、流石にきつい……!
コンテストからの騒動、そして最後の労働……。
「ふぅ……冬馬君は質問攻めが凄かったもんね?」
そう……俺目当ての客が押し寄せてきて、その対応に追われたのがきつかった。
無下にはできないし、かといって写真は困るし……。
だが……おかげで綾の騒動は大した騒ぎにはならなかったのが幸いだな。
「まあ、これで少しはのんびりできそうだな」
ストーカー?も解決したし、文化祭も終わったし。
あとは、年末まではのんびりとしたいものだ。
「二学期も色々あったね……」
「ああ、そうだな」
「面倒ばかりかけ……ううん、何でもない」
「そう、それで良い。さて……片付けるとしますか」
みんなで協力して、ある程度の片付けを済ませる。
明日の午前中に学校に来て片付けるが、今やっておけば早めに帰れるからだ。
そして、在校生だけの後夜祭の時間になる。
キャンプファイアーの火を囲むように、皆が談笑したりしている。
中には踊ったり、告白している人なんかもいる。
ちなみに、綾はいつもの二人と楽しくお喋りをしている。
俺は一人佇み、火を眺めていた……。
正直……少し疲れた。
ストーカーの件が相当ストレスがかかっているな……。
そもそも、ずっと気を張っていたし……。
あいつだとわかった瞬間——湧き上がる怒りを抑えることに苦労した。
そのせいか、少し具合が悪い。
綾には絶対に言わないし、気づかれないようにしなくては。
「冬馬」
「真兄、お疲れさん」
「お前もな。しかし、大人になったよ」
「えっ?」
「よく耐えたな? すぐにでも殴りたかっただろ?」
綾の方を見ると、こちらには気づいていない。
「ああ、そうだね。綾がどれだけ不安だったかを考えると……今でも殴りたいくらいだ」
「でも耐えたな。自分がそれをすればスッキリはするかもしれない」
「うん、でも綾は悲しむ。それに俺も補導されちゃうしね」
「そしたら清水は責任を感じてしまうな……クク、大きくなりやがって」
その大きな手で、俺の頭をワシワシとする。
「ちょっ!?」
「冬馬、お前はもう平気だな」
「真兄……」
「弟みたいに思っているお前を、俺はずっと心配していた。だが、俺は教師だ。お前一人だけを特別扱いはできなかった。もちろん、他から見たら特別扱いしているだろうが……俺はもっと色々してやりたかった」
「そんなことは……十分やってくれてるよ。真兄には感謝してる」
「へっ……俺も清水に感謝しなくちゃいけないぜ。可愛い弟分を、ここまで成長させてくれたんだからな。おっと……邪魔者は消えるとするかね」
真兄はそう言うと立ち去り、俺は後ろを振り返る。
「冬馬君!」
「おう、どうした?」
「あ、あのね……好きですっ! 付き合ってくださいっ!」
「……はい?」
「はぅ……ち、違うのっ! わ、私、言ってないなと思って……」
「……ああ、そういうことか」
確かに告白される前に、俺が告白をしたんだよな。
「あ、あと……後夜祭で告白すると、ずっと一緒に居られるって……」
「ジンクスってやつか……あんまり好きではないんだがな。俺は母さんが死なないように、そういうのに縋ってたから。でも、結局願いは叶わなかった……」
「そっか……ごめ」
「でも——たった今、好きになった」
綾はいつもそうだ。
俺の嫌な思い出を上書きしてくれる。
「ふえっ?」
「これで綾とずっと一緒に居られるんだろ?」
「う、うん」
「なら良い。そのジンクスを信じるとしよう……いや、そうなるように努力していこうか——お互いにな」
「冬馬君……うんっ! そうだねっ!」
「おっと、肝心なことを忘れていたな……綾、俺も好きだ」
「ふふ……すごいよね。自分が大好きな人が、自分のことを好きって……一体どんな確率なんだろう?」
「さあな……まあ、それには同意する」
「よーしっ! 踊ろっか?」
「よし来たっ! 行くぞっ!」
綾の手を引き、キャンプファイアーの近くへ駆け出す。
俺達も皆の輪の中に入り、不器用ながらもダンスを楽しむ。
こうして、俺達の文化祭は終わりを迎えたのだった。
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