崩壊寸前のどん底冒険者ギルドに加入したオレ、解散の危機だろうと仲間と共に友情努力勝利で成り上がり

イミヅカ

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第三十六話 雪原の大都市!

スットボケ三人組

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「ねぇお兄ちゃん! 見て見てー!」
「あ、うん! いいよどれどれー?」 
 その間にナガレはようやく、少年の後ろ姿に気付いた。しかし別の子供に呼ばれて、すぐテントの裏へ行ってしまう。
 別に気にする様子はないので視線を戻すが……そこにはこちらをキラキラした目で見上げる、ロンダ君の姿があった。
「……あぁーーーーッ! ナガレお兄ちゃんだぁ~~~~!」
「ロンダ君! うわぁっ久しぶり~! 一年半くらいぶりだな!」
 まだまだ四歳児くらいのロンダ君を両手で抱えるナガレ。両親に似て美形のボーイだ。
「おにーちゃん冒険者さんなんでしょ! ぼくもいっぱい冒険してるよ! 今日もマリーオウを探検したんだー」
「へへっ、そっか! いいじゃん! オレも負けていられないなフッヘヘヘッヘヘッヘェ」
 嬉しすぎて謎の笑いを出すナガレ。
 ……しかしそれを聞いたとある通行人。

「ファッ⁉︎」「ぬがっ⁉︎」「どぅあ⁉︎」
 そのまま近くを通り過ぎていくはずが、三人一斉に振り返った。道を歩いていたらとびっきりの美女を見つけたようなクセのある振り返り方である。
(ん? ……いや、今の声聞いたことあるぞ。絶対に聞いた! 間違いない、この声は……)
 ナガレは即座に声の正体に気づく。しかし彼がいう前に、その三人はナガレのことを見て駆け寄って来た。
「ん!」「んん!」「んんん~~⁉︎」
 こちらを凝視しながらつかつかやってくる姿は結構シュール。だがナガレもその顔には、確かに見覚えがあった。
 全員暖かそうなロングコートを着ている。
 一人目はピンク髪の気が強そうな女性で、二人目は程よくボサボサな茶髪の間の抜けた顔の男性、三人目は金髪で目つきが悪い男性だ。
「おい、アレ……」
「間違いない、ナガレだ!」
「うわぁっ本当だ~!」

「えぇ! お、お前ら……ラーナ! イリヤとセルゲイもいるじゃん!」
 驚く間もなく、三人にまとめて押し倒され……ることはない。ナガレが片手だけで華麗に受け流したので、ズベッと地面に倒れている。
 結構ズリズリ滑ったはずだが、相手はすぐに起き上がった。
「なにすんじゃワレェ! おんまえぇ~~~~っ!」
 ピンク髪の女性が怒って胸ぐらを掴んでくるも、ナガレは素早くその手を捻る。
「あだだだだだだだ! ギブギブギブッ!」

「……もー、相変わらずだなぁラーナ。イリヤもセルゲイも元気?」
「んー、ぼちぼちだなぁ~」
「まぁね~。てかナガレ、なんでこんなトコにいんだよ? お前はスラガン地方にいるはずだろー……?」
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