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第三十六話 雪原の大都市!
旧親との再会②
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「ちなみに新聞ってどんな記事だったの?」
「ああー、内容は確か……王様と謁見した、ボロカスのダメダメギルドで全員パッとしない見た目でリーダーが可愛い女の子の……」
「……それは、もういい。聞き飽きてるから」
「……しかし、にーちゃんが無事で本当に良かった。アレからもイビル教団と戦ってるの?」
「ああ! ……まぁ、仲間たちにはそれを分かってくれないヤツらもいたけどさ」
フローレンスとケンガのことを思い出し、気が暗くなるナガレ。先輩四人も向こうへ着いていってしまった。
「ホント、なんで分かってくれないかなぁ。このまま行けばギルドは絶対存続できるだろうし……」
ムードが悪くなったナガレ。スーも何かいうのを辞めて、心配そうにこちらを見て来た。
「……イビル教団との戦いは、常に死戦じゃった。君が、あるいは他の仲間たちが命を落としてもおかしくはない。彼らには……一緒にここに来た後輩たち、そして君にも守りたい物があるだろう」
「でも……だからそれを守るために、イビル教団を……!」
「確かにイビル教団を倒せば、世界は平和になるじゃろう。多くの人が救われることとなるじゃろう。……しかし、その過程で自分が死んだらどうなる?」
「ぬぬ……!」
レンの冷静な言葉にぐっと閉口するナガレ。
「ナガレ君。お主はどうやら自分の幸せより、他者の幸福を求める性のようじゃ。それ自体は素晴らしいことじゃが……それを他人に強制するのは良くないぞ」
「…………くっ、でもオレは……お、オレは……」
ぐうの音も出ない言葉に、ナガレはうめくしかない。
……するとスーが突然肩を持って「ほ、ほらあれ!」と前方を指さした。
「なんだよ、今ちょっと……」
「アレがウエスト家の集まりだよ。自前のテントだから他よりおっきいでしょ!」
「え? どれどれ?」「……えぇ、あ、アレか?」
前方へ目を凝らしたナガレとレンは、顔を見合わせる。
なぜならそこにあったのは……明らかに他のテントとは違う、まるで一軒家に見えるような高級テントの集まりだったからだ。
「すげ~……一つだけでも買えなさそうだ」
「えらいことになっとるのう。……ん、自前じゃと?」
レンはふと違和感に気づき、スーの方を見た。
「待ってくれ。お主はナガレ君の妹なんじゃろ? じゃあ……ナガレ君も金持ちじゃったんか?」
「いや、それは……」
ナガレは否定しようとしたが、スーは「もちろん!」と自信ありげに胸を張った。
「ウエスト家はコナキ地方・運送ギルドのトップなんだよ!」
「ああー、内容は確か……王様と謁見した、ボロカスのダメダメギルドで全員パッとしない見た目でリーダーが可愛い女の子の……」
「……それは、もういい。聞き飽きてるから」
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「ああ! ……まぁ、仲間たちにはそれを分かってくれないヤツらもいたけどさ」
フローレンスとケンガのことを思い出し、気が暗くなるナガレ。先輩四人も向こうへ着いていってしまった。
「ホント、なんで分かってくれないかなぁ。このまま行けばギルドは絶対存続できるだろうし……」
ムードが悪くなったナガレ。スーも何かいうのを辞めて、心配そうにこちらを見て来た。
「……イビル教団との戦いは、常に死戦じゃった。君が、あるいは他の仲間たちが命を落としてもおかしくはない。彼らには……一緒にここに来た後輩たち、そして君にも守りたい物があるだろう」
「でも……だからそれを守るために、イビル教団を……!」
「確かにイビル教団を倒せば、世界は平和になるじゃろう。多くの人が救われることとなるじゃろう。……しかし、その過程で自分が死んだらどうなる?」
「ぬぬ……!」
レンの冷静な言葉にぐっと閉口するナガレ。
「ナガレ君。お主はどうやら自分の幸せより、他者の幸福を求める性のようじゃ。それ自体は素晴らしいことじゃが……それを他人に強制するのは良くないぞ」
「…………くっ、でもオレは……お、オレは……」
ぐうの音も出ない言葉に、ナガレはうめくしかない。
……するとスーが突然肩を持って「ほ、ほらあれ!」と前方を指さした。
「なんだよ、今ちょっと……」
「アレがウエスト家の集まりだよ。自前のテントだから他よりおっきいでしょ!」
「え? どれどれ?」「……えぇ、あ、アレか?」
前方へ目を凝らしたナガレとレンは、顔を見合わせる。
なぜならそこにあったのは……明らかに他のテントとは違う、まるで一軒家に見えるような高級テントの集まりだったからだ。
「すげ~……一つだけでも買えなさそうだ」
「えらいことになっとるのう。……ん、自前じゃと?」
レンはふと違和感に気づき、スーの方を見た。
「待ってくれ。お主はナガレ君の妹なんじゃろ? じゃあ……ナガレ君も金持ちじゃったんか?」
「いや、それは……」
ナガレは否定しようとしたが、スーは「もちろん!」と自信ありげに胸を張った。
「ウエスト家はコナキ地方・運送ギルドのトップなんだよ!」
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