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第三十六話 雪原の大都市!
仲間の元へ
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「……どうしたのバント? 今日、結構饒舌だね」
気になったことを聞いてみるナガレ。するとバンドは突然視線を上に向ける。
「……アズラと、仲間たちと共に、マリーオウへ来たことがある。昔の話だ。……懐かしい思い出が、おれを昔に戻そうとしているのかもしれない」
そう言ってバンドは再びナガレを見下ろす。
「……特訓がしたければ、モミの木の下へ来い。単独、もしくはジョー・アックスとその小娘と一緒ならば、おれは姿を現す」
「わ、分かった。探してみるよ」
「……よろしい」
ボウッ!
そう言い残し、バンドは消えた。まるで着火のような音を鳴らして、一瞬で姿を消してしまう。
「おわっ、消えたぞ!」「な、なんなのよ⁉︎」
ざわつく通行人。しかしナガレは不思議そうに首を傾げている。
「……バンドとマスター、会ったことあるっけ?」
二人は面識すらないはずだが……一方レンは、紅潮させた顔を両手で隠していた。
(うわああああ! や、やっぱりバレてた! 特訓の様子を隠れてみてたの、めっっちゃバレてたー!)
……どうやらバンドがレンを知っていたのは、そういう事情があったらしい。
「……あのさー、ぼくのこと放置しないで?」
「あ、ごめん。アヴァロン完全に忘れてた」
「意味深な登場だったのに、バンド殿に引っ張られて放置しとったのう」
「あー、やっぱか。まぁそれはいいんだよ」
「アヴァロンはマリーオウの住民だったの?」
ナガレが聞くと、アヴァロンは首を横に振る。
「いいや、ぼくは旅人。スラガン地方の出身だって言わなかったっけ? ……いや、うろ覚えだわー。だからぼくも来たばっかりだけど、しばらく滞在する予定」
「そうなのか……金持ちなのじゃ?」
「ハハっ、金なんてなくても生活できるから。実はぼく、これでも僧侶なんよ。色々とできることが多いんだ。死者を弔ったり祈りを捧げたりとか。あとはお悩み相談と医療もある程度はベンキョーしてんのよ」
ピアスの多い姿と病んでそうな見た目からは想像つかない職業だ。
「んま、会うことあったら気さくに話しかけてほしーな」
「ああ! それじゃあ、またね! 行こうマスター、帰らないと」
「あ、そ、そうじゃな」
そう言って二人は帰路へついた。
~☆~☆~☆~☆~☆~
「じゃーな!」「またのぅ!」
「ばいばーい」
手を振って二人を見送るアヴァロン。二人の姿が見えなくなるまで、道の脇に立っていたが……。
「……行っちゃった。無邪気ってのはいいもんだねぇ」
気になったことを聞いてみるナガレ。するとバンドは突然視線を上に向ける。
「……アズラと、仲間たちと共に、マリーオウへ来たことがある。昔の話だ。……懐かしい思い出が、おれを昔に戻そうとしているのかもしれない」
そう言ってバンドは再びナガレを見下ろす。
「……特訓がしたければ、モミの木の下へ来い。単独、もしくはジョー・アックスとその小娘と一緒ならば、おれは姿を現す」
「わ、分かった。探してみるよ」
「……よろしい」
ボウッ!
そう言い残し、バンドは消えた。まるで着火のような音を鳴らして、一瞬で姿を消してしまう。
「おわっ、消えたぞ!」「な、なんなのよ⁉︎」
ざわつく通行人。しかしナガレは不思議そうに首を傾げている。
「……バンドとマスター、会ったことあるっけ?」
二人は面識すらないはずだが……一方レンは、紅潮させた顔を両手で隠していた。
(うわああああ! や、やっぱりバレてた! 特訓の様子を隠れてみてたの、めっっちゃバレてたー!)
……どうやらバンドがレンを知っていたのは、そういう事情があったらしい。
「……あのさー、ぼくのこと放置しないで?」
「あ、ごめん。アヴァロン完全に忘れてた」
「意味深な登場だったのに、バンド殿に引っ張られて放置しとったのう」
「あー、やっぱか。まぁそれはいいんだよ」
「アヴァロンはマリーオウの住民だったの?」
ナガレが聞くと、アヴァロンは首を横に振る。
「いいや、ぼくは旅人。スラガン地方の出身だって言わなかったっけ? ……いや、うろ覚えだわー。だからぼくも来たばっかりだけど、しばらく滞在する予定」
「そうなのか……金持ちなのじゃ?」
「ハハっ、金なんてなくても生活できるから。実はぼく、これでも僧侶なんよ。色々とできることが多いんだ。死者を弔ったり祈りを捧げたりとか。あとはお悩み相談と医療もある程度はベンキョーしてんのよ」
ピアスの多い姿と病んでそうな見た目からは想像つかない職業だ。
「んま、会うことあったら気さくに話しかけてほしーな」
「ああ! それじゃあ、またね! 行こうマスター、帰らないと」
「あ、そ、そうじゃな」
そう言って二人は帰路へついた。
~☆~☆~☆~☆~☆~
「じゃーな!」「またのぅ!」
「ばいばーい」
手を振って二人を見送るアヴァロン。二人の姿が見えなくなるまで、道の脇に立っていたが……。
「……行っちゃった。無邪気ってのはいいもんだねぇ」
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