崩壊寸前のどん底冒険者ギルドに加入したオレ、解散の危機だろうと仲間と共に友情努力勝利で成り上がり

イミヅカ

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第三十六・五話 VSラグナロク・妖炎

観光

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~☆~☆~☆~☆~☆~


「どうだ、ここがマリーオウの壁の上だ!」
「うひゃあっ、こんな近くで見れるのか!」
「ひえぇ~見下ろすと足がすくむぅ~……」
 柵も付いた広い階段を四人で登った、マリーオウ北関門の上。せいぜい二十メートルといえど、覗けば地面が遠く見える。
 北の方、つまり寒い地域から危険が訪れることもあるため、高く強く補強されているのだ。階段が広いのも、軍勢や大型兵器も通れるようにである。
 昼間のみ、一応観光客にも公開されているようだ。砲台やバリスタのようなものもたくさんあった。大砲ばっかりのタイガスとは違うようだ。
「驚くのはまだ早いのよっ! ほら、アレを見てごらんなさいな」
 ティロが後ろを指差す。そちらの橋まで行ってみると、そこには第二、第三の防壁があった。
 第二の防壁はここから見下ろせるが……第三の防壁は、なんとこれよりずっと高かった。晴れ晴れした空の景色が隠れるほどで、ここからでも見上げられる。

 続いてやってきたのは、マリーオウ西関門を通ってすぐのエリア。近づくにつれて、人々のざわめきが大きくなっていく。
 たくさんの色鮮やかなテントが並び、さまざまなアイテムが露店として所狭しと並べられていた。
「らっしゃいらっしゃい!」「お宝だぞ!」「○○遺跡で発掘された珍しいアイテムだよ~!」「お安くしとくよ!」
「どう? ここがマリーオウマーケット! 商人ギルドに所属してるキャラバンがいろんなものを売ってるの! 他地方の食べ物とか珍しいアイテムもあるのよ」
「おぉ、すっげー!」
「じゃが、いくら何でも多すぎる気がするのぅ?」
「最近マリーオウには、例のモンスター大量発生でたくさんの冒険者がいるだろう。商人にとっても稼ぎ時で、張り切って儲けを出そうとしてるのさ」
 そう、道ゆく人の多くは冒険者。絵画や家具やアイテムなどもさることながら、珍しそうな剣やら槍やらの武器には大きな人混みができていた。
「こいつはデクネク地方の流刑地付近で見つかった槍だ!」「ポーツの樹海で見つかったシールドよ!」「スラガンの遺跡から発掘された武器!」
 そんなセールストークが次から次へと聞こえて、その旅に冒険者たちの「おぉ~」「ハハハ!」「ホントなの~?」「ウソだろ!」とかいう感嘆の声やヤジが飛んでいる。
「でもどうしてあんなに信じないのかしら? 素人目では絶対買いたくなっちゃう凄そうな剣なのに」
 不思議そうなティロ。「あー」と答えたのはナガレだった。
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