崩壊寸前のどん底冒険者ギルドに加入したオレ、解散の危機だろうと仲間と共に友情努力勝利で成り上がり

イミヅカ

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第三十六・五話 VSラグナロク・妖炎

環境破壊は気持ち良い?

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 レンは突っ込んだが、それを聞いたナガレは頷いた。
「それもそうだな。じゃあ前言撤回! 安全なところで待機しておいてほしいです。あ、危険が迫ったら流石に逃げてくれて良いですからね!」
 
 という訳で、コノキパス森を歩く三人。
 鬱蒼とした森林……というわけではなく、木もまばらで割と見通しが良い。
 極寒の空間……というわけでもなく、外とそんなに変わらない寒さだ。
 凶暴な野生動物……も、いませんでした。

「こんなもんでも森なんじゃのう。不思議なもんじゃ」
「草原の中に木がたくさん生えてるから森って扱いしてるだけじゃないの?」
「……流石にそれだけの理由じゃ無いと思うが。しかし、あまり大きな関係もなさそうだな」
 そんなことを話しながら、しょぼい森を進んでいく。キツネやらウサギやら、色々な生物がこっちを見つけては逃げていく。
「……クマの一つでも出てきたら三人で逃走するつもりだったが。平和な森だな」
 コナキ地方のクマ系モンスターはとんでもなくヤバい。最下級のリッパーベアーすら堂々の危険度A級、生態系の頂点だ。
 しかしそんな危険もなさそうだと感じ、ゆっくり進んでいると……。

「あ、木が折れてる」
「本当じゃ。モンスターがなんかが切ったんかのう」
 なかなか太い木が、根本からへし折れている。黒っぽい木だ。枯れ木だったんだろうか、葉が一つも残っていない。
「こんなにバキバキに……近くにでかいモンスターがいるのかな?」
 ナガレはマルチスタッフをジャキッ! と展開し、少し警戒の姿勢を取る。
「どう思う、ジョー? ……どうしたんだよ、そんな難しい顔で木を見つめて」
 ジョーは真剣な表情で倒木を見ている。するとレンも突然周囲を見渡し、クンクンと匂いを嗅いだ。
「……ん? マナの気配がするのう。それにこの匂いは……」
「……ナガレ。匂わないか? ……焦げたような匂いだ」
「え? えーっと、どれどれ?」
 ナガレも鼻で息を吸ってみる。……微弱だが、木材が焦げる匂いがする。
「あっ、見るのじゃアレを! あっちにも……そっちにも倒木があるぞ」

「な、なんじゃこりゃあ……⁉︎」
 見れば、まるでナガレたちを導くように、木を切り倒して開けた道がある。倒れた木もまた、矢印のように彼らを導いてあた。
 まばらな森だ。その道の先に、黒く焦げた地面だけが広がる、円状の広い空間があるのも見えた。
「何者だこれ! そこにいるんだなっ」
「……ま、待てナガレ! そこにいるのはおそらく……」
 ジョーも慌てて後を追う。
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