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第三十七話 恐怖の盾なる用心棒
帰還
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そんなことを考えていると、ベネットがようやく立ち上がった。
「す、すまんッス、ニンゲンのおじさん」
「いいんだ。ナガレ・ウエストの仲間なら、私も手伝おう」
タンデムが肩を貸している。少しふらついているが、大柄で筋肉質なベネットを補助できるだけ大したもんだ。
「タンデムさん。かくかくしかじかで、森を出たら馬車キャンプがあるんだ。そこまで届けてくれないか?」
「よし、分かった。もう危険なモンスターは出てこないだろうが、任せてくれ」
そう言ってベネットと一緒に歩いていくタンデム。ベネットが道を分かっているし、そう絶望的な距離でもないし、大丈夫だろう。
「…………」
「……これでいいか」
ジョーはブランエルクの死骸に、匂い消しのシートを被せている。ナガレやミケやシャットも協力して、完全にシートで包んで、ロープで固定し、近くで狼煙代わりに焚き火を燃やす。手際よくこなし、焚き火も燃え広がらないよう石で固めれば完成だ。
「………………」
「よし、オレたちも帰ろう。一難あったけどクエストは達成だ」
「当然報酬も貰えるんだろうにゃあ」
「当たり前じゃんー! 報酬楽しみだねー」
「……………………」
「……ニンフォ。置いていくぞ」
「へそ曲げてないで行くよ! そろそろ機嫌直してよ~」
心底気に入らなさそうなニンフォを連れて、ナガレたちも歩いていく。
「なによみんな揃って、あんなヤツに心を許して……ブツブツ……」
(……こりゃ、重症だな)
(……仕方ない、どんな性格のやつでも拗ねる時は拗ねる)
小声で話していたナガレとジョーだったが、ここでとあることに気づいた。
「…………」
「あ、メルルちゃん! アイツ、また忘れてったのか⁉︎」
なんとタンデム、メルルを置きっぱなしである! 気まずそうにナガレたちの後ろをついてきている。
「ま、まさか……あいつめ、メルルがついてきてると思ってたんじゃないだろうな」
そこまで言って……ジョーは「んっ……⁉︎」と何かに気づいた。それを聞こうと口を開いたナガレだが、すぐさまジョーに塞がれる。
「ふむっ? ……~~⁉︎」
「…………」
そのままナガレを離れたところに連れていく。すると木の影に隠れて、ニンフォを指差した。
「あ、あの~~……」
「……何よ?」
メルルがおずおずと、ニンフォに話しかけている。虫の居所が悪い彼女に話しかけるのは勇気がいるだろうに……。
「え、えっと……アナタもサキュバスなんだよね」
「そうよ? メルルちゃんと一緒」
「す、すまんッス、ニンゲンのおじさん」
「いいんだ。ナガレ・ウエストの仲間なら、私も手伝おう」
タンデムが肩を貸している。少しふらついているが、大柄で筋肉質なベネットを補助できるだけ大したもんだ。
「タンデムさん。かくかくしかじかで、森を出たら馬車キャンプがあるんだ。そこまで届けてくれないか?」
「よし、分かった。もう危険なモンスターは出てこないだろうが、任せてくれ」
そう言ってベネットと一緒に歩いていくタンデム。ベネットが道を分かっているし、そう絶望的な距離でもないし、大丈夫だろう。
「…………」
「……これでいいか」
ジョーはブランエルクの死骸に、匂い消しのシートを被せている。ナガレやミケやシャットも協力して、完全にシートで包んで、ロープで固定し、近くで狼煙代わりに焚き火を燃やす。手際よくこなし、焚き火も燃え広がらないよう石で固めれば完成だ。
「………………」
「よし、オレたちも帰ろう。一難あったけどクエストは達成だ」
「当然報酬も貰えるんだろうにゃあ」
「当たり前じゃんー! 報酬楽しみだねー」
「……………………」
「……ニンフォ。置いていくぞ」
「へそ曲げてないで行くよ! そろそろ機嫌直してよ~」
心底気に入らなさそうなニンフォを連れて、ナガレたちも歩いていく。
「なによみんな揃って、あんなヤツに心を許して……ブツブツ……」
(……こりゃ、重症だな)
(……仕方ない、どんな性格のやつでも拗ねる時は拗ねる)
小声で話していたナガレとジョーだったが、ここでとあることに気づいた。
「…………」
「あ、メルルちゃん! アイツ、また忘れてったのか⁉︎」
なんとタンデム、メルルを置きっぱなしである! 気まずそうにナガレたちの後ろをついてきている。
「ま、まさか……あいつめ、メルルがついてきてると思ってたんじゃないだろうな」
そこまで言って……ジョーは「んっ……⁉︎」と何かに気づいた。それを聞こうと口を開いたナガレだが、すぐさまジョーに塞がれる。
「ふむっ? ……~~⁉︎」
「…………」
そのままナガレを離れたところに連れていく。すると木の影に隠れて、ニンフォを指差した。
「あ、あの~~……」
「……何よ?」
メルルがおずおずと、ニンフォに話しかけている。虫の居所が悪い彼女に話しかけるのは勇気がいるだろうに……。
「え、えっと……アナタもサキュバスなんだよね」
「そうよ? メルルちゃんと一緒」
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