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第三十七話 恐怖の盾なる用心棒
ナガレ・ウエストの感想
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「……さて、そろそろ本題に入るとするか。シルヴィア!」
「なぁに、マッシバー?」
「……どうだったよ。ナガレ・ウエストは」
龍の目が、本能的に鋭くなった。シルヴィアは何が嬉しいのか「ウフッ♡」と笑い、マッシバーの向かいに腰を下ろす。
「悪くない……悪くないわ。闘魂のスキルはどんどん強くなってる。この様子じゃ『闘魂(大)』まで行くんじゃないかしら。それに石猿流棒術もキレを増してきてる」
「そうか……そうかい」
そう言って、ウイスキーを飲むマッシバー。カラコロと口の中で慣らし、それから飲み込む。
「あなたの名目通りよ。最初からシエラを吹っ掛けたのは賢明だったわね。……彼は試練を乗り越える過程で、石猿流の力を高めているわ。ラグナロクの六連星という試練をね……」
「ゴクッ……ダァーッ。ふう、そうかい」
「他にもスキルがあるみたい。おそらく『防御得意』と『カウンター』のスキルがあったわ。反撃の痛いこと痛いこと」
「ほう! ……そこまで見ていたか。さては手を抜いていやがったな」
「まさか! 全力でやったわよ。手を抜いたのはシエラだけよ。モモもアタシもフルパワー。あと……彼、防御力が高いわねぇ。石猿流抜きにしても、多分ステータスも相当よ」
一見するとジャイアントキリングとも取れるナガレの勝利。モモとシルヴィアが弱く見えるかもしれない。
……しかしそれは石猿流あってのものだった。本来は対人戦であった石猿流が最大限発揮できた段階で、なんとか勝負になる程度であった。先の戦いにおいて何かが欠けていれば、ナガレは勝てなかったであろう。
「そこまで分かったんなら上出来だ。よくやったぜシルヴィア」
あのマッシバーが、はっきりとシルヴィアのことを素直に賞賛した。シルヴィアも惚気るかと思いきや……真剣な表情で頷いた。
「光栄よ、リーダー。……それで次は誰を向かわせるの?」
「あぁ、ペネロペは連れ戻した。文句一つ言わなかったよありがてぇこった。その代わり、アグネスを使わしたがな」
「あら、アグネスが先なの?」
「奴の防御力は筋金入り。先に攻撃ステータスSのアグネスをぶつけてやろう。ペネロペはやっぱり最後で十分だ」
「いいの? あっさり打ち破っちゃうかもしれないわよ」
シルヴィアの言葉を、マッシバーは笑い飛ばした。
「ガッハッハ……その程度じゃあ、ラグナロクで鍛え上げてやるしかねぇ。アグネスに勝てるたぁ思えんが」
「マッシバーったら、悪い子ね♡ アグネス怒るわよ……どこかで負けることを期待してるんじゃない?」
「なぁに、マッシバー?」
「……どうだったよ。ナガレ・ウエストは」
龍の目が、本能的に鋭くなった。シルヴィアは何が嬉しいのか「ウフッ♡」と笑い、マッシバーの向かいに腰を下ろす。
「悪くない……悪くないわ。闘魂のスキルはどんどん強くなってる。この様子じゃ『闘魂(大)』まで行くんじゃないかしら。それに石猿流棒術もキレを増してきてる」
「そうか……そうかい」
そう言って、ウイスキーを飲むマッシバー。カラコロと口の中で慣らし、それから飲み込む。
「あなたの名目通りよ。最初からシエラを吹っ掛けたのは賢明だったわね。……彼は試練を乗り越える過程で、石猿流の力を高めているわ。ラグナロクの六連星という試練をね……」
「ゴクッ……ダァーッ。ふう、そうかい」
「他にもスキルがあるみたい。おそらく『防御得意』と『カウンター』のスキルがあったわ。反撃の痛いこと痛いこと」
「ほう! ……そこまで見ていたか。さては手を抜いていやがったな」
「まさか! 全力でやったわよ。手を抜いたのはシエラだけよ。モモもアタシもフルパワー。あと……彼、防御力が高いわねぇ。石猿流抜きにしても、多分ステータスも相当よ」
一見するとジャイアントキリングとも取れるナガレの勝利。モモとシルヴィアが弱く見えるかもしれない。
……しかしそれは石猿流あってのものだった。本来は対人戦であった石猿流が最大限発揮できた段階で、なんとか勝負になる程度であった。先の戦いにおいて何かが欠けていれば、ナガレは勝てなかったであろう。
「そこまで分かったんなら上出来だ。よくやったぜシルヴィア」
あのマッシバーが、はっきりとシルヴィアのことを素直に賞賛した。シルヴィアも惚気るかと思いきや……真剣な表情で頷いた。
「光栄よ、リーダー。……それで次は誰を向かわせるの?」
「あぁ、ペネロペは連れ戻した。文句一つ言わなかったよありがてぇこった。その代わり、アグネスを使わしたがな」
「あら、アグネスが先なの?」
「奴の防御力は筋金入り。先に攻撃ステータスSのアグネスをぶつけてやろう。ペネロペはやっぱり最後で十分だ」
「いいの? あっさり打ち破っちゃうかもしれないわよ」
シルヴィアの言葉を、マッシバーは笑い飛ばした。
「ガッハッハ……その程度じゃあ、ラグナロクで鍛え上げてやるしかねぇ。アグネスに勝てるたぁ思えんが」
「マッシバーったら、悪い子ね♡ アグネス怒るわよ……どこかで負けることを期待してるんじゃない?」
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