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第三十八話 恋の祭りは鬼火の如し
話の終わり
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「……ならチェリナは、もっと早くから町を出ていたのか。あいつになにか怪しいところはあった?」
そう聞くと、スーもユリウスも首を傾げた。
「う、うぅーん……特にそんなのはなかったなぁ」
「僕も時々見かけるあたりでは、いつも通りのチェリナに見えたけど」
「そうか……他に聞くことあったかな」
しばらく考えた後、ジョーから聞いたことを思い出す。
「そ、そうだ。二人とも『雪の女王の伝説』覚えてる? オレたちが子供の頃かなんかに、歌ってた童謡みたいなの」
その質問にユリウスが答えようとした、その瞬間!
「うぃーっ、し、死ぬかと思ったァ……!」
バサァッ!
「あっ」「えっ」「ん?」
間が悪いことに、ラーナがテントをめくって、ようやく中へ戻ってきた。後ろにはセルゲイとイリヤ、そしてレンもついている。
「うえぇ、き、気色悪りぃ……」
「しばらく正しい姿勢で椅子に座るのじゃ。歩けるようになっても、絶対一人で出歩くんじゃないぞ」
「流石はナガレのギルドマスターさんだぁ。頼りになるねぇ~」
「トレンディでナウいレディがいてくれて助かった。君は将来有望だな☆」
ヨタヨタ歩くラーナだが、びっくりした目のユリウスを見つけるまでそう時間は掛からなかった。
「ゆ、ユリウスじゃねーか! きてたのか! しゃらくせぇだろオラオラオラ!」
速攻で元気を取り戻すラーナ。ユリウスに肩を回し、口やかましく喋り出した。
「なんでぇ来てたんなら言えよ! 水臭えなぁ~そんなにアタシが嫌いだったのかァ~?」
「うわっちょっやめて!」
……そんな感じでユリウスと話せないままだった。しかしナガレは仲間に共有するため、一応スーにだけ話し、レンとこっそり離脱してきたのだ。
~☆~☆~☆~☆~☆~
「……と、言うわけなんだ」
「……なるほど」
難しい事情だが、みんな頷いた。最初に声を上げたのはミケだ。
「やっぱり、チェリナはナガレ先輩を騙していたんじゃないかにゃあ? やけに誇張した表現が多いにゃ」
「確かにそうだけど……」
「きっとナガレ先輩の同情を買うべく、話を大きくしようと思ったんだにゃ! 人が死んだなんて嘘をつくなんて、恥知らずな女だにゃあ」
だがここで、ミケの主張にジョーが待ったをかけた。
「……だが、それならもっと盛ってもおかしくないと思わないか。それに雪崩でチェリナだけが生き残ったと言うのは、手放しに『かわいそう……』と言えるものじゃない。『お前はどうしたんだ』と突っ込まれるのもあり得るか」
そう聞くと、スーもユリウスも首を傾げた。
「う、うぅーん……特にそんなのはなかったなぁ」
「僕も時々見かけるあたりでは、いつも通りのチェリナに見えたけど」
「そうか……他に聞くことあったかな」
しばらく考えた後、ジョーから聞いたことを思い出す。
「そ、そうだ。二人とも『雪の女王の伝説』覚えてる? オレたちが子供の頃かなんかに、歌ってた童謡みたいなの」
その質問にユリウスが答えようとした、その瞬間!
「うぃーっ、し、死ぬかと思ったァ……!」
バサァッ!
「あっ」「えっ」「ん?」
間が悪いことに、ラーナがテントをめくって、ようやく中へ戻ってきた。後ろにはセルゲイとイリヤ、そしてレンもついている。
「うえぇ、き、気色悪りぃ……」
「しばらく正しい姿勢で椅子に座るのじゃ。歩けるようになっても、絶対一人で出歩くんじゃないぞ」
「流石はナガレのギルドマスターさんだぁ。頼りになるねぇ~」
「トレンディでナウいレディがいてくれて助かった。君は将来有望だな☆」
ヨタヨタ歩くラーナだが、びっくりした目のユリウスを見つけるまでそう時間は掛からなかった。
「ゆ、ユリウスじゃねーか! きてたのか! しゃらくせぇだろオラオラオラ!」
速攻で元気を取り戻すラーナ。ユリウスに肩を回し、口やかましく喋り出した。
「なんでぇ来てたんなら言えよ! 水臭えなぁ~そんなにアタシが嫌いだったのかァ~?」
「うわっちょっやめて!」
……そんな感じでユリウスと話せないままだった。しかしナガレは仲間に共有するため、一応スーにだけ話し、レンとこっそり離脱してきたのだ。
~☆~☆~☆~☆~☆~
「……と、言うわけなんだ」
「……なるほど」
難しい事情だが、みんな頷いた。最初に声を上げたのはミケだ。
「やっぱり、チェリナはナガレ先輩を騙していたんじゃないかにゃあ? やけに誇張した表現が多いにゃ」
「確かにそうだけど……」
「きっとナガレ先輩の同情を買うべく、話を大きくしようと思ったんだにゃ! 人が死んだなんて嘘をつくなんて、恥知らずな女だにゃあ」
だがここで、ミケの主張にジョーが待ったをかけた。
「……だが、それならもっと盛ってもおかしくないと思わないか。それに雪崩でチェリナだけが生き残ったと言うのは、手放しに『かわいそう……』と言えるものじゃない。『お前はどうしたんだ』と突っ込まれるのもあり得るか」
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