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第三十八話 恋の祭りは鬼火の如し
潜入計画
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おそらく『イビル教団が怪しい!』と言ったところで、まともに取り合ってくれないだろう。警備兵につまみ出されるだけだ。
ならば……何とかして潜入するしかない。
ここまで考えて、ナガレはふと顔を上げた。
「そう言えばジョー、どこでその情報を?」
「……金持ちの護衛どもが話しているのを、こっそり聞いたんだ。一部のマリーオウ貴族どもを、怪しいローブの連中が回っているらしい。警備の仕事が増えて大変だとボヤいていた」
「ほうほう」
「……そして、パーティにも現れるかもしれないから、どこの富豪もまるで競うみたいに警備の量を増やしている。どいつもこいつもパーティを警戒してるらしい」
「そんなに警戒されてるなら見切りをつけて諦めるんじゃない? イビル教団は数の暴力を甘く見るようなバカじゃない」
「……だが、奴らの能力は未知数だ。洗脳、変装などいくらでも手段は取れる。……むしろ、今まで姿を簡単に見せていたのはブラフかもしれない」
警備が増えると守りは強化されるが、その分ドカンと騒ぎが起こると一気に混乱する。それに乗じて悪事を働くこともできる。
「……とまあ、ここまで言ったが証拠はない。全て俺の推論だ。……どうする、ナガレ」
ジョーの言葉に、ナガレは即答した。
「あったりまえじゃん! オレたちもパーティに潜入しよう!」
「……フッ、そう言ってくれるのを、実は期待していたんだ。では、どう潜入するかだが……」
「ん、何か策があるの?」
「……ナガレ。言いにくいが、お前のウエスト家の助けを借りられないか」
「えっ?」
キョトンとするナガレ。
「……ウエスト家の運送会社、ネーベルカンパニー。どうやらマリーオウでも指折りの大企業らしい。人望も厚く、富裕層も注目している。さらに避難民への支援を率先して行っている……。ミャモ市長からすれば、是が非でも参加してほしいはずだ」
「そ、そうかなぁ」
「……カンパニーのリーダー、つまりお前の両親はパーティには非参加だろう。王都にいるんだから。……だが、そのご子息であるお前がスーさんなら……」
「入れるかもしれない……ってこと?」
彼の言葉に、ジョーは頷く。
うまく行くかは分からないが、とりあえず聞いてみるしかない!
「善は急げだ。パークレットさんのところに行こう! 現在時点のネーベルカンパニー管理トップのあの人なら、何とかできるかもしれない」
後輩たちには、うまく行けば説明すれば良い。普段着に着替えて、意気揚々と部屋を出たところ……。
ならば……何とかして潜入するしかない。
ここまで考えて、ナガレはふと顔を上げた。
「そう言えばジョー、どこでその情報を?」
「……金持ちの護衛どもが話しているのを、こっそり聞いたんだ。一部のマリーオウ貴族どもを、怪しいローブの連中が回っているらしい。警備の仕事が増えて大変だとボヤいていた」
「ほうほう」
「……そして、パーティにも現れるかもしれないから、どこの富豪もまるで競うみたいに警備の量を増やしている。どいつもこいつもパーティを警戒してるらしい」
「そんなに警戒されてるなら見切りをつけて諦めるんじゃない? イビル教団は数の暴力を甘く見るようなバカじゃない」
「……だが、奴らの能力は未知数だ。洗脳、変装などいくらでも手段は取れる。……むしろ、今まで姿を簡単に見せていたのはブラフかもしれない」
警備が増えると守りは強化されるが、その分ドカンと騒ぎが起こると一気に混乱する。それに乗じて悪事を働くこともできる。
「……とまあ、ここまで言ったが証拠はない。全て俺の推論だ。……どうする、ナガレ」
ジョーの言葉に、ナガレは即答した。
「あったりまえじゃん! オレたちもパーティに潜入しよう!」
「……フッ、そう言ってくれるのを、実は期待していたんだ。では、どう潜入するかだが……」
「ん、何か策があるの?」
「……ナガレ。言いにくいが、お前のウエスト家の助けを借りられないか」
「えっ?」
キョトンとするナガレ。
「……ウエスト家の運送会社、ネーベルカンパニー。どうやらマリーオウでも指折りの大企業らしい。人望も厚く、富裕層も注目している。さらに避難民への支援を率先して行っている……。ミャモ市長からすれば、是が非でも参加してほしいはずだ」
「そ、そうかなぁ」
「……カンパニーのリーダー、つまりお前の両親はパーティには非参加だろう。王都にいるんだから。……だが、そのご子息であるお前がスーさんなら……」
「入れるかもしれない……ってこと?」
彼の言葉に、ジョーは頷く。
うまく行くかは分からないが、とりあえず聞いてみるしかない!
「善は急げだ。パークレットさんのところに行こう! 現在時点のネーベルカンパニー管理トップのあの人なら、何とかできるかもしれない」
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