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第三十九話 窮蛭、閻魔を噛む
最期の一発
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「……終わりだな!」
直後、ジョーが駆けて行く。エンマフォックスは青い光に包まれて、輪郭くらいしか分からない。
「う、動けん……⁉︎」
「行けぇっ! ジョーッ!」「ジョー先輩ーーッ! やっちゃってーー!」
声援を受け、痛みを堪えジョーは走る。今度こそ、首に狙いを定める!
ダンッ!
「や、やめろ! 来るな……!」
「ネックスラッシュ!」
ブォンッ! ……ズバァーーンッ!
蒼き光に包まれたエンマフォックス。放たれた真紅の斬撃は、その首を切断した。
光に包まれた胴体が、どんどん小さくなっていく。やがて光が晴れると……そこには首がなくなった、ニンゲンの肉体、カエデの体があった。
切断された首の断面から、ドクドクと血を流している。ばったり倒れ伏し、ピクリとも動かない。
そしてエンマフォックスの首はごろんと地面に落ちた。驚愕の表情で、ジョーを見つめている。
「あ……あ……あ…………」
「……冥土の土産に教えてやる」
ジョーはその鼻先を踏みつける。そしてオブシディアンダガーを両手で構えた。
「……貴様のワッカーサを殺したジョー・アックスは……この俺だ!」
「あぁ……あ…………!」
ザシュッ!
~☆~☆~☆~☆~☆~
ボゥッ! パチパチパチッ……。
「……首が燃えている」
眉間に深々とダガーを刺され、絶望と失意のままに消え去ったカエデ。まるで焚き火のような小さな鬼火を立てて、キツネの首が燃えていく。
「……ぶった斬ったカエデの首を、マリーオウ詰所に持っていき突き出してやりたかったが。残念だ……」
おっかないことを言って、ジョーはダガーを収めた。
「……グッ……。な、ナガレ、回復薬ないか」
「え? えーっと待てよ、オレはずっと気絶してたし……お、あった!」
目立ったダメージは少ないナガレ。ベルトのポーチから、三本の回復薬を取り出した。ジョー、ニンフォ、タンデムに一本ずつ渡してやる。
「……すまん、助かる」「ありがとうナガレ先輩……」
手ひどくやられている二人は素直に飲んだが、タンデムは違った。傷口を開けないようゆっくりと立ち上がり、そのまま歩いてメルルの側に歩み寄った。
「お、おじさ、ま……か、勝ったの……?」
「あぁ……ああ……! メルル、言いたいことはたくさんあるが、まずはこれを飲むんだ」
メルルはグビグビと豪快に回復薬を飲み干す。小さな体のどこに、そんな容量があるのやら。
「ぷはぁーっ! お、おじさま……」
「メルル……なぜだ。なぜあんな危険な真似を。お前の命が危なかったんだぞ」
直後、ジョーが駆けて行く。エンマフォックスは青い光に包まれて、輪郭くらいしか分からない。
「う、動けん……⁉︎」
「行けぇっ! ジョーッ!」「ジョー先輩ーーッ! やっちゃってーー!」
声援を受け、痛みを堪えジョーは走る。今度こそ、首に狙いを定める!
ダンッ!
「や、やめろ! 来るな……!」
「ネックスラッシュ!」
ブォンッ! ……ズバァーーンッ!
蒼き光に包まれたエンマフォックス。放たれた真紅の斬撃は、その首を切断した。
光に包まれた胴体が、どんどん小さくなっていく。やがて光が晴れると……そこには首がなくなった、ニンゲンの肉体、カエデの体があった。
切断された首の断面から、ドクドクと血を流している。ばったり倒れ伏し、ピクリとも動かない。
そしてエンマフォックスの首はごろんと地面に落ちた。驚愕の表情で、ジョーを見つめている。
「あ……あ……あ…………」
「……冥土の土産に教えてやる」
ジョーはその鼻先を踏みつける。そしてオブシディアンダガーを両手で構えた。
「……貴様のワッカーサを殺したジョー・アックスは……この俺だ!」
「あぁ……あ…………!」
ザシュッ!
~☆~☆~☆~☆~☆~
ボゥッ! パチパチパチッ……。
「……首が燃えている」
眉間に深々とダガーを刺され、絶望と失意のままに消え去ったカエデ。まるで焚き火のような小さな鬼火を立てて、キツネの首が燃えていく。
「……ぶった斬ったカエデの首を、マリーオウ詰所に持っていき突き出してやりたかったが。残念だ……」
おっかないことを言って、ジョーはダガーを収めた。
「……グッ……。な、ナガレ、回復薬ないか」
「え? えーっと待てよ、オレはずっと気絶してたし……お、あった!」
目立ったダメージは少ないナガレ。ベルトのポーチから、三本の回復薬を取り出した。ジョー、ニンフォ、タンデムに一本ずつ渡してやる。
「……すまん、助かる」「ありがとうナガレ先輩……」
手ひどくやられている二人は素直に飲んだが、タンデムは違った。傷口を開けないようゆっくりと立ち上がり、そのまま歩いてメルルの側に歩み寄った。
「お、おじさ、ま……か、勝ったの……?」
「あぁ……ああ……! メルル、言いたいことはたくさんあるが、まずはこれを飲むんだ」
メルルはグビグビと豪快に回復薬を飲み干す。小さな体のどこに、そんな容量があるのやら。
「ぷはぁーっ! お、おじさま……」
「メルル……なぜだ。なぜあんな危険な真似を。お前の命が危なかったんだぞ」
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